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東洋大学 平成29年度私立大学研究ブランディング …...2017/11/29  · ³´FE$...

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Page 1: 東洋大学 平成29年度私立大学研究ブランディング …...2017/11/29  · ³´FE$ 7878 7878 4545 4545 5Ù ¼Û! 66 66 ÞÞ ÞÞ 7 7 7 0 éÛ $ Q nÞ A 9?ß êV! ü _

東洋大学

東洋大学東洋大学

東洋大学

 本研究事業では以下の3つの研究テーマを中心に展開する。これらの研究テーマは大学のブランディン

グを高める全学的な研究テーマであり、それぞれが有機的に連携して大きな研究成果となる。

①科学的根拠に基づいたアスリートサポート技術の多階層的研究:

 アスリートの

アスリートのアスリートの

アスリートのパフォ

パフォパフォ

パフォー

ーー

ーマ

ママ

マンスを100

ンスを100ンスを100

ンスを100%

%%

%発

発発

発揮

揮揮

揮するために、

するために、するために、

するために、運

運運

運動生理学・神

動生理学・神動生理学・神

動生理学・神経

経経

経生理学および

生理学および生理学および

生理学および循環

循環循環

循環生理学の多

生理学の多生理学の多

生理学の多

階層的なサポートを目

階層的なサポートを目階層的なサポートを目

階層的なサポートを目標

標標

標に、トレーニング

に、トレーニングに、トレーニング

に、トレーニング過程

過程過程

過程において

においてにおいて

において負荷

負荷負荷

負荷のかかる

のかかるのかかる

のかかる様々

様々様々

様々なストレス(

なストレス(なストレス(

なストレス(フ

フフ

フィジ

ィジィジ

ィジカ

カカ

カル・メ

ル・メル・メ

ル・メ

ンタルストレス)を

ンタルストレス)をンタルストレス)を

ンタルストレス)を客観

客観客観

客観的に可視化し、それを解

的に可視化し、それを解的に可視化し、それを解

的に可視化し、それを解消

消消

消するコーピング法の確立

するコーピング法の確立するコーピング法の確立

するコーピング法の確立を目指す。さらにIoTを用い

IoTを用いIoTを用い

IoTを用い

たた

たセ

セセ

セル

ルル

ルフ

フフ

フコンディ

コンディコンディ

コンディシ

シシ

ショニング

ョニングョニング

ョニングシ

シシ

システ

ステステ

ステム

ムム

ムの構築を目

の構築を目の構築を目

の構築を目指

指指

指し、

し、し、

し、収集

収集収集

収集したデータを

したデータをしたデータを

したデータをA

AA

AIによ

IによIによ

Iにより

りり

り競技力向上

競技力向上競技力向上

競技力向上指標

指標指標

指標とし

としとし

とし

てて

て選手

選手選手

選手に

にに

にフ

フフ

フィー

ィーィー

ィードバ

ドバドバ

ドバック

ックック

ックする。一般にトップアスリートは、各国のスポーツ関連施設で最先端のトレー

ニングが行われているが、その医学的・生理学的な裏づけがなされていないまま実施されている場合もあ

り、アスリートの健康上の問題につながる可能性がある。例えば高地や高温高湿環境でのトレーニング

は、生体適応性や持久力を高めるためには効果があるとされているが、生体の組織・細胞には過度な低酸

素または暑熱ストレスが負荷されることでそのフィードバック機構により、逆にパフォーマンスを下げる

場合もある。そこでトレーニングによる

トレーニングによるトレーニングによる

トレーニングによる様々

様々様々

様々なストレス応

なストレス応なストレス応

なストレス応答

答答

答と

とと

と循環

循環循環

循環系・神

系・神系・神

系・神経

経経

経系・

系・系・

系・免疫

免疫免疫

免疫系の

系の系の

系の変

変変

変動を解

動を解動を解

動を解析

析析

し、

し、し、

し、客観

客観客観

客観的に可視化で

的に可視化で的に可視化で

的に可視化でき

きき

きる

るる

るシ

シシ

システ

ステステ

ステム

ムム

ムの開発

の開発の開発

の開発を目指す(H29~H31)。またデジタル

デジタルデジタル

デジタルペ

ペペ

ペンによるメンタル不

ンによるメンタル不ンによるメンタル不

ンによるメンタル不

調と

調と調と

調と(H

(H(H

(H2

22

29

99

9〜H3

〜H3〜H3

〜H30

00

0)

))

)、

、、

、シ

シシ

シート

ートート

ートセ

セセ

センサと

ンサとンサと

ンサと光

光光

光トポグラ

トポグラトポグラ

トポグラフ

フフ

フィーを用いた

ィーを用いたィーを用いた

ィーを用いた睡眠

睡眠睡眠

睡眠の

のの

の質

質質

質と

とと

と循環機能

循環機能循環機能

循環機能の

のの

の評価

評価評価

評価系の確立

系の確立系の確立

系の確立を行う

(H29~H30)。これらの研究成果を基に、ストレスコーピング法を開発し、

ストレスコーピング法を開発し、ストレスコーピング法を開発し、

ストレスコーピング法を開発し、産官

産官産官

産官学

学学

学連携

連携連携

連携で実

で実で実

で実証

証証

証する(H31〜

H32)。さらにIoTを用いたコンディ

IoTを用いたコンディIoTを用いたコンディ

IoTを用いたコンディシ

シシ

ショニング

ョニングョニング

ョニングシ

シシ

システ

ステステ

ステム

ムム

ムの開発と実

の開発と実の開発と実

の開発と実地検証

地検証地検証

地検証を行う(H29~H32)。東洋大学は

これまでに、箱根駅伝、オリンピック競技大会を始めとして、多くのアスリートを輩出している。本研究

テーマの成果をアスリート個々に適応できれば、更なるパフォーマンスの向上を見込むことができ、オリ

ンピック東京大会に限らず、様々な国内外の大会に持続

持続持続

持続的にアスリートを

的にアスリートを的にアスリートを

的にアスリートを輩

輩輩

輩出することで、本学のブラ

出することで、本学のブラ出することで、本学のブラ

出することで、本学のブラ

ンン

ンド

ドド

ド力を高める

力を高める力を高める

力を高めることが期待できる。

②暑熱ストレスの可視化研究と熱中症サポート法の開発:

 我が国では、熱中症による死亡者数が昨年は約1000人、救急搬送者は5万人超、潜在的な熱中症発症者

は高齢者を中心に約100万人に達しており、非常に大きな社会問題となっている。2020年オリンピック東

京大会は7月後半の猛暑と多湿の季節に開催されることから、世界

世界世界

世界各

各各

各国から

国から国から

国から訪

訪訪

訪れる競技

れる競技れる競技

れる競技選手

選手選手

選手・競技関係者

・競技関係者・競技関係者

・競技関係者

および

およびおよび

および観戦

観戦観戦

観戦者の熱中症発症者

者の熱中症発症者者の熱中症発症者

者の熱中症発症者数

数数

数が、

が、が、

が、激

激激

激増することが

増することが増することが

増することが予想

予想予想

予想されている。東洋大学では様々な角度からオリ

ンピックの成功を支援する活動を提唱しており、この急務の社会問題に対しても熱中症対策研究チー

熱中症対策研究チー熱中症対策研究チー

熱中症対策研究チーム

ムム

をを

を昨年

昨年昨年

昨年度から

度から度から

度から設

設設

設立し、多階層的に熱中症を解

立し、多階層的に熱中症を解立し、多階層的に熱中症を解

立し、多階層的に熱中症を解析

析析

析し、そのコーピング法の開発研究

し、そのコーピング法の開発研究し、そのコーピング法の開発研究

し、そのコーピング法の開発研究を行っている。

(http://www.toyo.ac.jp/site/bme/bme-index.html)。具体的には、暑熱ストレスが生体に

暑熱ストレスが生体に暑熱ストレスが生体に

暑熱ストレスが生体に与

与与

与える

えるえる

える影響

影響影響

影響

を、遺伝子・

を、遺伝子・を、遺伝子・

を、遺伝子・細胞

細胞細胞

細胞・動

・動・動

・動物

物物

物レベル、そして

レベル、そしてレベル、そして

レベル、そしてヒ

ヒヒ

ヒト個体レベルで可視化し、熱中症の発症メ

ト個体レベルで可視化し、熱中症の発症メト個体レベルで可視化し、熱中症の発症メ

ト個体レベルで可視化し、熱中症の発症メカ

カカ

カニ

ニニ

ニズム

ズムズム

ズムを根本的

を根本的を根本的

を根本的

に解

に解に解

に解明

明明

明する。さらに、熱中症発症

熱中症発症熱中症発症

熱中症発症前

前前

前に特

に特に特

に特徴

徴徴

徴的に

的に的に

的に現

現現

現れる生体

れる生体れる生体

れる生体バ

ババ

バイオ

イオイオ

イオマ

ママ

マー

ーー

ーカ

カカ

カーや生体

ーや生体ーや生体

ーや生体信号

信号信号

信号を

をを

を非侵襲

非侵襲非侵襲

非侵襲的に

的に的に

的に測

測測

測定

定定

でで

でき

きき

きる

るる

るウェ

ウェウェ

ウェアラブル

アラブルアラブル

アラブル装置

装置装置

装置の開発

の開発の開発

の開発(H29~H31)、熱中症対策(

熱中症対策(熱中症対策(

熱中症対策(予防

予防予防

予防)

))

)効

効効

効果が

果が果が

果が期待

期待期待

期待で

でで

でき

きき

きる

るる

る機能

機能機能

機能性成

性成性成

性成分

分分

分を含

を含を含

を含む飲

む飲む飲

む飲

料料

料や

やや

や食品

食品食品

食品の開発を、

の開発を、の開発を、

の開発を、食品

食品食品

食品・

・・

・製薬企

製薬企製薬企

製薬企業と

業と業と

業と共同

共同共同

共同で実

で実で実

で実施

施施

施する(H30〜H33)。また、地球温暖化に伴い熱中症は、

アジア諸国を始めグローバルな環境問題としても取り上げられていることから、アジア諸国研究

アジア諸国研究アジア諸国研究

アジア諸国研究機

機機

機関の

関の関の

関の

グロー

グローグロー

グローバ

ババ

バル研究拠点として

ル研究拠点としてル研究拠点として

ル研究拠点として共同

共同共同

共同で暑熱問題に

で暑熱問題にで暑熱問題に

で暑熱問題に取り組む

取り組む取り組む

取り組む(H30~H33)。これらの研究成果が実用化され、熱

熱熱

中症の発症者

中症の発症者中症の発症者

中症の発症者数

数数

数が

がが

が半減

半減半減

半減すると、2020年オリンピック東京大会のみならず、グロー

グローグロー

グローバ

ババ

バルな社会問題(

ルな社会問題(ルな社会問題(

ルな社会問題(環

環環

境境

境、健康、

、健康、、健康、

、健康、産

産産

産業)に対しても

業)に対しても業)に対しても

業)に対しても持続

持続持続

持続的に

的に的に

的に寄与

寄与寄与

寄与することができる。

③高齢者ヘルスサポートシステムの開発:

 このようにアスリートおよび熱中症を対

アスリートおよび熱中症を対アスリートおよび熱中症を対

アスリートおよび熱中症を対象

象象

象に開発したサポート技術は、一般国民への健康サポート技

に開発したサポート技術は、一般国民への健康サポート技に開発したサポート技術は、一般国民への健康サポート技

に開発したサポート技術は、一般国民への健康サポート技

術への展開も

術への展開も術への展開も

術への展開も容易

容易容易

容易であ

であであ

であり

りり

り、2020

、2020、2020

、2020年

年年

年オリンピック・

オリンピック・オリンピック・

オリンピック・パ

パパ

パラリンピック東

ラリンピック東ラリンピック東

ラリンピック東京

京京

京大会

大会大会

大会以降

以降以降

以降も

もも

も引き続き

引き続き引き続き

引き続き、日本が抱え

、日本が抱え、日本が抱え

、日本が抱え

る超高齢社会を支える一

る超高齢社会を支える一る超高齢社会を支える一

る超高齢社会を支える一助

助助

助となる

となるとなる

となる。現在我が国では、65歳以上の高齢者が約3400万人に達し、うち要介

護者数は600万人を超えている。さらに、身体機能、認知機能および生理機能などが低下したことで、ス

トレスに対する脆弱性が亢進している「フレイル」と呼ばれる要介護予備群

要介護予備群要介護予備群

要介護予備群の高齢者

の高齢者の高齢者

の高齢者が増加している。

このような要介護予備軍に対して、運動習慣、栄養および心理社会的な適切なサポートの提供により、心

身の状態を改善し、要介護に至るのを防ぐことができると日本老年医学会では提唱している。そこで本研

究では、要介護予備軍の高齢者に対して、身体的および精神的サポートを計画している。身

身身

身体的サポー

体的サポー体的サポー

体的サポー

トでは、

トでは、トでは、

トでは、前述

前述前述

前述したアスリートサポート技術の研究を基に、高齢者の体力レベルや嗜好に沿った正しいス

したアスリートサポート技術の研究を基に、高齢者の体力レベルや嗜好に沿った正しいスしたアスリートサポート技術の研究を基に、高齢者の体力レベルや嗜好に沿った正しいス

したアスリートサポート技術の研究を基に、高齢者の体力レベルや嗜好に沿った正しいス

ポーツの知識とトレーニング方法に、医学的・生理学的

ポーツの知識とトレーニング方法に、医学的・生理学的ポーツの知識とトレーニング方法に、医学的・生理学的

ポーツの知識とトレーニング方法に、医学的・生理学的側面

側面側面

側面を

をを

を取り入

取り入取り入

取り入れた、総合的なサポート技術を構

れた、総合的なサポート技術を構れた、総合的なサポート技術を構

れた、総合的なサポート技術を構

築築

築する(H31~H33)。特に高齢者の筋力低下は、ロコモティブ症候群や筋肉減弱症を引き起こすことから、

早期の介入プログラムを導入することにより、健康寿命の延伸が期待できる。また、心理・精神的サ

心理・精神的サ心理・精神的サ

心理・精神的サ

ポートでは、メンタル不調の解

ポートでは、メンタル不調の解ポートでは、メンタル不調の解

ポートでは、メンタル不調の解析

析析

析技術を応用

技術を応用技術を応用

技術を応用し(H29〜H31)、フ

フフ

フレイル

レイルレイル

レイル状態

状態状態

状態を

をを

を早期

早期早期

早期に発

に発に発

に発見

見見

見し、

し、し、

し、適切

適切適切

適切なスト

なストなスト

なスト

レスコーピング法によ

レスコーピング法によレスコーピング法によ

レスコーピング法により

りり

り精神症

精神症精神症

精神症状

状状

状の

のの

の重

重重

重症化(

症化(症化(

症化(う

うう

うつ

つつ

つ病等

病等病等

病等)を

)を)を

)を防ぐ

防ぐ防ぐ

防ぐことができる。さらに前述の熱中症対策

を応用することで、熱中症による死亡者数の5割を占める高齢者の重症化を防ぐことが可能となる。この

ように本研究テーマの成果は、高齢者ヘルスサポートの社会実

高齢者ヘルスサポートの社会実高齢者ヘルスサポートの社会実

高齢者ヘルスサポートの社会実装

装装

装化が可

化が可化が可

化が可能

能能

能とな

となとな

となり

りり

り、

、、

、今

今今

今後

後後

後予想

予想予想

予想される

されるされる

される要介

要介要介

要介

護護

護高齢者の増加を

高齢者の増加を高齢者の増加を

高齢者の増加を防ぐ

防ぐ防ぐ

防ぐ一

一一

一助

助助

助となることから、社会的かつ

となることから、社会的かつとなることから、社会的かつ

となることから、社会的かつ経済

経済経済

経済的

的的

的意義

意義意義

意義は大

は大は大

は大き

きき

きく、

く、く、

く、全

全全

全国的および国

国的および国国的および国

国的および国際

際際

際的にも

的にも的にも

的にも

重要

重要重要

重要な研究

な研究な研究

な研究として位置づけられる。

(2)期待される研究成果

3

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3.ブランディング戦略(5ページ以内)

東洋大学

東洋大学東洋大学

東洋大学

(1)東洋大学の将来ビジョン

 東洋大学では、「諸学の基礎は哲学にあり」という建学の精神を教育の基本とし、異なる学問分野同士の融合、

異なる学問分野同士の融合、異なる学問分野同士の融合、

異なる学問分野同士の融合、

連携を図ることにより、地球社会の未来を拓き、知的イノベーション拠点の確立を骨子とする将来ビジョン「東洋大

連携を図ることにより、地球社会の未来を拓き、知的イノベーション拠点の確立を骨子とする将来ビジョン「東洋大連携を図ることにより、地球社会の未来を拓き、知的イノベーション拠点の確立を骨子とする将来ビジョン「東洋大

連携を図ることにより、地球社会の未来を拓き、知的イノベーション拠点の確立を骨子とする将来ビジョン「東洋大

学ビジョン Beyond 2020」を策定し公表

学ビジョン Beyond 2020」を策定し公表学ビジョン Beyond 2020」を策定し公表

学ビジョン Beyond 2020」を策定し公表している。http://www.toyo.ac.jp/beyond2020/

これは、「グローバリゼーション」「イノベーション」「創造力」「人間価値」という4つのキー・コンセプトによる大学改

革を目指したものであり、「創造力」の項目では「研究者×イノベーターで、産学連携を創造する」ことを約束

「創造力」の項目では「研究者×イノベーターで、産学連携を創造する」ことを約束「創造力」の項目では「研究者×イノベーターで、産学連携を創造する」ことを約束

「創造力」の項目では「研究者×イノベーターで、産学連携を創造する」ことを約束して

いる。

 また、「Innovation」「Education」「Research」「Globalization」「Management」の5つに分け、それぞれの詳細な行動

計画を策定している。本事業は、その中の「健康先進国として世界をリードするプロジェクトの推進」「国内外の先

「健康先進国として世界をリードするプロジェクトの推進」「国内外の先「健康先進国として世界をリードするプロジェクトの推進」「国内外の先

「健康先進国として世界をリードするプロジェクトの推進」「国内外の先

端企業とのネットワークの形成」「研究の国際価値の向上」「チーム東洋の総合力の発揮」を体現するもの

端企業とのネットワークの形成」「研究の国際価値の向上」「チーム東洋の総合力の発揮」を体現するもの端企業とのネットワークの形成」「研究の国際価値の向上」「チーム東洋の総合力の発揮」を体現するもの

端企業とのネットワークの形成」「研究の国際価値の向上」「チーム東洋の総合力の発揮」を体現するものである。

 私立大学ブランディング事業のタイプBの「先端的・学際的な研究拠点の整備により、全国的あるいは国際的な

経済・社会の発展、科学技術の進展に寄与する研究」という目的にも合致している。

 

  この将来ビジョンは、大学内部だけではなく、平成28年の11月に主要新聞の1面広告の掲出、パンフレットの作

成、ホームページへの掲載により、外部にも広く公表しているものである。

 更に、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会の開催をきっかけに、五輪閉幕後も長きにわたって継続す

五輪閉幕後も長きにわたって継続す五輪閉幕後も長きにわたって継続す

五輪閉幕後も長きにわたって継続す

る東洋大学とスポーツの有機的な関係性を構築すべく「TOYO SPORTS VISION」を策定し公表

る東洋大学とスポーツの有機的な関係性を構築すべく「TOYO SPORTS VISION」を策定し公表る東洋大学とスポーツの有機的な関係性を構築すべく「TOYO SPORTS VISION」を策定し公表

る東洋大学とスポーツの有機的な関係性を構築すべく「TOYO SPORTS VISION」を策定し公表している。

https://www.toyo.ac.jp/site/toyo-sports/sportsvision.html

 この将来ビジョンの4つの柱のうちの1つを「スポーツに関する「学術的アプローチ」の展開」

柱のうちの1つを「スポーツに関する「学術的アプローチ」の展開」柱のうちの1つを「スポーツに関する「学術的アプローチ」の展開」

柱のうちの1つを「スポーツに関する「学術的アプローチ」の展開」としており、具体的に

は、「総合大学の強みを活かし、スポーツに関する多角的な学術研究を強く推進し、その学術的アプローチに

「総合大学の強みを活かし、スポーツに関する多角的な学術研究を強く推進し、その学術的アプローチに「総合大学の強みを活かし、スポーツに関する多角的な学術研究を強く推進し、その学術的アプローチに

「総合大学の強みを活かし、スポーツに関する多角的な学術研究を強く推進し、その学術的アプローチに

よって生み出された知的資源を、東洋大生のスポーツへの理解促進や、健康増進、競技力向上などのために、さ

よって生み出された知的資源を、東洋大生のスポーツへの理解促進や、健康増進、競技力向上などのために、さよって生み出された知的資源を、東洋大生のスポーツへの理解促進や、健康増進、競技力向上などのために、さ

よって生み出された知的資源を、東洋大生のスポーツへの理解促進や、健康増進、競技力向上などのために、さ

らには社会一般に向けて積極的に還元」する

らには社会一般に向けて積極的に還元」するらには社会一般に向けて積極的に還元」する

らには社会一般に向けて積極的に還元」することを宣言している。

 本事業以外でも、食環境科学部の陸上競技部女子長距離部門と連携したアスリートの健康管理、総合情報学部

のラグビー部員から取得した心理生体データをメンタルケアに反映させる取り組み、スポーツ庁の「女性アスリート

育成・支援プロジェクト」に採択された食環境科学部を中心とした研究プロジェクトなど、数多くのスポーツに関する

多角的な学術研究が進んでいる。

 また、平成29年度から平成32年度までの期間を対象に、学長主導のもと「東洋大学 オリンピック・パラリンピック特

別プロジェクト研究助成制度」を創設した。これは、新たなイノベーションの創出に繋がり、2020年の東京オリンピッ

ク・パラリンピック開催後も持続性を持って、継続的に研究成果を社会に還元できる、人文・社会科学から自然科学

まで全ての分野にわたるオリンピック・パラリンピック関連の研究に対して、年間5,000千円から30,000千円の研究を

6件程度助成する制度である。この制度には、様々な学問領域から採択予定数を超えた多くの申請があったが、こ

れは、「TOYO SPORTS VISION」の内容が学内に周知・理解されている

「TOYO SPORTS VISION」の内容が学内に周知・理解されている「TOYO SPORTS VISION」の内容が学内に周知・理解されている

「TOYO SPORTS VISION」の内容が学内に周知・理解されていることの証左と考えられる。

 このような「TOYO SPORTS VISION」を背景とした全学的、あるいは部局による取り組みは、東洋大学2020東京

オリンピック・パラリンピック連携事業推進委員会主催のロンドン五輪に多様な面で貢献したイースト・ロンドン大学

副学長のダスティ・アムロリワラ氏の講演会など多岐にわたる。

4

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東洋大学

東洋大学東洋大学

東洋大学

(2)本事業を通じて浸透させたい東洋大学のイメージ

 リオ五輪においては、東洋大学の学生オリンピアンが水泳、陸上などの競技で活躍した。その活躍もあって、東

洋大学はスポーツで成果をあげている大学というイメージは浸透している。しかし、彼らの活躍が前述したような学

術研究によって得られた科学的知見に裏づけされた指導による面もあるということは大学外に浸透していない。

 リオ五輪の400メートルリレー競技において、日本チームが銀メダルを獲得した要因の一つが、日本チームだけが

採用しているアンダーハンドパスであると言われている。バトンの受け手が手のひらを下に向け、渡し手が下から上

方向にバトンを差し出す。腕を伸ばさない分、利得距離は稼げないものの、より走る姿勢に近い状態でパスができ

るので、減速が少ないというメリットがある。このアンダーハンドパスを科学的に分析し、数年にわたり、改善を進め

た日本代表短距離コーチの一人が、本事業の研究メンバーにもなっている土江教授である。

 このような学術研究によって得られた科学的な知見のサポートも、東洋大学のアスリートの活躍につながってい

学術研究によって得られた科学的な知見のサポートも、東洋大学のアスリートの活躍につながってい学術研究によって得られた科学的な知見のサポートも、東洋大学のアスリートの活躍につながってい

学術研究によって得られた科学的な知見のサポートも、東洋大学のアスリートの活躍につながってい

る面があることは社会に伝えきれていない

る面があることは社会に伝えきれていないる面があることは社会に伝えきれていない

る面があることは社会に伝えきれていない。

 また、「TOYO SPORTS VISION」に「総合大学の強みを活かし」とあるものの、130年の歴史の中で、創立から70

年以上、文系のみの大学であったためか、社会には文系の大学であるというイメージが流布し、文系のみならず理

文系のみならず理文系のみならず理

文系のみならず理

系の分野でも高度な研究が活発に行われているという実際のイメージが浸透していない

系の分野でも高度な研究が活発に行われているという実際のイメージが浸透していない系の分野でも高度な研究が活発に行われているという実際のイメージが浸透していない

系の分野でも高度な研究が活発に行われているという実際のイメージが浸透していない。

 株式会社リクルートホールディングスが、昨年、高校生を対象にした進学ブランド力調査において、東洋大学は

関東エリアの知名度は12位となっている。ただし、文理別に見ると、文系12位 75.5%、理系20位 69.7%で、文系と

文系と文系と

文系と

理系の学部で知名度に差があり、理系の学部が東洋大学にあることを知る高校生は7割を切っている

理系の学部で知名度に差があり、理系の学部が東洋大学にあることを知る高校生は7割を切っている理系の学部で知名度に差があり、理系の学部が東洋大学にあることを知る高校生は7割を切っている

理系の学部で知名度に差があり、理系の学部が東洋大学にあることを知る高校生は7割を切っている。

http://souken.shingakunet.com/college_m/2016/09/200-sep-oct2016-3e8e.html

 

 今回の申請にあたり、SNS(Facebook、Twitter)のエンゲージメント(「シェア」「いいね」「コメント数」等)の調査を広

報課が行った。調査によると、東洋大学の理系の内容の情報発信に比して、文系の内容に関してのエンゲージメ

ント量が極めて高いこともわかった。

 

 株式会社リクルートホールディングスの調査の「クラブ・サークル活動が盛んである」という項目で、東洋大学は8

位となっている。また、SNSの調査においても、運動部関連の発信は非常にエンゲージメントが高いものになってい

る。これらの調査結果は、東洋大学の日本を代表する運動部学生の活躍だと考えられるが、スポーツで活躍する

スポーツで活躍するスポーツで活躍する

スポーツで活躍する

人材を輩出している大学というイメージを利用し、そこには科学的な研究の知見の裏づけもあること、また、文系の

人材を輩出している大学というイメージを利用し、そこには科学的な研究の知見の裏づけもあること、また、文系の人材を輩出している大学というイメージを利用し、そこには科学的な研究の知見の裏づけもあること、また、文系の

人材を輩出している大学というイメージを利用し、そこには科学的な研究の知見の裏づけもあること、また、文系の

みならず理系も含めた高度な研究・教育が行われている総合大学であることのイメージの浸透

みならず理系も含めた高度な研究・教育が行われている総合大学であることのイメージの浸透みならず理系も含めた高度な研究・教育が行われている総合大学であることのイメージの浸透

みならず理系も含めた高度な研究・教育が行われている総合大学であることのイメージの浸透を本事業の実施に

より図りたい。

 

 本事業のステークホルダーは、受験生、在学生及び保護者、卒業生、企業と広く国民全体を設定する。また、海

外の研究者も本事業の対象として設定する。国民全体の抱く東洋大学のイメージも、前述した高校生のものに近

いと思われる。国民全体に、文系のみならず理系も含めた高度な研究・教育が行われている総合大学であることを

浸透するためのブランディング戦略を実施していく。

 

 また、東洋大学はタイムズ・ハイヤー・エデュケーション社(THE社)が行っている世界大学ランキングにランクイン

できていないが、その要因の一つとして、海外の研究者に対する評判調査のポイントが低いことが、調査により判

明している。

  平成26年に、東洋大学は文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」のタイプB(グローバル化牽引型)

に「TOYO GLOBAL DIAMONDS グローバルリーダーの集うアジアのハブ大学を目指して」の構想で採択された。

 この構想の実施により、教育分野での学内の国際化の進捗は著しいものがある。研究の分野でも「東洋大学ビ

研究の分野でも「東洋大学ビ研究の分野でも「東洋大学ビ

研究の分野でも「東洋大学ビ

ジョン Beyond2020」の行動目標に挙

ジョン Beyond2020」の行動目標に挙ジョン Beyond2020」の行動目標に挙

ジョン Beyond2020」の行動目標に挙げ

げげ

げている「総合的な

ている「総合的なている「総合的な

ている「総合的なグ

ググ

グロー

ローロー

ローバル

バルバル

バル研究を行い、高い研究力を

研究を行い、高い研究力を研究を行い、高い研究力を

研究を行い、高い研究力を擁

擁擁

擁する知的

する知的する知的

する知的ピ

ピピ

ピラ

ララ

ミミ

ミッドを形成する」ことの実現を、本

ッドを形成する」ことの実現を、本ッドを形成する」ことの実現を、本

ッドを形成する」ことの実現を、本事

事事

事業の国際的な研究により

業の国際的な研究により業の国際的な研究により

業の国際的な研究により牽引

牽引牽引

牽引する。

 そのことで、「スー

そのことで、「スーそのことで、「スー

そのことで、「スーパ

パパ

パー

ーー

ーグ

ググ

グロー

ローロー

ローバル

バルバル

バル大学創成

大学創成大学創成

大学創成支援

支援支援

支援」

」」

」事

事事

事業の実

業の実業の実

業の実施

施施

施により生まれつつある国際的な大学であるという

により生まれつつある国際的な大学であるというにより生まれつつある国際的な大学であるという

により生まれつつある国際的な大学であるという

イメージをより強

イメージをより強イメージをより強

イメージをより強固

固固

固なものにしていく

なものにしていくなものにしていく

なものにしていく。

。。

 具体的には、世界大学ランキングの研究力の指標になっている国際ジャーナルへの研究論文の掲載、論文の引

用数の増加を図る。また、海外の主要学会での発表、海外研究者の招聘等を通じて、東洋大学の研究の国際的

プレゼンスを高める。

(3)本事業の情報発信の内容と手段

  ブランドは単なる知名度とは異なり、ステークホルダーに東洋大学の価値の高さを認めてもらわないと発生しな

い。ステークホルダーそれぞれの立場によって、何に価値を高く認めるかは異なるため、情報発信の内容・手段は

自ずと異なることとなる。

  現在のネット社会がブランディングに及ぼした影響は大きなものがあり、有効な情報発信の方法も変化してい

る。ネット社会では、個人も企業もSNS等のメディアを保有しており、発信した情報がそれらの保有メディアから拡散

されるなど、影響力の大きさは。既存のTV・新聞・雑誌等のマス・メディアを凌ぐ場合もある。そのため、ブラン

ブランブラン

ブランディ

ディディ

ディ

ンン

ング戦略

グ戦略グ戦略

グ戦略としては、あら

としては、あらとしては、あら

としては、あらゆ

ゆゆ

ゆるス

るスるス

るステ

テテ

テーク

ークーク

ークホルダ

ホルダホルダ

ホルダーに向けた

ーに向けたーに向けた

ーに向けた情報

情報情報

情報発信は、

発信は、発信は、

発信は、個

個個

個人や企業のSNSと

人や企業のSNSと人や企業のSNSと

人や企業のSNSと親和

親和親和

親和性の高い

性の高い性の高い

性の高いホ

ホホ

ホーム

ームーム

ーム

ペペ

ページやSNSで行うことは必

ージやSNSで行うことは必ージやSNSで行うことは必

ージやSNSで行うことは必須

須須

須である。

5

Page 4: 東洋大学 平成29年度私立大学研究ブランディング …...2017/11/29  · ³´FE$ 7878 7878 4545 4545 5Ù ¼Û! 66 66 ÞÞ ÞÞ 7 7 7 0 éÛ $ Q nÞ A 9?ß êV! ü _

東洋大学

東洋大学東洋大学

東洋大学

 SNSのエンゲージメント調査では、本学の理系学部や他の理系大学のSNSの発信に対してのエンゲージメントが

低いことがわかった。しかし、発信内容が研究の文

発信内容が研究の文発信内容が研究の文

発信内容が研究の文脈

脈脈

脈が強

が強が強

が強過ぎ

過ぎ過ぎ

過ぎるために、

るために、るために、

るために、広

広広

広く

くく

く拡散

拡散拡散

拡散されない

されないされない

されないのではないかというの

が広報課の分析である。

 また、大学関連の発信でエンゲージメントが高く、本申請に関連があるものは以下のように集約できた。

①生活者の関心に応える研究

②社会をより良くする研究

③科学的かつ合理的なスポーツトレーニング方法

④研究者による有益な情報発信

⑤学生の活躍や大学文化への興味

⑥大学や教育の未来に対しての期待

 これらを考慮すると、本

本本

本事

事事

事業のような理系分野の研究成

業のような理系分野の研究成業のような理系分野の研究成

業のような理系分野の研究成果

果果

果を、

を、を、

を、広

広広

広く社会に

く社会にく社会に

く社会に広報

広報広報

広報する

するする

する戦略

戦略戦略

戦略としては、「生活者の関

としては、「生活者の関としては、「生活者の関

としては、「生活者の関

心心

心に

にに

に応

応応

応える」「社会をより

える」「社会をよりえる」「社会をより

える」「社会をより良

良良

良くする」という

くする」というくする」という

くする」という視

視視

視点

点点

点を取り込んで、SNSで発信することになろう。

 また、SNSから東洋大学のサイトに誘導して、動

動動

動画

画画

画や、

や、や、

や、情報

情報情報

情報・

・・

・デ

デデ

データ・知

ータ・知ータ・知

ータ・知識

識識

識を

をを

を視覚

視覚視覚

視覚的に表現したイン

的に表現したイン的に表現したイン

的に表現したインフォグ

フォグフォグ

フォグラ

ララ

ラフィ

フィフィ

フィッ

ッッ

クを用いて、研究成

クを用いて、研究成クを用いて、研究成

クを用いて、研究成果

果果

果を分かりやすく、

を分かりやすく、を分かりやすく、

を分かりやすく、親

親親

親しみやすく、

しみやすく、しみやすく、

しみやすく、身近

身近身近

身近に

にに

に感じ

感じ感じ

感じてもらう

てもらうてもらう

てもらうことを目指す。

 しかしながら、本事業のメンバーである望月教授のバイオミメティクスの知見を利用した東京五輪用の純国産カ

ヌー製作の開始は、TVと新聞の報道により大きな話題となった。旧来のマス・メディアの影響力も依然大きいため、

マス・メディアへのニュース・リリースについても積極的に行う。

 

 これに関しては、本学の広報課は、PR会社と連携し、日常的に数多くのニュース・リリースをマス・メディアに向け

て発信している。その際には、本学のブランド価値が上昇するかの視点のもと、情報の取捨選択とコンテンツ作成

を行っており、本事業の発信においても、そのスキルが充分に発揮されることと思われる。

 

 今回のブラン

ブランブラン

ブランディ

ディディ

ディン

ンン

ング戦略

グ戦略グ戦略

グ戦略策定にあたっても、PR会社から

策定にあたっても、PR会社から策定にあたっても、PR会社から

策定にあたっても、PR会社から情報

情報情報

情報発信

発信発信

発信手段

手段手段

手段・内容について

・内容について・内容について

・内容について意

意意

意見

見見

見聴

聴聴

聴取を行い

取を行い取を行い

取を行い、次の

ようなアドバイスを得た。

 ①大学を取り

大学を取り大学を取り

大学を取り巻

巻巻

巻く

くく

く様々

様々様々

様々なス

なスなス

なステ

テテ

テーク

ークーク

ークホルダ

ホルダホルダ

ホルダーとの

ーとのーとの

ーとのハ

ハハ

ハブの

ブのブの

ブの役

役役

役割をメ

割をメ割をメ

割をメディ

ディディ

ディアに

アにアに

アに担

担担

担ってもらうことにより、

ってもらうことにより、ってもらうことにより、

ってもらうことにより、情報

情報情報

情報を

をを

を広

広広

広く伝える

く伝えるく伝える

く伝える

ことができる

ことができることができる

ことができる。

 ②広告と違い、記者が客観性に基づき記事を書き、記事になるかどうかはメディアが判断するので、東洋大学の

主張をそのまま発信することはできない。ただし、ス

スス

ステ

テテ

テーク

ークーク

ークホルダ

ホルダホルダ

ホルダーからすれ

ーからすれーからすれ

ーからすれば

ばば

ば、

、、

、第三

第三第三

第三者である

者である者である

者である報道

報道報道

報道発の

発の発の

発の情報

情報情報

情報として

としてとして

として

受入

受入受入

受入れるため、

れるため、れるため、

れるため、情報

情報情報

情報の信

の信の信

の信頼

頼頼

頼度は高くなる

度は高くなる度は高くなる

度は高くなる。

 ③しかし、現

現現

現在

在在

在、メ

、メ、メ

、メディ

ディディ

ディアからの

アからのアからの

アからの情報

情報情報

情報発信

発信発信

発信量

量量

量が多

が多が多

が多過ぎ

過ぎ過ぎ

過ぎて、なかなかス

て、なかなかスて、なかなかス

て、なかなかステ

テテ

テーク

ークーク

ークホルダ

ホルダホルダ

ホルダーに

ーにーに

ーに届

届届

届かない

かないかない

かない状況

状況状況

状況がある。総

務省の「情報流通センサス調査」によれば、平成19年の流通情報量は、平成13年との比較で155%となっており、

平成19年の消費情報量は、平成13年との比較で104%となっている。このように増えている情報に対して、消費量

が変わらない状況下では、メ

メメ

メディ

ディディ

ディア

アア

ア毎

毎毎

毎の

のの

の特

特特

特性を

性を性を

性を考慮

考慮考慮

考慮して、

して、して、

して、ニュ

ニュニュ

ニュース・リリースを

ース・リリースをース・リリースを

ース・リリースを作

作作

作成する必要

成する必要成する必要

成する必要がある。例えば、テレ

テレテレ

テレビ

ビビ

は、

は、は、

は、視聴

視聴視聴

視聴者にとってわかりやすい

者にとってわかりやすい者にとってわかりやすい

者にとってわかりやすい情報

情報情報

情報を

をを

を届

届届

届けることが目的で、

けることが目的で、けることが目的で、

けることが目的で、素

素素

素材が

材が材が

材が映像

映像映像

映像になり得るかが

になり得るかがになり得るかが

になり得るかが重

重重

重要

要要

要である。一方、新聞

新聞新聞

新聞

は、社会にとって、

は、社会にとって、は、社会にとって、

は、社会にとって、今

今今

今、

、、

、何

何何

何が

がが

が重

重重

重要かを伝えることが目的

要かを伝えることが目的要かを伝えることが目的

要かを伝えることが目的で、トレンドや社会的インパクトのある情報を取り上げるた

め、素

素素

素材として、それを裏付ける

材として、それを裏付ける材として、それを裏付ける

材として、それを裏付ける事

事事

事実・

実・実・

実・数字

数字数字

数字、それについて

、それについて、それについて

、それについて説

説説

説得力ある

得力ある得力ある

得力あるコ

ココ

コメントができる人を

メントができる人をメントができる人を

メントができる人を提供

提供提供

提供できるかが

できるかができるかが

できるかが重

重重

重要

要要

要で

ある。

 ④学術研究の成果という、一般にニュースになりにくいと思われるものをマ

ママ

マス・メ

ス・メス・メ

ス・メディ

ディディ

ディアに取り上

アに取り上アに取り上

アに取り上げ

げげ

げてもらう確度を

てもらう確度をてもらう確度を

てもらう確度を

ああ

あげ

げげ

げるには、これらのメ

るには、これらのメるには、これらのメ

るには、これらのメディ

ディディ

ディアの

アのアの

アの特

特特

特性を

性を性を

性を踏

踏踏

踏まえたうえで、

まえたうえで、まえたうえで、

まえたうえで、ニュ

ニュニュ

ニュース・リリースを行う必要

ース・リリースを行う必要ース・リリースを行う必要

ース・リリースを行う必要がある。

 ⑤学術研究の成果のニュース・リリースが、SNS上でどのようにつ

SNS上でどのようにつSNS上でどのようにつ

SNS上でどのようにつぶ

ぶぶ

ぶやかれるか、どのような見出しで

やかれるか、どのような見出しでやかれるか、どのような見出しで

やかれるか、どのような見出しでニュ

ニュニュ

ニュース化さ

ース化さース化さ

ース化さ

れるかを

れるかをれるかを

れるかを想

想想

想定化することが

定化することが定化することが

定化することが重

重重

重要

要要

要で、この想定化を行うか行わないかで露出量が大きく変化する。

 

 私

私私

私立大学研究ブラン

立大学研究ブラン立大学研究ブラン

立大学研究ブランディ

ディディ

ディン

ンン

ング事

グ事グ事

グ事業は、

業は、業は、

業は、単

単単

単に研究の成

に研究の成に研究の成

に研究の成果

果果

果のみが

のみがのみが

のみが求

求求

求められているのではなく、ブラン

められているのではなく、ブランめられているのではなく、ブラン

められているのではなく、ブランディ

ディディ

ディン

ンン

ング

ググ

グによる

によるによる

による

大学のイメージを浸透させることまでが

大学のイメージを浸透させることまでが大学のイメージを浸透させることまでが

大学のイメージを浸透させることまでが求

求求

求められている

められているめられている

められている。その観点から、伝えたい情報を、様々なステークホルダー

に届けるために、これらのアドバイスは重要かと思われる。

 

 ステークホルダー別の情報発信手段としては以下を想定している。

 受験生には、受験生向けホームページやSNSを利用し(東洋大学では受験生向けの紙媒体のパンフレットは作

成していない)、本事業の先端的な研究内容や学生の関わり方を発信する。入

入入

入学したときに、先端的かつ国際的

学したときに、先端的かつ国際的学したときに、先端的かつ国際的

学したときに、先端的かつ国際的

な研究に関われる

な研究に関われるな研究に関われる

な研究に関われる可能

可能可能

可能性があることをイメージしやすい内容

性があることをイメージしやすい内容性があることをイメージしやすい内容

性があることをイメージしやすい内容にする。その際には、本学の受験生向けのサイトの特

徴であるウェブ動画を大いに活用する。また、オープンキャンパスの模擬授業においても、本事業を素材としたもの

を実施し、研究施設を公開する。

 在学生及び保護者、卒業生(校友)には、ホームページ、SNS、大学報、父母会報、校友会報、ホームカミング

デーを利用し、本事業の先端的な研究内容や学生の関わり方を発信する。直接的なステークホルダーであるだけ

に、「東洋大学に入学してよかった」「東洋大学を卒業してよかった」と認識してもらえるようなコンテンツの作成を意

識する。

 企業には、ホームページ、SNS、研究シーズ集、企業向けの産学連携マッチング・イベントを利用し、本事業にお

6

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東洋大学

東洋大学東洋大学

東洋大学

いて生み出された研究シー

研究シー研究シー

研究シーズ

ズズ

ズ、社会実

、社会実、社会実

、社会実装

装装

装化

化化

化可能

可能可能

可能性のある研究について発信

性のある研究について発信性のある研究について発信

性のある研究について発信する。産学連携マッチング・イベント

については、産官学連携推進センターが主催する。それ以外の国民全体に対しても、ホームページ、SNSによる発

信は行うが、マス・メディアへのニュース・リリースによるニュース化の効果も大きいと考えられる。また、必要に応じ

て、主要な新聞への広告出稿も検討する。

 海外の研究者に対しては、国際的なジャーナルへの論文掲載、海外の主要学会での発表、海外研究者の招聘

等を通じて発信する。また、それにより、本学を認識してくれた海外の研究者がホームページを検索することに備え

て、英語ページを更に充実させる。

 ステークホルダー毎の情報発信手段・内容を切り分けるものの、ネット社会においては、ブランド価値が高まると、

SNS等を通じて、異なったステークホルダー同士がネットワークでつながり、ブランド力は強化されることとなる。

 また、本

本本

本事

事事

事業のブラン

業のブラン業のブラン

業のブランディ

ディディ

ディン

ンン

ング戦略

グ戦略グ戦略

グ戦略の

のの

の独自色

独自色独自色

独自色としては、本

としては、本としては、本

としては、本事

事事

事業の

業の業の

業の情報

情報情報

情報発信の進行とともに、東洋大学

発信の進行とともに、東洋大学発信の進行とともに、東洋大学

発信の進行とともに、東洋大学在

在在

在学・

学・学・

学・卒

卒卒

卒業

業業

のアスリートが活躍した際に、本

のアスリートが活躍した際に、本のアスリートが活躍した際に、本

のアスリートが活躍した際に、本事

事事

事業の研究成

業の研究成業の研究成

業の研究成果

果果

果を含

を含を含

を含む

むむ

む東洋大学の活動への関

東洋大学の活動への関東洋大学の活動への関

東洋大学の活動への関心

心心

心・

・・

・共感

共感共感

共感の

のの

の獲

獲獲

獲得が進

得が進得が進

得が進む

むむ

むことが挙

げられる。

(4)事業の進捗・達成状況を把握する方法

 本

本本

本事

事事

事業の成

業の成業の成

業の成果指

果指果指

果指標

標標

標及び達

及び達及び達

及び達成目標については、

成目標については、成目標については、

成目標については、K

KK

KPI

PIPI

PI(K

(K(K

(Key Pe

ey Peey Pe

ey Perf

rfrf

rfo

oo

orma

rmarma

rman

nn

nc

cc

ce Ind

e Inde Ind

e Indicat

icaticat

icato

oo

or=重

r=重r=重

r=重要業

要業要業

要業績評

績評績評

績評価

価価

価指

指指

指標

標標

標)

))

)を用い

を用いを用い

を用い

て、目標の

て、目標のて、目標の

て、目標の達

達達

達成に向かい、プロ

成に向かい、プロ成に向かい、プロ

成に向かい、プロセ

セセ

セスが

スがスが

スが適

適適

適切に実行されているかどうかを

切に実行されているかどうかを切に実行されているかどうかを

切に実行されているかどうかを計測

計測計測

計測する。

 本

本本

本事

事事

事業の

業の業の

業のK

KK

KPIについては、

PIについては、PIについては、

PIについては、事

事事

事業開

業開業開

業開始時

始時始時

始時と

とと

と各年

各年各年

各年度

度度

度末時

末時末時

末時の

のの

の以下

以下以下

以下に

にに

に示

示示

示した項目の

した項目のした項目の

した項目の数

数数

数値をチェックして、進

値をチェックして、進値をチェックして、進

値をチェックして、進捗状況

捗状況捗状況

捗状況、

、、

、達

達達

成成

成状況

状況状況

状況をチェック

をチェックをチェック

をチェックする。KPIは定量的に表すことが可能なため、振れ幅の少ない指標を選ぶことによって、進捗状

況が容易に把握できる。

本本

本事

事事

事業での

業での業での

業での主

主主

主な

なな

なK

KK

KPI

PIPI

PI

○SNS等のネットワーク上での言及数

○ニュースサイトでのニュース掲載数

○TV・新聞・雑誌等のマスメディアでのニュース掲載数

○ニュース掲載の広告換算金額

○本事業関連学部・研究科への志願者数

○関連学部・研究科の卒業生・修了生の就職率

○校友会(卒業生)会費入金率

○共同研究・受託研究・奨学寄附金の受入数と受入金額

○特許出願件数

○特許実施数・実施料

○本学主催産学連携マッチングイベントへの参加者数

○イノベーション・ジャパン等の外部の産学連携マッチングイベントへの出展数・来客数

○シンポジウム来場者数

○論文発表数

○海外ジャーナルへの論文発表数

○学会発表数

○海外学会での発表数

○論文の被引用数

○論文のインパクト

○世界大学ランキングの各項目の評点

○世界大学ランキング日本版の各項目の評点

○大学イメージ調査・ランキングを発表している各雑誌の各項目の評点

○本学の実施する東洋大学のイメージ調査の評点

 これらのKPIの数値を下表のような表で管理し、内部評価・外部評価において参照してもらう。また、私立大学研

究ブランディング推進委員会において、事業の進捗や効果を測定する、PDCAサイクルのCのチェックの部分にお

いて活用する。

7


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