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HULFT連携ツール説明書 -...

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B1WD-3163-01Z0(00) 20128Windows(R) Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツール説明書
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Page 1: HULFT連携ツール説明書 - Fujitsu...高度な安全性が要求される用途への使用について 本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子

B1WD-3163-01Z0(00)2012年8月

Windows(R)

Systemwalker Operation Manager

HULFT連携ツール説明書

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まえがき

本書の目的

本書は、Systemwalker Operation Manager に Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを適用し、システムを運用する方

法について説明しています。

本書の読者

本書は、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを使用される方を対象としています。

本書を読む場合、OSやGUIの一般的な操作方法、および、Systemwalker Operation Managerの知識をご理解の上でお読みください。

略語表記について

・ 以下の製品を“Windows(R) 2000 Server”と表記します。

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server

・ 以下のOS上で動作するSystemwalker Operation Managerを“Windows版 Systemwalker Operation Manager”または“Windows版”

と表記します。

- Windows

- Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したWindows

・ 32ビットアーキテクチャに対応したWindows上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Windows x86版”と表

記します。

・ Itaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Windows for Itanium版”と表記します。

・ Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したWindows上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Windowsx64版”と表記します。

・ Oracle SolarisはSolaris , Solaris Operating System , Solaris OSと記載することがあります。

・ Solaris上で動作するSystemwalker Operation Managerを“Solaris版 Systemwalker Operation Manager”または“Solaris版”と表記し

ます。

・ 以下のOS上で動作するSystemwalker Operation Managerを“Linux版 Systemwalker Operation Manager”または“Linux版”と表記

します。

- Linux

- Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したLinux

・ 32ビットアーキテクチャに対応したLinux上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Linux x86版”と表記しま

す。

・ Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Linux for Itanium版”と表記します。

・ Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したLinux上で動作するSystemwalker Operation Managerの固有記事を“Linux x64版”と表記します。

・ Solaris版、DS版、HP-UX版、AIX版、Linux版およびLinux for Itanium版のSystemwalker Operation Managerを包括して、“UNIX版 Systemwalker Operation Manager”または“UNIX版”と表記します。

・ Systemwalker Operation Manager Standard Editionを“SE版”と表記している箇所があります。

・ Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionを“EE版”と表記している箇所があります。

・ Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Editionを“GEE版”と表記している箇所があります。

・ Standard EditionをSE、Enterprise EditionをEE、Global Enterprise EditionをGEEと表記している箇所があります。

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高度な安全性が要求される用途への使用について

本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子

力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療

用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接

生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではあり

ません。

お客様は本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、お客様がハイセイ

フティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式

会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上、必

要な手続きをおとりください。

商標について

HULFTは、株式会社セゾン情報システムズの登録商標です。

Intel、Itaniumは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の登録商標または商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Microsoft、MS、Windows、Windows Server、Windows NTおよびMicrosoft Cluster Serviceは、米国Microsoft Corporationの米国およ

びその他の国における登録商標または商標です。

Oracleは、米国ORACLE Corporationの登録商標です。

Red HatおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標で

す。

OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商

品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

UXP、Systemwalker、Interstage、GLOVIAは富士通株式会社の登録商標です。

その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

平成24年 8月

改版履歴

平成24年 8月 初版

Copyright 1995-2012 FUJITSU LIMITED

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目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................11.1 Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールとは...............................................................................................................11.2 動作環境.............................................................................................................................................................................................21.3 システム構成.......................................................................................................................................................................................2

第2章 導入................................................................................................................................................................................42.1 Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールのインストール.............................................................................................42.2 アンインストール..................................................................................................................................................................................4

第3章 使用方法.........................................................................................................................................................................53.1 完了コードと終了コードの定義...........................................................................................................................................................53.2 ファイル転送ジョブの登録..................................................................................................................................................................53.3 ファイル転送ジョブの実行..................................................................................................................................................................7

第4章 リファレンス......................................................................................................................................................................94.1 ファイル................................................................................................................................................................................................9

4.1.1 complete_exit.def 終了コード定義ファイル.................................................................................................................................94.2 コマンド..............................................................................................................................................................................................10

4.2.1 fthexec HULFT連携コマンド......................................................................................................................................................10

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第1章 概要

本章では、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールの概要について説明します。

1.1 Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールとは

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールは、HULFTの集配信要求コマンドを使ったスケジュールジョブの運用を、より簡

単に行うためのツールです。

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを利用することで、以下のことができるようになります。

障害内容や対処方法の表示

ジョブとして実行したHULFTの集配信要求コマンドが異常終了した場合、詳細メッセージや対処方法を、Systemwalker OperationManagerの前回履歴に表示します。

ジョブとして実行したHULFTの集配信要求コマンドが異常終了した場合、従来は、異常となった原因の詳細はHULFTの管理画面

で確認する必要がありました。Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを使用することにより、HULFTの管理画面を

参照しなくても、Systemwalker Operation Managerの画面だけで、ジョブの障害内容や対処方法を確認することができるようになり

ます。

完了コード別の後続処理の分岐

ジョブとして実行したHULFTの集配信要求コマンドが異常終了した場合、異常の詳細を示す完了コードを使った後続処理の分岐

が可能になります。

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ジョブとして実行したHULFTの集配信要求コマンドが異常終了した場合、従来は、正常/異常を判別するコマンドの終了コードで

しか後続処理の分岐はできませんでした。

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールでは、完了コードの値に対応する終了コードをあらかじめ定義しておくこと

で、完了コードによってジョブの終了コードを切り分けることができます。これにより、業務影響の無い異常を正常扱いにしたり、異

常の種類によって後続処理を複数分岐するなどのジョブフローを簡単に作成することができるようになります。

また、複数の完了コードを同じ終了コードに対応づけることができるため、完了コードごとの分岐処理を多数作成する必要がなく、

ジョブフローがシンプルになります。

1.2 動作環境

本ツールは、Systemwalker Operation Managerの以下のバージョンに対応しています。

・ Windows版 Systemwalker Operation Manager V13.4.0以降(Windows for Itanium版以外)

本ツールは、HULFTの以下のバージョンに対応しています。

・ Windows版 HULFT 7

本ツールの動作OSは、対応するSystemwalker Operation Managerの動作OSに準じます。ただし、以下のOSには対応していません。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server

1.3 システム構成

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを使用する場合のシステム構成について説明します。

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クライアント

業務スケジュールを監視するクライアント機能がインストールされた環境です。業務の構築やジョブの監視・操作を行います。

クライアントには、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールをインストールする必要はありません。

サーバ

業務スケジュールの管理やジョブの実行を行うサーバ機能がインストールされた環境です。

HULFTの集配信要求コマンドがジョブとして実行されるサーバに、HULFTおよびSystemwalker Operation Manager HULFT連携

ツールをインストールします。

サーバには、ジョブのスケジュールと実行を同一のサーバで運用する形態のほか、ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで

運用する形態もあります。ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで運用する形態の場合、ジョブのスケジュールのみを行う

サーバではHULFTの集配信要求コマンドがジョブとして実行されることはありませんので、HULFTおよびSystemwalker OperationManager HULFT連携ツールをインストールする必要はありません。

Systemwalker Operation Managerの運用形態については、“Systemwalker Operation Manager 解説書”を参照してください。

サーバ(ファイルの転送元/転送先)

ファイルの転送元や転送先となる、HULFTがインストールされた環境です。

HULFTの集配信要求コマンドがジョブとして実行されるサーバとファイルがやりとりされますが、集配信要求コマンドがジョブとして

実行されることはありませんので、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールをインストールする必要はありません。

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第2章 導入

本章では、HULFTの集配信要求コマンドがジョブとして実行されるサーバに、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを

導入する方法について説明します。

2.1 Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールのインストール

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールのインストール作業について説明します。

圧縮ファイル:FJSVjmfth_01.exe

解凍先ディレクトリ:Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM

1. 解凍先ディレクトリに、圧縮ファイルをコピーします。

2. 圧縮ファイルをダブルクリックし、展開します。以下のディレクトリ/ファイルが展開されます。

[Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM]

└[FJSVjmfth]

├[bin] HULFT連携ツール 実行ファイル格納ディレクトリ

│ │

│ └fthexec.exe HULFT連携コマンド

└[etc] HULFT連携ツール 定義ファイル格納ディレクトリ

└complete_exit.def 終了コード定義ファイル

3. 解凍先ディレクトリにコピーした圧縮ファイルを削除します。

2.2 アンインストール

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールのアンインストール作業について説明します。

解凍先ディレクトリ:Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM

1. 解凍先ディレクトリに展開された[FJSVjmfth]ディレクトリを、ディレクトリごと削除します。

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第3章 使用方法

本章では、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールを使用する方法について説明します。

3.1 完了コードと終了コードの定義

Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールで、完了コード別の後続処理の分岐を行うためには、あらかじめ終了コードに関

する定義を行う必要があります。

HULFTの集配信要求コマンドが異常終了したときに、その完了コードが何番のときにジョブの終了コードをいくつにするかを、終了コー

ド定義ファイルに定義します。

HULFT連携コマンドがジョブとして起動されると、HULFTの集配信要求コマンドがHULFT連携コマンドによって起動されます。集配信

要求コマンドが異常終了すると、その完了コードに対応する終了コードを定義から判別し、定義された終了コードでHULFT連携コマン

ドが終了します。

以下の例では、集配信要求コマンドが完了コード 402 で異常終了した結果、定義にしたがってジョブ(HULFT連携コマンド)は終了

コード 1 で終了します。

終了コード定義ファイルの詳細は、“4.1.1 complete_exit.def 終了コード定義ファイル”を参照してください。

なお、終了コード定義ファイルに定義されていない完了コードで集配信要求コマンドが異常終了した場合、集配信要求コマンドの終

了コードがそのままジョブの終了コードになります。

3.2 ファイル転送ジョブの登録

HULFTの集配信要求コマンドをジョブとして実行するためには、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールが提供する

HULFT連携コマンドをジョブとして登録します。

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HULFT連携コマンドの詳細は、“4.2.1 fthexec HULFT連携コマンド”を参照してください。

異常の種類によって後続処理が複数に分岐するジョブフローを作成するには、[正常終了コード上限値]を設定します。例えば、終了

コード 1 のときの後続ジョブを作成する場合、[正常終了コード上限値]を1に設定したうえで、後続のジョブには[起動条件]を設定しま

す。

[正常終了コード上限値]の設定や後続ジョブの[起動条件]に関する詳細は、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照

してください。

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3.3 ファイル転送ジョブの実行

HULFT連携コマンドから実行されたHULFTの集配信要求コマンドが異常終了した場合、Systemwalker Operation Managerの[監視-

ジョブ]ウィンドウ-[前回履歴]シートで、集配信要求コマンド完了コードの値、および、完了コードに対応するメッセージ(エラーの内容

や対処)を確認することが可能です。

以下の例では、1行目に集配信要求コマンド自身が出力するメッセージが、2行目以降に完了コードと完了コードに対応するメッセー

ジが出力されています。

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第4章 リファレンス

本章では、Systemwalker Operation Manager HULFT連携ツールのコマンドや定義ファイルについて説明します。

4.1 ファイル

4.1.1 complete_exit.def 終了コード定義ファイル

ファイル名

complete_exit.def

使用用途

HULFT連携コマンドから実行されたHULFTの集配信要求コマンドが異常終了したときに、その完了コードが何番のときにジョブの終

了コードをいくつにするかを定義するファイルです。

HULFT連携コマンドがジョブとして起動されると、集配信要求コマンドがHULFT連携コマンドによって起動されます。集配信要求コマ

ンドが異常終了すると、その完了コードに対応する終了コードを定義から判別し、HULFT連携コマンドは定義された終了コードで終了

します。

終了コード定義ファイルに定義されていない完了コードで集配信要求コマンドが異常終了した場合、集配信要求コマンドの終了コー

ドがそのままジョブの終了コードになります。

格納場所

Windows Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ

\MPWALKER.JM\FJSVjmfth\etc

ファイル形式

# コメント

Complete-code1,Exit-code1 Complete-code2,Exit-code2 ・・・

Complete-codeN,Exit-codeN

・ 各項目を順に“,”(コンマ)で区切り、1行で記述してください。

・ 先頭が“#”の行はコメント行となります。

・ 大999個まで定義することができます。999個を超えて定義した場合、1000個め以降は無視されます。

Cpmplete-code1~Complete-codeN

・ 集配信要求コマンドの完了コードを1~999の範囲で指定します。

・ 同一の完了コードを複数行定義した場合、先に定義した行が有効になります。

Exit-code1~Exit-codeN

・ HULFT連携コマンドの終了コードを0~199の範囲で指定します。200~255を指定することも可能ですが、200はHULFT連携コマ

ンドの処理でエラーが発生した場合に使われ、201~255はジョブスケジューラが使用する予約値として使われるため、これらの値

を指定することは推奨しません。256以上を指定した場合、その行は無視されます。

・ 異なる完了コードに対し、同一の終了コードを定義することも可能です。

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使用例

完了コードが 401 のときはジョブの終了コードを 0 に、完了コードが 402 、403 、 511 のときはジョブの終了コードを 1 にする場合の定

義例を以下に示します。

# Complete-code,Exit-code401,0402,1403,1511,1

4.2 コマンド

4.2.1 fthexec HULFT連携コマンド

記述形式

fthexec hulft_cmd [hulft_param …]

機能説明

HULFTの集配信要求コマンド(utlsendまたはutlrecv)を実行します。実行結果が異常(終了コードが0以外)だった場合に、以下の機

能を実現します。

障害内容や対処方法の表示

集配信要求コマンドの完了コードの値、および、完了コードに対応するメッセージ(エラーの内容や対処)を、標準出力に出力しま

す。

完了コードやメッセージは、集配信要求コマンド自身の標準出力の後に出力されます。

該当する完了コードやメッセージが見つからない場合、完了コードやメッセージは出力されません。

完了コードに対応する終了コードの設定

終了コード定義ファイルの定義にしたがって、完了コードに対応した終了コードでHULFT連携コマンドが終了します。

該当する完了コードが終了コード定義ファイルに定義されていない場合、集配信要求コマンドの終了コードがそのままHULFT連携コマンドの終了コードになります。

オプション

hulft_cmd

集配信要求コマンド(utlsendまたはutlrecv)をフルパスで指定します。システムの環境変数で集配信要求コマンドのパスが設定されて

いる場合でも、必ずフルパスで指定する必要があります。フルパスで指定しない場合、HULFT連携コマンドは復帰値200で異常終了

します。

hulft_param …

集配信要求コマンド(utlsendまたはutlrecv)のパラメタを指定します。

復帰値

復帰値 意味

0 集配信要求コマンドは正常終了しました。または

終了コード定義ファイルの定義にしたがって、終了コード0で終了しました。

200 HULFT連携コマンドでエラーが発生しました。

上記以外 集配信要求コマンドは異常終了しました。または

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復帰値 意味

終了コード定義ファイルに定義した終了コードで終了しました。

コマンド格納場所

Windows Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ

\MPWALKER.JM\FJSVjmfth\bin

実行に必要な権限

HULFT連携コマンドは、一般ユーザの権限で実行できます。HULFT連携コマンドから実行される集配信要求コマンドについては、集

配信要求コマンドに必要な権限に準じます。

使用例

集配信要求コマンドのutlsendを実行する例を以下に示します。

fthexec “C:\HULFT Family\hulft7\binnt\utlsend.exe” -f TESTDATA -sync

実行結果/出力形式

集配信要求コマンドが異常終了したときの、完了コードとメッセージの出力例を以下に示します。

400受信データまたはワークデータを作成するためのディスクエリアが不足しています。

ディスク上の不要なファイルを削除し、十分な空き容量を確保してから再実行してください。

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