GDC Technology Ltd SX-2000
サーバー据付説明書
SX-2000据付説明書 25/2/2015
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目次
1 はじめに .................................................................................................................................... 3
2 SX-2000 と統合メディア・ブロック (IMB) の物理的セットアップ .................................................. 3
2.1 サーバーの外観 ................................................................................................................. 3
2.2 サーバーの設置 ................................................................................................................. 4
2.3 ドライブの挿入 ................................................................................................................... 4
2.4 ケーブルの接続 .................................................................................................................. 5
2.5 GDC 統合メディア・ブロック (IMB) の装着と接続 .............................................................. 6
2.5.1 映写機に IMBを装着する ..................................................................................... 6
2.5.2 SX-2000サーバーに IMB を接続する ................................................................ 9
2.5.3 Series 2映写機のセットアップ ........................................................................ 11
2.6 IMB 3Dマクロ設定の変更 .............................................................................................. 18
3 SX-2000サーバーのコンフィギュレーション ............................................................................... 19
3.1 SX-2000のコンフィギュレーション ..................................................................................... 19
3.1.1 サーバーIPセットアップ ................................................................................... 19
3.1.2 IMBと映写機 IPのセットアップ ...................................................................... 21
3.1.3 コンテンツ取込管理の設定 ................................................................................ 22
3.1.4 時間帯の設定 ........................................................................................................ 25
3.2 オーディオ・セットアップ ...................................................................................................... 27
3.2.1 USL ECI-60 ........................................................................................................... 27
3.2.2 Yamaha DA824 ................................................................................................... 27
3.2.3 USL DAX-602 ....................................................................................................... 27
3.2.4 Dolby DMA8 ......................................................................................................... 27
3.2.5 Dolby CP650 Sound Processor ...................................................................... 28
3.3 自動化の設定................................................................................................................. 29
3.3.1 自動化の一般的な設定 ........................................................................................ 29
3.3.2 イベント・ラベルとアクションの追加 ............................................................ 30
3.3.3 自動化スケジュール ............................................................................................ 31
3.3.4 サーバーGPIOの自動化セットアップ ............................................................. 31
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3.3.5 映写機の自動化セットアップ ............................................................................ 32
3.3.6 eCNA機器の自動化セットアップ .................................................................... 33
3.3.7 JNIOR 機器の自動化セットアップ ................................................................... 35
3.3.8 Christie ACT機器の自動化セットアップ ....................................................... 36
3.3.9 Dolby CP650 機器の自動化セットアップ ....................................................... 37
3.3.10 USL DAX 機器の自動化セットアップ .............................................................. 39
3.3.11 USL JSD 機器の自動化セットアップ .............................................................. 40
3.3.12 Component Engineering TA-10 のセットアップ ......................................... 41
3.4 据付後の品質管理テスト手順 ........................................................................................ 42
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1 はじめに
本書は、映画館で使用される、映写機やオーディオシステムや自動化機器を搭載した SX-2000サー
バーのセットアップ手順を示したガイドです。
2 SX-2000 と統合メディア・ブロック (IMB) の物理的セットアップ
本節では、SX-2000サーバーを正しく作動させるための物理的なセットアップ方法を説明します。
2.1 サーバーの外観
図 1:SX-2000サーバーのフロントパネル
と 図 2:SX-2000サーバーのリアパネル
は、SX-2000サーバーのフロントパネルとリアパネルを示します。
図 1:SX-2000 サーバーのフロントパネル
図 2:SX-2000 サーバーのリアパネル
注記:SX-2000サーバーで現在サポートされるソフトウェアバージョンは 7.7b-rc17またはそれ以
降です。旧バージョン (7.7b-rc15、7.7b-rc16) のサーバー・ソフトウェアはサポートされません
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SX-2000は、 図 3:外部タッチスクリーン LCD と一緒にセットアップした SX-2000サーバー
に示す外部タッチスクリーン LCD と一緒にセットアップできます。
図 3:外部タッチスクリーン LCD と一緒にセットアップした SX-2000サーバー
2.2 サーバーの設置
SX-2000は標準 19インチラックに設置できる 4U高ユニットです。本サーバーは、通常、映写機台の
ラック内に設置されますが、どんな標準 19インチラックにも、また、平らな面にも設置できます。
本サーバーを設置する前に、ケーブルをすべて抜いておいてください。GDCではサーバー設置用のボル
トは提供していません。
サーバーは、振動やショックの影響を受けないようにラックにしっかりと固定してください。また、必ず水平
に設置してください。
2.3 ドライブの挿入
各サーバーには、サーバー本体と別に、コンテンツ・ハード・ドライブが同梱されています。サーバーのコン
テンツ・ストレージ・ハード・ディスクは、ホット・スワップ・ベイに挿入されます。コンテンツ・ストレージ・ハー
ド・ディスクは、サーバーを起動する前に挿入してください。どの順番で挿入してもかまいません。
1 必ずサーバーの電源が切れていることを確認してから、コンテンツ・ハード・ドライブを挿入してく
ださい。
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2 付属のキーを使って、ハード・ドライブ・ベイのカバー・ドアを開きます。ドアは、サーバーのフロン
トパネルの右側にあります。
3 各コンテンツ・ストレージ・ドライブの前面左にあるオープン・ボタンを押します。すると、ドライブ
前面にあるグレーのハンドルが外れます。
4 グレーのハンドルが開いていることを確認しながら、各ドライブをホット・スワップ・ベイに挿入しま
す。
注意:各ハード・ドライブは、どのドライブ・スロットに挿入してもかまいません。挿入順序は
特に決まっていません。
5 コンテンツ・ストレージ・ドライブを挿入したら、カチリと音が聞こえるまで、ハードディスクに向かっ
てグレーのハンドルを押して閉じます。これで、コンテンツ・ストレージ・ドライブが固定されま
す。
6 ハード・ドライブ・ベイのカバー・ドアを閉じ、ロックします。
2.4 ケーブルの接続
サーバーを希望の場所に設置したら、以下の説明に従ってケーブルを接続します (図 4:ケーブルを接
続した状態のリアパネル
を参照)。
1. 外部タッチスクリーン・モニターとの接続に使用する VGAケーブル
2. 電源ケーブル
3. ネットワーク・コネクター
a. eth0 – 映写機
b. eth1 – 管理
4. 外部タッチスクリーン・モニターとの接続に使用する USBスロット
5. PCI-eケーブル
図 4:ケーブルを接続した状態のリアパネル
1
2
3a
3b 4 5
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2.5 GDC 統合メディア・ブロック (IMB) の装着と接続
GDC IMBが装着されていない映写機の場合、次の手順に従って映写機に IMBを装着します。
2.5.1 映写機に IMB を装着する
本項では、映写機に IMBを装着して、IMB と映写機にそれぞれ PCI-eケーブルとネットワーク・ケーブ
ルを接続する方法を説明します。
2.5.1.1 IMB コンポーネント
GDC 統合メディア・ブロックには、SX-2000 サーバー接続用の PCI-e ケーブル (図 5:GDC IMB 用
PCI-e ケーブル
を参照) が付属しています。図 6:GDC 統合メディア・ブロック (IMB)
に IMBを示します。
図 5:GDC IMB用 PCI-e ケーブル
注記:予め GDC IMBがインストールされている映写機の場合、第 0項の指示を飛ばしてください。
映写機の IMB と SX-2000サーバーに PCI-eケーブルを接続する方法については、第 0項を参照
してください。
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図 6:GDC 統合メディア・ブロック (IMB)
2.5.1.2 映写機から既存のインターフェース・ボードとプレースホルダーを取り外す
IMBを取り付ける前に、下図を見て、IMBの正しい取付方法を確認してください。
図 7:Barco映写機の IMB の位置
には (SMPTE 292入力で) Barco映写機に接続されたインターフェース・ボードが示してあります。
IMBを取り付ける前にこのボードを取り外す必要があります。
図 7:Barco映写機の IMB の位置
図 8:Christie映写機の IMB の位置
は、Christie映写機で IMB を取り付ける場所を示しています。IMBを取り付ける前に、この位置から、
インターフェース・ボードまたはプレースホルダーのフェースプレートを取り外してください。
IMB を取り付け
るために取り外す
installation
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図 8:Christie映写機の IMB の位置
図 9:NEC映写機の IMB の位置
は、NEC 映写機で IMB を取り付ける場所を示しています。IMBを取り付ける前に、この位置から、イ
ンターフェース・ボードまたはプレースホルダーのフェースプレートを取り外してください。
図 9:NEC映写機の IMB の位置
IMBを取り付ける際の映写機の詳しい準備については、映写機の取扱説明書をご覧ください。
2.5.1.3 映写機に IMB を挿入する
映写機に IMBを取り付ける前に、映写機の電源が切れていることを確認してください。
ここに
IMBを取
り付ける
ここに IMB
を取り付け
る
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図 10:映写機に IMBを挿入する
図 10:映写機に IMBを挿入する
のように IMBを挿入します。
IMBは映写機の IMB スロットの横にあるレールの中に入れます。また、正しく挿入されると、IMB フェー
スプレートは、既に挿入されている他のフェースプレートと同じ高さになるはずです。
2.5.2 SX-2000サーバーに IMB を接続する
映写機の IMB と SX-2000サーバーを接続しないと正しく動作しません。映写機と SX-2000サーバ
ーの間には、次の 2本のケーブルが接続されます。
映写機とサーバー間のネットワークを接続する CAT-5Eネットワーク・ケーブル映写機とサーバ
ーの間は、ネットワーク・スイッチを介して接続することもできます。
映写機に取り付けた IMB とサーバーのリアパネルの PCI-eスロットを接続する PCI-eケーブル。
PCI-eケーブルの両端には、四角い金属コネクターと緑色の丸いプラスチックタブが取り付けられていま
す。この緑色のタブは、PCI-eの接続を外す際に使用します。IMBやサーバーに PCI-eケーブルを挿
入する際には、PCI-eケーブルのコネクターを、PCI-eスロットの対応するコネクターにしっかりと押し入
れてください。IMBやサーバーから PCI-eケーブルを外す際には、ケーブルが外れるまで、緑色のタブを
持って引き抜いてください。
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2.5.2.1 映写機と IMB を接続する
図 11:映写機にケーブルを接続する
のように PCI-eケーブルとネットワーク・ケーブルを接続します。
図 11:映写機にケーブルを接続する
2.5.2.2 SX-2000サーバーに接続する
図 12:SX-2000サーバーにケーブルを接続する
のように PCI-eケーブルとネットワーク・ケーブルを接続します。
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図 12:SX-2000 サーバーにケーブルを接続する
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2.5.3 Series 2映写機のセットアップ
映写機を GDC IMB と一緒に動作させるには、映写機メーカーの指示に従ってセットアップする必要が
あります。
2.5.3.1 Barco Series 2 映写機
Barco Series 2 映写機を GDC IMB と一緒に動作させる場合、システム設定は必要ありません。
IMBを再生に使用するには、サーバーのサービス・ドア/結合タンパーをクリアする必要があります (第 0
項を参照)。
コンテンツの再生に IMB を使用するには、映写機マクロの入力ソースを IMB に設定する必要がありま
す (図 13:Barco Series 2映写機の入力ソースの設定
を参照)。
図 13:Barco Series 2映写機の入力ソースの設定
2.5.3.2 NEC Series 2 映写機
NEC Series 2 映写機を GDC IMB と一緒に動作させるには、次の手順に従います。
1. 映写機のスイッチを入れます。映写機は STANDBY (スタンバイ) モードになります。
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2. NEC映写機に付属の Digital Cinema Communicator for S2 Windows ソフトウェア
を使って、映写機を接続します。
3. [Start (スタート)] ->[Mode (モード)] ->[Service (サービス)]を選択し、サービス・パスワー
ドを入力し、サービス・モードを起動します。(図 14:NEC Digital Cinema
Communicatorのサービスモード
4. を参照)
図 14:NEC Digital Cinema Communicator のサービスモード
5. Digital Cinema Communicatorで[Setup (セットアップ)] ->[Option Slot (オプション・
スロット)]を選択し、オプション・スロット設定でスロット Aに IMBを選択します。(図 15:
NEC Digital Cinema Communicatorのオプションスロット設定
6. を参照)
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図 15:NEC Digital Cinema Communicator のオプションスロット設定
7. [Start (スタート)] ->[Power (電源] ->[On (オン)] を選択し、映写機の電源を入れます。
8. 映写機の電源が入ったら、映写機のフロントパネルで次の操作を行います。
a. フロントパネルの LCDにパスワードのプロンプトが表示されるまで、Menu (メニュ
ー) ボタンを押し続けます。
b. チャネル・ボタンでサービス・ユーザー・パスワードを入力します。
c. [、Menu (メニュー) ] -> [Configuration (コンフィギュレーション)] ->[Installation
(据付)] ->[NewRouterSetup (新しいルーターのセットアップ)] を選択し、
[Execute (実行)] を選択します。
9. サーバーのサービス・ドア/結合タンパーをクリアします (第 3.1.2項を参照)。
コンテンツの再生に IMBを使用するには、映写機マクロの入力ソースを IMBに設定する必要がありま
す。
2.5.3.3 Christie Series 2 映写機
Christie Series 2 映写機に IMBを取り付けて Christie Series 2 映写機と一緒に GDC サーバー
で再生させるには、次の手順に従います。
1. 次の手順で、サーバーの結合タンパーをクリアします。
注記:次に進む前に、映写機の電源をオンになっていることを確認してください。
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a. 映写機 TPCの「Marriage (結合)」アカウントにログインします。[Menu (メニュー)] ->
[Service Setup (サービスセットアップ)] -> [Marriage (結合)] を選択して結合ウィザ
ードを起動します (図 16:Christie映写機 TPCの映写機結合ウィザード
b. を参照)。[Next (次へ)]ボタンをクリックすると、「Marriage Checklist (結合チェックリ
スト)」ウィンドウに進みます。
図 16:Christie映写機 TPCの映写機結合ウィザード
c. 結合チェックリストに記載されているアクションを読み、それを実行します。結合チェック
リストウィンドウ (図 17:結合チェックリスト
d. を参照) では、システムによってタンパースイッチがすべて固定されていることが確認され、
映写機が作動状態になっていることを確認するためのチェック項目が表示されます。
[Next (次へ)]ボタンをクリックすると、「Arming (アーミング)」ウィンドウに進みます。
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図 17:結合チェックリスト
e. 結合を実行 (アーミング) します。「Arming (アーミング)」ウィンドウで、「Arm
Marriage (結合を実行 (アーミング) する)」ボタンをクリックします (図 18:結合の実
行 (アーミング) と結合カウントダウン
f. を参照).。30秒のカウントダウンタイマーが起動します。カウントダウン中は、PIボード
の結合ボタンの LEDが緑色で点滅します。結合が実行されるためには、この 30秒
以内に PIボードの「Marriage (結合)」ボタンを押さなければなりません。「Marriage
(結合)」ボタンを押すと、LEDボタンが緑色に常時点灯して、結合が成功したことが
表示されます。
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図 18:結合の実行 (アーミング) と結合カウントダウン
g. 「終了」ウィンドウに結合が成功されたことが表示されます。「Finish (終了)」ボタンを
クリックすると、メインパネルに戻ります。
2. サーバーのサービス・ドア/結合タンパーをクリアします (第 0項を参照)。
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Christie Series 2映写機の 3D IMBでは、「IMB」入力と「4:4:4 (RGB)」入力データ・フォーマットを
使用してください (図 19:Christie Series 2映写機の映写機入力設定
を参照)。
図 19:Christie Series 2映写機の映写機入力設定
2.5.3.3.1 Christie Series 2 映写機の 3D設定
Christie Series 2 映写機の 3Dマクロは、「3D Input Control (3D入力コントロール)」で次のように
設定してください (図 20:Christie 映写機の 3D マクロ設定
を参照)。
• 3D同期入力モード:「Line Interleave (ラインインターリーブ)」を使用 (第 1行=左、第 2行
=右)
• L/Rディスプレイ・レファレンス:不使用
• フレームレート:6:2
• L/Rディスプレイ・シーケンス:左 (L1R1 L2R2)
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図 20:Christie 映写機の 3D マクロ設定
3D出力コントロールの設定「3D Sync Polarity (3D同期極性)」、「Dark Time (ダークタイム)」、
「Output Delay (出力遅延)」、「Phase Delay (位相遅延)」) は、使用する 3Dシステム (RealD、
XpanDまたは Dolby3D) に合わせてカスタマイズしてください。
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2.6 IMB 3D マクロ設定の変更
サーバー・ソフトウェア・バージョン 7.7b-rc17 では、IMB 3D 出力フォーマットを変更することができます。
この変更をサポートするには、映写機マクロに、次のような変更を行う必要があります。
ソフトウェア・バージョン 7.7b-rc17 では、IMB 3D 出力を「4:4:4」フォーマットに変更することができます。
これは、SMS コンフィギュレーションページで、[SMS] -> [Configuration (コンフィギュレーション)] ->
[CineCanvas] -> [IMB 3D 4:4:4] を選択すると実行できます (図 21:SX-2000サーバーの IMB
3D 4:4:4コンフィギュレーション
を参照)。
図 21:SX-2000 サーバーの IMB 3D 4:4:4 コンフィギュレーション
2.6.1.1 NEC Series 2 映写機
従来型 NEC Series 2 映写機の IMB 3Dマクロは、「4:2:2」入力に設定されています。
SMS コンフィギュレーションで「IMB 3D 4:4:4」オプションにチェックマークを入れると、IMB 3Dマクロが、
すべて、「4:4:4」入力を使用するよう変更されます。
2.6.1.2 Barco Series 2 映写機
従来型 Barco S2映写機の IMB 3Dマクロは、「GDC_IMB_422.input」ファイルを使用するよう設
定されています。
注記:これには映写機の変更が必要です。変更しない場合、IMB 3D出力は正しく機能しませ
ん。
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SMS コンフィギュレーションで「IMB 3D 4:4:4」オプションにチェックマークを入れると、IMB 3Dマクロが、
すべて、「Mediablock.input」という名称の入力ファイルを使用するよう変更されます。
2.6.1.3 Christie Series 2 映写機
SMS コンフィギュレーションの「IMB 3D 4:4:4」オプションにチェックマークを入れなければなりません。
この映写機では、追加コンフィギュレーションは不要です。
3 SX-2000サーバーのコンフィギュレーション
本項では、サポートされる上映機器で SX-2000が動作するように設定する方法を説明します。
3.1 SX-2000のコンフィギュレーション
3.1.1 サーバーIPセットアップ
SX-2000サーバーを正しく動作させるには、2枚のネットワークインターフェースカード (NIC) の IPアド
レスを設定する必要があります。NICを設定する際には、必ず、映写機との通信に eth0が使用され、
メディアネットワークに eth1が使用されることに注意してください。
1 電源ボタンを 1回クリックすると、[Control Panel (コントロールパネル)]に進みます。SMSで
[Control Panel (コントロールパネル)]ボタンを選択しても、コントロールパネルに進むことが
できます。
2 [Admin Panel (管理パネル)] をクリックすると、管理パネルページに進みます。
3 キーボードの右下にある [Focus (フォーカス)] をクリックし、「Password (パスワード)」テキスト
ボックスでカーソルをクリックしてパスワードを入力します。
4 [Network (ネットワーク)] ->[Network Setup (ネットワーク・セットアップ)]を選択します。すると、
2枚の NICのイーサネット接続を表示したページが開きます。(映写機との通信には
eth0を使用し、ネットワークへのアクセスには eth1を使用します。)
5 設定したい NICをハイライトし、[Select (選択)] をクリックするとその NICのネットワーク・コンフ
ィギュレーション設定が表示されるので変更することができます。この場合は NIC eth0 を
選択します (図 22:eth0のネットワーク設定
6 を参照)。
注記:Series 2映写機を起動して使用可能な状態にしてから、SX-2000Aの電源を入れてくださ
い。Series 2映写機が使用可能な状態になると、3個の LED ランプ (OS、FMT、ICP) が緑色に
常時点灯し、LED ランプ (SOFT) が緑色で点滅します。
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図 22:eth0のネットワーク設定
7 設定を入力したら、[OK]をクリックします。すると、「Restart network service (ネットワークサ
ービスを再起動してください)」と表示された小さなウィンドウが現れます。[OK]をクリックして
確認します。
8 ステップ 5 と 6を繰り返し、もう 1枚の NICを設定してください。
9 管理パネルページで[Restart network service (ネットワークサービスを再起動する)] をクリッ
クすると、ネットワークサービスが再起動します。ネットワークサービスが再起動すると、確認
ダイアログに「Done (終了)」が表示されます (図 23:ネットワークサービスの再起動
10 を参照)。
図 23:ネットワークサービスの再起動
[Back (戻る)] をクリックすると、管理パネルページに戻ります。
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3.1.2 IMB と映写機 IPのセットアップ
SX-2000サーバーで IMB と映写機 IPを設定しないと、正しく動作しません。SX-2000サーバーの
IPアドレスが設定されたら、次の手順で、映写機の IP と IMBの結合を設定することができます。
1 電源ボタンを 1回クリックすると、コントロールパネルに進みます。
2 [SMS] -> [Configuration (コンフィギュレーション)] を選択します。
3 「Maintenance Access (メンテナンスアクセス)」としてログインし、「メンテナンス」パスワードを
入力します。
4 [CineCanvas] タブをクリックし、CineCanvas セットアップ画面に進みます (図 24:
CineCanvasセットアップ画面
5 を参照)。
図 24:CineCanvasセットアップ画面
6 「Primary Projector IP (主映写機 IP)」フィールドに映写機の IPアドレスを入力し、
「Enable CineCanvas (CineCanvasを起動)」ボックスにチェックマークを入れて
CineCanvasを起動します。
7 [General (一般)] -> [IMB] を選択し、結合/サービス・ドア・タンパーにチェックマークを入れま
す。エラーメッセージが表示されたら、クリアをクリックして結合/サービス・ドア・タンパーをクリアし
ます (図 25:IMBステータス
8 を参照)。
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図 25:IMB ステータス
映写機の IPが設定されたら、映写機マクロの設定に進むことができます。詳細については、「2.1.5 自
動化の設定」を参照してください。
3.1.3 コンテンツ取込管理の設定
コンテンツ取込管理を設定しないと、サーバーはコンテンツを取り込むことができません。本項では、2つ
の異なるソースからコンテンツを取り込むための設定について説明します。別の方法を使用した場合も、
同じ手順でコンテンツ取込ソースを設定することができます。
3.1.3.1 USBディスクからコンテンツを取り込む
以下の手順では、外部 USBハード・ドライブからコンテンツを取り込むための、コンテンツ取込ソースの
セットアップ手順を説明します。
1. 電源ボタンを 1回クリックすると、コントロールパネルに進みます。
2. [Manage Content (コンテンツの管理)] をクリックすると、コンテンツ管理ページに進みます。
3. [Source (ソース)] タブをクリックし、[Add (追加)] ボタンをクリックします。すると、「ソース・セット
アップ・ページ」が開きます (図 26:コンテンツ・マネジャー・ソース・セットアップ・ページ
4. を参照)。
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図 26:コンテンツ・マネジャー・ソース・セットアップ・ページ
5. 「Source Name... (ソース名)」テキストボックスに、ソースの名称を入力します。この例では、
USBソースをセットアップし、それに「USB」という名称をつけます (図 27:USB取込ソースの
セットアップ
6. を参照)。ソースタイプとして「USB 2.0」を選択します。
図 27:USB取込ソースのセットアップ
7. [Save (保存)] をクリックして、USB コンテンツ取込ソースの設定を保存します。
3.1.3.2 FTPからコンテンツを取り込む
以下の手順では、FTPサーバーからコンテンツを取り込むための、コンテンツ取込ソースのセットアップ手
順を説明します。
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1. [Source (ソース)] タブをクリックし、[Add (追加)] ボタンをクリックします (図 26:コンテンツ・マ
ネジャー・ソース・セットアップ・ページ
2. を参照)。
3. 「Source Name… (ソース名)」テキストボックスに、FTPサーバーのローカル名称を入力しま
す。この場合、ソース名「FTP」を使用します。「ソースタイプ」として「FTP」を選択します。
図 28:FTP 取込ソースのセットアップ
4. 「Source IP (ソース IP)」、「Source Path (ソース・パス)」、「Username (ユーザー名)」、
「Password (パスワード)」の各パラメータを入力します (図 28:FTP 取込ソースのセットアップ
5. を参照)
6. [Save (保存)] をクリックして、FTP コンテンツ取込ソースの設定を保存します。
3.1.3.3 取込ソースの選択
取込ソースを選択するには、「Ingest (取込)」タブの「Source to ingest from (取込元ソース:)」ラベ
ルの横にある をクリックします。ドロップダウン・メニューから必要な取込ソースを選択します。(図 29:
USBソースからの取込
を参照)
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図 29:USBソースからの取込
3.1.4 時間帯の設定
SX-2000サーバーは、納品時に、自国の時間帯に設定されていない場合があります。次の手順に従
ってサーバーの時間帯を変更してください。
1. 電源ボタンを 1回クリックすると、コントロールパネルに進みます。
2. [Admin Panel (管理パネル)] をクリックすると、管理パネルに進みます。
3. キーボードの右下にある [Focus (フォーカス)] をクリックし、「Password (パスワード)」テキスト
ボックスでカーソルをクリックしてパスワードを入力します。
4. [Diagnostics/Maintenance (診断/メンテナンス)] -> [Configure Timezone (時間帯の設
定)] をクリックすると、時間帯の選択ページが表示されます (図 30を参照)。
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図 30:時間帯の設定
5. [Focus (フォーカス)]をクリックし、キーパッド上のセクションを軽く叩き、ポインターをフォーカスに
移動させます。
6. [↑] と [↓] を使って、希望の時間帯をハイライトします。
7. [OK] ボタンがハイライトされるまで [Tab (タブ)] をクリックし、[Return (リターン)] をクリックして
時間帯を設定します (「System clock uses UTC (システムクロックが UTCを使用する)」設
定を変更してはなりません)。
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3.2 オーディオ・セットアップ
一部のサウンド・プロセッサはデジタル入力を受け付けるので、D-A コンバーター (DAC) の設定が不要
な場合もあります。DACが必要な場合、まず、サーバーを DACに接続する必要があります。これは、
デジタル・オーディオ信号をアナログ・オーディオ信号に変換する機器です。次いで DACは、サウンド・プ
ロセッサに接続されます。ここで、アナログ・オーディオ信号が処理されてアンプにオーディオ信号が出力さ
れ、最終的に映画館のスピーカーから音声が出てきます。
次項では、一般的な DACやサウンド・プロセッサにサーバーを取り付けるための方法について説明しま
す。
3.2.1 USL ECI-60
USL ECI-60にはデジタル入力チャネルがあるので、サーバーのオーディオ出力は、25ピン D-Subケー
ブルで、直接 ECI-60に接続することができます。
1. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルの一端を、サーバーのオーディオ出力に接続します。
2. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルのもう一端を、「AES 8 Ch Input (AES 8チャネル入
力)」と書かれた USL ECI-60の入力に接続します。
3.2.2 Yamaha DA824
Yahama DA824をサーバーに対して設定する方法は何通りかあります。最も簡単な設定方法は、
AES/EBU コネクターを介して直接接続する方法です。この場合も、25ピン D-Subケーブルを使用し
ます。
1. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルの一端を、サーバーのオーディオ出力に接続します。
2. オーディオ・ケーブルのもう一端を、「AES 8 Ch Input (AES 8チャネル入力)」と書かれた
Yamaha DA824の入力に接続します。
3.2.3 USL DAX-602
USL DAX-602にも AES-EBU直接デジタル入力が装着されています。このため、サーバーのオーディ
オ出力は、25ピン D-Subケーブルで直接接続することができます。
1. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルの一端を、サーバーのオーディオ出力に接続します。
2. オーディオ・ケーブルのもう一端を、「AES-EBU Digital In (AES-EBUデジタル入力)」と書か
れた USL DAX-602の入力に接続します。
3.2.4 Dolby DMA8
Dolby DMA8には AES直接デジタル入力があります。このため、サーバーのオーディオ出力は、25ピ
ン D-Subケーブルで直接接続することができます。
1. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルの一端を、サーバーのオーディオ出力に接続します。
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2. オーディオ・ケーブルのもう一端を、「4x AES In (Digital 8 ch)」と書かれた Dolby DMA8の
入力に接続します。
3.2.5 Dolby CP650 Sound Processor
Dolby CP650は、オプションボード (650-OPTIO-AES) を必要とします。650-OPTIO-AESオプショ
ンボードを取り付けると、Dolby CP650に 25ピン D-Subデジタル入力が装着されることになります。
このボードは、CP650後部のオプション I/O コネクターに挿入して取り付けます。650-OPTIO-AESボ
ードの取付方法については、Dolby CP650の取扱説明書をご覧ください。
このボードには 2個のコネクターがありますボードの上には、4xAES コネクターがあります (このコネクター
は DMA8の 4xAES コネクターをエミュレートします)。
1. 25ピン D-Subオーディオ・ケーブルの一端を、サーバーのオーディオ出力に接続します。
2. オーディオ・ケーブルのもう一端を、CP650の OPTIO-AESボードの上にある 4xAES コネクタ
ーに接続します。
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3.3 自動化の設定
SX-2000サーバーは、自動化インターフェースを使って外部機器を制御することができます。これは、
映写技師の操作ミスを防止するために、繰返し実行されるタスクを自動化するために使用できます。
3.3.1 自動化の一般的な設定
以下では、SX-2000サーバーで自動化機器を設定する一般的な方法について説明します。
1. 電源ボタンを 1回クリックすると、コントロールパネルに進みます。
2. 次のボタンをクリックすると、自動化インターフェースにアクセスされます (図 31:自動化インター
フェース
3. を参照)。
[SMS] -> [Configuration (コンフィギュレーション)] -> [Maintenance Access (メンテナン
ス・アクセス)] -> (enter password (パスワードを入力)) -> [General (一般)] ->
[Automation (自動化)]
図 31:自動化インターフェース
このインターフェースから、自動化イベント・ラベルやアクションをセットアップすることができます。
イベント・ラベルは、自動化アクションにアクセスする方法 (再生リストから自動化キューを起動
させるなど) を示しています。
イベント・ラベルで設定されるアクションは、イベント・ラベルが起動すると実行されます。
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3.3.2 イベント・ラベルとアクションの追加
以下の手順では、自動化インターフェースにイベント・ラベルを追加する方法を説明します。この自動化
ラベルは、再生中に行われる自動化アクションの起動に使用されます。
1. 「Event Label (イベント・ラベル)」 メニューの横にある [Add (追加)] ボタンをクリックすると、新
しいイベント・ラベルが追加されます。イベント・ラベルの名称を入力します。
2. 表の下にある [Add (追加)] ボタンをクリックすると、このイベント・ラベルに関連する新しいアク
ションが追加されます。
3. 表に新しいアクションが追加されます。この新しいアクションの「Device (機器)」と「Action (アク
ション)」の設定は、変更することができます。「Device (機器)」設定を変更すると、その機器で
実行可能な「Action (アクション)」が表示されます。自動化機器を追加する方法については、
次項を参照してください。
4. このイベント・ラベルにさらにアクションを追加するには、ステップ 2 と 3を繰り返します。リストに
最後に追加されたアクションを削除するには、表の下の [Delete (削除)] ボタンを使用します。
5. [Execute (実行)] ボタンをクリックすると、イベント・ラベル、および、そのイベント・ラベルに関連
したアクションのリストをテストすることができます。
1
3
2 5
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3.3.3 自動化スケジュール
自動化イベント・ラベルは、予め設定された日時、または、毎日同じ時刻に実行するよう、スケジュール
を組むことができます。自動化スケジュールにアクセスするには、自動化インターフェースの [Action (アク
ション)] タブの [Schedule (スケジュール)] ボタンを選択します。すると、自動化スケジュール・コンフィギ
ュレーション画面が表示されます (図 32:自動化イベントのスケジュール
を参照)。
図 32:自動化イベントのスケジュール
スケジュールが組まれている自動化イベントを追加するには、 [Add (追加)] ボタンを選択します。自動
化イベントの日時、繰り返しの間隔、実行されるイベント・ラベルを設定します。[Accept Changes
(変更を受諾する)] をクリックすると、作成されたスケジュールが保存されます。
3.3.4 サーバーGPIOの自動化セットアップ
SX-2000サーバーに GPIO カードが装着されている場合、「GPIO」自動化機器を設定することがで
きます。GPIO カードが装着されていない場合には、「GPIO」自動化機器を追加することはできません。
「GPIO」自動化機器の名称を選択すると、[Devices (機器)] タブで GPIO自動化機器を設定する
ことができます (図 33:GPIO自動化機器の設定
を参照)。
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図 33:GPIO自動化機器の設定
出力パルス幅の項目が空白になっている場合、初期設定値の 50msが使用されます。それ以外の
出力パルス幅が必要な場合には、「Output Pulse Width (出力パルス幅)」設定に値を入力すること
ができます。[Save (保存)] ボタンをクリックすると変更が保存されます。
3.3.5 映写機の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは、Barco、Christie、NECの各映写機の自動化をサポートします。次の手順に
従って、サーバー自動化インターフェースで映写機を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「PROJECTOR (映写機)」です。機器タイプを「PROJECTOR (映写機)」に設
定します (図 34:映写機の自動化機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして映写機の機器パラメータを設定します。
4. 映写機の IPアドレスを入力します (図 35:映写機の自動化セットアップ
5. を参照)。
6. 映写機の正しいモデル名を設定します。ポート番号が、そのモデルの初期設定自動化ポート
番号に自動的に変更されます。映写機が Series 2映写機の場合、「Series 2」チェックボッ
クスにチェックマークを入れます。
7. 必要に応じて、映写機の「Login (ログイン)」と「Password (パスワード)」を入力します。
8. [Save (保存)]ボタンをクリックすると設定が保存されます。
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図 34:映写機の自動化機器のセットアップ
図 35:映写機の自動化セットアップ
3.3.6 eCNA機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは eCNA-10自動化システムをサポートします。次の手順に従って、サーバー自動
化インターフェースで eCNA機器を設定します。
9. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「eCNA」です。機器タイプを「eCNA_IO」に設定します (図 36:eCNA自動化機
器のセットアップ
10. を参照)。
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図 36:eCNA自動化機器のセットアップ
11. [OK] をクリックして eCNA機器の機器パラメータを設定します。
12. eCNA機器の IPアドレスを入力します (図 37:eCNA機器の自動化セットアップ
13. を参照)。
14. eCNA機器の場合、多くの自動化キューが利用できます。これらのキューは、[Server events
(サーバー・イベント)]、[eCNA controls (eCNA コントロール)]、[eCNA status (eCNAステ
ータス)] の各ボタンを選択することによって、起動または解除することができます。初期設定で
は、全部のキューが解除されています。
15. [Save (保存)]ボタンをクリックすると設定が保存されます。
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図 37:eCNA機器の自動化セットアップ
3.3.7 JNIOR 機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは JNIOR Model 310自動化機器をサポートします。次の手順に従って、サーバ
ー自動化インターフェースで JNIOR機器を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「JNIOR」です。機器タイプを「JNIOR_IO」に設定します (図 38:JNIOR 自動化
機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして JNIOR機器の機器パラメータを設定します。
4. JNIOR機器の IPアドレスを入力します (図 39:JNIOR 機器の自動化セットアップ
5. を参照)。
6. 「Port (ポート)」、「Login (ログイン)」、「Password (パスワード)」の各設定は、空欄のままに
しておくと、JNIOR機器の初期設定値に設定されます。
7. [Save (保存)] ボタンをクリックすると設定が保存されます。
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図 38:JNIOR 自動化機器のセットアップ
図 39:JNIOR 機器の自動化セットアップ
3.3.8 Christie ACT機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは Christie ACT自動化機器をサポートします。次の手順に従って、サーバー自
動化インターフェースで Christie ACT機器を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「ChristieACT」です。機器タイプを「ChristieACT」に設定します (図 40:Christie
ACT自動化機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして Christie ACT機器の機器パラメータを設定します。
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4. Christie ACT機器の IPアドレスを入力します (図 41:Christie ACT機器の自動化セット
アップ
5. を参照)。
6. Christie ACT機器の設定には、「Port (ポート)」の初期設定値が表示されます。必要に応
じてこの値を変更します。
7. 新しい Christie ACT自動化機器には、初期設定コントロール・キューが設定されます。[+] と
[-] のボタンをクリックすると、コントロール・キューを追加または削除することができます。
8. [Save (保存)] ボタンをクリックすると設定が保存されます。
図 40:Christie ACT自動化機器のセットアップ
図 41:Christie ACT機器の自動化セットアップ
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3.3.9 Dolby CP650機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは Dolby CP650サウンド・プロセッサの自動化をサポートします。次の手順に従っ
て、サーバー自動化インターフェースで Dolby CP650機器を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「CP650」です。機器タイプを「DolbyCP650」に設定します (図 42:Dolby
CP650自動化機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして Dolby CP650機器の機器パラメータを設定します。
4. Dolby CP650機器の IPアドレスを入力します (図 43:Dolby CP650機器の自動化セット
アップ
5. を参照)。
6. 新しい Dolby CP650自動化機器には、初期設定コントロール・キューが設定されます。[+]
と [-] のボタンを使うと、コントロールキューを追加または削除することができます。
7. [Save (保存)] ボタンをクリックすると設定が保存されます。
図 42:Dolby CP650自動化機器のセットアップ
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図 43:Dolby CP650機器の自動化セットアップ
3.3.10 USL DAX機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは USL DAXサウンド・プロセッサの自動化をサポートします。次の手順に従って、
サーバー自動化インターフェースで USL DAX機器を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「DAX」です。機器タイプを「USL-DAX」に設定します (図 44:USL DAX自動化
機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして USL DAX機器の機器パラメータを設定します。
4. USL DAX機器の IPアドレスを入力します (図 45:USL DAX機器の自動化セットアップ
5. を参照)。
6. [Save (保存)] ボタンをクリックすると設定が保存されます。
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図 44:USL DAX自動化機器のセットアップ
図 45:USL DAX機器の自動化セットアップ
3.3.11 USL JSD機器の自動化セットアップ
SX-2000サーバーは USL JSD-80 および JSD-100サウンド・プロセッサの自動化をサポートします。
次の手順に従って、サーバー自動化インターフェースで USL JSD機器を設定します。
1. [Devices (機器)] タブの [Add (追加)] ボタンをクリックして、機器名を入力します。この場合、
機器名は「JSD」です。機器タイプを「USL-JSD」に設定します (図 46:USL JSD自動化
機器のセットアップ
2. を参照)。
3. [OK] をクリックして USL JSD機器の機器パラメータを設定します。
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4. USL JSD機器の IPアドレスを入力します (図 47:USL JSD機器の自動化セットアップ
5. を参照)。
6. サーバーの接続先である機器の正しいモデル名 (JSD-80 または JSD-100) を選択します。
7. [Save (保存)] ボタンをクリックすると設定が保存されます。
図 46:USL JSD自動化機器のセットアップ
図 47:USL JSD機器の自動化セットアップ
3.3.12 Component Engineering TA-10のセットアップ
SX-2000サーバーで映画館を自動化する場合、Component Engineering TA-10を使用すること
ができます。この場合、TA-10を特定のコンフィギュレーションに配線する必要があります。図 48:
Component Engineering TA-10の配線図
に配線図を示します。
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TA-10は、SX-2000サーバーの GPIO入出力ポートに接続されます TA-10が起動するように、
GPIO機器でイベント・ラベルを設定します。
図 48:Component Engineering TA-10の配線図
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3.4 据付後の品質管理テスト手順
据付が完了したら、SX-2000の据付が正常に行われたことを確認するために、次のテストを実行する
必要があります。
1. 「MPEG2」、「JPEG2000」、「Scope」、「Flat」、「3D」の各ファイル・フォーマットを使って、サ
ーバーのビデオ再生機能をテストします。
2. サーバーのオーディオ再生機能をテストして、全チャネルが作動することを確認します。雑音が
出ないかどうかも確認してください。
3. 照明、カーテン、音声、火災報知器のテストキューを使って、サーバーが自動化キューを起動
できるかどうかをテストします。
4. シアター・マネージメント・システム (TMS) アクセス、ネットワークの接続性、VNCを含む、サー
バーのリモート・アクセス機能をテストします。