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ラクニカンジョイント - Nippon Steel...ラクニカンジョイントの製品仕様 1....

Date post: 02-Feb-2021
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100-8071 東京都千代田区丸の内二丁目61Tel: 03-6867-4111 建材 ラクニカンジョイント ® © 2014 NIPPON STEEL & SUMITOMO METAL CORPORATION 無断複写転載禁止 K122_01_201403f 基礎杭工事の能率向上を実現する ラクニカンジョイント ® http://www.nssmc.com/
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  • 〒100-8071 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号Tel: 03-6867-4111

    建材

    ラクニカンジョイント®

    © 2014 NIPPON STEEL & SUMITOMO METAL CORPORATION 無断複写転載禁止K122_01_201403f

     基礎杭工事の能率向上を実現する ラクニカンジョイント® 

    http://www.nssmc.com/

  • 国土交通省新技術情報提供システム に登録しました。"NETIS"

    登録番号 :KT-040089

    ラクニカンジョイントの構造ラクニカンジョイントは、「ピン継手」「ボックス継手」「荷重伝達キー」「セットボルト」で構成されています。ボックス継手は、その内面円周溝に、荷重伝達キーと称する円弧状の板が複数個(円周方向に分割)格納されており、セットボルトの回転によって進退する構造となっています。ピン継手は、ボックス継手の溝と相対する位置に、外周円周溝が切削された構造です。 上側鋼管に工場円周溶接されたボックス継手を、下側鋼管に工場円周溶接されたピン継手に挿入した後、セットボルトを回転させることでボックス継手に格納していた荷重伝達キーをピン継手の溝に入り込ませ、継手部材を一体化して鋼管の接合を完了します。このあと、セットボルトの締め込みを確認することで、ラクニカン接合の全数検査が容易に行えます。 また、継手部材外面に「回転抑止キー」を配置することで、施工時の回転トルクを伝達できます。なお、振動・打撃工法に適用する場合は、セットボルトのゆるみ防止対策を施します。

    ラクニカンジョイントの施工手順

    ■ 一段型■ 標準型

    工場溶接部工場溶接部

    工場溶接部工場溶接部

    セットボルト

    ボックス継手

    鋼管

    鋼管

    鋼管

    鋼管

    荷重伝達キー

    ピン継手

    ラクニカンジョイント® の開発にあたって

    これまで、鋼管杭・鋼管矢板の施工においては、施工現場に搬入された各単管を現地で溶接接合することが一般的でした。しかし、溶接作業を実施するにあたっては、溶接工の技量確認、適切な作業条件の確保および放射線透過試験や超音波探傷試験による溶接部の品質確認検査など入念な施工管理が必要です。 さらに、鋼管杭の大径厚肉化が進み、施工時間に占める溶接作業の割合が増加しているため、溶接に替わり、信頼性が高く、簡便で安価な鋼管接合方式が求められてきました。 ラクニカンジョイントは、鋼管杭・鋼管矢板の現場溶接接合に替わるものとして開発した機械式継手です(楽にかん合することからラクニカン ®

    と命名)。このラクニカンジョイントを現場接合に用いて、安定した品質の確保、施工工期の短縮、作業負荷を軽減することで、建設コストの縮減に貢献します。

    ■ 目 次ラクニカンジョイントの構造 ……………… 1ラクニカンジョイントの施工手順 ………… 1ラクニカンジョイントの特長 ……………… 2ラクニカンジョイントの製品仕様 ………… 3ラクニカンジョイントの製造可能範囲 …… 3ラクニカンジョイントの施工手順 ………… 4ラクニカンジョイントの適用例 …………… 6

    ご注意とお願い本資料に記載された技術情報は、製品の代表的な特性や性能を説明するものであり、「規格」の規定事項として明記したもの以外は、保証を意味するものではありません。本資料に記載されている情報の誤った使用または不適切な使用等によって生じた損害につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。また、これらの情報は、今後予告なしに変更される場合がありますので、最新の情報については、担当部署にお問い合わせください。本資料に記載された内容の無断転載や複写はご遠慮ください。

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  • ラクニカンジョイントの製品仕様

    1. 素管の材質 素管の材質は、JIS A 5525(鋼管杭)、JIS A 5530(鋼管矢板)に適合または準ず るものとします。

    2. ラクニカンジョイントの材質 ボックス継手およびピン継手の材質は、JIS G 3221(クロムモリブデン鋼鍛鋼品) に規定するSFCM880Rです。 荷重伝達キー継手の材質は、JIS G 3221(クロムモリブデン鋼鍛鋼品)に規定する SFCM980Sです。

    ラクニカンジョイントの製造可能範囲ラクニカンジョイントは、下表に示す鋼管サイズ用の継手としてご利用いただけます。

    注1)本表以外の鋼管サイズをご検討の場合は事前にご相談ください。 注2) 一段型対応可能サイズ 外径:φ400~φ1200mm 板厚:t9~t14mm(SKK490)、t9~t19mm(SKK400)

    ラクニカンジョイント付き鋼管の引張・圧縮・曲げ・せん断耐力および変形性能は継手がない鋼管と同等以上です。

    ラクニカンジョイントの特長

    天候や施工者の技量に左右されず全強接合ができます。(ラクニカン付き鋼管は継手のない鋼管と同等以上の耐力・変形 性能を有します)

    鋼管サイズに関わらず1箇所10~15分程度の接合時間となります。

    継手を挿入してセットボルトを締め込むだけです。特別な技量や資格は必要ありません。水中接合の実績もあります。

    セットボルトの締め込み深さを深さゲージで確認するだけです。接合確認や施工管理に特別な検査機器などは不要です。

    全強の現場継手現場接合の高品質化に貢献

    工期短縮に貢献

    誰でもどこでも接合可能

    接合箇所の全数検査

    大径・厚肉でも簡単接合

    接合作業が簡単

    施工管理が簡単

    き鋼管

    ■ラクニカンジョイントの荷重伝達機構

    化学成分(%) SFCM880R、 980S

    機械的性質

    ■ラクニカンジョイント付き鋼管と鋼管の挙動比較例

    C Si Mn P S Cr Mo

    ≦0.48 0.15 ~0.35 0.30 ~0.85 ≦0.030 ≦0.030 0.90 ~1.50 0.15 ~0.30

    部位 種類 降伏点(N/mm2)引張強さ

    (N/mm2)伸び

    (%)

    ボックス継手およびピン継手 SFCM880R

    厚さ50mm未満 ≧705 880 ~1030 ≧13

    厚さ50mm以上 ≧675 880 ~1030 ≧13

    荷重伝達キー SFCM980S ≧755 980 ~1130 ≧11

    鋼管板厚(mm)

    9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

    400

    500

    600

    700

    800

    900

    1000

    1100

    1200

    1300

    1400

    1500

    1600

    鋼管

    外径(

    mm

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  • 陸上工事における施工手順例(鋼管ソイルセメント杭・ガンテツパイル®)

    港湾工事における施工手順例(打撃施工)

    下 杭 施 工2下 杭 準 備1

    接 合 完 了8締め込み深さ確認7セットボルト締め込み6上 杭 建 て 込 み5

    上 杭 吊 り 込 み4継 手 清 掃3

    下 杭 準 備1 下 杭 施 工2

    上 杭 建 て 込 み

    接 合 完 了7

    内 ガ イ ド 例(水中接合)5

    外 ガ イ ド 例

    内 ガ イ ド 例3

    外 ガ イ ド 例4 6

    施工用保護金具

    施工用保護金具

    接 合 ガ イ ド

    ラクニカンジョイントの施工手順

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  • 打撃・振動工法への適応性● 挙動調査15トンの油圧ハンマによる約2000回の打撃施工、およびバイブロハンマによる約1時間の振動施工を行いましたが、いずれもラクニカンジョイント本体の損傷は、まったく認められませんでした。(セットボルトには、施工時の衝撃や振動による緩みを防止する対策を施します。)● 施工用治具保護金具: 振動・打撃施工時にラクニカン部材を保護するため、ヤットコ のような保護金具を適用します。接合ガイド: 接合ガイドを用いることにより、海上施工などで杭や杭打ち 船が揺動する場合でも、上下杭の接合がスムーズに行えます。 (「内ガイド」「外ガイド」P4~5参照)● 支持力管理リバウンド管理や衝撃載荷試験も、一般鋼管と同様に適用できます。

    油圧ハンマ施工例

    バイブロハンマ施工例杭打ち船による施工例

    ラクニカンジョイントの適用例 建設技術審査証明報告書

    港湾関連民間技術の確認審査・評価報告書

    証明機関 : 財団法人 土木研究センター証明日付 : 2002年1月11日  (更新 2012年1月11日)証明番号 : 建技審証第0115号技術名称 : 鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手 「ラクニカンジョイント」寸法範囲 : 鋼管外径=φ400~φ1600mm 鋼管板厚=t9~t30mm適用工法 : 振動工法、打撃工法、埋込み杭 工法(中掘り杭工法、鋼管ソイル セメント杭工法など)、回転杭工法、 圧入工法

    評価機関 : 財団法人 沿岸技術研究センター評価日付 : 2004年4月28日  (内容変更 2009年4月28日)評価番号 : 第08002号技術名称 : 鋼管杭、鋼管矢板の機械式継手 「ラクニカンジョイント」寸法範囲 : 鋼管外径=φ400~φ1600mm 鋼管板厚=t9~t30mm適用工法 : 振動工法、打撃工法、埋込み杭 工法(中掘り杭工法、鋼管ソイル セメント杭工法など)、回転圧工法、 圧入工法

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  • MEMOMEMO

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