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67WS Event FIO Primer

Date post: 08-May-2015
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http://67.org/ws/ ロクナナワークショップ イベント 小林茂に学ぶ FIO モジュール入門ワークショップ
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Page 1: 67WS Event FIO Primer

http://67.org/ws/

ロクナナワークショップ イベント

小林茂に学ぶFIOモジュール入門ワークショップ

Page 2: 67WS Event FIO Primer

本日の予定

• 導入/セットアップ(10:00~11:30)• 実習1(12:30~13:30)• 実習2(13:45~15:00)• 制作/発表/質疑応答(15:15~16:30)

Page 3: 67WS Event FIO Primer

導入/セットアップ

• フィジカルコンピューティング再入門• Arduinoの基礎知識• 無線の基礎知識• セットアップ• 動作確認

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実習1

• Funnelライブラリの紹介• 簡単な入出力

– LED

– 光センサ(CdSセル)

Page 5: 67WS Event FIO Primer

実習2

• 加速度センサの使い方– 傾きを測る– 急な動きをとらえる

• Flash CS3/4 Professionalで使う

※予定した実習が終わり次第制作に入ります

Page 6: 67WS Event FIO Primer

制作/発表/質疑応答

• 60分間で簡単なサンプルを作ってみる• wonderflの既存のコードから forkしてもOK

• 最後に発表

Page 7: 67WS Event FIO Primer

資料など

• http://funnel.cc/Workshops/67WSFioPrimer

Page 8: 67WS Event FIO Primer

配布物一覧

品名 品番など 数FIO v1.7 1個バッテリ 860mAh 1個ピンヘッダ 1組XBee Explorer USB 1個XBee 802.15.4 2個ブレッドボード EIC-801 1個ジャンプワイヤ 10本加速度センサ KMX-1050 1個CdSセル 5mm 1個抵抗器 330Ω 2個抵抗器 10kΩ 1個LED 2個USBケーブル 1本

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自己紹介

• 電子楽器メーカー(1993~2004)– サウンドデザイナー– 技術研究所– ソフトウェアエンジニア

• IAMAS(2004~)– フィジカルコンピューティング– インタラクションデザイン

Page 10: 67WS Event FIO Primer

自己紹介:書籍(共著)

+GAINER

GainerBook Labo+くるくる研究室(九天社:2007年/オーム社:2008年)

Page 11: 67WS Event FIO Primer

自己紹介:書籍(監修)Making Things TalkArduinoで作る「会話」するモノたち

Tom Igoe 著・小林 茂 監訳・水原 文 翻訳(オライリー:2008年)

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自己紹介:書籍(執筆)

Make日本語版Volume 05-08連載「Prototyping Lab」

オライリー・ジャパン編(オライリー・ジャパン:2008-9年)

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自己紹介:書籍(共著・近刊)

ブラウザで無料ではじめるActionScript 3.0 It’s a wonderfl world

面白法人カヤック&フォークビッツ(ワークス:2009年)

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自己紹介:書籍(執筆中)Prototyping Lab

小林茂(オライリー・ジャパン:2010年)

Page 15: 67WS Event FIO Primer

フィジカルコンピューティングとは?

• ニューヨーク大学の ITP*1でTom Igoeらが中心となって教えているコースの名前

• インタラクションデザインを教えるための方法の1つ

• コンピュータが理解したり反応できる人間のフィジカルな表現の幅をいかに増やすか

• デザインやアート教育の1つの分野として定着

*1 Interactive Telecommunications Program

Page 16: 67WS Event FIO Primer

フィジカルコンピューティングの構成要素

• センサやカメラ(例:光、圧力、音、温度、加速度など)• アクチュエータ(例:LED、モータ、ソレノイドなど)• プロセッサ(例:マイコン、I/Oモジュール+PCなど)

→ものすごく簡単にまとめると プログラミング+電子工作

Page 17: 67WS Event FIO Primer

作品紹介1:Mountain Guitar

• 金箱淳一• 音楽表現のためのギター型インタフェース

– 親しみやすさ– 演奏の奥深さ

• 各種センサ+ I/Oモジュール+PC

• IAMAS東京展「いまからだ」などで展示• 学生CGコンテストなど受賞多数

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作品紹介1:Mountain Guitar(スケッチ)

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作品紹介1:Mountain Guitar(1号)

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作品紹介1:Mountain Guitar(2号)

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作品紹介1:Mountain Guitar(2号の製作中)

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作品紹介1:Mountain Guitar(3号)

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作品紹介1:Mountain Guitar(4号)

Page 24: 67WS Event FIO Primer

作品紹介1:Mountain Guitar(4号の製作中)

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作品紹介1:Mountain Guitar(4号の配線)

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作品紹介1:Mountain Guitar(5号)

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作品紹介1:Mountain Guitar(5号の内部)

Page 28: 67WS Event FIO Primer

作品紹介2:Jamming Gear

• 菅野創×西郷憲一郎• ギヤの組合せにより音楽を演奏

– 歯数が異なるギアの組合せによる変化– ミニマルミュージックを視覚的に表現

• 各種センサ×FIO×Max/MSP×PC

• Ars Electronica 2009 Digital Music部門Honorary Mention受賞

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プロトタイピング・メソッド

• リサーチ• アイデアスケッチ• ハードウェアスケッチ• プロトタイプ制作• 展示• リフレクション

Page 30: 67WS Event FIO Primer

ハードウェアスケッチ?

• 安価で簡単に加工できる材料で作る• センサやアクチュエータも組込む• 体験さえできれば最終で想定しているのと異なる実現方法でも構わない

※参照:littleBits coffemaker*2

*2 http://www.vimeo.com/1389390

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ハードウェアスケッチのメリット

• 早い段階で面白いかどうかを判断できる– 時間やお金をかけると捨てられなくなる– 作りながら考えることができる

• 体験を共有しながらディスカッションできる– アイデアと人格を分離できる– 過去の経験にとらわれずに判断できる

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フィジカルコンピューティングとは?

一般的なPCから見た人間は?

• キー情報(ASCIIキーボードから)• マウス情報(1つのマウスから)

→人間とPCの間の帯域幅はいったい何bps?

Page 33: 67WS Event FIO Primer

Alto (1973)

出典:http://toastytech.com/guis/

Page 34: 67WS Event FIO Primer

プログラミング+電子工作?

フィジカルコンピューティングは難しい?

• プログラミングはそれなりのスキルが必要(例:ActionScript、C、C++、Javaなど)• 電子工作にもそれなりのスキルが必要(例:回路設計、実装、検証)• 両方のスキルが必要ということは…

Page 35: 67WS Event FIO Primer

プログラミング+電子工作?

フィジカルコンピューティングは難しい?

• 確かに習得するまでにはそれなりの努力が必要• できあがった結果は直接的に人間の感覚に訴えるものになる(はず)

Page 36: 67WS Event FIO Primer

プログラミング+電子工作?

最近では扱いやすいプラットホームが登場

• プログラミング– Flash

– Processing

– Max/MSP

• 電子回路のスケッチ– Gainer

– Arduino

– Phidgets

Page 37: 67WS Event FIO Primer

フィジカルな世界とつなぐ方法

マイコンのみ(例:Arduino、Wiring、PIC)a

b

c

d

A

B

C

D

マイコンmicrocontroller

program

a0]=ain.o;aout.1 = 255;

Page 38: 67WS Event FIO Primer

フィジカルな世界とつなぐ方法

マイコン+PC(例:Arduino、Wiring)a

b

c

d

A

B

C

D

マイコンmicrocontroller

PC

USB

program

a0]=ain.o;aout.1 = 255;

program

a0]=ain.o;aout.1 = 255;

Page 39: 67WS Event FIO Primer

Arduinoボード

写真:SparkFun Electronics

Page 40: 67WS Event FIO Primer

フィジカルな世界とつなぐ方法

I/Oモジュール+PC(例:Gainer、Phidgets)a

b

c

d

A

B

C

D

I/OモジュールI/O module

PC

USB

program

a0]=ain.o;aout.1 = 255;

Page 41: 67WS Event FIO Primer

Gainer I/Oモジュール

写真撮影:高尾俊介

Page 42: 67WS Event FIO Primer

電圧~電流~抵抗

電気の流れは水の流れのようなもの

• 電圧– 2点間の高度(電位)の違い– 基準点が必要(GND)– 単位はボルト(V)

Page 43: 67WS Event FIO Primer

電圧のイメージ図

低高

Page 44: 67WS Event FIO Primer

電圧~電流~抵抗

電気の流れは水の流れのようなもの

• 電流– 電圧の高いところから低いところに流れる– 単位はアンペア(A)

Page 45: 67WS Event FIO Primer

電流のイメージ図

少多

Page 46: 67WS Event FIO Primer

電圧~電流~抵抗

電気の流れは水の流れのようなもの

• 抵抗– 電流の流れにくさ– 単位はオーム(Ω)

Page 47: 67WS Event FIO Primer

抵抗のイメージ図

低 高

Page 48: 67WS Event FIO Primer

電圧~電流~抵抗

よく出てくる補助単位の例

• 1,000倍を表すキロ(例:1kΩ)• 1,000,000倍を表すメガ(例:1MΩ)• 1

1,000を表すミリ(例:1mA)• 1

1,000,000を表すマイクロ(例:50µA)

Page 49: 67WS Event FIO Primer

回路図ってなに?

Page 50: 67WS Event FIO Primer

回路図ってなに?

回路図は電子回路の設計図

• シンボルで表した電子部品の接続を示したもの• シンボルに若干のバリエーションはあるが、基本的には全世界共通

Page 51: 67WS Event FIO Primer

電源の回路図シンボル

+5V GND

Page 52: 67WS Event FIO Primer

スイッチの回路図シンボルと部品例

Page 53: 67WS Event FIO Primer

抵抗器の回路図シンボルと部品例

Page 54: 67WS Event FIO Primer

可変抵抗器の回路図シンボルと部品例

Page 55: 67WS Event FIO Primer

LEDの回路図シンボルと部品例

Page 56: 67WS Event FIO Primer

ブレッドボードってなに?

• 部品の足を穴にさすことで電子回路を形成• はんだ付け不要

– 部品を再利用できる– 回路を組み間違えてもやり直しできる– 耐久性にはやや注意が必要

Page 57: 67WS Event FIO Primer

ブレッドボードの構造

• 横方向のブロックは背面で接続• 縦方向のブロックは未接続• 電源用のエリアは専用に用意されている

Page 58: 67WS Event FIO Primer

LEDを点灯させてみよう

Page 59: 67WS Event FIO Primer

LEDを点灯させてみよう

どうして抵抗器が必要なの?

• LEDには適切な電流の範囲がある(例:20mA)• その範囲を超えると簡単に焼き切れてしまう• 適切な値の抵抗器を用いて電流を制限する• 適切な抵抗値はどうやって求める?→オームの法則を用いて計算する

※抵抗器で電流を制限する方法が全てではありません

Page 60: 67WS Event FIO Primer

オームの法則

電圧~電流~抵抗の関係

V = I × R

• Vは電圧で単位はV(ボルト)• Iは電流で単位はA(アンペア)• Rは抵抗で単位はΩ(オーム)

Page 61: 67WS Event FIO Primer

オームの法則

電源電圧− LEDの電圧 = LEDに流したい電流× R

Rを求めるためにこの式を変形

R =電源電圧− LEDの電圧LEDに流したい電流

例:電源電圧が5.0V、LEDの電圧が1.8V、電流が10mA

R =5 − 1.8

0.01=

3.2

0.01= ?

※実際には計算結果に近い値の抵抗器を用いる

Page 62: 67WS Event FIO Primer

例:LEDを点灯させてみる

Page 63: 67WS Event FIO Primer

参照:ジャンプワイヤの色分け

• 赤:電源の+側(+5V)• 黒:電源のー側(GND)• 白・青・黄:センサとの接続など

Page 64: 67WS Event FIO Primer

例:LEDを点灯させてみる(NG)

の方向が違うワイヤをさす位置が違う

にささっていない

Page 65: 67WS Event FIO Primer

実習:LEDをスイッチでオン/オフさせてみる

Page 66: 67WS Event FIO Primer

実習:LEDをスイッチでオン/オフさせてみる

7

Page 67: 67WS Event FIO Primer

physical × wonderflで試してみよう

フィジカルコンピューティングの難しさ

• 実際にハードウェアがないと体験できない• さまざまなコード例を一度にみることができない

Page 68: 67WS Event FIO Primer

wonderflとは?

http://wonderfl.net

• 面白法人カヤックによるウェブサービス• ウェブブラウザ上でFlashを作成

– スクラッチから作る– 既存のコードから fork(派生)させる

• 2008年12月の公開後9,000人以上の登録ユーザと28,000以上の実働するAS3用コード(2009年8月現在)

Page 69: 67WS Event FIO Primer

physical × wonderflとは?

http://physical.wonderfl.net

• IAMASとカヤックの産学共同研究• wonderflにフィジカルコンピューティング用の機能を追加– ソフトウェアライブラリ(Funnel)を変更– 配線図用の画像や動画の埋め込み– ハードウェアなしで利用できるGUI

• 2009年7月24日に公開

Page 70: 67WS Event FIO Primer

プロジェクトメンバー

• wonderfl開発チーム– 橋本 和宏– 大塚 雅和

• IAMAS wxpプロジェクト– 小林 茂・平林 真実・古堅 真彦・鈴木 宣也– 金 聖勲(hoonida-kim)・三宅 太門– 江島 和臣・大総 佑馬・菊地 礼雄・金 正運小牧 栞奈・竹本 香織・朴 永孝・三澤 太智

Page 71: 67WS Event FIO Primer

デモ:physical × wonderfl

• オンラインでコードを書く• ハードウェアなしで動かしてみる• ハードウェアありで動かしてみる

Page 72: 67WS Event FIO Primer

登録ユーザができること

• コードを書いて公開する• フィードバックを得る• 共有する• 質問する

Page 73: 67WS Event FIO Primer

潜在ユーザができること

• ハードウェアなしで試す• フィジカルコンピューティングの可能性を感じる

• 実働するサンプルで学ぶ

Page 74: 67WS Event FIO Primer

Funnelの特徴

• 入出力をより簡単に扱うためのフィルタ– 不要な変動を除去(Convolution)– 入力を設定した閾値で分割(SetPoint)– スケーリング(Scaler)– オシレータ(Osc)

• 複数の I/Oモジュールに対応

Page 75: 67WS Event FIO Primer

Funnelの構成

USB XBeeBridge

GainerI/O Module

Arduino(with Firmata)

USB XBeeBridge

Funnel Server

ActionScript 3 ProcessingMax/MSPetc.

Ruby

AS3 Library Processing Library OSC LibrariesRuby Library

FIO XBeeFIO XBee

Page 76: 67WS Event FIO Primer

プログラム例(Gainer)

コード例 1 ボタンが押されたらサウンドを再生

var lastState = -1; // 前回の状態を記憶するための変数var t = 127; // 閾値(この値を基準にセンサの状態を判断)var h = 20; // ヒステリシス(誤動作を防ぐための遊び部分)var gio = new Gainer();

function loop():void

var state = lastState;

var val = gio.analogInput[0]; // センサ(アナログ入力0)の値if (val < (t - h)) // 値が一定値より小さければ

state = 0; // 状態を0 にセットelse if (val > (t + h)) // 値が一定値より大きければ

state = 1; // 状態を1 にセットif (lastState == 0 && state == 1) // 前回が0で今回が1なら

sound.start(); // サウンドを再生するlastState = state; // 現在の値を前回の値として記憶

Page 77: 67WS Event FIO Primer

プログラム例(Funnel)

コード例 2 ボタンが押されたらサウンドを再生

var gio = new Gainer();

// 指定した値で入力を分割するフィルタをセットgio.addFilter(new SetPoint(0.5, 0.1));

// 値が0から0以外に変化するイベントに対してリスナをセットgio.addEventListener(RISING_EDGE, onButtonPress);

// イベントが発生した時に以下を実行function onButtonPress(e:Event):void

sound.start(); // サウンドを再生する

Page 78: 67WS Event FIO Primer

フィジカルなUIをシンプルに表現するクラス

• ボタン• ボリューム• 加速度センサ• LED

• フルカラーLED

• モータドライバ(Hブリッジ)

Page 79: 67WS Event FIO Primer

フィジカルなUIをシンプルに表現する

コード例 3 ボタンでLEDをコントロールする例

var gio:Gainer = new Gainer();

// ボタンが押されたらgio.button.addEventListener(PRESS, function(e:Event):void

gio.led.blink(200, 1); // LEDを200ms周期で1回点滅);

// ボタンが長押しされたらgio.button.addEventListener(LONG_PRESS, function(e:Event):void

gio.led.blink(200, 3); // LEDを200ms周期で3回点滅);

Page 80: 67WS Event FIO Primer

FIO (Funnel I/O)とは?

• LilyPad Arduino v1.6がベース• リチウムポリマー電池用の充電器を搭載• XBeeを搭載可能

Page 81: 67WS Event FIO Primer

FIO (Funnel I/O) v1.3

Page 82: 67WS Event FIO Primer

FIO (Funnel I/O) v1.3

+-

Page 83: 67WS Event FIO Primer

Arduinoとは?

• Hernando Barraganが IDII*3にいた時に開発を始めたWiringがベース

• 電子回路をプロトタイピングするためのオープンソースのプラットフォーム

• IDEとArduino I/Oボードから構成される

*3 Interaction Design Institute Ivrea

Page 84: 67WS Event FIO Primer

Wiring

写真:SparkFun Electronics

Page 85: 67WS Event FIO Primer

Arduino Duemilanove

写真:SparkFun Electronics

Page 86: 67WS Event FIO Primer

Arduino IDE

Page 87: 67WS Event FIO Primer

オープンソース・ハードウェアとは?

• ハードウェアのデザインデータがオープン– 回路図– 基板レイアウト

• ライセンスに基づいて自由に改変できる

Page 88: 67WS Event FIO Primer

LilyPad Arduino

写真:SparkFun Electronics

Page 89: 67WS Event FIO Primer

Arduino Pro Mini

写真:SparkFun Electronics

Page 90: 67WS Event FIO Primer

Arduino ProtoShield

写真:SparkFun Electronics

Page 91: 67WS Event FIO Primer

Arduino XBee Shield

写真:SparkFun Electronics

Page 92: 67WS Event FIO Primer

Arduinoの各部紹介

デジタル入出力 x14

アナログ入力 x6GND +5V

GND

Page 93: 67WS Event FIO Primer

Gainer I/OとArduinoの比較

Gainer I/O Arduino Duemilanove

入出力ピン 16 20

A/D 8(8bit) 6(10bit)PWM 8(8bit) 6(8bit)

ユーザボタン 1 0

ユーザLED 1(独立) 1(D13に接続)オープンソース Yes Yes

スタンドアロン No Yes

重点 簡単 拡張性

Page 94: 67WS Event FIO Primer

Arduinoを用いるメリットは?

• シンプルに記述できる• 非プログラマでも取り組みやすい• 多くの利用例が公開されている• 登場する「おまじない」が少ない

Page 95: 67WS Event FIO Primer

比較:ArduinoでのLED点滅

コード例 4 Arduino言語でのLED点滅

int ledPin = 13;

void setup()

pinMode(ledPin, OUTPUT);

void loop()

digitalWrite(ledPin, HIGH);

delay(1000);

digitalWrite(ledPin, LOW);

delay(1000);

Page 96: 67WS Event FIO Primer

比較:通常のC言語でのLED点滅

コード例 5 通常のC言語でのLED点滅の例

#include <avr/io.h>

#include <avr/pgmspace.h>

#include <avr/delay.h>

#define CLK_CALIB_DATA (FLASHEND - 3)

void init()

uint8_t osccal_data = pgm_read_byte(CLK_CALIB_DATA);

if (osccal_data != 0xff) OSCCAL = osccal_data;

DDRB = 0xff;

DDRD = 0xff;

return;

Page 97: 67WS Event FIO Primer

比較:通常のC言語でのLED点滅

コード例 6 通常のC言語でのLED点滅の例(続き)

void delay_ms(uint16_t t)

while (t--) _delay_ms(1);

int main(void)

init();

for (; ;)

PORTB = 0xff;

delay_ms(500);

PORTB = 0x00;

delay_ms(500);

return 0;

Page 98: 67WS Event FIO Primer

Arduinoを用いるデメリットは?

• C/C++ベースなのでサイズが大きくなりがち• 実行速度の面で不利な場合もある• デバッガは利用できない

Page 99: 67WS Event FIO Primer

ArduinoとPCをつなぐ方法

• 有線– シリアル– USB

– Ethernet

• 無線– Bluetooth

– IEEE 802.15.4 / ZigBee

どのようにデータをやり取りするかについて取り決め(=プロトコル)が必要

Page 100: 67WS Event FIO Primer

プロトコル:Firmata

http://firmata.org/

• Hans-Christoph Steinerが提案• MIDIを参考にしたプロトコル• Arduino 0012から標準に

Page 101: 67WS Event FIO Primer

Firmataに対応したPC側のライブラリ

• Pd (aka Pure Data)

• Processing

• Funnel

• Linux C++

• C++/openFrameworks

Page 102: 67WS Event FIO Primer

さまざまな無線通信の方式

BAN PAN LAN MAN

伝送速度

伝送距離1m 10m 100m 1km

1k

10k

100k

1M

10M

100M

ZigBee/IEEE 802.15.4

Bluetooth

ANT

IEEE 802.11b

IEEE 802.11a/g

IEEE 802.11n

10G

0.1m

Page 103: 67WS Event FIO Primer

さまざまな無線通信の方式とその特徴

Wi-Fi Bluetooth 802.15.4/ZigBee

IEEE規格 802.11a/b/g/n 802.15.1 802.15.4

周波数帯 2.4GHz/5GHz 2.4GHz 866MHz/915MHz/2.4GHz

通信距離 最大100m程度 最大100m程度 100m以上(2.4GHz)最大通信速度 最大300Mbps 最大3Mbps 最大250kbps(2.4GHz)接続ノード数 32 7 65535

電池寿命 数時間 数日 数年ネットワーク構成 スター型 スター型 スター型・メッシュ型など

主な用途 無線LAN 携帯電話 セキュリティ機器

表1 主な無線通信規格の比較

Page 104: 67WS Event FIO Primer

IEEE 802.15.4デバイスの種類

• コーディネータ(1個)• エンド・デバイス(複数)

Page 105: 67WS Event FIO Primer

IEEE 802.15.4で可能なネットワークトポロジ

Point to Point

Point to Multi

Star

802.15.4 Coordinator802.15.4 End Device

Page 106: 67WS Event FIO Primer

ZigBeeデバイスの種類

• コーディネータ(1個)• ルータ(複数)• エンド・デバイス(複数)

Page 107: 67WS Event FIO Primer

ZigBeeで可能なネットワークトポロジ

MeshCoordinator

End DeviceRouter

Page 108: 67WS Event FIO Primer

XBeeの特長

• IEEE 802.15.4とZigBeeの2つのモデル*4

– XBee 802.15.4

– XBee ZB ZigBee PRO

• 比較的低価格(国内モデルで約3500円)• 日本国内でも利用できるよう認証取得済み• 利用方法を解説した書籍がある

*4 モデル間での相互接続性はない

Page 109: 67WS Event FIO Primer

XBeeの注意点

• 電源電圧は5Vではない• UDPと同様に相手にパケットが届くことが保証されない

• 同じチャンネルを使用するデバイス全体で帯域幅は100kbps程度

Page 110: 67WS Event FIO Primer

XBeeの設定方法

以下をそれぞれのXBeeについて設定

• hardware/fio/tool/XBeeConfigToolを起動• シリアルポートを選択• PAN IDを設定• コーディネータ/エンドデバイスを選択• エンドデバイスの場合はMY IDを設定• Configureボタンで設定を書込み

Page 111: 67WS Event FIO Primer

FIO:動作確認

• XBee Explorer USBをPCに接続• Arduino 17を起動• Tools→BoardからArduino Pro/ Pro Mini

(8MHz) w/ ATmega168を選択• Tools→Serial Portからシリアルポートを選択• Open→Examples→Digital→Blinkを選択• Upload to I/O Boardでアップロード

Page 112: 67WS Event FIO Primer

FIO:準備

• hardware/fio/firmware/FioStandardFirmataを選択

• Upload to I/O Boardでアップロード

Page 113: 67WS Event FIO Primer

FIO:動作確認

• FIOの電源をオンにする• XBee Explorer USBをPCに接続• Funnel Serverを起動• サンプルで動作確認

Page 114: 67WS Event FIO Primer

FIOにLEDを接続

Page 115: 67WS Event FIO Primer

FIOに光センサを接続

Page 116: 67WS Event FIO Primer

FIOに加速度センサを接続

Page 117: 67WS Event FIO Primer

加速度センサでなぜ傾きを測れるか

g

ø ø

g

g•sinø g•sinø

Page 118: 67WS Event FIO Primer

制作/発表/質疑応答

• 60分間で簡単なサンプルを作ってみる• wonderflの既存のコードから forkしてもOK

• 最後に発表

Page 119: 67WS Event FIO Primer

http://67.org/ws/

ロクナナワークショップ イベント

小林茂に学ぶFIOモジュール入門ワークショップ


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