多文化共生セミナー
南足柄市における日本語ボランティア団体
の取り組み
2021.11.19
なぜ日本語教室を始めようと思ったのか。
●外国人の方々をスーパーなどで見かけるようになったのに南足柄市内に日本語を学ぶ場所が少ない。
なぜ日本語教室を始めようと思ったのか。
●日本語教室を作りたい。
●同じ南足柄市在住の日本語教師二人が偶然小田原市の同じ職場で出会い、意見が一致して教室を作ろうと動き始めた。
2020.4月発足
2020.6月授業スタート(週1回、土曜日夜)
2020.12月末で公民館の授業を休止(コロナのため)
2021.1月からZoomの使い方の自主勉強会
2021.1月16日からZoomによる授業をスタート
現在.毎週土曜日19:30~20:50オンラインのみ
今後.岩原公民館での対面授業と二本立てを予定
現在●ボランティアスタッフ 11名 南足柄、小田原在住
●学習者 延べ22名 南足柄市在住在勤中心だが、オンラインになって国内外に拡がっている。出身はベトナム/ブラジル/ペルー/タイ/フィリピンなど
●授業の内容 初歩から専門日本語まで(ひらがな・漢字・会話・小中学校の学習サポート・JLPT対策・介護の日本語・宅建受験対策)
●授業の進め方Zoomのブレイクアウトルームで一人ひとりのニーズに合わせて個別指導している。授業前のスタッフ打ち合わせと授業後の「授業報告書」提出を毎回おこなっている。
●教室での授業のほかに日本語学習に役立つサイトの紹介、コロナ関連や交流イベントなど生活情報の提供、フェイスブックやブログによる情報発信もおこなっている。
スタッフの参加動機
知り合いに誘われたから。
おもしろそうだったから。
海外で助けてもらった経験から。
スタッフの感想・意見①Zoomの使い方がわからない。→半年で未経験のオンライン授業ができるようになった!
②日本語を教えたことがないので教えられるかどうか不安。→自主勉強会、講習会の開催
③学習者が理解してできるようになってくれるとうれしい。
④オンラインなので、学習者とあまり親しくなれない。→多国籍市場というイベントで初めて出会えた時は感激!
⑤問題が出たときどうするか。→背負いきれないことは無理せず他の団体に協力をお願いする。(例:秦野子ども支援プロジェクト ゆう、南足柄市やまなみ日本語教室、
かながわ国際交流財団)
学習者の意見日本語がわかるようになった。
まだ良いことしか聞こえてきません・・・
日本人とあまり話せなかったのでクラスで先生と話せてうれしい。
他の国の人とも話ができて楽しい。
スタッフも学習者もみんなレッスンが終わった時はとてもいい表情・・なんです!!
楽しかった!それが何より。
教室で心がけていること
とにかく楽しく。
ほめる。
何かひとつでいいからおみやげを!(覚えた、わかった、面白かった、友だちができた、など)
「説教された」はおみやげにならない。
授業の様子(グループレッスン)
授業の様子(個人レッスン)
授業の様子(オンライン)
授業の様子
交流の場で
今後について
①多文化共生の場として活動を広げていきたい。南足柄市のごみ収集方法について英語訳、ポルトガル語訳を作成地域にある国際交流関連の団体との協働:南足柄市姉妹都市交流協会(国際ひろば)、多国籍市場、やまなみ日本語教室、技能実習生研修機関など
②地域全体が多文化をさりげなく受け入れ、外国人が自然に地域に溶け込んでいける町へ。
③県西地区の他の地域でも日本語教室が開設されることを期待したい。
地域で暮らす外国人の日本語習得のサポートを通じ、共に学びあい、より良い共生社会を目指します。
あしがらNIHONGOが目指すこと
私たちのスキルアップの取り組み
①1か月に2回の自主勉強会を実施
②日本語ボランティア入門講座川口義一先生をお迎えして一般の希望者も募集して実施予定(満員御礼)
個人的な表現意欲を高めるために、教科書を使用しない支援のしかたについても研究していくつもりです。
スタッフ・受講者募集中!
ブログのQRコード
最後にひとこと①ディエゴさん、ハンさん、サリナさん・・・・ 名前のある個人対個人で身近な外国人の方々とおつきあいを始めてみませんか。
②日本語ボランティアという形なら、だれでも楽しく始められます。
③「他の文化を知ること」は「自分の文化を知ること」週1回ですがエキサイティングな体験ができます。
④「他の文化を知ること」から「多文化が共に生きること」へいろいろな国の人がおたがいに日本語で交流するともっと楽しくなります。
⑤まずは明るく目の前の人とあいさつを交わすところから。これからもみんなで楽しく活動を続けていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。