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取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810274/A-33_j5.pdf警告...

Date post: 28-Mar-2020
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たび ローランドA をお げいただきましてありが うござ います。A れたキーボード・コントローラー にGS フォーマットに した コントロールにそ します。 しくお いいただくために、ご に「安 意」 (P 意」(P )をよくお みください。また、こ れた いただくために 、こ をよく みください。 きにすぐに るこ きるよ う、 いてください。 GS( 、ローランド株 す。 ローランド しく するこ じます。 取扱説明書
Transcript

このたびはローランドA-33をお買い上げいただきましてありがとうございます。A-33は操作性に優れたキーボード・コントローラーで、特にGSフォーマットに適合した音源のコントロールにその持ち味を発揮します。この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」(P.8)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。

1996 ローランド本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

取扱説明書

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安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。 警告

注意

注意の意味について 警告と

図記号の例

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告 ●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。

●この機器およびACアダプターを分解したり、改造したりしないでください。

●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでくだい。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

●次のような場所での使用や保存はしないでください。○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所○ホコリの多い場所○振動の多い場所

●この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

●ACアダプターは、必ず指定のもの(BOSS ACA-100)を、AC100Vの電源で使用してください。

●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつきます。

●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

●次のような場合は、直ちに電源を切ってACアダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。○ACアダプター本体や電源コードが破損したとき○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき○機器が(雨などで)濡れたとき○機器に異常や故障が生じたとき

●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

●外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

●電池は、充電、加熱、分解したり、または火や水の中に入れたりしないでください。

以下の指示を必ず守ってください

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●この機器とACアダプターは、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

●ACアダプターを機器本体やコンセントに抜き差しするときは、必ずACアダプターの本体やプラグを持ってください。

●長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントから外してください。

●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

●濡れた手でACアダプターの本体やプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。

●この機器を移動するときは、ACアダプターをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

●お手入れをするときには、電源を切ってACアダプターをコンセントから外してください(P.13)。

●落雷の恐れがあるときは、早めにACアダプターをコンセントから外してください。

●電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりします。次のことに注意してください(P.12)。○電池の+と-を間違えないように、指示どおり入れてください。○新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。○長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。○液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースに付いた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液が身体についた場合は、水でよく洗い流してください。○電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管したりしないでください。

●使用済みの電池は、あなたの地域のゴミ分別収集のしかたに従って、捨ててください。

注意

■A-33とはA-33は音源を内蔵していないMIDIキーボード・コントローラーです。プログラム・チェンジ/バンク・セレクト情報をはじめ、リバーブやコーラスのかかり具合など、様々なMIDI情報を簡単に送信できるように設計されています。特にGSフォーマットに適合する音源(以降「GS音源」と呼びます)のコントロールにその持ち味を発揮します。

<GSフォーマットとは>

GSフォーマットとは、MIDI情報を受信したときのマルチ・ティンバー音源の動作を定めたローランドの音源に関する共通仕様です。GSフォーマットに適合した機器にはGSマーク( )がついています。GSマークのついた音源機器は、A-33からのMIDI情報に対して同一の動作をします。

※ ローランドのGS音源はGMシステム・レベル1にも対応しています。※ MIDI規格では、1990年にプログラム・チェンジ/バンク・セレクト機能(コントローラー・ナンバー0/32の値をプログラム・ナンバーと組み合わせて音色を切り換える機能)が追加承認されました。GSフォーマットもこの機能に対応して選べる音色数を拡大しています。

<GS音源の内蔵音色について>

GS音源は多彩な音楽ジャンルに対応できる基本音色(キャピタル)を128種類と、そのバリエーション音色をいくつか内蔵しています。キャピタルはGMシステム・レベル1の音色配列に対応しています。キャピタルはバンク0に、バリエーション音色はその他のバンク(1~127)に含まれています。バリエーション音色は機器によって異なることがあります。バリエーション音色を指定するときは、機器の取扱説明書で内蔵音色を確認しておく必要があります。

<GS音源の内蔵ドラム・セットについて>

ドラム・チャンネル(ch10)では、基本ドラム・セット(スタンダード・セット:PC#1)に加え、いくつかのバリエーション・セットを内蔵しており、プログラム・チェンジ情報によって切り換えできます。バリエーション・セットは機器によって異なることがあります。バリエーション・セットを指定する場合は、機器の取扱説明書で内蔵ドラム・セットを確認しておく必要があります。

※ 指定したバリエーション音色やバリエーション・ドラム・セットが、ご使用中のGS音源に含まれていない場合、まったく音が鳴らないか、または間違った音で演奏されます。

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●主な特長

<高い演奏性と表現力>

76鍵の標準鍵盤はベロシティーに対応していますので、鍵盤を弾く強弱を繊細に表現できます。また、オクターブ・シフト機能を使えば、鍵盤の発音域を上下2オクターブの範囲でずらすことができます。その他、ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバーやダンパー・ペダル端子、エクスプレッション・ペダル端子も装備しています(ダンパー・ペダルは、別売のDP-2/6、FS-5Uをお買い求めください)。さらに、フロント・パネル上で切り換え可能な、2個のMIDI OUT端子を備えており、数多くの音源を接続できます。

<多彩なコントロール機能>

A-33からはプログラム・チェンジ情報とバンク・セレクト情報(CC00とCC32の値)を組み合わせて送信できますので、GS音源のバリエーション音色も切り換えができます。アッパー・パートとロワー・パートで別々に設定できますので、スプリット・モードやレイヤー・モードにおいて2種類の異なる音色をコントロールできます。データ・エントリー・スライダーには、さまざまなコントロール・チェンジ・メッセージを割り当てられます。例えば、GS音源のリバーブやコーラスのかかりかたを自由に調節できます。

<DTM(コンピュータ・ミュージック)をより楽しく>

A-33は付属の乾電池はもちろん、指定のACアダプター(BOSS ACA-100)でも駆動します。あらゆるDTMシステムにおいて、リアルタイム・レコーディング、ステップ・レコーディングはもちろん、スタンダードMIDIファイルのマイナス・ワン演奏をおこなう上でも貴重な存在に成り得ます。

DTM全般に関するお問い合わせは、下記のDTMホットラインで受け付けております。

03-3251-5791(東京) 06-345-9785(大阪)受付時間:10:00~17:00(月~金)※祝祭日、弊社規定の休日を除く

7

■使用上のご注意3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について●雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。

● ACアダプターを長時間使用するとACアダプター本体が多少発熱しますが、故障ではありません。

●この機器は消費電流が大きいため、ACアダプターの使用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使用してください。

●電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行なってください。

●接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について●この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

●テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

●直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

お手入れについて●通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

●変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について●お客様がこの機器やACアダプターを分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

その他の注意について●故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

●ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。●音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。

●輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

●譜面立てを、手前に引き倒さないでください。

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■目次安全上のご注意................................................................................................................................3A-33とは............................................................................................................................................6使用上のご注意................................................................................................................................8各部の名称 ......................................................................................................................................11電源について..................................................................................................................................12セットアップの方法......................................................................................................................13MIDI送信チャンネルとキーボード・モード.............................................................................15

MIDIチャンネルの設定.....................................................................................................15アッパーとロワー(キーボード・モード)..................................................................16<スプリット・モード>..................................................................................................17<レイヤー・モード>......................................................................................................18

MIDI OUT 1とMIDI OUT 2端子....................................................................................................18GS音源の音色を切り換える.........................................................................................................19

GS音源の音色を切り換える.............................................................................................19GS音源のドラム・セットを切り換える.........................................................................20

演奏に便利な機能..........................................................................................................................21発音中の音のピッチを変化させる:ピッチ・ベンド..................................................21発音中の音に変化を与える:モジュレーション(CC01) ........................................21発音中の音に余韻をつける:ダンパー(CC64) ........................................................22音量を調節する:エクスプレッション..........................................................................22特定のMIDIメッセージの送信をオン、オフする.........................................................22オクターブを切り換える..................................................................................................24トランスポーズする..........................................................................................................24

DATA ENTRYスライダーで音源をコントロールする.............................................................25音の強弱のつきかたを変える:ベロシティー..............................................................25リバーブ効果の深さを変える:リバーブ・センド・レベル(CC91) ....................26コーラス効果の深さを変える:コーラス・センド・レベル(CC93) ....................26音量を調節する:ボリューム(CC07) ........................................................................27音の定位を設定する:パンポット(CC10) ................................................................27コーラス、リバーブをオン、オフする..........................................................................27その他のコントローラー・ナンバーの機能を割り当てる(CC00~127) ..............29モジュレーション・レバーにモジュレーションやアフタータッチを割り当てる...30外部シーケンサーをコントロールする..........................................................................31

パッチ・メモリーの使用方法......................................................................................................33パッチ・メモリーに設定を保存する..............................................................................33パッチ・メモリーの設定の呼び出し..............................................................................34

9

初期設定..............................................................................................................................34工場出荷時の設定に戻す..................................................................................................34

MIDIを使って設定を送信する(データ・ダンプ).................................................................35電池の寿命をチェックする..........................................................................................................35故障と思うまえに..........................................................................................................................36主な仕様 ..........................................................................................................................................3832個のプリセット・パッチ..........................................................................................................39MIDIインプリメンテーション・チャート.................................................................................48MIDIインプリメンテーション.....................................................................................................50サービスの窓口..............................................................................................................................54

10

■各部の名称

11

ON OFF

THRU

POWER

[26]ピッチベンド/モジュレーション・レバー

[1]データ・エントリー・スライダー

[2/3]MIDI OUT端子セレクト

キーボード・モード:ロワー[4]、 アッパー[5]、スプリット[6] [7/8]リバーブ、コーラス、オン/オフ [9/10]エディット・セレクト

[11]シーケンサー・スタート/ストップ

[12/13/14]モード・セレクト (エディット、パッチA、パッチB) [15]トランスポーズ [16/17]オクターブ・アップ/ダウン

[18]PATCH TONEセクション

[19]エンター ・キー

[20]MIDI PARAM

[21]CC00[22]CC32

[23]プログラム ・チェンジ

[24]DATA ENT ASS

[25]ライト・ボタン

[27]エクスプレッション・ペダル端子 [28]サスティン・スイッチ端子

[29]MIDI THRU端子

OUT 2 OUT 1 IN

[30]MIDI OUT1、2端子 [31]MIDI IN端子

[32]ACアダプター端子 [33]電源スイッチ

14O

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2

LOW

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■電源について本機は、ACアダプターまたは乾電池で駆動できます。

●電池の使用電池で駆動させるときは単3電池が6個必要です。安定した状態で長時間使用できるようにアルカリ電池(別売)の使用をお薦めします。電池の寿命は使用状態によって異なりますが、アルカリ電池を連続使用して25時間ほど持つことを目安にしてください。

※ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。※ 電池の+と-をまちがわないように入れてください。※ 長時間ご使用にならない場合は、電池の液もれによる損傷を防ぐため、電池を取り出しておいてください。

※ ACアダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一ACアダプターのコードが抜けても演奏が続けられます。

1. 本体の電源がオフになっていることを確認します。2. 本体裏面にあるバッテリー・カバーを取り外します。

3. バッテリー・ケースを取り出し、裏表に3つずつ電池をセットします。

4. バッテリー・カバーを閉めます。

1)2つの爪を手前に押さえて

2)上に持ち上げます

12

●ACアダプターの使用ACアダプターは必ず指定のもの(BOSS ACA-100)をお使いください。指定のACアダプター以外は、誤動作や故障の原因となります。※ 長時間ご使用にならないときは、ACアダプターをコンセントからはずしておいてください。

1. 本体の電源がオフになっていることを確認します。2. ACアダプターをACアダプター端子に接続してから電源コンセントに接続します。

■セットアップの方法A-33は各種MIDI情報を送信するコントローラーです。A-33だけで演奏することはできません。必ず音源やコンピューターなどと接続してご使用ください。ご使用になられる音源やコンピューターのソフトウェアによっては、A-33の機能を十分に活かしきれないことがあります。それぞれの機器の取扱説明書も併せてお読みください。※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切ってください。

●音源機器の接続A-33のMIDI OUT 1またはMIDI OUT 2端子[30]と音源機器のMIDI IN端子を接続します。

●デスクトップ・ミュージック・システムでの活用

※ コンピューターと音源機器の接続ケーブルは、コンピューターの種類、接続端子の形状に合ったものをお使いください。

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

12

4

13

51 2 3

9 10 11

6

15 16

7 8

WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

1 2 3 4 5

CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

20

MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDIDATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

MIDI OUT

MIDI IN

音源 ステレオ・セット等

アウトプット 端子

モニター・スピーカー (電源付き)

インプット端子

LINE IN、AUX またはTAPE IN

CONTROL

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

13

※ 音源にCOMPUTERスイッチが付いているときは、コンピューターの種類、コンピューターとの接続方法、ソフトウェアの仕様を確認の上、最適な位置にセットしてください。

<音源のシリアル端子とコンピューターを接続している場合>

A-33のMIDI OUT 1端子と音源のMIDI IN端子を接続します。

<音源のMIDI IN端子とコンピューターを接続している場合>

A-33のMIDI OUT 1またはMIDI OUT 2端子[30]とMIDIインターフェース(MPUシリーズなど)のMIDI IN端子を接続します。

●電源の入れかた/切りかた※ 正しく接続したら(P.13)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

MIDIの送信側(コンピューター、A-33)、音源機器、オーディオ再生装置の順に電源を入れます。A-33の電源スイッチ[33]はリア・パネルにあります。電源を切るときは逆の順番に行ないます。

※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。※ 電池だけで使用する場合、電池が消耗してくるとインジケーターが暗くなります。早めに電池を交換してください。

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

12

4

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WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

CONTROL

1 2 3 4 5

CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

20

MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDI

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

DATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

MIDI OUT

コンピューター 端子

MIDI IN

RS-232C端子

コンピューター・スイッチ (PC-2)

音源

コンピューター

コンピューター・ケーブル

14

■MIDI送信チャンネルとキーボード・モード●MIDIチャンネルの設定音源をコントロールするときは、まずA-33のMIDI送信チャンネルと音源の、または音源の使用するパートのMIDI受信チャンネルを合わせます。A-33は同時に2つのMIDIチャンネルからのデータを送信できます。これはアッパーとロワーの2つのパートに分けられます。アッパーとロワーのそれぞれのMIDIチャンネルが、コントロールしたい外部音源の該当パートと同じナンバーであることを確認してください。

[操作]1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. SELECT UPPER[10]またはLOWER[9]を押してMIDIチャンネルを設定したいパートを選択します。

3. MIDI/PARAM[20]を押してインジケーターを点灯させます。4. 該当するPATCH/TONE[18]の1~0を押してMIDIチャンネルを設定します。

※ PATCH/TONEの1~0のボタンはそれぞれ1個の数字に対応しています。つまり10~16のMIDIチャンネルを設定するときは、該当する2個のボタンを続けて押してください。

5. ENTER[19]を押してMIDIチャンネルを確定させます。6. EDIT[12]をもう一度押してインジケーターを消灯させます。

同様にロワー・パートのMIDIチャンネルを設定してください。

※ アッパー、ロワーの両方のパートに同じMIDIチャンネルを設定することはできません。アッパー・パートのMIDIチャンネルを4に設定して、ロワー・パートに同じナンバーを設定しようとすると、MIDI/PARAMのインジケーターが点滅します。

15

●アッパーとロワー(キーボード・モード)A-33には3種類のキーボード・モードがあります。

アッパー・モードでは、アッパー・パートに割り当てられたMIDIチャンネルにMIDIデータを送信します。

同時にロワー・モードでは、別のMIDIチャンネルに送信できます。

アッパーとロワー・パートは次の3種類の方法で使い分けることができます。(i)独立(アッパー、ロワーのどちらか一方)、(ii)組合せ(アッパー+ロワー=レイヤー)、(iii)スプリット・モード(左手をロワー・パート、右手をアッパー・パート)。一つめの「独立」で使うと、「MIDIチャンネルの設定」で説明する手順をふむことなく、すばやくMIDIチャンネルを設定できますから、ライブ・ステージなどで役立ちます。

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

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WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

CONTROL

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CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

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MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDI

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

DATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

LOWER UPPER SPLIT

KBD MODE

アッパー・パート

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

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9 10 11

6

15 16

7 8

WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

CONTROL

1 2 3 4 5

CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

20

MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDI

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

DATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

LOWER UPPER SPLIT

KBD MODE

ロワー・パート

16

また、次の各パラメーターは各パートで独立して設定できます。

・MIDIチャンネル・オクターブ・シフト・MIDIパラメーター17/18(ピッチ・ベンド・モジュレーションのオン/オフ)・MIDIパラメーター21/22(サスティンのオン/オフ)・MIDIパラメーター23/24(エクスプレションのオン/オフ)

<スプリット・モード>

スプリット・モードは、右手用にアッパー・パート、左手用にロワー・パートと言った具合に、鍵盤を2つのパートに分けます。SPLIT[6]を押してインジケーターを点灯させてください。

[スプリット・モードの設定]

スプリット・モードが動作している間は、鍵盤が2つのパートに分けられます。ロワー・パートはE1~E3のノート・メッセージを送信し、アッパー・パートはF3~G7のノート・メッセージを送信します。また、スプリット・ポイントを変更することもできます。

[操作]1. KBD Mode SPLIT[6]を押してインジケーターを点滅させます。2. SPLIT[6]を押したまま、スプリット・ポイントにしたい鍵を押します。3. SPLIT[6]と鍵から指を離します。

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

12

4

13

51 2 3

9 10 11

6

15 16

7 8

WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

CONTROL

1 2 3 4 5

CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

20

MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDI

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

DATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

LOWER UPPER SPLIT

KBD MODE

ロワー・パート アッパー・パート

17

<レイヤー・モード>

アッパーとロワーの両パートを同時に使用できます。これは「レイヤーリング」と呼ばれます。レイヤー・モードにおいてA-33は、2つのMIDIチャンネルにノート・メッセージを送信します。これはアッパーとロワーに同じナンバーのMIDIチャンネルを設定できない理由でもあります。つまり、同じ音源やパートに同じメッセージを送信しても意味のないことだからです。

レイヤー・モードを選択するには、KBD ModeのLOWER[4]とUPPER[5]を押して、両方のインジケーターを点灯させます。アッパー・モード、ロワー・モードに戻るには、他方のボタンを押して消灯させます。

■MIDI OUT 1とMIDI OUT 2端子A-33は、フロント・パネルのMIDI OUT 1[2]、MIDI OUT 2[3]を使って独立にオン、オフできる2つのMIDI OUT端子を備えています。それぞれのMIDI OUT端子は同じMIDIメッセージを送信しますが、独立してオン、オフできます。これは、MIDIの「ディジー・チェーン」(MIDI INとMIDI THRUを使った数多くの機器の直列接続)による信号の遅れを防ぐのに役立ちます。さらに、2つのMIDI OUT端子をオン、オフすることによって、2台の機器を切り換えることもできます。MIDI OUT端子のオン/オフ設定は、他の設定と共に32個のパッチ・メモリーに保存できます。「パッチ・メモリーに設定を保存する」(P.33)を参照してください。

14OUT 2

LOWER UPPEROUT 1 LOWER

REVERB

UPPER EDIT

START/STOP TRANSPOSE

SPLIT

CHORUS

MODE

SEQUENCER

PATCH

DOWN UP

SELECT

12

4

13

51 2 3

9 10 11

6

15 16

7 8

WRITEETHNIC

PIANO CHR PERC ORGAN GUITAR

SYN PADSYN LEADPIPEREED

BASS ORCHESTRA ENSEMBLE

PERCUSSIVESYN SFX

BRASS

SFX

1 2 3 4 5

CC 00MIDI/PARAMENTER09 CC 32 PRG CHANGE DATA ENT ASS

6 7 8

P BEND/MOD OFF17 27 BATTERY CHECK

DATA DUMP

16 MIDI CHANNEL 16 F8 CLOCK INT26

F8 CLOCK EXT25

EXPRESSION ON24

EXPRESSION OFF23

SUSTAIN ON22

28

SUSTAIN OFF21

P BEND/MOD ON

LEVER TO AFTER TOUCH

18

20

MIDI PARAMETER

MIDI CHANNEL 11 LEVER TO MODULATION19CONTROL CHANGE 0000

129 BPM (F8 CLOCK RATE 20/250)

DATA ENTRY

127 CONTROL CHANGE 127

128 VELOCITY CURVE (L-M-H)

PATCH/TONEKBD MODE

EFFECTS

MIDI

MIDI KEYBOARD CONTROLLER

DATA ENTRY

BENDER

EXPRESSION LEVER

LOWER UPPER SPLIT

KBD MODE

ロワー・パート

アッパー・パート

CONTROL

18

■GS音源の音色を切り換える通常の楽器パートでは音色を切り換えます。ドラム・パート(GS:ch10)を指定しているときはドラム・セットの切り換えになります。

●GS音源の音色を切り換えるGS音源の音色を切り換えるときは、バンク・セレクト情報(コントローラー・ナンバー:00の値とコントローラー・ナンバー:32の値)と一緒にプログラム・チェンジ情報を送信します。コントローラー・ナンバー:00の値(MSB)とコントローラー・ナンバー:32の値(LSB)で音色のバンクを切り換え、すぐその後にプログラム・ナンバーを指定することで目的の音色に切り換わります。バンク・セレクト情報だけでは音色を切り換えることはできません。続けてプログラム・チェンジ情報を送信してください。

A-33では、これら3つの情報が必ず1セットで送信されます:・コントローラー・ナンバー:32の値(LSB)

GS音源のマップを指定します。・コントローラー・ナンバー:00の値(MSB)

LSBで指定したマップ内のバリエーションを指定します。・プログラム・ナンバー

MSBで指定したバリエーション内のインストゥルメントを指定します。

※ これらのメッセージはアッパーまたはロワー・パートから送信できます。

[操作]1. SELECT LOWER[9]またはSELCT UPPER[10]を押して、音色を選択したい機器に対応するパートを選択します。これにより、音色選択のためのメッセージを送信するMIDIチャンネルが決定されます。

2. 必要に応じて、音源機器のパートに一致するMIDI送信チャンネルを設定します。3. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。4. CC32[22]を押してインジケーターを点灯させます。5. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してCC32の値を指定します。6. ENTER[19]を押します。7. CC00[21]のインジケーターが点灯します。8. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してCC00の値を指定します。9. ENTER[19]を押します。10. PROGRAM CHANGE[23]のインジケーターが点灯します。

19

11. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してプログラム・ナンバーの値を指定します。

12. ENTER[19]を押します。13. MODE EDIT[12]をもう一度押してインジケーターを消灯させます。

[操作例]SC-55mkIIのバリエーション・ナンバー:8、インストゥルメント・ナンバー:3の音色(Piano3w)を選ぶ。

1. コントロールするパートにMIDIチャンネルを合わせます。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. CC32[22]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH/TONE[18]の0を押してCC32の値を指定します。5. ENTER[19]を押します。6. CC00[21]のインジケーターが点灯します。7. PATCH/TONE[18]の8を押してCC00の値を指定します。8. ENTER[19]を押します。9. PROGRAM CHANGE[23]のインジケーターが点灯します。10. PATCH/TONE[18]の3を押してプログラム・ナンバーの値を指定します。11. ENTER[19]を押します。12. MODE EDIT[12]をもう一度押してインジケーターを消灯させます。

※ 現在選択されているバンク内の音色を選択する場合は、必ずしもバンク・セレクト・メッセージを送信する必要はありません。単に、PROGRAM CHANGE[23]を押してプログラム・ナンバーを指定してください。

●GS音源のドラム・セットを切り換えるGS音源にはドラム・パート(ch10)がバンク・セレクト情報に対応していないものもあります。しかし、A-33では直前に指定した音色ナンバーを内部に記憶しており、プログラム・チェンジ情報だけを送信しようとしても直前に指定したバンク・セレクト情報も一緒に送信されてしまいます。したがって、この種のGS音源のドラム・セットを正しく切り換えるためには、コントローラー・ナンバー:00および32の値として0を送信してからプログラム・チェンジ情報を送信するようにしてください。

[操作]1. SELECT LOWER[9]またはSELCT UPPER[10]を押して、音色を選択したい機器に対応するパートを選択します。

2. MIDI送信チャンネルを10に設定します。3. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。4. CC32[22]を押してインジケーターを点灯させます。

20

5. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してCC32の値を指定します。6. ENTER[19]を押します。7. CC00[21]のインジケーターが点灯します。8. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してCC00の値を指定します。9. ENTER[19]を押します。10. PROGRAM CHANGE[23]のインジケーターが点灯します。11. PATCH/TONE[18]の0~9のボタンを押してプログラム・ナンバーの値を指定します。

12. ENTER[19]を押します。13. MODE EDIT[12]をもう一度押してインジケーターを消灯させます。

[操作例]SC-55mkIIのドラム・セットからRoom Setを選ぶ。

1. MIDI送信チャンネルを10に設定します。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. CC32[22]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH/TONE[18]の0を押します。5. ENTER[19]を押します。6. CC00[21]のインジケーターが点灯します。7. PATCH/TONE[18]の0を押します。8. ENTER[19]を押します。9. PROGRAM CHANGE[23]のインジケーターが点灯します。10. PATCH/TONE[18]の9を押します。11. ENTER[19]を押します。12. MODE EDIT[12]をもう一度押してインジケーターを消灯させます。

■演奏に便利な機能●発音中の音のピッチを変化させる:ピッチ・ベンドBENDER/MODULATIONレバー[26]を左右に動かすとピッチ・ベンド情報が送信され、発音中の音のピッチを連続して上下させることができます。

※ ピッチの最大変化幅(ベンド・レンジ)は音源側で設定します。

●発音中の音に変化を与える:モジュレーション(CC01)BENDER/MODULATIONレバー[26]を奥へ倒すとモジュレーション情報(CC01)が送信され、音源のモジュレーション(ビブラート効果など)をコントロールできます。

21

※ 得られる効果は音源側の設定(モジュレーションをかけるセクション)や選んでいる音色によって異なります。

●発音中の音に余韻をつける:ダンパー(CC64)接続したダンパー・ペダル(別売:DP-2/6、FS-5U)を踏むとホールド・メッセージ(CC64)が送信され、発音中の音に余韻をつけることができます。音色がオルガンのような持続音のときは、ペダルから足を離すまで音が鳴り続けます(ホールドされます)。ピアノのような減衰音の音色はダンパー・ペダルを使用しないときより減衰時間が長くなります。ダンパー・ペダル(別売:DP-2/6、FS-5U)はリア・パネルのSUSTAIN SWITCH端子[28]に接続します。

ペダルを踏むと127(オン)、離すと0(オフ)の値が送信されます。

※ ダンパー効果は、DATA ENTRYスライダーにCC64(ホールド1)を割り当ててコントロールすることもできます。

※ SELECT UPPER[9]、SELECT LOWER[10]を使ってホールド1メッセージの送信をオン、オフすることによって、サスティン機能をオン、オフすることもできます。

●音量を調節する:エクスプレッション(CC11)接続したエクスプレッション・ペダル(別売:EV-5/10)を踏むとエクスプレッション・メッセージ(CC11)が送信されます。A-33に接続したMIDI機器がGS音源の場合は、送信するMIDIチャンネルに対応するパートの音量が調節されます。エクスプレッション・ペダル(別売:EV-5/10)はリア・パネルのEXPRESSION PEDAL端子[27]に接続します。

エクスプレッションはコンティニュアス・コントローラーですから、送信した値(0~127)に従って効果が連続的に変化します。

※ エクスプレッション効果は、DATA ENTRYスライダーにCC11(エクスプレッション)を割り当ててコントロールすることもできます。

※ SELECT UPPER[9]、SELECT LOWER[10]を使ってエクスプレッション・メッセージの送信をオン、オフすることによって、エクスプレッション機能をオン、オフすることもできます。

●特定のMIDIメッセージの送信をオン、オフするA-33には各パートに独立して機能する3つのデータ・フィルターが備えられています。これらのフィルターはスプリット・モードやレイヤー・モードにおいて1つのMIDIチャンネルにあるMIDIメッセージだけを送信したいときに役立ちます。

22

<ピッチ・ベンド/モジュレーション・メッセージの送信をオン、オフする>

アッパー、ロワー・パートでピッチ・ベンド/モジュレーション・メッセージを送信しないようにできます。

1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. SELECT UPPER[9]またはLOWER[10]を押して設定を変更したいパートを選択します。

3. MIDI/PARAM[20]を押します。4. PATCH/TONE[18]で1、続いて7と入力すると、操作2で指定したパートでピッチ・ベンド/モジュレーション・メッセージを送信しないように設定されます。1、続いて8と入力すると送信するように設定されます。

5. ENTER[19]を押して設定を確定させます。

※ アフタータッチをモジュレーション・レバーに割り当てることもできます(P.30参照)。

<ホールド1(サスティン)メッセージの送信をオン、オフする>

前述の操作1.~3.を実行します。4. PATCH/TONE[18]で2、続いて1と入力すると、操作2で指定したパートでホールド1(サスティン)メッセージを送信しないように設定されます。2、続いて2と入力すると送信するように設定されます。

5. ENTER[19]を押して設定を確定させます。

<エクスプレッション・メッセージの送信をオン、オフする>

前述の操作1.~3.を実行します。4. PATCH/TONE[18]で2、続いて3と入力すると、操作2で指定したパートでエクスプレッション・メッセージを送信しないように設定されます。2、続いて4と入力すると送信するように設定されます。

5. ENTER[19]を押して設定を確定させます。

23

●オクターブを切り換えるOCTAVE[16/17](UP、DOWN)で、鍵盤の発音域を上下2オクターブの範囲でずらし、通常では演奏できない高音域や低音域で演奏できるようにします。この機能はアッパーとロワーの両パートで独立して設定できます。したがって、まずSELECT UPPER[9]またはLOWER[10]を押してから、UP[17]、DOWN[16]を押す必要があります。

<発音域を1オクターブ高くする:OCTAVE UP>

OCTAVE UP[17]を押してインジケーターを点灯させます。これにより発音域が1オクターブ高くなります。

<発音域を2オクターブ高くする:OCTAVE UP(×2)>

再度OCTAVE UP[17]を押してインジケーターを点滅させます。これにより発音域が2オクターブ高くなります。

<発音域を1オクターブ低くする:OCTAVE DOWN>

OCTAVE DOWN[16]を押してインジケーターを点灯させます。これにより発音域が1オクターブ低くなります。

<発音域を2オクターブ低くする:OCTAVE DOWN(×2)>

再度OCTAVE DOWN[16]を押してインジケーターを点滅させます。これにより発音域が1オクターブ低くなります。

<通常の発音域に戻す:STANDARD>

OCTAVE UP[17]とOCTAVE DOWN[16]を同時に押します。

●トランスポーズするトランスポーズ機能を使うと他の調で演奏することができます。

<トランスポーズの設定>

TRANSPOSE[15]を押し続けてインジケーターを点滅させます。TRANSPOSEを押したまま、Cの音に設定したいキーを押します。TRANSPOSEのインジケーターが点灯してトランスポーズが設定されたことを示します。

-2オクターブ +2オクターブ-1オクターブ +1オクターブ

標準の音域

24

25

<トランスポーズのオン、オフ>

一度、トランスポーズの間隔を設定してしまえば、TRANSPOSE[15]を押してオン、オフできます。インジケーターが点灯してトランスポーズが動作中であることを示します。

※ トランスポーズのオン、オフ設定は、アッパー、ロワー・パートの両方に適用されます。

■DATA ENTRYスライダーで音源をコントロールする

DATA ENTRYスライダーには、次の機能を割り当てられます。

機能 説明ベロシティー 音の強弱のつきかたを変えるリバーブ・センド・レベル(CC91) リバーブ効果の深さを変えるコーラス・センド・レベル(CC93) コーラス効果の深さを変えるボリューム(CC07) 音量を調節するパンポット(CC10) 音の定位を設定するCC00~127 コントローラー・ナンバーによって異なる

※ DATA ENTRYスライダーはデジタル・データを送信しますから、小さく動かしても値が変化しない場合があります。この場合は、スライダーを一度大きく動かしてから再度設定してください。

●音の強弱のつきかたを変える:ベロシティーA-33の鍵を押さえたときは、ノート情報といっしょにベロシティー値が送信されます。ここでは、鍵を押さえる強さに対するベロシティー値の変化幅を調節します。

[操作]1. 音源のパートにMIDIチャンネルを合わせます。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。

スライダーの位置:最小

打鍵の強さ 打鍵の強さ 打鍵の強さ

ベロシティー値

ベロシティー値

ベロシティー値

スライダーの位置:中央 スライダーの位置:最大

4. PATCH TONEセクション[18]で1、2、8と押して128を入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。7. 使用したいベロシティー・カーブに合わせて、DATA ENTRYスライダー[1]を動かします。最大値に設定するとベロシティー値は1~127の範囲で送信されます。

●リバーブ効果の深さを変える:リバーブ・センド・レベル(CC91)パートごとのリバーブ効果のかかりかたが設定できます。

[操作]1. 音源のパートにMIDIチャンネルを合わせます。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH TONEセクション[18]で91と入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。DATA ENTRYスライダーを動かすと、スライダーの位置に合わせてリバーブ・センド・レベル情報(エフェクト1デプス)が送信されます。

※ GS音源、GM音源以外では、受信したCC91の情報に対してパラメーターが正しく反応しないことがあります。

●コーラス効果の深さを変える:コーラス・センド・レベル(CC93)パートごとのコーラス効果のかかりかたが設定できます。

[操作]1. 音源のパートにMIDIチャンネルを合わせます。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH TONEセクション[18]で93と入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。DATA ENTRYスライダーを動かすと、スライダーの位置に合わせてコーラス・センド・レベル情報(エフェクト3デプス)が送信されます。

※ GS音源以外では、受信したCC93の情報に対してパラメーターが正しく反応しないことがあります。

26

●音量を調節する:ボリューム(CC07)パートごとの音量が調節できます。

[操作]1. 音源のパートにMIDIチャンネルを合わせます。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH TONEセクション[18]で7と入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。DATA ENTRYスライダーを動かすと、スライダーの位置に合わせてボリューム情報が送信されます。

●音の定位を設定する:パンポット(CC10)GSまたはGM音源をステレオ・アンプに接続したときの、音の左右の定位を設定します。ドラム・パート(ch10)では、各打楽器全体(ドラム・セット全体)のパンポットを設定します。

[操作]1. キーボード・モードをアッパーまたはロワーに設定し、送信チャンネルを10にします。

2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH TONEセクション[18]で10と入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。DATA ENTRYスライダーを動かすと、スライダーの位置に合わせてパンポット情報が送信されます。スライダーが真中のとき音はセンター(左右の音量が同じ)、一番下まで下げると左から、一番上まで上げると右から聴こえます。

※ MT-32のパンポットの設定は、GS音源のものと左右が逆になっています。

●コーラス、リバーブをオン、オフするエフェクト・ボタン(リバーブ、コーラス)を使うと、対応するパートのリバーブやコーラスのオン、オフ切り換えができます。オフに設定すると、リバーブ・センド・レベル(CC91)やコーラス・センド・レベル(CC93)が0になります。REVERB[7]を押してインジケーターを点灯させます。この時、パッチ・メモリーの中の最後に選択したCC91の値が送信されます(パッチの保存方法は33ページ参照)。REBERB[7]をもう一度押すとインジケーターが消灯して、対応するパートのリバーブ

27

がオフになります。同様に、CHORUS[8]を押してコーラスをオン(インジケーター点灯)、オフ(インジケーター消灯)してください。

28

●その他のコントローラー・ナンバーの機能を割り当てる(CC00~127)DATA ENTRYスライダーにコントローラー・ナンバーを割り当て、さまざまな機能で音源パートをコントロールできます。DATA ENTRYスライダーにはCC0~95までのコントローラー・ナンバーを割り当てることができます。A-33は送信する値を確認できるような画面を備えていませんので、単独でのNRPNやRPNのパラメーターのコントロールには適していません。※ A-33に別途搭載されているコントローラーと重複しているものもあります(モジュレーション、エクスプレッション、他)。

CC00~95までのコントローラー・ナンバー(コンティニュアス・コントローラー)CC# 機能0 バンク・セレクトMSB1 モジュレーション2 ブレス・コントローラー3 未定義4 フット・コントローラー5 ポルタメント・タイム6 データ・エントリー(RPN/NRPNで使用)7 メイン・ボリューム8 バランス・コントロール9 未定義10 パンポット11 エクスプレッション・ペダル12 エフェクト・コントロール113 エフェクト・コントロール214~15 未定義16 汎用操作子117 汎用操作子218 汎用操作子319 汎用操作子420~31 未定義32 バンク・セレクトLSB33~63 1~31のLSB64 ホールド1(ダンパー)65 ポルタメント66 ソステヌート67 ソフト・ペダル68 未定義69 ホールド2(フリーズ)70~79 未定義80 汎用操作子581 汎用操作子682 汎用操作子783 汎用操作子884~90 未定義91 エフェクト1(外部エフェクト)デプス(GM/GSではリバーブ・センド・レベル)92 エフェクト2(トレモロ)デプス93 エフェクト3(コーラス)デプス(GSではコーラス・センド・レベル)94 エフェクト4(セレステ)デプス95 エフェクト5(フェーザー)デプス

29

CC96以上のコントローラー・ナンバー(NRPN/RPN、チャンネル・モード・メッセージ)CC# 機能96 データ・インクリメント97 データ・デクリメント98 NRPNのLSB99 NRPNのMSB100 RPNのLSB101 RPNのMSB102~120 未定義121~127 チャンネル・モード・メッセージ用

[操作]1. キーボード・モードをアッパーかロワーに設定します。2. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。3. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。4. PATCH TONEセクション[18]でコントローラー・ナンバーを入力します。5. ENTER[19]を押して確定させます。6. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。DATA ENTRYスライダーを動かすと、スライダーの位置に合わせて該当するコントロール・チェンジが送信されます。

●モジュレーション・レバーにモジュレーションやアフタータッチを割り当てるピッチベンド/モジュレーション・レバーを使うと、モジュレーション(CC1)やアフタータッチ・データを送信できます。状況に合わせてどちらでも割り当てられます。この設定はアッパー・パート、ロワー・パートの両方に適用されます。A-33の鍵盤はチャンネル・アフタータッチを送信することはできませんが、ピッチベンド/モジュレーション・レバーに割り当てることにより送信できるようになります。チャンネル・アフタータッチは、現在鳴っている音に対し、さらに鍵を押し込むことによって変化を付ける機能です。A-33では、ピッチベンド/モジュレーション・レバーにアフタータッチを割り当てた後、レバーを奥に押し込むことにより同様の効果が得られます。

1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. MIDI/PARAM[20]を押します。3. LEVER TO MODULATIONモードを選択するにはPATCH TONEセクション[18]で1、続いて9と入力します。ほとんどの場合はこの設定で良いでしょう。LEVERTO AFTERTOUCHモードを選択するには2、続いて0と入力します。この設定で、ピッチベンド/モジュレーション・レバーが演奏した音のアフタータッチ・メッセージを送信するようになります。

4. ENTER[19]を押して確定させます。

30

※ 初期設定のままのGS音源はアフタータッチ・メッセージに反応しません。詳しくはお使いの音源の取扱説明書をご覧ください。コンピューターでコントロールされる方は、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧になって、チャンネル・アフタータッチに対するソフトウェアの動作をご確認ください。

●外部シーケンサーをコントロールする

<外部シーケンサーのスタート、ストップ>

SEQUENCER START/STOP[11]を押してインジケーターを点灯させると、MIDI OUT1またはMIDI OUT2端子に接続した外部シーケンサーがスタートします。ストップさせるには同じボタンをもう一度押してください(インジケーターが消灯します)。

※ シーケンサーがスタート、ストップしないときは、シーケンサーを接続したMIDI OUT端子のインジケーターが点灯しているかどうか確認してください。また、シーケンサーがスタート/ストップ・メッセージを受信するように設定されているかどうか確認してください。

<シーケンサーの再生スピードを変える>

MIDI OUT端子に接続したシーケンサーの再生スピードを変更できます。そのためには、まずDATA ENTRYスライダーにBPM機能を割り当てる必要があります。

1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. DATA ENT ASS[24]を押してインジケーターを点灯させます。3. PATCH TONEセクション[18]で129と入力します。4. ENTER[19]を押して確定させます。5. 再度MODE EDIT[12]を押してインジケーターを消灯させます。これで、DATA ENTRYスライダーを使ってシーケンサーのテンポを変更できるようになりました。

<MIDIクロック・ソース(PBクロックEXT/INT)>

A-33に接続したシーケンサーは、次のどちらかの方法で同期を取ることができます。

1. A-33に搭載しているMIDIクロック・ジェネレーターを使用する(INT)。この場合、A-33で設定したテンポ(前述)はシーケンサーの再生スピードを決定します。INTモードにおいては、A-33のSequencer START/STOP[11]は外部シーケンサーをスタート、ストップさせます。

2. MIDI IN端子に接続した他のシーケンサーやドラム・マシンからのMIDIクロック信号を使用する(EXT)。

31

この場合、A-33は受信したMIDIクロック信号をMIDI OUT端子から再送します。A-33自身で作り出されたデータは受信したクロック信号とミックスされ、MIDIクロック信号のタイミングにに合わせて両方のMIDI OUT端子から送信されます。

INT、EXTモードの選択は次のように行います。1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. MIDI/PARAM[20]を押します。3. 25と入力してPB CLOCK EXTモードを選択します。26と入力してPB CLOCK INTモードを選択します。

4. ENTER[19]を押して確定させます。

32

■パッチ・メモリーの使用方法設定を保存したり呼び出したりする前に知っておくべきことがあります。A-33には32個のパッチ・メモリーがあります(これらパッチの内容は39ページをご覧ください)。「パッチ」とは各種設定を保存できるメモリーです。PATCH/TONE[18]にはPIANO、CHR PERC等の名前が付けられた16個のボタンがあります。これらの名前は対応するプリセット・パッチ・メモリーの内容であったり、またA-33がGS音源に接続されている場合は、パッチ・メモリーのエフェクトであったりします。したがって、例えばボタン・ナンバー12はシンセサイザーのパッド・サウンドを呼び出します。また、各プリセット・パッチには他の多くの有用な設定も含まれます(後述)。

●パッチ・メモリーに設定を保存するすべてのパラメーターを設定したら、それらを32個のパッチ・メモリーに保存してみましょう。

[操作]1. WRITE[25]を押し続けます。2. PATCH A[13]またはPATCH B[14]を押して、設定を保存したいバンクを選択します。

3. PATCH/TONE[18]の1~16のボタンを押して、現在の設定を保存したいパッチ・メモリーを選択します。

次の設定がパッチ・メモリーに保存できます。

・ DATA ENTRYスライダーの割り当て・ トランスポーズのオン/オフとトランスポーズ値・ BPM値(スピード)とEXT/INTの設定・ アッパー・パートのCC0、CC32の値、プログラム・チェンジの値(音色選択)・ ロワー・パートのCC0、CC32の値、プログラム・チェンジの値(音色選択)・ アッパー・パートのCC91の値(リバーブ・デブス)・ アッパー・パートのCC93の値(コーラス・デプス)・ ロワー・パートのCC91の値(リバーブ・デブス)・ ロワー・パートのCC93の値(コーラス・デプス)・ アッパー・パートのCC07の値(ボリューム)・ ロワー・パートのCC07の値(ボリューム)・ アッパー・パートのMIDIチャンネル・ ロワー・パートのMIDIチャンネル・ MIDI OUT1のオン/オフ・ MIDI OUT2のオン/オフ

33

・ アッパー・パートのオン/オフ・ ロワー・パートのオン/オフ・ スプリットのオン/オフ・ アッパー・パートのオクターブ・ ロワー・パートのオクターブ・ アッパー・パートのCCフィルター・ ロワー・パートのCCフィルター・ モジュレーション・レバーの割り当て(モジュレーション/アフタータッチ)・ ピッチベンド/モジュレーションのオン/オフ・ モジュレーション/アフタータッチへのレバー・ サスティンのオン/オフ・ エクスプレッションのオン/オフ

●パッチ・メモリーの設定の呼び出し32個のパッチ・メモリーは16個ずつのパッチを含むA、B、2個のバンクに分かれています。

[操作]1. パッチ・メモリーのインジケーターAまたはBが点灯していることを確認します。点灯していない場合は、どちらか一つを押してインジケーターを点灯させます。

2. PATCH/TONE[18]のボタンの一つを押してパッチを選択します。

※ PATCH A、PATCH Bを押してバンクを選択すると、そのバンク内の現在のパッチが自動的に呼び出されます。

●初期設定電源を入れたときは自動的にパッチA-1が選択されます。39ページの表に32個のプリセット・パッチが掲載されています。

●工場出荷時の設定に戻す工場出荷時の設定に戻すには、WRITE[25]を押しながら電源を入れてください。この操作の間、パネル上のいくつかのインジケーターが点滅します。この操作は30秒程度で完了します。

※ 工場出荷時の設定に戻す前に、あなたが作った設定を外部シーケンサー等に送信しておきましょう。

34

■MIDIを使って設定を送信する(データ・ダンプ)

パッチ・メモリー内のデータは、外部シーケンサーやコンピューターまたはMIDIデータ・フィルター等に保存できます。そうすれば、ライブ演奏の前のバックアップや、A-33自身の能力を広げる意味でも役立つでしょう。

1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. MIDI/PARAM[20]を押します。3. PATCH/TONE[18]で2、続いて8と入力し、データ・ダンプ機能を選択します。4. シーケンサーで録音を開始します。5. ENTER[19]を押してデータ送信を開始します。

■電池の寿命をチェックするA-33は電池でも駆動できます。次の操作で現在の電池の状態を確認できます。

[操作]1. MODE EDIT[12]を押してインジケーターを点灯させます。2. MIDI/PARAM[20]を押します。3. PATCH/TONE[18]で27と入力します。4. ENTER[19]を押し続けます。PATCH/TONEのインジケーターが電池のおおよその残量を表示して点灯します。LED1個が2時間程度の寿命を示します。

5. 電池の残量を確認したらENTER[19]から手を離します。

35

■故障と思うまえにQ. 電源が入らない、あるいは動作しない。A. 電池は消耗していませんか?A. 指定のACアダプター(BOSS ACA-100)を使用していますか? 指定のACアダプタ

ー以外は使わないでください。誤動作や故障の原因となります。

Q. DATA ENTRYスライダーを動かしても音源が反応しない。A. DATA ENTRYスライダーに正しい機能が割り当てられていますか? また、スライ

ダーの位置によっては少し動かしただけでは音源が変化しないことがあります。この場合、スライダーを一度手前に戻しきってから再度設定してください。

Q. 音源やシーケンサーが反応しない。A. 外部機器を接続したMIDI OUT端子が使用可能になって設定されていますか? 対応

するMIDI OUTボタン[2/3]を押してインジケーターを点灯させてください。

Q. モジュレーション・レバーを操作しても期待した効果が得られない。A. モジュレーション・レバーにアフタータッチを割り当てていませんか? LEVER

TO MODULATIONモードを選択してください(コントローラー・ナンバー:19)

Q. 音源がホールド1(サスティン)、エクスプレション、ピッチベンド/モジュレーションに反応しない。

A. それらのデータのフィルターを使用していませんか? ピッチベンド/モジュレーション(コントローラー・ナンバー:18)、サスティン(22)、エクスプレッション(24)をオンにしてフィルターを無効にしてください。

Q. 指定した音色に切り換わらない。A. サウンド・キャンバス・シリーズなどの一部のGS音源機器には、バンク・セレクト

情報やプログラム・チェンジ情報を受信しないようにするスイッチを持っています。それらのスイッチがオフに設定されていないか確認してください。

A. 音源がバンク・セレクト情報を受信する前に、GMシステム・オン情報(GM音源として働きなさいという内容の情報)を受信していませんか? GMシステム・レベル1ではバンク・セレクト情報の対応が定められていません。そのため、GS音源がGMシステム・オンを受信すると、バンク・セレクト情報を受信しなくなります。その場合は、GSリセット情報(GS音源の初期状態に戻す情報)を送信するか、音源の電源を入れ直してバンク・セレクト情報が受信できるようにします。

※ A-33からGSリセット情報の送信はできません。

36

A. 音色切り換えで、CC00の値、CC32の値、プログラム・ナンバーの各値をすべて指定しましたか? A-33から音色を切り換えた場合、たとえプログラム・ナンバーだけを指定してもCC00の値/CC32の値/プログラム・ナンバーの各値が必ずセットになって送信されます。また、一度音色を指定すると、次に指定し直すまで直前の値が内部に記憶されています。したがって、もし3つの値のいずれか1つでも指定し忘れた場合、直前に指定した値が新しく指定した値と一緒に送信されることになります。その結果、場合によっては正しい音色が選ばれないことになります。

A. お使いのDTMSのソフトウェアが、音色選択時に0~127のプログラム・ナンバーを指定するタイプではありませんか? A-33では1~128の値で音色を指定しますので、音色ナンバーに1を足したナンバーを指定してください。

Q. GS音源が送信したアフタータッチ情報に反応しない。A. GS音源の初期状態ではアフタータッチ情報に反応しません。

アフタータッチ情報でコントロールしたいときは、エクスクルーシブ情報でアフタータッチのパラメーターを設定する必要があります(機器のMIDIインプリメンテーションを参照ください)。DTMSでご使用のかたは、ソフトウェア側で簡単に設定できることがあります。

37

■主な仕様●鍵盤:76鍵(タッチ・センス付き)

●MIDIコントロール:MIDIチャンネル(1~16)オクターブ・シフト(+2オクターブ、-2オクターブ、標準)ピッチ・ベンド/モジュレーション/アフタータッチ・レバーデータ・エントリー・スライダー

コントローラー・ナンバー:00/32(GSバリエーションの選択)リバーブ・センド・レベルコーラス・センド・レベルボリュームパンポットその他(コントローラー・ナンバー:00~127)ベロシティー・カーブテンポ・スピード(MIDI F8)

●リア・パネル:電源スイッチ、サスティン・スイッチ端子、エクスプレッション・ペダル端子、ACアダプター端子、MIDI端子(IN/OUT1/OUT2/THRU)

●電源:DC9V(ACアダプター:別売)、単3乾電池(付属)連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります)アルカリ電池約25時間

●消費電流:50mA

●外形寸法:1195(幅)×270(奥行)×113(高さ)mm

●重量:7.7kg

●付属品取扱説明書、MIDIガイド・ブック、譜面立て、MIDIケーブル、単3乾電池×6、保証書

●オプション:ペダル・スイッチ:DP-2/6、BOSS FS-5Uエクスプレッション・ペダル:EV-5/10、BOSS FV-300LACアダプター:BOSS ACA-100

※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

38

ファンクション...

ベーシック

チャンネル

モード

ノート

ナンバー :

ベロシティー

アフター

タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール

チェンジ

送   信

受   信

備   考

電源ON時

設定可能

電源ON時

メッセージ

代用

音域

ノート・オン

ノート・オフ

キー別

チャンネル別

1 1 - 16、オフ

モード 3

×

○ ×

28 - 103

× ○

1 - 16

1 - 16、オフ

○ ○ ○

○ ○

0 - 127

×

○ ○

*1(1=アッパー、2=ロワー)

*2 *3 *3

MID

I Key

boar

d C

ontr

olle

r

Mod

el A

-33

Dat

e : J

an. 1

996

Ver

sion

: 1.

00MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

プログラム

チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル

タイム

その他

備考

:設定可能範囲

:ソング・ポジション

:ソング・セレクト

:チューン

:クロック

:コマンド

:ローカルON/OFF

:オール・ノート・オフ

:アクティブ・センシング

:リセット

1 - 128

**************

× × ×

○ ○

× × ○ ×

1 - 128

×

○ ○ ○

○ ○

× ○ ○ ×

MIDI INから受信したMIDIメ

ッセージは、A-33の動作には

影響を与えずに、A-33自身か

らのMIDIメッセージと共に

MIDI OUTからそのまま送信

されます。

MIDIファイル録音/再生

MIDIファイル録音/再生

*1 工場出荷時の設定

*2 保存可能

*3 データ・エントリー・スライダーやピッチベンド/

  モジュレーション・レバーに割り当てて送信する。

モード 1 : オムニ・オン、ポリ

モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

○:あり

×:なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ

モード 4 : オムニ・オフ、モノ

 修理に関するお問い合わせは

お問い合わせの窓口

・・・商品をお求めの販売店か、保証書に同封されている「サービスの窓口」に 記載の営業所、サービス・ステーション、またはサービス・スポットまでご相談ください。 

'97 7. 1 現在

 商品のお取り扱いに関するお問い合わせは・・・

お客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く) <電話番号> ■大阪  TEL (06) 345-9500 <住所>  〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル

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尚、お問い合わせの際には取扱説明書を ご用意ください。

■東京  TEL (03) 3251-6150


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