ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
2 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
著作権表示著作権表示著作権表示著作権表示 このソフトウェアとマニュアルの全体及び一部に記載されている著作権は、RS Components に帰属しています。RS Componentsの書面による事前の許可なく、方法や媒体を問わず、このソフトウェアとマニュアルの全体又はその一部をいかなる人物に対しても使用、販売、譲渡、コピー、複製してはいけません。このマニュアルを使用す
る場合は、自らの責任において使用し、RS Componentsやその関連会社はいかなる種類の損失や損害の責任も負わないことを理解するものとします。 RS Componentsは、すべてのハードウェア / ソフトウェア環境でソフトウェアパッケージが正常に動作することを保証しません。 RS Componentsはソフトウェアのテストと文書の校閲を実施していますが、明示的 / 黙示的を問わず、このソフトウェア又は文書の品質、性能、商業性、特定目的への適合性について、一切の保証や表明を提供しません。ソフト
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らゆるリスクを想定した上でソフトウェアや文書を使用するものとします。 ソフトウェアや文書の使用又は使用不能によって、直接的、間接的、特殊、偶発的、必然的な損害が生じた場合も、
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DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 3
内容
内容 ........................................................................................................................ 3
第 1章 ライブラリの作成 .............................................................................................. 5 概要............................................................................................................................... 5 DesignSparkライブラリについて ......................................................................................... 5 回路図及び基板記号ライブラリ ............................................................................................. 7 コンポーネントライブラリ ................................................................................................... 7 ライブラリマネージャの概要 ................................................................................................ 8
第 2章 回路図記号の作成 .............................................................................................. 9 はじめに ......................................................................................................................... 9
第 3章 基板記号(フットプリント)の作成 ..........................................................................19 はじめに ........................................................................................................................19
ライブラリでのフットプリントの編集 ..........................................................................24 表面実装フットプリントの作成 ..................................................................................27 基準原点と記号原点 ................................................................................................27
第 4章 コンポーネントの作成........................................................................................29 コンポーネントエディタの使用 ............................................................................................29
論理名の追加.........................................................................................................35 コンポーネント値の追加 ...........................................................................................35
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DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 5
第1章 ライブラリの作成
概要概要概要概要 DesignSpark には、ライブラリセットが同梱されています。これらのライブラリは必要に応じて使用、変更、追加できます。新しいライブラリアイテムや既存のアイテムを混合したり、組み合わせたりすることで、独自のライ
ブラリセットを作成することもできます。 以降の各章では、独自のライブラリの基本的な作成方法について主に解説します。コンポーネントのデザインに関
する最後の章の後で、ライブラリマネージャの使用方法について詳しく説明します。
DesignSparkライブラリライブラリライブラリライブラリについてについてについてについて DesignSpark ライブラリの基本的な概念を確認することで、仕組みを明確に理解して、容易に使用できるように
なります。ライブラリは 3つの独立したライブラリで構成されています。コンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリは、回路図記回路図記回路図記回路図記
号号号号ライブラリと基板記号基板記号基板記号基板記号(フットプリント)ライブラリの要素によって構築されます。
回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号ライブラリライブラリライブラリライブラリ 記号は「ゲート」と呼ばれ
る場合もあります。NAND、Buffer、OPAMP、Res、Capなどの一般的な名前が
使用されます。
基板記号基板記号基板記号基板記号ライブラリライブラリライブラリライブラリ DIP14、SOIC14、QFP44などの一般的な
名前が使用されます。
これらはコン
ポーネント
ライブラリで
の生成用に
使用され
ます。
コンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリ 通常は、以下のような正式
なメーカーのコンポー
ネント名が使用されます。 SN7400 SN74LS10 PIC18C242 CA3450 回路図回路図回路図回路図デザインデザインデザインデザインとととと基板基板基板基板
レイアウトレイアウトレイアウトレイアウトのののの両方両方両方両方でででで使用使用使用使用ささささ
れるのはれるのはれるのはれるのは、、、、このこのこのこのライブラリライブラリライブラリライブラリ
のののの名前名前名前名前のみですのみですのみですのみです。。。。
回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号、、、、基板記号基板記号基板記号基板記号、、、、及及及及びびびびコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリにににに分分分分かれているかれているかれているかれている利点利点利点利点 電子回路のデザインでは、回路図記号と基板記号(又はフットプリント)を使用します。一般に、統合回路とその他
のコンポーネントは基板で同じ物理フットプリントを使用しますが、技術仕様や内部デジタル又はアナログ回路は
完全に異なります。たとえば、標準的な 14ピン DIPフットプリントの場合は次のようになります。
SN7400 DIP 14パッケージ SN7451
14ピン DIP(デュアルインラインパッケージ)は、数千種類のコンポーネントで使用されます。このため、14ピンDIP基板フットプリントを 1つだけ保存し、これを繰り返し使用して、14ピン DIPフットプリントを指定する異
なる部品やコンポーネントを構築した方が効率的です。
6 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
同様に、回路図記号を 1つだけ保存し、それをさまざまな構成で繰り返し使用して異なるコンポーネントを構築す
ると能率が上がります。このため、基板記号基板記号基板記号基板記号ライブラリライブラリライブラリライブラリに 14ピン DIPフットプリントとその他のフットプリントを保存し、回路図回路図回路図回路図 記号記号記号記号ライブラリライブラリライブラリライブラリに 2 入力 NAND ゲートとその他の回路図記号を保存します。これらを単独で使用したり、多くの
異なる配列で組み合わせて使用したりすることで(回路図記号及び基板記号)、コンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリを作成し
ます。また、DesignSpark 内の複数のコンポーネントライブラリを使用してコンポーネントの分類を明確にする
ことで、メーカー、タイプ、機能などに分けることができます。 重要重要重要重要: DesignSpark の回路図デザインと基板レイアウトで使用されるのは、コンポーネントライブラリから取得したコンポーネント名のみです。 以下に、回路図デザインと基板レイアウトで使用する単純な7400コンポーネントを作成する場合の例を示します。
回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号ライブラリライブラリライブラリライブラリか
ら取得した 4 x 2 入力
NANDゲート記号
基板記号基板記号基板記号基板記号ライブラリから取得
した 1 x 14 ピン DIP パッケージ
回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号ライブラリライブラリライブラリライブラリから4 x 2入力NANDゲー
トを選択し、基板記号基板記号基板記号基板記号ライブラリライブラリライブラリライブラリから 14 ピンDIPパッケージを選択することで、新しい 7400コンポーネントを作成できます。コンポーネント
エディタでこれらを組み合わせて、データブック
仕様に準拠した正しいピンマッピングを挿入する
ことで、SN7400コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントを生成します。
これを固有のコンポーネント名 (この例では
SN7400)でコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリに保存し、
デザインで使用できる状態にします。
作業例では、次にようになります。
+ +
=
SN7400 コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント
コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントライブラリ
に SN7400 として保存され、デザインで使用できる
状態になります。
ゲート x 4
基板記
号 x 1 7400のピンマッピング
コンポーネント
質問質問質問質問: DesignSpark でででで回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号をををを作成作成作成作成しましたがしましたがしましたがしましたが、、、、基板記号基板記号基板記号基板記号をををを作成作成作成作成せずにせずにせずにせずに、、、、回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号をををを選択選択選択選択しししし
てててて回路図回路図回路図回路図デザインデザインデザインデザインでででで使用使用使用使用できますかできますかできますかできますか? 新しい回路図記号を作成して回路図記号ライブラリに保存することは可能です。ただし、その記号をデザインで使
用する前に、その記号のコンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントを作成し、デザインで使用できるようにコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリに保存
する必要があります。電源及びアース記号などを定義する場合、通常はこの方法を使用します。
コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントをわざわざをわざわざをわざわざをわざわざ作成作成作成作成しなければならないしなければならないしなければならないしなければならない理由理由理由理由はははは? 記号記号記号記号をををを直直直直ちにちにちにちに使用使用使用使用できないのはなぜでできないのはなぜでできないのはなぜでできないのはなぜですかすかすかすか? コンポーネントを作成すると、作成した任意の回路図記号が適切な名前で回路図記号ライブラリに保存されます。
その後、何度も再利用することで、メーカーのコンポーネント名を使用して異なるコンポーネントを作成できます。
作成するほとんどのコンポーネントに完全な回路図記号と基板記号を割り当てることができます。
これはこれはこれはこれは基板記号基板記号基板記号基板記号でもでもでもでも同様同様同様同様ですかですかですかですか? 回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号なしでなしでなしでなしで基板記号基板記号基板記号基板記号をををを作成作成作成作成できますかできますかできますかできますか? 基板記号も回路図記号とまったく同じです。コンポーネントに回路図記号が関連付けられていない場合でも、デザ
インで新しい基板記号を使用する前に、コンポーネントを生成する必要があります。基板のみの記号をたとえばブ
ランクの描画やテストパッドのプローブポイントとしてデザインに追加することもできます。 基板のみ又は回路図のみのコンポーネントを作成した後で、関連付けられていないタイプの記号を追加して、両方
のデザインエディタで利用可能な状態にすることができます。 次のページでは、回路図記号と基板記号とともに、それらを結合するコンポーネントの作成手順に関するチュート
リアルを示します。 注注注注: 記号の規格は会社によって異なります。このチュートリアルでは、デザイン及び管理プロセスを理解し、利用
可能なツールの使用方法のみを解説します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 7
回路図及回路図及回路図及回路図及びびびび基板記号基板記号基板記号基板記号ライブラリライブラリライブラリライブラリ 記号ライブラリには、.sslという拡張子を持つ回路図記号用のライブラリと.pslという拡張子を持つ基板記号用の
ライブラリの 2種類があります。ライブラリに格納できる記号の数に制限はありません。
コンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリコンポーネントライブラリ コンポーネントライブラリは、ファイル拡張子の.cmlで識別できます。ライブラリ内の各コンポーネントは、その
コンポーネントを構成する記号の記号名とライブラリ名を認識します。コンポーネントには、複数の回路図記号「ゲー
ト」、基板フットプリントの数、それぞれの記号がコンポーネントごとに格納されます。たとえば、コンポーネン
トには回路図デザインで使用する 3 x NANDゲートと電力ゲートが割り当てられ、基板で使用する DIL及び SMDフットプリントが割り当てられる場合があります。 以下の図は、各デザインエディタでの要求に応じて、コンポーネントが回路図記号ライブラリと基板記号ライブラリ
の両方にアクセスする仕組みを示しています。
名前: 74LS00
基板記号回路図記号
(.PSL)
参照:NAND2 参照:DIP14
Packages.txt(パッケージタイプ)
SMQFP
DIL
8 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
ライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャのののの概要概要概要概要 ライブラリマネージャは、すべてのライブラリを作成して管理するために使用します。ここでは、ライブラリマネー
ジャの操作について簡単に解説します。詳しい操作方法については、本書で後述します。 [Symbol (記号記号記号記号)]及び[Component (コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント)]タブタブタブタブを使用して、対象のライブラリ「タイプ」のモー
ドに切り替えます。たとえば、基板フットプリントを編集する必要がある場合は、[PCB Symbol (基板記号)]タブをクリックします。[Dir (ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ):]リストを選択すると、現在のライブラリパスが表示されます。 [Library (ライブラリライブラリライブラリライブラリ):]リストには、現在選択現在選択現在選択現在選択しているしているしているしているライブラリライブラリライブラリライブラリが表示されます。 選択したライブラリで検出されたライブラリアイテムは[Library contents (ライブラリコンテンツライブラリコンテンツライブラリコンテンツライブラリコンテンツ)]リストに表示されます。以下の例はコンポーネントライブラリを示しています。 [Library Contents (ライブラリコンテンツ)]リストで任意のアイテムを選択すると、そのコンテンツがページの右
側にある[Preview(プレビュープレビュープレビュープレビュー)]ペインに表示されます。 [Components (コンポーネント)]タブの場合は、コンテンツの詳細(コンポーネントで使用されている記号、参照
元のライブラリ、ゲート / 記号の関係、パッケージ / 基板記号の関係に関する詳細な説明)が表示されます。また、コンポーネントで使用されている記号のプレビューも表示されます。 いずれかの記号タブでは、[Preview(プレビュー)]ボタンをクリックすると、選択した記号の画像が表示されます。 ツールツールツールツール及及及及びびびびユーティリティボタンユーティリティボタンユーティリティボタンユーティリティボタンは、ライブラリに対して処理を実行したり、ライブラリを操作したりするために
使用します。
各記号ライブラリとコンポー
ネントライブラリのタブ [Folders
(フォルダ)]タブ 現在のライブラリパス
新規ライブラリ
の作成ボタン
コンポーネント
「本体」の詳細
記号のプレビュー
ツール及びユーティ
リティボタン
コンポーネント
コンテンツリスト
現在のライブラリ
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 9
第2章 回路図記号の作成
はじめにはじめにはじめにはじめに � ライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャをををを開開開開くにはくにはくにはくには [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Libraries (ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]アイコンを選択します(ショートカットキーはCtrl+L)。
� 記号記号記号記号エディタエディタエディタエディタをををを開開開開くにはくにはくにはくには ライブラリマネージャダイアログで、[Schematic Symbols (回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号)]タブを選択します。
このチュートリアルでは、記号タイプとコンポーネントタイプの新しいライブラリをそれぞれ作成します。新しい
記号を既存のライブラリに追加することも可能です。 記号エディタは、デフォルトのデザイン設定セット(Styles、Colours、Grids、Unitsなど)を取得します。これらの設定は、選択したテクノロジファイルから読み込まれます。DesignSpark の操作に慣れてきたら、設定を独自
に選択してこれらのファイルをカスタマイズできます。このダイアログの[Tech Files (テクノロジファイルテクノロジファイルテクノロジファイルテクノロジファイル)]ボタンをクリックすると、テクノロジファイルの選択方法を確認できます。 ここでは、標準のテクノロジファイルに格納されているデフォルトセットをそのまま使用します。
10 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
まず、新しい記号を保存するための新しいライブラリを作成します。[New Lib (新規新規新規新規ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]タブをクリックします。
[File name (ファイルファイルファイルファイル名名名名):]ボックスで、「Tutorial」という名前を入力します。これが新しいライブラリの名
前になります。[Save (保存保存保存保存)]をクリックしてこのファイル名を保存し、ダイアログを終了します。 新しい「チュートリアル」ライブラリが選択され、新しい記号を保存できる状態になります。 次に、新しい回路図記号を作成する必要があります。[New Item (新規新規新規新規アイテムアイテムアイテムアイテム)]ボタンをクリックして記号エディタを開きます。
記号エディタが開きます。画面はデザインチュートリアルで使用する回路図デザインエディタとほとんど同じです。
使用方法や操作結果、アイテムの移動と操作方法もほぼ同じです。 このチュートリアル演習では、オペアンプコンポーネントを作成します。このコンポーネントには、それぞれ異な
る 2 つの記号を格納します。このコンポーネントでは、オペアンプゲートと電源ゲートを使用します。このため、
実際の作業を通じて、1つのコンポーネントで複数のゲートを使用する例を示します。 作成するのはオペアンプゲートのみです。電源ゲート(PWR)は付属のライブラリにすでに存在します。実際にこの
ゲートを作成してみましょう。
� 画面画面画面画面グリッドドットグリッドドットグリッドドットグリッドドットのののの確認確認確認確認 まず、画面にズームインして(マウスホイールを回すか、<Z>キーを押します)、画面画面画面画面グリッドグリッドグリッドグリッドを確認できる状態に
します。グリッドが 50 milに設定されていることを確認してください。 [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Grids (グリッドグリッドグリッドグリッド)]アイコンを選択します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 11
[Grids (グリッドグリッドグリッドグリッド)]ダイアログが表示されます。
グリッドの[Step Size (刻刻刻刻みみみみサイズサイズサイズサイズ)]が 50 mil刻みに設定されていることを確認し、[OK]をクリックします。
� 記号記号記号記号のののの細部細部細部細部のののの追加追加追加追加 [Schematic Symbol (回路図記号)]ツールバー(画面の左側にある縦のツールバー)で、[Add Closed Shape (ククククローズドシェイプローズドシェイプローズドシェイプローズドシェイプをををを追加追加追加追加)]を選択します。
画面の一番下のステータスバーに、描画している画像のサイズが表示されます。
使用する[Style (スタイルスタイルスタイルスタイル):]は[Normal (標準標準標準標準)]に設定します。ステータスバーに表示されない場合は、<S>キーを押してスタイルを変更します。[Line Style (線線線線ののののスタイルスタイルスタイルスタイル)]ダイアログが表示されます。リストから[Normal (標準)]を選択し、[OK]をクリックします。
これでシェイプを描画する準備ができました。開始点を選択し、下に向かって長さ 500 milのシェイプを作成します。 シェイプの左上に記号原点を示す「S」が表示されます。これは後でより関連性の高い場所に移動します。この「S」表示は作成時に最初の記号アイテムの原点に常に追加されます。 三角形のシェイプを作成するために、編集モードを[Orthogonal (直角直角直角直角)]から[Free (フリーフリーフリーフリー)]ハンド編集に切り替える必要があります。単純に[Add Triangle (三角形を追加)]オプションを使用することもできますが、簡単す
ぎるのでここでは使用しません。[Free (フリー)]ハンドモードに変更するには、1回クリックしてコーナーを追加
し、開始点から下に向かって 500 mil(10 グリッドポイント分)移動して右クリックし、ショートカットメニューを
表示します。
12 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
メニューから、[Segment Mode (線分線分線分線分モードモードモードモード)>]、[Free (フリーフリーフリーフリー)]の順に選択します。
次に、接続されていない 2つ目の線分を右に 500 mil、上に 250 mil移動して三角形の頂点を作ります。グリッド
は 50 mil刻みなので正確に 250 milだけ移動できます。 シェイプは次の画像のようになります。
� 円弧円弧円弧円弧をををを作成作成作成作成するにはするにはするにはするには この例では円弧は必要ありませんが、必要な場合は簡単に作成できます。 円弧を追加するには、シェイプの線分を選択して右クリックします。以下の例では、説明のために「箱型」シェイ
プを追加しています。 ショートカットメニューから[Arc (円弧円弧円弧円弧)>]、[Angle 180 (180°°°°)]の順に選択します。セグメントが円弧に
変化します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 13
作成した円弧は次のようになります。
円弧の向きが逆の場合(外向けではなく内向きになったとき)は、円弧シェイプをもう一度右クリックし、ショート
カットメニューから[Arc (円弧円弧円弧円弧)>]、[Flip Arc (円弧円弧円弧円弧のののの反転反転反転反転)]の順に選択します。円弧の向きが反転します。
� 記号記号記号記号のののの細部細部細部細部のののの追加追加追加追加 シェイプの細部を追加するために、既存のシェイプの周囲に若干のスペースが必要になる場合があります。この場合
は、キーボードで<P>キーを押してパン機能を使用するか、中央のホイールボタンを押すか、ズームイン又はズーム
アウト機能を使用します。 [Schematic Symbol (回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号)]ツールバーで、[Add Open Shape (オープンシェイプオープンシェイプオープンシェイプオープンシェイプをををを追加追加追加追加)]を選択
します。[Add Shape Single Line (シェイプシェイプシェイプシェイプのののの単一単一単一単一ラインラインラインラインをををを追加追加追加追加)]オプションを選択しても同じ効果が得られ
ます。
垂直の線分で、記号原点「S」から 100 mil (2グリッドポイント)下で始点を選択し、左に 100 mil (2 グリッドポイント)分ドラッグしてラインを引きます。次のようになります。
ダブルクリックで終了します。 必要なラインをさらに追加します。先ほど挿入したラインを選択し、<Ctrl+C>キーでコピーして<Ctrl+V>キー
で貼り付けます。この操作を 2回繰り返します。単純に[Add Shape Line (シェイプラインを追加)]ツールを使用してラインを追加しても構いません。
追加した 2 本のラインを上の図のように配置します。この段階では、DesignSpark はこれらのラインを電気接続
ポイントやピンとして認識しません。次に、これらのラインを挿入していきます。
� ピンピンピンピンのののの追加追加追加追加 ピンは、DesignSparkに接続先となる「実際の」電気ポイントを認識させるために追加する必要があります。ピンを
追加することで、DesignSparkで固有の電気接続を常に利用できるようになります。 [Schematic Symbol (回路図記号)]ツールバーで、[Add Pad <F4> (パッドパッドパッドパッドのののの追加追加追加追加<F4>)]を選択します。
14 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
カーソルの端にハイライトカラーでピンが表示されます。
ピンを下の図のようにラインの端に配置します。ピンを配置すると、次の続き番号のピンがカーソルの端に表示さ
れます。
この続き番号はピンを配置するたびに自動的に加算されます。最後のピンを追加したら、<Esc>キーを押してキャン
セルします。 これらのピンは順番に配置する必要がありますが、記号の番号の順序にこだわる必要はありません。これらの番号
は参照限定です。これらは固有であり、順序にギャップが生じることはありません。 <A>キーを押して記号をウィンドウに合わせて配置します。
� ピンピンピンピンにににに関関関関するするするする情報情報情報情報 各ピンには、3つの情報が含まれています。 - ピンの形状と場所を示す大きな十字。 - ピン番号(1、、、、2、、、、3などなどなどなど) - ピン名の位置マーカー(N1、、、、N2、、、、N3など) - デザイン内のコンポーネントに対して使用したときにピン名の
場所を示します。 ピンピンピンピン名位置名位置名位置名位置マーマーマーマーカーカーカーカー(N3)は、回路図デザインでコンポーネントを使用した場合のみ表示されます。コンポーネントを使用していない場合は名前位置マーカーのみが表示されます。
記号シェイプの前に、ピンを記号に最初に追加した場合は、ピン 1 に記号原点を示す「S」文字が表示される場合
もあります。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 15
ピンピンピンピン番号番号番号番号は自動的に振られます。この番号は、必要に応じて実際の端末番号と一致させたり、コンポーネント定義
で番号を振り直すこともできます。番号は、デザインで使用したときに配置される位置に表示されます。この位置
は、記号エディタで移動できますが、デザインに配置した後は移動できません。 ヒント: ピンを追加する際に、番号や場所を移動したり、パッド名テキストの配置を変更した場合、あるいはその
後の端末でこのピンを使用する場合は、そのピンをまず選択し、[Add Pad (パッドパッドパッドパッドのののの追加追加追加追加)]を選択します。選択
した端末のスタイルが取得され、次の端末にまったく同じ内容で追加されます。
� 記号原点記号原点記号原点記号原点のののの移動移動移動移動 記号原点は、回路図デザインで記号を移動する際に使用する記号の基準点です(小さい「S」マーカー)。一貫性を
保つために、原点は常に同じ相対位置に配置するように設定されます。通常は、記号のピン 1が原点になります。 記号原点は最初のデザインアイテムに追加されます。この例では記号シェイプに追加されましたが、最初に追加し
たピンに配置することもできます。 記号原点を選択します。
記号原点を選択し、下の図のようにピン 1にドラッグします。
� ピンピンピンピン名名名名のののの移動移動移動移動 ピン番号(ピン 1、2、3)とピン名(ピン N1、N2、N3)を選択し、適切な場所にドラッグして移動します。移動する
場合は名前のみを選択します。ピン自体(大きな X印)を選択しないでください。 移動時に、ピン名と番号を簡単に整然と配置するには、ショートカットキーの<Ctrl-G>を使用してスナップモー
ドを表示します。スナップモードを[Half Grid (1/2 グリッドグリッドグリッドグリッド)]又は[Quarter Grid (1/4 グリッドグリッドグリッドグリッド)]に変更します。
ピンを下の図のように配置します。
� テキストテキストテキストテキストのののの位置合位置合位置合位置合わせのわせのわせのわせの変更変更変更変更 ピン名はデフォルトで左から右に左揃えで表示されます。この例では、ピン名の N3 をコンポーネントに配置して
いますが、実際に表示してみると、記号シェイプの輪郭と重なり、見にくくなっています。万全を期すには、輪郭
の内側に全体が表示されるように調整する必要があります。
16 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
この場合は、まずピン名位置マーカーのN3を選択し、ショートカットメニューから[Properties (プロパティプロパティプロパティプロパティ)]を選択します。次のダイアログが表示されます。
記号をデザインに配置したときに使用するテキストの位置揃えを変更できます。ピン名を使用した場合は、テキス
トを読む方向として左揃え又は右揃えから選択できます。 この例では、ダイアログで[Right (右右右右)]位置揃えを選択し、[OK]をクリックします。 記号が更新され、この変更が反映されます。ピン名の方向はピンマーカーの左端になり、右から左に位置が揃えら
れます。
� 基準原点基準原点基準原点基準原点のののの追加追加追加追加 基準原点基準原点基準原点基準原点が設定されていない場合、回路図デザインで使用されるコンポーネント名(U1、IC1など)は記号原点に自動的に配置されます。特定の基準原点を追加すると、コンポーネント名を任意の場所に配置できます。 DesignSparkライブラリでは、基準原点はデフォルトで記号シェイプの右下に配置されます。 基準原点を追加するには、[Add (追加追加追加追加)]メニューから[Reference Origin (基準原点基準原点基準原点基準原点)]を選択します。
「R」マーカーを記号に配置します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 17
デザインで記号をコンポーネントとともに使用する場合は、基準原点を使用してコンポーネント名、パッケージ名、
基板記号名を配置することもできます(表示するアイテムとして選択されている場合)。 これで、記号をライブラリに保存する準備ができました。
� 記号記号記号記号のののの保存保存保存保存 [File (ファイルファイルファイルファイル)]メニューで、[Save (保存保存保存保存)]を選択します。
[Save (保存保存保存保存)]ダイアログが開きます。
Tutorial.sslライブラリを選択し、記号に「OPAMP」という名前を割り当てて[OK]をクリックします。
� ライブラリライブラリライブラリライブラリでのでのでのでの記号記号記号記号のののの表示表示表示表示 記号を作成して保存したら、ライブラリマネージャで表示してみましょう。 [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Libraries (ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]を選択します。<Ctrl+L>ショートカットキーを使
用しても構いません。 [Libraries (ライブラリ)]ダイアログが開きます。まだ選択されていない場合は、[Schematic Symbols (回路図記号)]タブを選択し、ドロップダウンリストから Tutorial.sslライブラリを選択します。 [Preview (プレビュープレビュープレビュープレビュー)]ボックスがオンになっていることを確認します。 [Library Contents (ライブラリコンテンツライブラリコンテンツライブラリコンテンツライブラリコンテンツ):]リストで、作成した OPAMP記号を選択します。画面は次の状
態になります。
18 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
表示を確認したら、次のセクションに進んで基板記号(フットプリント)を作成します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 19
第3章 基板記号(フットプリント)の作成
はじめにはじめにはじめにはじめに � ライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャをををを起動起動起動起動するするするする [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Libraries (ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]アイコンを選択します(ショートカットキーは Ctrl+L)。
� 記号記号記号記号エディタエディタエディタエディタをををを開開開開くにはくにはくにはくには ライブラリライブラリライブラリライブラリマネージャダイアログで、[PCB Symbols (基板記号基板記号基板記号基板記号)]タブを選択します。
このチュートリアルでは、新しい基板記号を追加するための新しいライブラリを作成します。 [New Lib (新規新規新規新規ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]ボタンをクリックします。
[File name (ファイルファイルファイルファイル名名名名)]ボックスで、新しい基板記号ライブラリの名前として「Tutorial」と入力します。[Save (保存保存保存保存)]をクリックして確定します。 ライブラリマネージャで新しい基板記号を入力できる状態になりました。
20 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
� 基板記号基板記号基板記号基板記号ウィザードウィザードウィザードウィザードをををを起動起動起動起動するにはするにはするにはするには このチュートリアルでは、基板フットプリントウィザードを使用します。フットプリントで寸法の計算が必要な場
合は、これが最も簡単な作成方法になります。必要であれば、回路図記号エディタで説明しているグラフィックに
よる作成方法を使用することもできます。 ライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャライブラリマネージャで、[Wizard (ウィザードウィザードウィザードウィザード)]ボタンをクリックします。[PCB Symbols (基板記号基板記号基板記号基板記号)]ページが表示されていることを確認してください。
� フットプリントフットプリントフットプリントフットプリントのののの例例例例 メーカーのデータシートがあれば、フットプリントパターンの寸法を容易に確認できます。通常は、データシート
では単にフットプリント名を参照するだけで、その後に寸法を記入する必要があります。作成するフットプリント
は、下の図のように非常に小さなパッケージです。
Copyright © acknowledged to Analog Devices Inc.
� フットプリントウィザードフットプリントウィザードフットプリントウィザードフットプリントウィザードのののの使用使用使用使用 [Wizard (ウィザードウィザードウィザードウィザード)]ボタンをクリックします。 このチュートリアルでは、印刷したり PDFファイルで表示したときにコントラストが強調されて見やすくなるよう
に、アイテムと背景の色を変えています。必要に応じて、[Colors (色)]ダイアログで同じ色に変更することもでき
ます。 上記のフットプリントの例では、寸法の範囲の正確性を確認できます。フットプリントを完成させる前に製造方法を
把握する必要があるため、この正確性にはある程度の曖昧さも加味されます。
BSC
シーティングシーティングシーティングシーティング
プレーンプレーンプレーンプレーン
10 リードリードリードリード
µSOIC(RM-10)
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 21
最初に表示されるのは、[Start (開始開始開始開始)]ページです。
このページから、フットプリントの作成プロセスを開始します。 [Next> (次次次次へへへへ>)]ボタンをクリックして次のページに進み、新しい記号の作成を開始します。ページの一番下に
は、[<Back (<戻戻戻戻るるるる)]、[Next> (次次次次へへへへ>)]、[Cancel (キャンセルキャンセルキャンセルキャンセル)]、[Help (ヘルプヘルプヘルプヘルプ)]ボタンが常に表示されます。これらのボタンを使用して各ページ間を移動するか、ウィザードの左上にあるナビゲーションバーをマウス
でクリックして移動します。 次のページでは、利用可能なテクノロジテクノロジテクノロジテクノロジファイルと使用する単位単位単位単位を選択します。
テクノロジファイルはまだ使用しませんが、ここで[Units (単位単位単位単位)]を[Metric (メートルメートルメートルメートル)]に変更し、[Precision (精度精度精度精度)]を[2]に設定します。このフットプリントは非常に小さいため、0.5 mmのピンピッチが必要になります。 プレビューペインに記号が表示されます。これは現在のシェイプを単純にグラフィック形式で表示したもので、こ
の後すぐに別のシェイプに変わります。さらに、背景色も黒から白に変更し、PDFファイルでの視認性を改善して
います。実際の画面は黒のままです。 [Next> (次次次次へへへへ>)]をクリックして次のページに進みます。 タイプを設定するページで、[SOIC]シェイプを選択します。プレビューが変化し、SOICデバイスが表示されます。 [Origin (原点原点原点原点)]で、[Center (中央中央中央中央)]を選択します。表面実装(SM)コンポーネントの場合、この設定が標準です。 [Component Name (コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント名名名名)]ポジションで、右下のラジオボタンをクリックします。プレビューが
更新されます。
[Next> (次次次次へへへへ>)]をクリックして次のページに進みます。
22 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
[Pads (パッドパッドパッドパッド)]ページでは、フットプリントの全体的なレイアウトを定義します。このページはウィザードで最
も重要なページと言えます。デフォルトのページ設定は以下のとおりです。このページで定義されているパラメー
タを変更する必要があります。
ボックスの矢印を使用するか、数値を直接入力して、[Pad Count (パッドパッドパッドパッド数数数数)]の[Total (合計合計合計合計)]を[10]に設定
します。 寸法の編集後に保存されるように、パッドの[style(スタイルスタイルスタイルスタイル)]の名前を入力する必要があります。このチュート
リアルの例では、「Rec 65 30」と入力します。
[Measurements (測定値)]では、使用する寸法を入力する必要があります。一般的に、これらの値はメーカーのデータ
シートや IPC委員会規格などの他の中央リソースから取得できます。 以下にフットプリントの正しい寸法をまとめておきます。すべて mm 単位の値で、[Technology (テクノロジ)]ページで定義されます。
e 0.50 E 4.90 PW ウィザードで自動計算 PL ウィザードで自動計算 L 0.55 T 0.05 H 0.05 b 0.20
次に、ピンピンピンピン 1の位置を左下隅に定義し、[Pin numbers (ピンピンピンピン番号番号番号番号)]を[Hide (非表示非表示非表示非表示)]にして、[Pin Numbering (ピンピンピンピンのののの番号付番号付番号付番号付けけけけ)]を[Counter-clockwise (反時計回反時計回反時計回反時計回りりりり)]に設定する必要があります。
[Next> (次次次次へへへへ>)]をクリックして次のページに進みます。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 23
次に、[Silkscreen (シルクスクリーンシルクスクリーンシルクスクリーンシルクスクリーン)]の輪郭を定義します。 このダイアログでは、デフォルトで常にシルクスクリーンの輪郭を使用することを想定しています。不要な場合は、
ラジオボタンで[No (いいえいいえいいえいいえ)]を選択できます。この例では、[Yes (はいはいはいはい)]のままにしておきます。 [Layer (レイヤレイヤレイヤレイヤ):]ドロップダウンボックスで、[Top Silkscreen (トップシルクスクリーントップシルクスクリーントップシルクスクリーントップシルクスクリーン)]を選択します。 ここで変更できるパラメータは、[Notch At End (端部端部端部端部ののののノッチノッチノッチノッチ)]の値のみです。この値を「0.50」に変更します。
[Next> (次次次次へへへへ>)]をクリックして次のページに進みます。 この例では、配置シェイプを使用して[Top Assembly (トップアセンブリトップアセンブリトップアセンブリトップアセンブリ)]レイヤに追加します。このレイヤを
ドロップダウンリストから選択します。
[Next> (次次次次へへへへ>)]をクリックして次のページに進みます。 [Footprint Name (フットプリントフットプリントフットプリントフットプリント名名名名):]ボックスに、「RM-10」と入力します。 [Save the footprint to the library (フットプリントフットプリントフットプリントフットプリントををををライブラリライブラリライブラリライブラリにににに保存保存保存保存するするするする)]ボックスをオンにします。 ドロップダウンリストから Tutorial.pslライブラリを選択します。 [Edit the footprint now (今今今今すぐすぐすぐすぐフットプリントフットプリントフットプリントフットプリントをををを編集編集編集編集するするするする)]チェックボックスはオフのままにしておきます。
[Finish (完了完了完了完了)]をクリックしてフットプリントの作成を完了します。
24 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
� ライブラリライブラリライブラリライブラリでのでのでのでの記号記号記号記号のののの表示表示表示表示 記号を作成して保存したら、ライブラリマネージャで表示してみましょう。 [File (ファイル)]ツールバーの[Libraries(ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]ボタンから[Libraries(ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]を選択するか、ショー
トカットキーの<F11>を押します。 コンテンツリストから新しく作成したフットプリント(RM-10)を選択します。[Preview (プレビュープレビュープレビュープレビュー)]ボックスがオフになっている場合は、フットプリントが表示されるようにオンにします。この画面でフットプリントを編集
することもできます。
これでフットプリントをコンポーネントで使用できる状態になりました。
ライブラリでのフットプリントの編集
以下はフットプリントウィザードを使用する際の補足情報です。このセクションは省略しても構いません。チュート
リアルを続ける場合は、デザインコンポーネントセクションに進んでください。 フットプリントを編集した場合、あるいは編集する場合は、表示するエンティティを追加又は変更できます。
� コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントへのへのへのへの取取取取りりりり付付付付けけけけ穴穴穴穴のののの追加追加追加追加 取り付け穴を追加するために記号で追加パッドが必要な場合は、[Add (追加追加追加追加)]メニューの[Add Pad (パッドパッドパッドパッドのののの
追加追加追加追加)]オプションを使用します。 これらのパッドは記号パッドとともに順序付けられていますが、メインパッドの順序外で作成すると単純に無視で
きるので、作業がはるかに容易になります。回路図記号と基板記号の間の端子に異なる番号のパッドを追加できます。 端子とパッドをマッピングする際は、取り付け穴のために追加したパッドを単純に無視できます。
� パッドスタパッドスタパッドスタパッドスタイルイルイルイルのののの変更変更変更変更 パッドスタイルはパッド上でいつでも変更できます。特定のスタイルのすべてのパッドを一括で(グローバル)変更できます。あるいは、各パッドを個別に(ローカル)変更することもできます。 グローバルパッドスタイルグローバルパッドスタイルグローバルパッドスタイルグローバルパッドスタイル フットプリント内のすべてのパッドのパッドスタイル(既定のスタイル)を変更するには、[File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーから[Styles (スタイルスタイルスタイルスタイル)]ボタンを選択します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 25
[Pad Styles (パッドスタイルパッドスタイルパッドスタイルパッドスタイル)]タブをクリックします。グリッドで変更するパッドスタイルを選択します。この
例では「Rec 65 30」になります。 [Edit (編集編集編集編集)]ボタンをクリックします。スタイルのプロパティを変更し、[OK]をクリックして確定します。
フットプリントエディタに戻ると、このスタイルを使用しているすべてのパッドが変更されます。 ローカルパッドスタイルローカルパッドスタイルローカルパッドスタイルローカルパッドスタイル パッドを 1つずつ変更して、異なるパッドスタイルを使用するように設定するには、フットプリントで対象となる
パッドを選択します。 右クリックしてコンテキストメニューから[Properties (プロパティプロパティプロパティプロパティ)]を選択します。
[Pad Properties (パッドパッドパッドパッドののののプロパティプロパティプロパティプロパティ)]ページで、ドロップダウンリストから新しいスタイルを選択します。
[OK]をクリックして、この新しいスタイルを確定します。
26 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
フットプリントが更新され、この新しいパッドスタイルが反映されます。以下の例は、選択すると DRC エラーが発生するため、多少極端ですが、異なるパッドスタイルを明確に示しています。この例のパッド 1を表示するために、この機能で ICの 1つ目のパッドの上に四角形パッドを追加しなければならない場合がありますが、基板に
シルクスクリーンを追加しない場合は非常に便利です。
� シェイプシェイプシェイプシェイプのののの追加追加追加追加 シェイプは、シルクスクリーンの輪郭、配置用の輪郭、アセンブリの輪郭など、任意の数の必要なデザインアイテ
ムを定義するために使用できます。 [PCB Symbol (基板記号基板記号基板記号基板記号)]ツールバーにあるシェイプを使用します。
これらのシェイプは、デザイン内の特定のレイヤに追加したり、追加後にスワップされたレイヤに追加することも
できます(アイテムのレイヤの変更については下記を参照)。 すべてのアイテムとともに、シェイプスタイルも変更できます。変更するには、シェイプを選択し、ショートカット
キーの<S> (Change Style(スタイルスタイルスタイルスタイルのののの変更変更変更変更))を使用して変更します。このオプションは、選択したシェイプを
右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューでも選択できます。
� アイテムアイテムアイテムアイテムののののレイヤレイヤレイヤレイヤのののの変更変更変更変更 シェイプ又はパッドのレイヤを変更するには、[Change Layer (レイヤレイヤレイヤレイヤのののの変更変更変更変更)]オプションを使用します。この
オプションは、コンテキストメニューから選択するか、選択したアイテムでショートカットキーの<L>を使用して呼び出します。 シェイプシェイプシェイプシェイプののののレイヤレイヤレイヤレイヤ変更変更変更変更
[Old Layer (以前以前以前以前ののののレイヤレイヤレイヤレイヤ)]が参照用に表示されま
す。[New Layer (新新新新しいしいしいしいレイヤレイヤレイヤレイヤ)]はドロップダウン
リストから選択できます。[OK]をクリックしてレイヤ
の変更を確定します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 27
表面実装フットプリントの作成
基板記号の表面実装パッドは簡単に作成できます。ただし、パッドの配置面には注意してください。通常のパッド
では、[All (すべてすべてすべてすべて)]のレイヤを選択します。これにより、パッドがデザイン内のすべてのレイヤに適用されます。
これに対して、表面実装(SM)パッドは、外側のレイヤの[Top (最上部最上部最上部最上部)]又は[Bottom (最下部最下部最下部最下部)]にしか適用されません。 すべての表面実装パッドは「最上部」のレイヤで定義されます。基板デザインで使用する場合、コンポーネントは
反転されて基板の反対側の面に配置されます(最下部)。
� パッドパッドパッドパッドののののレイヤレイヤレイヤレイヤのののの変更変更変更変更 パッドの追加中や追加後にレイヤを変更できます。さらに、パッドスタイルを同時に変更しなければならない場合
もあります。 パッドを選択して右クリックします。メニューから[Change Layer <L> (レイヤレイヤレイヤレイヤのののの変更変更変更変更<L>)]を選択します。
ドロップダウンリストから[New Layer (新新新新しいしいしいしいレイヤレイヤレイヤレイヤ)]を選択します。[Old Layer (以前以前以前以前ののののレイヤレイヤレイヤレイヤ):]ボックスには、現在使用しているレイヤが表示されます。 あるいは、[Pad Properties (パッドパッドパッドパッドののののプロパティプロパティプロパティプロパティ)]を使用する方法もあります。これもショートカットメニュー
から選択できます。
[Layer(レイヤレイヤレイヤレイヤ):]ドロップダウンリストには、パッドの切り替え先となるレイヤが表示されます。 [Pad Style(パッドスタイルパッドスタイルパッドスタイルパッドスタイル)]の変更が必要になる場合もあります。特に、ドリル穴や現在のパッドスタイルのめっ
き状態は注意する必要があります。 [OK]をクリックして変更を確定します。
基準原点と記号原点
� 基準原点基準原点基準原点基準原点のののの移動移動移動移動 基準原点は、記号をデザインで使用するときにコンポーネント名を配置するために使用します。フットプリントウィ
ザードを使用すると、表示されるコントロールによって自動的に割り当てと配置が行われます。 エディタを起動すると、この原点の位置を自由に移動できます。 移動するには、名前の原点マーカー(R)を選択して目的の場所にドラッグします。 名前の原点マーカーが表示されていない場合(フットプリントをウィザードではなくエディタを使用して作成した場合)、名前は記号原点(S)に配置されます。 記号原点もインタラクティブに追加できます。
28 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
[Add (追加追加追加追加)]メニューで、[Reference Origin (基準原点基準原点基準原点基準原点)]を選択します。
基準原点を記号の右下隅に配置します。場所はどこでも構いません。
� 記号原点記号原点記号原点記号原点のののの移動移動移動移動 記号原点は、デザインでコンポーネントを配置するときに使用します。フットプリントウィザードを使用すると、
表示されるコントロールによって自動的に割り当てと配置が行われます。 エディタを起動すると、この原点の位置を自由に移動できます。 移動するには、名前の原点マーカー(S)を選択して目的の場所にドラッグします。 スルーホールコンポーネントでは、デフォルトでパッド 1に配置されます。表面実装デザインでは、コンポーネント
の中心が記号原点になります。
� 編集後編集後編集後編集後のののの記号記号記号記号のののの保存保存保存保存 変更が完了したら、記号をライブラリに保存する必要があります。 [File (ファイルファイルファイルファイル)]メニューで、[Save To Library (ライブラリライブラリライブラリライブラリにににに保保保保存存存存)]を選択します。 保存する[Library(ライブラリライブラリライブラリライブラリ):]名と[Symbol Name(記号名記号名記号名記号名):]を確認し、[OK]をクリックして確定します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 29
第4章 コンポーネントの作成
コンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタのののの使用使用使用使用 このチュートリアルは、前述のチュートリアルで作成した回路図記号と基板記号(フットプリント)を使用しますが、他の回路図記号と基板記号で使用するコンポーネントの作成にも同様に適用されます。
� コンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタをををを開開開開くにはくにはくにはくには [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Libraries(ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]をクリックするか、<F11>又又又又はははは<Ctrl-L>キーを押
します。
ライブラリライブラリライブラリライブラリマネージャで、[Components(コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント)]タブを選択します。このチュートリアルでは、新し
いコンポーネントを追加するための新しいライブラリを作成します。
[New Lib (新規新規新規新規ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]ボタンをクリックします。
[File name(ファイルファイルファイルファイル名名名名)]ボックスで、新しいコンポーネントライブラリの名前として「Tutorial」と入力します。 [Save (保存保存保存保存)]をクリックして確定します。ライブラリマネージャで新しいコンポーネントを入力できる状態にな
ります。
30 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
新しいコンポーネントを作成するために、[New Item (新規新規新規新規アイテムアイテムアイテムアイテム)]をクリックします。 [New Component (新規新規新規新規コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント)]ダイアログが開きます。 8つの情報が必要です。 [Component (コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント):]ボックスで、コンポーネント名として「AD8592RM」と入力します。 [Package (パッケージパッケージパッケージパッケージ):]ボックスで、「SOIC」と入力します。これがパッケージタイプになります。代替のフット
プリントの選択用に複数のパッケージタイプを使用できます。これらは入力するまでリストに表示されません。 [Default Reference(デフォルトデフォルトデフォルトデフォルトのののの参照先参照先参照先参照先):]ボックスで、「U」と入力します。これが、実際のデザインで使用
されるコンポーネント名になります(U1、IC1、R1、C1など)。 [Schematic Symbol (回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号)]で、ライブラリが Tutorial.sslに設定されていることを確認します。 前述の手順で作成した回路図記号の OPAMPをリストから選択します。 ダイアログで、[Pins (ピンピンピンピン):]に「3」(作成したゲートに 3つのピン)が自動的に表示され、[Gates (ゲートゲートゲートゲート):]に「1」が自動的に表示されます。[Gates (ゲートゲートゲートゲート):]を「2」に変更します。2個のゲートがコンポーネントに追
加されます。 基板記号の場合は、ライブラリが Tutorial.pslに設定されていることを確認してください。 前述の手順で作成した基板記号の RM-10を選択します。 [Pins (ピン)]ボックスに「10」が表示され、正しい基板記号が選択されていることを確認します。 ダイアログでの作業が完了し、次のような画面になります。
この状態になったら、[OK]をクリックして続行します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 31
コンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタコンポーネントエディタが開き、[New Component (新規新規新規新規コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント)]ダイアログから追加されたアイテムが表示されます。 ここでは、図を見やすくするためにプレビュー画像の色を変更しています。実際の背景色は黒のままです。 色を変更する場合は、記号(又はフットプリント)の[Preview (プレビュープレビュープレビュープレビュー)]ウィンドウ内で右クリックし、コン
テキストメニューから[Display (表示表示表示表示)]を選択します。[Display (表示表示表示表示)]ダイアログで、必要に応じて色を変更
できます。[OK]をクリックして選択内容を確定します。
ここまでに、コンポーネントに名前名前名前名前を割り当てて、使用するデフォルトデフォルトデフォルトデフォルトのののの参照先参照先参照先参照先という名前ステムを選択し、使用
する回路図記号と基板記号を選択しました。 次に、コンポーネントに詳細な情報を追加して、よりインテリジェントな要素にする必要があります。
� ゲートゲートゲートゲートのののの追加追加追加追加 コンポーネントに電源ゲートを追加します。DesignSparkでは、さまざまな方法で電源及びアースをコンポーネント
に追加できますが、ここでは最も簡単な方法を使用します。 コンポーネントグリッド内の任意の場所を右クリックします。リストから[Edit Gates (ゲートゲートゲートゲートのののの編集編集編集編集)]を選択し
ます。
[Gates (ゲートゲートゲートゲート)]ダイアログで、[Add (追加追加追加追加)]ボタンを選択します。既存の 2x OPAMPゲートがゲート a及びbとしてすでに表示されています。 [Library (ライブラリライブラリライブラリライブラリ):]リストで、AD.sslライブラリを選択します。
32 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
[Name (名前名前名前名前):]リストを下にスクロールし、AD-P2ゲート記号を選択します。[Add 1 Gates (1 個個個個ののののゲートゲートゲートゲートをををを
追加追加追加追加)]ボックスに「1」が入力されていることを確認します。[Add (追加追加追加追加)]ボタンをクリックします。
電源ゲートがリストの一番下に表示されます。[OK]をクリックしてコンポーネントに追加します。
電源ゲートがコンポーネントグリッドと回路図記号プレビューの一番下に(最後のゲートとして)表示されます。 次に、さらに詳細な情報をコンポーネントに追加し、回路図記号で使用するピンを基板記号で実際に使用するピン
に「マッピング」する必要があります。
� ピンピンピンピンををををパッドパッドパッドパッドににににマッピングマッピングマッピングマッピングするするするする理由理由理由理由 コンポーネントを機能させるには、回路図記号で定義されているピンが基板記号で使用されるパッドとどのように
関連しているかを示す必要があります。コンポーネントエディタでは、このマッピングが「グリッド」形式で表示
されます。 ピンの関係は手動でマッピングするか、ツールを使用して自動的にマッピングすることができます。256ピン BGAなどの複雑なデザインでは、抵抗器などに適した手動マッピングよりも、自動マッピングの方が効率的な場合があ
ります。 マッピングには 3つの方法があります。1つ目は、対象のグリッドセルにパッド番号を直接入力する方法、2つ目は、[Assign Pins (ピンピンピンピンのののの割割割割りりりり当当当当てててて)]モードを使用して回路図記号ピンをまずクリックし、次に該当する基板パッ
ドをクリックする方法、3つ目は、[Assign Pins (ピンの割り当て)]を「1:1」に設定して、ピンを 1対 1で回路図記号から基板記号に自動的に割り当てる方法です。
� ピンピンピンピンををををパッドパッドパッドパッドににににマッピングマッピングマッピングマッピングするにはするにはするにはするには 通常は、[Assign Pins (ピンピンピンピンのののの割割割割りりりり当当当当てててて)]を使用する方法が一般的です。この方法では、回路図記号ピンを直接
クリックしてから、対応する基板ピンをクリックできます。 [Component (コンポーネント)]ツールバーの[Assign Pins (ピンピンピンピンのののの割割割割りりりり当当当当てててて)]ボタンをクリックします。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 33
作成時に行う回路図記号と基板記号の通常のピンマッピングはこの手順と同一ではないため、正しい順序でマッピン
グする必要はありません。通常は、基板ピンがマッピングのベースになります。作成時に回路図記号の番号順を考
慮する場合は、基板ピンの順序に従ってピンを追加するか、番号をつけます。順番を考慮しなくても、この例では
問題ではありません。 [Schematic Symbol (回路図記号回路図記号回路図記号回路図記号)]でピンピンピンピン 3を選択します。 記号ウィンドウでショートカットキーの<Z>、<U>、<A>を使用するか、マウスホイールを回してズームイン / ズームアウトすることもできます。 [PCB Symbol(基板記号基板記号基板記号基板記号)]でパッドパッドパッドパッド 1を選択します。 コンポーネントグリッドでは、ゲートaの[Sch Terminal Number 3 (回路端子番回路端子番回路端子番回路端子番号号号号3)]に番号1が表示され、対応する[Component Pin Name/Number (コンポーネントピンコンポーネントピンコンポーネントピンコンポーネントピン名名名名 / 番号番号番号番号)]セルにも番号1が表示されます。 割り当てが完了すると、回路図記号出力ピン(ピン 3)に番号 1が表示されます。回路図記号及び基板記号ピンの色
も、この割り当てに合わせて変更されます。割り当て済みのピン、未割り当てのピン、現在選択しているピンは、
それぞれ異なる色で表示されます。 上の図では、1つ目のゲート aの割り当てが完了し、2つ目のゲート bの割り当てを開始しようとしています。 下の図のように、すべてのピンとパッドのマッピングを完了してください。
回路図記号及び基板記号の間のすべてのピンの割り当てを行う場合、これはコンポーネントをライブラリに保存し
てデザインで使用できる最小構成と考える必要があります。その他の情報も追加できます。詳しくは、コンポーネント
の保存の後のセクションを参照してください。
� コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントのののの保存保存保存保存 [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Save (保存保存保存保存)]<Ctrl+S>を選択します。
34 DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル
[Save To Library (ライブラリライブラリライブラリライブラリにににに保存保存保存保存)]ダイアログが開きます。
選択されていない場合は、リストから Tutorial.cmlライブラリを選択します。 [New Item (新規アイテム)]ダイアログからコンポーネントエディタに移動したときに、コンポーネントの名前を
すでに割り当てています。この名前が表示されます。 [OK]をクリックしてライブラリ名とコンポーネント名を確定します。コンポーネントがライブラリに保存されます。 コンポーネントはエディタにそのまま表示されます。次にいくつか編集を行うため、コンポーネントを開いたまま
にしておいてください。
� ライブラリライブラリライブラリライブラリでのでのでのでのコンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントのののの表示表示表示表示 [File (ファイルファイルファイルファイル)]ツールバーで、[Libraries (ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]を選択するか、<F11>又は<Ctrl+L>キーを押し
ます。
[Libraries (ライブラリライブラリライブラリライブラリ)]ダイアログが開きます。まだ選択されていない場合は、[Components (コンポーネント)]タブを選択します。 [Preview (プレビュープレビュープレビュープレビュー)]ボックスがオンになっていることを確認します。 作成した「AD8592RM」コンポーネントを選択します。下の図のようになります。 作成したコンポーネントが回路図記号と基板記号の[Preview (プレビュー)]ウィンドウにそれぞれ表示されることを
確認します。
この段階で、回路又は基板デザインにこのコンポーネントを追加しても正常に機能します。
DesignSpark ライブラリライブラリライブラリライブラリ作成作成作成作成チュートリアルチュートリアルチュートリアルチュートリアル 35
論理名の追加
論理名を表示すると、コンポーネントにさらに多くの値が割り当てられます。これらの値は必要に応じて無効にす
ることもできます。
� コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントへのへのへのへの論理名論理名論理名論理名のののの追加追加追加追加 エディタで論理名をコンポーネントに追加したり、論理名を編集したりするには(開いたままにしておいた既存のコンポーネント例を使用します)、[Sch Symbol Terminal Names (回路図記号端子名回路図記号端子名回路図記号端子名回路図記号端子名)]フィールドに必要な名前を入力します。
記号を保存すると、これらの名前がデザイン内の回路図記号に表示されます。
コンポーネント値の追加
基本となるコンポーネントを保存した後で、値値値値を使用してさらに詳しく設定することもできます。値はコンポーネント
の重要なプロパティになります。値を使用することで、たとえばコンポーネントの値や定格、タイプや許容差(抵抗
器やコンデンサなど)をコンポーネントとともに保存して、回路図又は基板デザインに表示できます。値は製造時に
も使用できますが、以下に示すあらかじめ定義された値の名前を使用することをお勧めします。 さらに高度で最も重要な目的として、値を使用して品番や部品情報を部品リストの一部として保存するという用途
があります。 値は、デザイン内のコンポーネントやライブラリ内のコンポーネントに追加できます。コンポーネントエディタ内
で値を追加してライブラリに保存すると、そのコンポーネントを使用するたびに保存した値が使用されます。この
ため、コンポーネントの編集作業が減り、デザイン全体で値と値の名前の統一性を高めることができます。
� コンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントへのへのへのへの値値値値のののの追加追加追加追加 エディタで値をコンポーネントに追加したり、値を編集したりするには(アクティブな既存のコンポーネント例を使
用します。アクティブでない場合は、[Libraries(ライブラリ)]ダイアログ内のリストでコンポーネントを選択して
[Edit (編集編集編集編集)]をクリックします)、[Edit (編集編集編集編集)]メニューで[Values (値値値値)]を選択します。 [Add (追加追加追加追加)]をクリックして、新しい値を作成します。
[Add (追加追加追加追加)]ダイアログで、[Name (名前名前名前名前)]と[Value (値値値値)]を入力できます。この段階では値を追加する必要
はありません。名前は後で、又はデザイン段階で入力できるように空白にしておくこともできます。
[OK]をクリックして選択内容を確定します。 値の名前は単なる「ラベル」です。部品リストでは、一貫した名前を使用することが重要です。 ここでは、以下の値の名前を割り当てています。ユーザがこのコンポーネントを使用すると、この値がシステムに
自動的に通知されます。 Manufacture (メーカー)、Manufacturer Part Number (メーカー品番)、Distributor (代理店)、Distributor Part Number (代理店品番)
繰り返しますが、これらの値をコンポーネントに追加したら、そのコンポーネントをライブラリに保存してくださ
い。ライブラリとライブラリマネージャのチュートリアルはこれで終了です。