舞台芸術・芸能関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業

舞台記録映像の保存状況に関するアンケート調査報告書

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

文化庁 平成28年度 美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

2 3

はじめに

早稲田大学演劇博物館は、平成26年度に文化庁美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

「映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究」に採択され、以降、平成28年度まで3年

間にわたり「舞台芸術・芸能関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業」に取り組

んできた。

舞台芸術の記録映像は、個々の上演の実際と上演当時の文化的・社会的状況を伝える貴重な

資料であると同時に、演劇学・映像学における多様な学術的意義を有しており、その文化資源

としての価値は計りしれない。しかしながら、保存が各劇団や上演主体に委ねられているため、

経年劣化の危機に晒されているもの、著作権に関する適切な契約がなされていないため、複製

や公開が不可能な状態にあるものも多く存在している。当事業は、このような状況を踏まえ、映

像資料のデジタル化と長期保存、公開の適切な方法を確立することを目指すものである。

この報告書には、3年間の事業で実施した主な事業の一覧と、平成26年度・27年度に実施し

たアンケートの集計結果を収録している。平成26年度は首都圏の、27年度は全国の劇団や劇

場・ホール・博物館等文化施設を対象とし、舞台芸術・芸能関係の映像資料について、その収

蔵数や保存状況に所蔵状況に関するアンケート調査を実施した。平成26年度のアンケート結果

や反省点を踏まえ、平成27年度実施分では一部質問を修正・追加している。各劇団・施設等の

所蔵資料の詳細の把握については今後の課題となるが、アンケートからは舞台芸術・芸能関係

映像資料のおかれた困難な状況が浮き彫りとなった。平成28年度からは、アンケートの結果を

踏まえ、舞台記録映像の保存と活用に関して、いくつかの劇団、劇場と協力していく計画を進

めている。

文化庁ならびに当事業を推進していくにあたりご協力いただいた方々、アンケート調査にご

協力いただいた劇団・劇場等文化施設の皆様には改めて感謝申し上げる。この事業を舞台芸術・

芸能関係映像資料の置かれる状況を改善していくための有益な第一歩とし、さらなる協働を進

めていきたい。

5

目次

はじめに 2

主な実施事業 5

平成26年度アンケートおよび調査結果 6

平成27年度アンケートおよび調査結果 15

調査結果について 23

「舞台芸術・芸能関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業」主な実施事業

1. アンケートによる舞台芸術・芸能関係映像資料所在調査全国各地の劇団・劇場等文化施設における舞台芸術・芸能関係映像資料の所蔵状況を把

握するため、平成26年度には関東圏の、平成27年度にはそれ以外の地域の劇団・劇場等文化施設を中心に、アンケート調査を実施した。調査結果の詳細については後のページをご参照いただきたい。

2．国内訪問調査国内諸地域の研究機関や劇場等文化施設、あるいは劇団事務所などに訪問調査を行い、

舞台芸術・芸能関係映像資料の所蔵状況を実地に確認するとともに、資料整理調査や、今後、舞台記録映像を活用していくにあたっての打ち合わせ等を実施した。

訪問地：立命館大学アートリサーチセンター、劇団「地点」事務所、愛知芸術文化センター、七ツ寺共同スタジオ、京都芸術センター、京都国際舞台芸術祭実行委員会事務局、他

3．舞台記録映像の試験的デジタル化（映像変換）調査の過程で発見され、あるいは寄託された舞台記録映像資料にうち、内容調査のため

に必要なものや劣化の度合いが激しいもの等、一部の資料について試験的デジタル化を実施した。

デジタル化例：『ロッパの水戸黄門』16mmフィルム、有楽町マリオン寄席記録映像、劇団黒テント関連映像、劇団「地点」上演記録映像（miniDV）、『夏芝居ホワイト・コメディ』『想い出の日本一萬年』（1/2インチオープンリール）、60・70年代舞台記録映像（VHS、個人蔵）、他

4．研究会・シンポジウム・成果報告会等当事業の成果を広く周知し、舞台記録映像を保存・活用していくための基本的な知識を

共有するための場として研究会やシンポジウム、成果報告会を複数開催した。

・レクチャー及び上映会「『ロッパの水戸黄門』とテレビドラマの黎明」・研究会「舞台映像の継承のために」・シンポジウム「舞台芸術のアーカイブをめぐって」・成果報告会「『夏芝居ホワイト・コメディ』上映会＆トーク」、他

5．舞台記録映像保存・活用ハンドブック作成 

76

その他　6あまり意義があるとは思えない

5

意義のあるものだと思う　53

大いに意義のあるものだと思う　104

いいえ　25

はい　144

Q

Q 02

01

貴劇団・貴施設に関わる舞台芸術・芸能関係の映像資料を現在お持ちですか？

この調査の趣旨についてどう思われますか？

平成26年度「舞台芸術・芸能関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業」

舞台記録映像デジタル化に向けての保存状況調査アンケート

調査対象：関東近郊の劇団・劇場等文化施設　449件有効回答：169件

〈アンケート記載の調査趣旨〉

　舞台芸術の記録映像は重要な文化的資源ですが、万全な状態での保存・継承はなかなか難しいのが現状です。演劇博物館ではこの度、文化庁の助成を受け、舞台芸術の記録映像の収蔵状況やデジタル化に関するご意向についての調査をさせていただく運びとなりました。この調査は今後、映像資料のよりよい状態での保存・継承を目的としたデジタル化を進めていくにあたって参考とさせていただくためのものです。

大いに意義のあるものだと思う 104

意義のあるものだと思う 53

あまり意義があるとは思えない 5

その他 6

はい 144

いいえ 25

8 9

Uマチック　6

その他　20

デジタルデータ63

DVD　29　

オープンリール（音声）　11

カセットテープ（音声）　16 フィルム

21

ベータ32

VHS　107

目録があり、提供することも可能である　25

目録はない　95

目録はあるが、提供することはできない　14

その他　18

稽古記録映像26

上演記録映像　136

Q Q

Q Q

VHS 107

ベータ 32

フィルム 21

Uマチック 6

オープンリール（音声） 11

カセットテープ（音声） 16

DVD 29

デジタルデータ 63

その他 20

上演記録映像 136

稽古記録映像 26

その他 18（回答省略）

目録があり、提供することも可能である 25

目録はあるが、提供することはできない 14

目録はない 95

お持ちの映像資料の主な内容は何ですか？（複数回答可）

06

05お持ちの映像資料の形態（メディア）は何ですか？（複数回答可）

04お持ちの映像資料は何本ありますか？

お持ちの映像資料の目録等はありますか？目録がある場合はそれをご提供いただくことは可能ですか？03

※以下の設問は映像資料を所蔵する劇団・施設のみ回答

10 11

未整理の状態　51

２割　2３割　5

４割　1

５割　13

６割　4

７割　16

８割　17

９割　4

完全に整理された状態　26

その他　43

個人　59

劇場　23

劇団　89

不可　69 可能　69

Q Q

Q Q

可能 69

不可 69

完全に整理された状態 26

9割程度整理された状態 4

8割程度整理された状態 17

7割程度整理された状態 16

6割程度整理された状態 4

5割程度整理された状態 13

4割程度整理された状態 1

3割程度整理された状態 5

2割程度整理された状態 2

未整理の状態 51

劇団 89

劇場 　23

個人 59

その他 43

映像資料の収蔵場所に訪問調査に伺うことは可能ですか？

お持ちの映像資料はどのように収蔵されていますか？

10

09

お持ちの映像資料はどちらに収蔵されていますか？

お持ちの映像資料の撮影者はどなたですか？（複数回答可）

08

07

劇団・劇場事務所、稽古場、個人宅など

劇団資料に関しては個人宅での所蔵が多く、また、

複数箇所に分散して保管されている場合も散見された。

12 13

その他　17

宅急便で送付したい　55

引き取りに来てほしい　33

その他　21

不可　24

一部のみ可能　18

可能　78

その他　10

不可　12

一部のみ可能17

可能　80

委託を希望する46

あるが委託は希望しない

11

ない　70

Q Q

Q Q

引き取りに来てほしい 33

宅急便で送付したい 55

その他 17

可能 80

一部のみ可能 17

不可 12

その他 10

ない 70

あるが委託は希望しない 11

委託を希望する 46

可能 78

一部のみ可能 18

不可 24

その他 21

お持ちの映像資料を演劇博物館でデジタル化する場合、データを演劇博物館でも資料として保存させていただくことは可能ですか？

お持ちの映像資料を演劇博物館でデジタル化する場合、映像資料の引き取り方法についてはどのようにお考えですか？

14

13

特にデジタル化の緊急度の高い映像はありますか？また、そのデジタル化を演劇博物館に委託するご意志はありますか？

お持ちの映像資料のデジタル化を演劇博物館に委託していただくことは可能ですか？（原則として無料）

12

11

※以下の項目については参考のため、現時点でのご意向をお聞かせください。 このアンケートで正式な許諾をいただくものではございませんので、その点をご了解いただければと思います。

1514

その他　17

不可　17

一部のみ可能21

可能　69

その他　16

不可　14

一部のみ可能16

可能　81

Q

Q

可能 81

一部のみ可能 　16

不可 14

その他 16

可能 69

一部のみ可能 21

不可 17

その他 17　

著作権がクリアされれば、上映会など、よりオープンな形での公開にご協力いただくことは可能でしょうか？

お持ちの映像資料のデータを演劇博物館で保存させていただく場合、それを演劇博物館の館内で公開させていただくことは可能ですか？

16

15

平成27年度「舞台芸術・芸能関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業」

舞台記録映像の保存状況に関する調査アンケート

調査対象：全国の劇団・劇場等文化施設　465件有効回答：138件

〈アンケート記載の調査趣旨〉

　舞台芸術の記録映像は重要な文化的資源ですが、万全な状態での保存・継承はなかなか難しいのが現状です。演劇博物館では昨年度より文化庁の助成を受け、舞台芸術の記録映像の収蔵・保存状況に関する調査を実施しております。このアンケートは今後、映像資料のよりよい状態での保存・継承を目的とした調査研究を進めていくにあたって参考とさせていただくためのものです。

16 17

目録はない　87

目録はあるが、提供することはできない　10

目録があり、提供することも可能である　18

その他　5

意義のあるものだと思う　70

大いに意義のあるものだと思う　60

いいえ　16

はい　120

その他　42デジタルデータ23

DVD　107

カセットテープ（音声）　22

オープンリール（音声）　9

Uマチック　3

ベータ　13

VHS　86

フィルム　8

Q Q

Q Q

VHS 86

ベータ 13

フィルム 8

Uマチック 3

オープンリール（音声） 9

カセットテープ（音声） 22

DVD 107

デジタルデータ（DVDを除く） 23

その他 42

目録があり、提供することも可能である 18

目録はあるが、提供することはできない 10

目録はない 87

はい 120

いいえ 16

大いに意義のあるものだと思う 60

意義のあるものだと思う 70

その他 5

お持ちの映像資料の目録等はありますか？目録がある場合はそれをご提供いただくことは可能ですか？

04

03

貴団体・貴施設に関わる舞台芸術・芸能関係の映像資料を現在お持ちですか？

この調査の趣旨についてどう思われますか？

02

01

※以下の設問は映像資料を所蔵する劇団・施設のみ回答

お持ちの映像資料の媒体（メディア）・本数をわかる範囲でご記入ください（本数が不明の場合は有無の欄に○をお書きいただければ結構です。また、本数についてはおおよそのものでかまいません）。

18 19

その他　14

稽古記録映像22

上演記録映像　120

未整理の状態　53

２割　3３割　6 ４割　2

５割　16

６割　1

８割　13

７割　6

９割　4

完全に整理された状態　14その他　5

専門業者　64

個人　35劇場　50

劇団　55

Q Q

Q Q

劇団・劇場事務所、稽古場、個人宅など

劇団資料に関しては個人宅での所蔵が多く、また、

複数箇所に分散して保管されている場合も散見された。

完全に整理された状態 14

9割程度整理された状態 4

8割程度整理された状態 13

7割程度整理された状態 　6

6割程度整理された状態 1

5割程度整理された状態 16

4割程度整理された状態 2

3割程度整理された状態 6

2割程度整理された状態 3

未整理の状態 53

劇団 55

劇場 50

個人 35

専門業者 64

その他 5

上演記録映像 120

稽古記録映像 　22

その他 14

お持ちの映像資料はどのように収蔵されていますか？

お持ちの映像資料はどちらに収蔵されていますか？

08

07

お持ちの映像資料の撮影者はどなたですか？（複数回答可）

お持ちの映像資料の主な内容は何ですか？（複数回答可）

06

05

20 21

なし　5その他　15

資料が劣化している

28

再生機器がない24

十分な整理ができていない　83

保管場所がない　29

行なっていない　78

取材テープ→DVD　1

Hi8→DVD　2

HDV→MOV　1

ベータ→DVD　2

カセットテープ→CD　1

miniDV→DVD　2

VHS→デジタルデータ　1VHS→DVD　32

その他　13

不可　43

一部可能　38

可能　24

不可　58 可能　51

Q Q

Q Q

可能 24

一部可能 38

不可 43

その他 13

保管場所がない 29

十分な整理ができていない 83

再生機器がない 24

資料が劣化している 28

その他 15

なし 5

可能 51

不可 58

行なっている

　VHS→DVD 32

　VHS→デジタルデータ 1

　miniDV→DVD 2

　カセットテープ→CD 1

　ベータ→DVD 2

　HDV→MOV 1

　Hi8→DVD 2

　取材テープ→DVD 1

行なっていない 78

お持ちの映像資料を演劇博物館にご寄贈いただくことは可能ですか？

お持ちの映像資料について、お困りになっていることはありますか？（複数回答可）

12

11お持ちの映像資料について、長期保存のための、あるいは資料の劣化に伴う媒体変換は行なっていますか？ 行なっている場合、具体的な媒体名と変換作業の実施者を教えてください。例：（媒体：VHSからDVD）（実施者：専門業者）

映像資料の収蔵場所に訪問調査に伺うことは可能ですか？

10

09

※以下の項目については参考のため、現時点でのご意向をお聞かせください。 このアンケートで正式な許諾をいただくものではございませんので、その点をご了解いただければと思います。

2322

その他　9

不可　5

一部のみ可能14

可能　42

その他　10

不可　9

一部のみ可能18

可能　35

Q

Q

可能 35

一部のみ可能 18

不可 9

その他 10

可能 42

一部のみ可能 14

不可 5

その他 9

著作権がクリアされれば、上映会など、よりオープンな形での公開にご協力いただくことは可能ですか？

お持ちの映像資料を演劇博物館にご寄贈いただく場合、それを演劇博物館の館内で公開させていただくことは可能ですか？

14

13

調査結果について

アンケートの調査結果から、舞台記録映像の置かれている現状について、いくつかの問題点が明らかとなってきた。

まず第一に、アンケート調査の実施自体に困難が伴ったことが挙げられる。全国の劇団・劇場を網羅している名簿というものは存在していないため、演劇関係の年鑑などを複数参照してアンケート送付先のリストを作成したのだが、最新版を使用したにも関わらず、宛先不明で返送されてきたものが1割弱存在した。また、年鑑には2000年以降に活動をはじめた劇団の登録が極めて少なかったため、ウェブなどで確認しつつ、適宜リストに追加した。今回は調査の趣旨からいって、活動歴の短い劇団へのアンケートの重要度はそれほど高くなかったとも言えるが、今後、網羅的な名簿の不在が、全国の劇団の活動状況を全体として調査しようとする試みをますます難しくしていくことが予想された。

最終的に、送付したアンケート914件のうち回答が得られたものが307件となり、回答率は約34％に留まった。いわゆる小劇場演劇と呼ばれるカテゴリーに含まれる劇団については実態の把握が難しい部分もあり、アンケートを送付した中には現在は実質的に活動を停止している劇団も多く含まれていたものと思われる。しかし、全体としてアンケートの回収率が思わしくなかったのは残念な結果であった。

具体的なアンケート結果を見ていきたい。全国の劇団・劇場等文化施設のうち87％から舞台記録映像を所持しているとの回答が得られた一方（Q2）、所蔵映像資料のリストを保持している劇団・劇場等文化施設はそのうちの27％に留まった（Q3）。「舞台記録映像に関して困っていることは？」という問いへの回答を見ても「十分な整理ができていない」45％、「保管場所がない」16％と、保管そのものの困難についての回答が上位を占めている。所持している舞台記録映像を完全に整理された状態で保管しているという回答が16％あった一方、まったくの未整理状態であるとの回答は40％に上り、全国各地でどのような舞台記録映像を保存しているのかを把握するためにはまず、資料の整理からはじめなければならないことがわかる（平成26年度Q9、平成27年度Q8）。しかし、訪問調査の受け入れについては51％の劇団・劇場等文化施設が「不可」と答えている（Q10）。個人宅で映像資料を保管しているなど、保管場所の問題があったり、あるいは受け入れ調査に対応できる人員が確保できないなど、可能であれば調査を受け入れたいのだが実際的な問題としては難しいという回答が多かった。

「舞台記録映像に関して困っていることは？」という問いへの回答として保管そのものについての困難に次いで多かった回答が「資料が劣化している」15％、「再生機器がない」13％で、映像保存媒体についての項目だ（平成27年度Q11）。舞台記録映像の保存媒体については、現在においてもVHSが全体の30％を占めており（Q4）、今後、資料の適切な保存とデジタル化はますます緊急の課題となってくるだろう。現時点では、舞台記録映像の媒体変換を実施している劇団・劇場等文化施設は34％に留まっている（平成27年度Q9）。

いくつかの劇団・劇場等文化施設とは、平成28年度の事業ですでに協働の可能性を探りはじめているが、今後も引き続き、どのような形であれば舞台記録映像の保存・活用に関して協力していくことができるかという点について、個別の劇団・劇場等文化施設に打診・提案を行っていく。さらに、舞台記録映像が置かれている困難な状況を劇的に改善するためには、すでにある舞台記録映像の扱いを改善していくだけでなく、これから撮影される舞台記録映像の扱いについて適切な道を示す必要があるだろう。平成28年度の事業で作成した舞台記録映像に関するハンドブックがその一助となれば幸いである。

※以下の設問は寄贈可能と回答した劇団・施設のみ回答

舞台記録映像の保存状況に関するアンケート調査報告書2017年 3月13日発行

編集 山﨑健太デザイン 岡部正裕（voids）

印刷 株式会社 野毛印刷社

発行者 岡室美奈子発行 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 〒169-8050　東京都新宿区西早稲田1-6-1 TEL：03-5286-1829（平日9:00〜17:00） Mail：enpaku@list.waseda.jp　http://www.waseda.jp/enpaku/