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概論
1ワークフロー編
2デザイン実践編
3資料編
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印刷用のデータが完成したら、入稿の準備に取りかかります。出力データの準備には、注意しておくことがいくつかあります。準
備を終えたら、出力依頼書に記入し、印刷会社に入稿します。印刷会社では、受け取ったデータを面付けし、刷版を作成します。
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入稿から印刷までのワークフロー
入稿から印刷までのワークフロー
作成したレイアウトデータを入稿する方法はいろいろあるが、印刷会社に渡す際に最低限注意しておくことがいくつかある。
1. 印刷の見本となるものが必要になるため、出力紙をつける。FTPなどのオンライン入稿の場合はPDFや画面のキャプチャを見本として送るといった方法もある。
2. リンク画像など同ファイル名のものを入れない。フォルダ分けしていても同名のファイルは作らない。長いファイル名は文字化けの原因になるので短めに(拡張子を除き半角27文字、全角13文字以内を推奨)する。オンライン入稿のときは文字化けを避けるため、ファイル名に2バイト文字(全角文字)や記号を使わない。
最終的な印刷物になる前に、デザイナーが作ったデータから印刷機にセットするための刷版をつくる工程がある。刷版は一度フィルムを作ってから作成する方法(Computer To
3. ファイルに必ず拡張子をつける。4. レイアウトデータを作成した環境(OSのバージョンなど)を伝える。圧縮する場合、圧縮の環境も伝える。
5. データ作成に使用したフォント名とフォントの種類(OpenType、CIDフォントなど)を明記する。欧文フォントは同じ名前であってもバージョン違いなども存在するため、使用したものは添付する。
6. プリフライトチェックを行う。
上記の点に気をつけながら、印刷会社で出力してもらうための出力依頼書に必要事項を記入する。
Film=CTF)と、データからそのまま刷版を作成する方法(Computer To Plate=CTP)がある。以下ではCTPによるワークフローを解説する。
■出力データの準備
■CTP(Computer To P late)のワークフロー
お客様名
■会社名・部署名
TEL FAX
■ご担当者名
出力仕様
■解像度 ■線数■膜面 □上 □下 ■縮尺 __%■色数 □グレースケール □プロセス(□C□M□Y□K) □特色( )■サイズ( ) ■枚数_枚
特記事項
入稿形態
データ仕様
■メディア □MO _枚 □CD _枚 □DVD _枚 □HD _台 □その他 _______■出力サンプル_枚
■ファイル名■システム MacOS( ) Windows( )■アプリケーション■保存形式■カラーモード □CMYK □RGB □グレースケール □モノクロ2階調■使用フォント 和文 □アウトライン化済 欧文 □アウトライン化済 □持ち込み
出力依頼書
受 付
画像修正プリフライト
DDCP
印 刷
色校正機
校 正
校 正
データ修正
データ取りまとめ
データ修正
CTP
(RIP)
RIP
出力用データ作成
面付け
レイアウトデータを入稿する。入稿形態はデータを直接印刷会社に渡すほかに、Webやメールによる入稿も行われている。
DTPで扱えるようにポジ、ネガ、紙焼きといった原稿をデジタルデータに変換する工程。デジタルカメラによるRAWやJPEG形式のデータの色調修正。その他、写真合成、カラーモードの変換なども行う。
複数ページのデータを製本仕様に基づいて1ページずつ配列する。乱丁・落丁を防ぐための背丁や背標、トンボや色玉、カラーバーといった情報を加えていく。
受付
画像修正
面付け
出力前にフォントやリンクファイルなどのデータをチェックして、ドキュメントの品質を管理する。必ず工程のどこかで行っておく必要がある。
プリフライト
Raster Image Processerの略。ベクトルデータを印刷用のビットマップデータにラスタライズするソフト、またはハードウェアのこと。「TrueFlow」などの統合システムはRIPがベースになっているシステムで、これに面付け機能などを追加している。
R I P刷版を作成するためにフィルムを作る必要がないシステム。アミ点の再現性がよい、見当精度が高い、ゴミ・キズが発生する中間工程がない、フィルムに比べて工程が短縮されスピードアップが図れるなどのメリットがある。
C T P
Direct Digital Color Proofi ngの略。製版フィルムを使用せず、基本的に簡易校正機を使用しないCTPに欠かせない校正刷り用カラー出力機。ハイエンドDDCPはカラーマッチングの精度が高く、特色を除いて最終的な印刷物とほぼ同じ色校正が可能。
D D C P印刷機と同じインクと紙で刷る校正紙専用の印刷機。平台校正機ともいう。最終的な印刷物とほぼ同じ色味をチェックできる。
色校正機