1 大学生の学習実態に関する調査研究について(概要) 平成 28(2016)年3月 1. 調査研究の目的 この調査研究は,大学生の学習実態を包括的に把握することを通じて,大学教育の質的 向上を推進するために,いかなる支援策の導入や制度的整備が必要とされるか等,政策立 案に活用可能な基盤的データを構築することを目的として,国立教育政策研究所高等教育 研究部が,本研究所のプロジェクト研究「大学生の学習実態に関する調査研究」(研究期間: 平成 25〜27 年度)として実施したものである。 2. 調査研究の対象 全国の大学・短期大学に在籍する学生(通信教育課程,休学者,外国人留学生を除く) 3.時期 平成 26(2014)年 11 月 4.実施方法 大学,短期大学の在籍学生数に所定の抽出率を掛けて算出される対象学生数(調査数) を大学ごとに割り当てた上で,各大学に調査対象者の無作為抽出,所定の調査票の配布・ 回収等を依頼する方法により実施した調査をもとに分析を行う。なお本件は,独立行政法 人日本学生支援機構が隔年実施している「学生生活調査」と共同で行った。 5. 有効回答数(有効回答率) 国 立 公 立 私 立 大 学 昼間部 4,982(44.7%) 4,580(35.6%) 10,622(55.9%) 夜間部 681(35.2%) 125(26.2%) 765(27.8%) 短期大学 昼間部 − 1,782(50.7%) 3,488(78.5%) 夜間部 − 127(25.1%) 555(52.8%) ただし,設置者別に抽出率(対象者の割当数)が異なるため,集計に当たっては母集団 における設置者別構成比と等しくなるよう,ウェイト付けを行った。そのため集計に用い られているケース数は,上表のとおりではない。 文部科学省 国立教育政策研究所