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JIA静岡NEWS 2017年10月号 .  公益社団法人 日本建築家協会東海支部静岡地域会(JIA静岡) ・JIA 東海支部大会 2017 岐阜 第70回静岡県建築文化研究会 講演会 「意識のデザイン」 講 師 建築家 谷尻 誠 2017/9月役員会議事録 日程表 10 2017 JIA静岡NEWS JIA東海支部大会 2017 岐阜 が開かれた。 フォーラムディスカッションのテーマ:「水の力」と地域 資源の活用 会場は「ぎふメディアコスモス みんなのホール」 館内 は相変わらず市民の活用が盛んで建築も経年を経て以前よ り落ち着いたと受け入れてみたが参加メンバーの感想は多 岐に及んだ。何より会場ホールの使用料無料が羨ましい。 冒頭、車戸支部長監修の渾身の力作「水の力」概説映像 が約20分流れた。 日本の豊かな「水の力」は美しい森と川を育んできました。 「水の力」が育んだ美しい風土、その風土に秘められた、 サスティナブルな地域資源、これを都市に建築に生かすの は私たちの責任です、という提言を受け3人のパネラーが発 言。過疎化、限界集落化などと言われる地域を元気にする、 元気とは=自立することと地域資源を見つめなおし様々な 起業を興す若手起業家、魚を釣って糧を得ていた職漁師た ちの釣法を受け継ぎ活路を見だそうとする漁協役員、農学 系大学准教授は材料を感じられる家づくり、木材のもつ環 境との親和性、人との親和性、地域公益性、加工容易性な ど木材・森と多様に寄り添ってきた建築技術者のDNAとし て見直したらどうか等多彩な発言で90分をあっという間に 過ぎた。パネラー3人の人選は功を奏していた。何よりテー マの背景に木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)があり広 大な濃尾平野を作り伊勢湾に注ぐ。幾多の洪水との闘いの 歴史と共に水の恩恵を最も多く享受している地に他ならな い。その意味で静岡県も天竜川、大井川、富士川と負けず 劣らずの類似性を見ることができる。東海支部が代々テー マにしてきた“素”の力、今回もその継承の上にあることを 確認する良い場であった。 JIA東海支部大会 2017岐阜
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Page 1: JIA静岡NEWSjia-shizuoka.urdr.weblife.me/_src/sc1633/jia90c389aanews1710.pdf · AND BED TOKYO」「常滑の家」など。著書に「談談妄想」(ハースト婦人画報社「1000%の建築」)

JIA静岡NEWS 2017年10月号 . 

公益社団法人 日本建築家協会東海支部静岡地域会(JIA静岡)

・JIA東海支部大会  2017 岐阜 ・第70回静岡県建築文化研究会  講演会 「意識のデザイン」  講 師 建築家 谷尻 誠 氏 ・2017/9月役員会議事録 ・日程表

102017

JIA静岡NEWS

 JIA東海支部大会 2017 岐阜 が開かれた。 フォーラムディスカッションのテーマ:「水の力」と地域資源の活用 会場は「ぎふメディアコスモス みんなのホール」 館内は相変わらず市民の活用が盛んで建築も経年を経て以前より落ち着いたと受け入れてみたが参加メンバーの感想は多岐に及んだ。何より会場ホールの使用料無料が羨ましい。 冒頭、車戸支部長監修の渾身の力作「水の力」概説映像

が約20分流れた。 日本の豊かな「水の力」は美しい森と川を育んできました。「水の力」が育んだ美しい風土、その風土に秘められた、サスティナブルな地域資源、これを都市に建築に生かすのは私たちの責任です、という提言を受け3人のパネラーが発言。過疎化、限界集落化などと言われる地域を元気にする、元気とは=自立することと地域資源を見つめなおし様々な起業を興す若手起業家、魚を釣って糧を得ていた職漁師たちの釣法を受け継ぎ活路を見だそうとする漁協役員、農学系大学准教授は材料を感じられる家づくり、木材のもつ環境との親和性、人との親和性、地域公益性、加工容易性など木材・森と多様に寄り添ってきた建築技術者のDNAとして見直したらどうか等多彩な発言で90分をあっという間に過ぎた。パネラー3人の人選は功を奏していた。何よりテーマの背景に木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)があり広大な濃尾平野を作り伊勢湾に注ぐ。幾多の洪水との闘いの歴史と共に水の恩恵を最も多く享受している地に他ならない。その意味で静岡県も天竜川、大井川、富士川と負けず劣らずの類似性を見ることができる。東海支部が代々テーマにしてきた“素”の力、今回もその継承の上にあることを確認する良い場であった。

JIA東海支部大会 2017岐阜

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JIA静岡NEWS 2017年10月号 .

故建築評論家 浜口隆一氏が元気なころ、現代の都市計画は海抜10mあたりを見据えているがこれは弥生農耕文化の延長上にあるもので、国土を標高(海抜)で考え100~200mと上げて見るとき違った(基層)文化が見えてくるはず、その時が来ると熱弁を聞いた時を偶然思い出していた。 エクスカーションは金華山・岐阜城と信長公居館跡・3

重塔の2班に分かれ、川原町で合流まちなみを探訪の後、鵜飼船による懇親会が始まった。台風18号が接近し1日違いでこの企画は水泡に帰するところだっただろう、岐阜地域会の執念が実った瞬間だった。4艘に分乗し19:30の花火を合図に川面周辺のすべての明かりが消され漆黒の闇の中をかがり火の先導のもと鮎を追い、鋭いくちばしで捕まえる鵜の手綱を巧みに操る鵜匠と鵜が一体となって漁をする、幽玄な世界を垣間見ることができた。最後は船団が集結したメインイベントがあるらしいが、帰路の電車時間を気遣い静岡勢は途中で下船し2年後の再会を楽しみに散会した。                         鈴木 武(中部)

意識のデザイン【講師】建築家 谷尻 誠 氏日時︓2017年 11月 17日(金曜日)   15時~17時(受付 14時 30分)会場︓静岡市産学交流センター(ペガザート6階)    静岡市葵区御幸町3番地の 21定員︓80名(先着順)受講料︓無料  (CPD2単位申請中)

問い合せ先講演会開催事務局︓( 公社 ) 日本建築家協会東海支部静岡地域会静岡市葵区昭和町3-1 静岡昭和町ビル603号TEL︓054-221-8855

経歴︓1974 年 広島生まれ。1994 年に穴吹デザイン専門学校を卒業後、本兼建築設計事務所、HAL 建築工房を経て、2000 年に建築設計事務所 SUPPOSE DESIGN OFFICE 設立。住宅、商業空間、会場構成、ランドスケープ、プロダクト、アート分野でのインスタレーションなど、仕事の範囲は多岐にわたる。広島・東京の 2 ヵ所を拠点とし、共同代表の吉田愛と共にインテリアから住宅、複合施設など国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授なども勤める。中国建築大賞 2015 大賞、第一回 JIA 四国建築賞大賞、International prize for sustainable architecture 2015 Gold Medal など受賞多数。近作に「ONOMICHI U2」「BOOK AND BED TOKYO」「常滑の家」など。著書に「談談妄想」( ハースト婦人画報社 )「1000%の建築」( エクスナレッジ ) がある。

第70回建築文化研究会講演会 申込方法講演会開催事務局宛てFAX︓054-221-8865メールアドレス︓[email protected] 申込方法︓下記申込書にご記入の上平成 29 年 11 月 10 日 ( 金 ) までにFAXまたはメールにてお申込みください。○本講演会はCPD制度認定講演会です。○定員に達した場合のみ、事務局から連絡させて頂きます。

所属団体を○で囲む 所属団体︓建築学会 ・ 建設業協会 ・ 建築士事務所協会 ・ 建築士会 ・ 建築家協会 ・ その他 (          )ふりがな氏 名                                             ※CPD登録者の方は番号を記載 (               )勤務先 ( または所属 )                                   TEL︓(    )     -      FAX︓(    )     -

第70回 静岡県建築文化研究会 講演会

主催︓静岡県建築文化研究会   (一社) 日本建築学会東海支部静岡支所、(一社) 静岡県建設業協会   (一社) 静岡県建築士事務所協会、(公社) 静岡県建築士会   (公社) 日本建築家協会東海支部静岡地域会

日本の家 1945年以降の建築と暮らし2017.7.19-10.29 ローマ、ロンドンを巡回した展覧会が東京国立近代美術館で開催されています。本展は日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、図面、写真、映像などを通して紹介する壮大な試みです。 時系列ではなくテーマごとの展示になっているので、「日本の家」の特徴を深く理解いただけます。(HPより)

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JIA静岡NEWS 2017年10月号 .

静岡地域会役員会(2017年09月)09月役員会議事録 2017年9月13日(水) JIA静岡事務局

1.本部・支部報告 9/8

<本部>(大瀧) 第243回本部理事会(8/23)

・新規入会: 正会員3名、準会員(ジュニア9名・   学生0名)、協力会員(個人2名・法人1名)、 ・退会:   正会員1名、死亡会員1名、準会員( 0名)、協力会員   ( 0名)   承認後の正会員数 3,754名 ・選挙管理委員会 他の委員の委嘱を承認。 ・ JIA公益事業助成金2/10が不採択。採択された東北   建築学生賞と本部全国学生卒業コンクールとのすり   合せが必要との意見が出る。 ・職責等検討特別委員会が開催された。 ・近未来研究特別委員会「JIAは、建築家、2030年に   生き残っているか?」議論。 ・アルカジア大会は明治大学駿河台キャンパスにて開   催。 ・全国大会四国の関東の登録が少ない。 ・電磁記録保存について、しばらくは紙+押印と   なる。

「告示15号」意見交換会(8/8・22・9/6) ・告示15号の改訂が検討されている。(三会で意見をま   とめようとしている)。強制力がないのでどうか。

本部財務委員会(8/22) ・「子どもと建築」採択。 「ROKI見学会」不採択。  CPD評議会(8/25) ・東海支部は2件申請。 本部職能資格制度委員会(9/5) ・全国大会四国でシンポジウムを開催。 フェローシップ委員会(9/7) ・全国地域会長会議は、東海支部全員参加。 ・「JIAと行政」「JIAと地域」「地域会運営」につい   て話し合われる。 ・ 2017年度フレッシュマンセミナー 金沢開催決定。

<支部>役員会(大瀧) 東海支部大会2017実行委員会 ・ 109名の参加となった。   ゴールデンキューブ賞特別委員会(8/17) ・作品集の完成。支部大会にて配布予定。   JIA25年賞 東海支部委員会(8/22) ・事前調査実施。MOA美術館(田中氏) ・名古屋大学の施設は不提出となる。

<支部>役員会議事録(大瀧) 審議事項・

入会申込 正会員「藤岡陽子」  承認 ・ 2018年度役員候補選挙 選挙管理委員会委員選任

について   静岡地域会より清峰芳氏を承認 協議事項 ・ GC賞の位置づけについて   GC賞は本部(国際交流委員会)事業。「子どもと建

築」は支部事業である。 ・ 支部長および監査の支部役員会欠席について   支部長が事前に欠席が明確な場合は、役員は延期す

る。役員会には監査1名は必ず出席する事。 報告 ・ 2016年JIA日本建築大賞受賞作品「ROKI Global

Innovation Center –ROGIC-」   小堀哲夫氏との現地見学会(11/5)について   今後、支部事業として進めていく。愛知・静岡にて

連携して進める(場合によって費用負担有り)。全国規模で募集。

その他 ・ JIA建築家大会2017四国 (9/28~30) ・ 災害支援ネットワーク 東海支部および地域会担当

者の確認について 本部での認識なし。静岡は杉山貞利委員長をはじめとし、東部は高島ゆかり氏、中部は清峰芳氏、西部は村松篤氏で、携帯番号とメールアドレスを支部に提出済。

2.地域会報告   災害対策委員会(杉山)

・ 自然を生かした災害対策(四国では吉野川)のデスカッションへの参加を予定。

建築関連団体会議等 ・ 11/17(金) 建築文化研究会について進行状況・チラ    シ作成など →協議事項 ・ 8/25(金) 士業連絡会の報告 

→平成29年度役員名簿(案)の資料を添付。次年度 はJIA静岡が副会長の予定。

<斎藤教授の家>清家清設計 原寸模型

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JIA静岡NEWS 2017年10月号 .

<発行> 公益社団法人 日本建築家協会東海支部静岡地域会 JIA静岡 <制作> JIA静岡広報委員会 〒420-0033 静岡県静岡市葵区昭和町3-1 静岡昭和町ビル603号 TEL 054-221-8855. FAX 054-221-8865 URL http://jia-shizuoka.urdr.weblife.me/ MAIL [email protected]

JIA静岡日程表2017 10月 11月 12月

東海支部 27日(金)支部役員会 24日(金)支部役員会 15日(金)支部役員会

総会・大会他

役員会11月01日(水)役員会    13:30~15:30

29日(水)役員会    13:30~15:30

13日(水)役員会    13:00~15:00

委員会

JIA塾・ウォチング等

14日(土)建築ウォッチング      (熱海)

5日(日)ROKI研究棟見学会     (東海支部)

13日(水)JIA塾

備考17日(金)建築文化研究会     (JIA担当)

13日(水)忘年会     

・ 7/24(月) 建築関係団体新年会に関する打合せ報告  →会議議事録を添付。来年1月の恒例となってい た開催は中止となった。

・ 10/20(金) 静岡設計監理共同組合設立30周年年式典    のご案内 →望月美幸副会長が出席。

3.審議事項 ・ 8/7(月)JIA塾における事業報告書     余剰金15,230を7,490 に訂正を条件に  承認 ・ 8/7(月)納涼会における事業報告書 承認 ・ 10/14建築ウォッチングについて   事業企画書およびチラシを 承認 ・ 選挙管理委員会人選について    静岡地域会選挙管理委員に三保久利(中部)、村松    篤(西部) を承認    東海支部選挙管理委員会委員に清峰芳氏を承認 ・ JIA静岡役員選挙告示について(案)    添付資料の内容の中で、副会長3名を2名に訂正   し、承認

4.協議事項 ・ 11月建築フェアについて   今期は予定事業が予想以上に多くなるため、東中西   単位のJIA塾・ウォッチングなどの事業とし、   「建築フェア」の事業および名称の使用を取りやめ   る。   (仮)まちづくりウォッチングの企画書については、   会場の「宇津ノ谷」は決定する。 ・ 30周年記念誌作成の方針について   9/12の実行委員会でJIA静岡30周年記念誌概要(案)   を協議。歴代地域会長経験者に原稿を依頼するなど   大枠が決まる。発行日は2018年4月を予定。次回   実行委員会は12月。

・ 11/17(金)建築文化研究会・チラシ作成について →了解する。

・ 建築ウォッチング 村松氏企画案について 次回11/1の役員会に出席を求め、実施に向けて協議する。

・ 事務局配信のメールの扱いについて 今後は、法人協力会員に制度の説明文を事前に配信し、三役の判断により配信の有無を決定してから事務局より配信する。制度は明文化し、役員会の承認を受ける。

・ 建築サロンの今後の動向について 会場探しに苦慮しているが、次回の日程を検討している。

5.報告事項  ・ 9/15(金)支部大会・岐阜の動員結果         →参加者 11名が登録 ・ 9/28~9/30全国大会・四国        →参加者 1名が登録 ・ 支部要請:11/5(日)ROKI研究棟見学会における静岡

地域会の協力の仕方人手が必要な場合は、西部の会員にも協力を求めてはどうか。

・ 退会希望者:法人協力会員の支部への報告完了。

・ 支部要請の静岡地域会災害対策委員のメンバー報告 →支部報告に記載あり。

・ 入会希望者 正会員:加藤木伸将氏のその後について →特になし

・ 会員資格者の確認についての報告 支部に不明な点を問い合わせた後、再度、本人の希望を確認し報告する。

■次回役員会(予定)は  11月 1日(水)  13:30~15:30 於: JIA事務局


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