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Journey M ap ど こ で ク リ エ イ テ ィ ブ ・ ジ ャ ン プ が 起...

Date post: 16-Oct-2020
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Page 1: Journey M ap ど こ で ク リ エ イ テ ィ ブ ・ ジ ャ ン プ が 起 …agu-az.jp/2012/pdf/journeymap_a.pdf2012/10/2 2012/10/16 2012/10/30 中間発表 2012/11/13 2012/11/27

2012/10/2 2012/10/16 2012/10/30中間発表2012/11/13 2012/11/27 2012/12/11 成果発表にむけて ~ 2013/1/8

人は「幸せになりたい」と願う。その「幸せ」とはなにか

「幸せ」を考えないときが一番「幸せ」なのでは?

「幸せ」という概念があるからこそ「幸せ」なのでは?

不幸から脱したときに「幸せ」を感じる

グル

プ掲示板の立ち上げ

書き込みなし

「幸福」と「不幸」の対比

「幸福の周辺」から探す幸せの形

誰かと比較して感じる「幸せ」とは?

「幸せ」の捉え方は人によってさまざまである

幸せの感じ方の違いを具体的な例で表すことはできるのか?

身近な人たちの“幸せ”を探る…共感、仲間、家族、ご飯、お風呂、新しい発見など

「幸福度調査」について疑問?幸福度指標を考える。「期待感」「人並み感」

幸福になることを煽られる感じに違和感あり「こうすれば幸せになれます…幸福のHOW TO」他者からの幸せの押し売りで溢れている

周りの人からは不幸に見えるが本人は幸せだと感じること。自分を受け入れてくれる存在があることが重要?

・自己啓発セミナーへ行く後輩セミナーの人たちから共感を得られ、本人は幸せだというが、その姿に違和感を感じる旧友たち・小説/映画『悪人』他他者から見ると「不幸」にむかっているように見えるが、本人は心から愛する人と過ごす毎日に喜び感じる

「共感・共有」が多数登場キーワードか?

幸福を目的として追求すると破滅する?カルトと幸せの関係に

ついての疑問信者は善意で人を殺す→洗脳

誰かの決めた幸福のステレオタイプが、私たちを不幸にしている?例) 子供を持つことは幸せ→子供のいない人生は不幸なのか?

幸せのダークサイド幸福は表裏一体

本人が幸せならそれでよいのか?→幸せは、他人の犠牲の上になりたってよいのだろうか?

ピーター・N・スターンズ著「幸福の歴史」(「ハーバード・ビジネス・レビュー」2012年5月号、ダイヤモンド社)

「幸せ」という概念がなければ、幸せを追求する必要がないのでは?

幸せとは…他者と共有 すること…他者から得ら れる共感

「幸せとはこうあるべき、という既存の形に、私たちは気づかないうちに縛られているのでは?」

「幸せとは、自分だけのものでいいのか?」

「幸せのステレオタイプの歴史」

→ CMや  メディアから

幸せのステレオタイプは、どこで形成され、どのように私たちに影響を及ぼしたのか

時代ごとのステレオタタイプを探す

「教育思想史」

「義務教育」は「compulsory education」の翻訳で、明治時代は「脅迫教育」と訳されていた(小熊英二)

国を強くさせるために、勉強が必要だ(福沢諭吉)

「こうすれば幸福になれます」というHOW TO本が氾濫

拒絶する一方で、誰もが認める幸せを手にしていないと不安になる私たち

ピーター・N・スターンズ著「幸福の歴史」(「ハーバード・ビジネス・レビュー」2012年5月号、ダイヤモンド社)

・「笑顔は幸せの象徴」・ステレオタイプ化

「幸福」がビジネスとして広がるコンシューマリズムの成立

仮説:「幸福はかくあるべし」という考えに縛られている?

マスメディア・CM・経済・教育

からの提示?幸せのステレオタイプを探す

明治維新、明治政府成立

文部省成立義務教育開始

戦争

日本国憲法に「幸福」登場

1960年「モノ」が幸せの象徴

1970年モノ訴求から生活提案へ

1980年自立した女性像

1992年バブル経済崩壊

2010年日本は世界第3位の経済的な豊かさを誇る

しかし…日本の幸福度ランキング全34カ国中21位

なぜ?

求める「モノ」が多様化

国家の発展「豊かになることが幸せ」

という幸福のステレオタイプ

国と国民の幸せの方向が一致画一的な

ステレオタイプが機能した時代

幸福の形が多様化した現代…しかし、私たちは

他他人によって規定された幸せの形をなぞることにより、幸せの承認を

得ようとする

幸せとは他人の規定によって成立せしめられているということ

それぞれの時代でステレオタイプの「幸せ」が存在する仕組みはどの時代も同じ

ステレオタイプな幸せの形を提示

想定された幸せに同化する周囲に共感

ステレオタイプの幸せに自身も所属

所属したことの安心感が自身の幸せに昇華される

幸せとは「所属による安心」のメカニズム

誰もが”幸せ”を感じられる世の中とは?同じ幸福を支持する人がその価値観を共有しコミュニティを作るたとえ、他のコミュニティが支持する幸福の形が違っても、その幸福に賛同はできなくても、そその幸福を理解し、分かち合うことでつながる社会…そんな社会を築くことができれば、誰もが「幸福」を感じられる国になるはずである

このグループのテーマ設定は、「幸せとはかくあるべし」というステレオタイプの社会的に定説化している事柄への疑義である。この疑義の産出過程では明示化されていないが、議論の直中では「幸せ」そのものへの同様の疑義は出されていた。「当たり前への疑い」という批判的であり建設的な研究姿勢の枠組みは、基本的にこのような入れ子的な再生産を繰り返していく。

議論ではこの繰り返しが起ころうとしていたが、自分が社会的に定説化していることと考えているそのことを「自分の当たり前への疑い」として捉えることは、相対化の彼方に議論が振られる可能性があり、そこには抑止が働いていた。しかし、明示されているプロセスを見る限り、その議論は埋め込まれ、次の根源的な問いにつながっていくのだろう。

苅宿教授コメント

社会人院生が多く、客観的に冷静に社会を見る能力を持っていた。「幸福とはこうあるべきだと、われわれは縛られているのでは?」という問いを発し、「幸福とは作られたものではないのか」と問題提起した点が見事! 社会に「させられている実践」(主体性は作られる!)という視点から、アメリカの幸福観、マスメディアの幸福の煽り方の変遷など、「幸福の歴史観」

へと思考を拡張させることに成功している。結論は、「作られた幸福」であっても、その多様性を認めることによって幸福として成り立つ。やや冷めた相対化/客観化する視線が、逆に現代社会で生きることのリアリティを獲得している。他の班にはない歴史観を示している点は非常に貴重。

津田編集長コメント幸せって後から気付くよね。「あぁ、幸せだったなあ」って思い返したりとか。

やっぱりご飯食べたり、お風呂入ってる時が幸せだな。

ご飯や、お風呂は、欲求を満たす満足なのでは?

テストが終わった時の開放感!

まず幸せについて考えられること自体幸せだよね。

結婚式とかでも「幸せになります!」とかいうよね。

幸せと不幸って、表裏一体だよね。

幸せの感じ方って人によって違う。結局幸せを決めるのは自分が満足するか、ってことになってしまう。

幸福の上下を、無意識に決めつけているのでは?

「幸福度調査」とかあるけど、なんだか民主主義的。

幸せの煽りをすごく感じる。「幸せでなければ人間じゃない」というほどに…。

カルトとかは?幸せを追求しているよね。

本人は幸せでも、他人から見たら不幸せだと感じることってあるよね。

既存の宗教で幸せになれず、カルトがはやったのか?

オウム真理教の菊池直子など。

本人が幸せならそれで本当にいいのだろうか?

他人に迷惑をかけてしまっていることもあるよね。

幸せっていいことばかりじゃないのかも。裏の顔。

幸せの期待度が高すぎて、現実とのギャップで幸せに思えないのかも。

赤ちゃんがいうことをきかず、虐待してしまうとかも同じ問題だよね…。

「幸せはこうだ!」という固定概念があるのかも。

幸せ=笑顔というイメージがついたのは、最近の話。

幸せそのものというより、幸せの周辺を調べて、かたちがみえるといいよね。

幸福の歴史とは??アメリカの影響力が大!!

日本という国が1つにまとまるために、ナショナリズムをつくった。

やっぱりご飯食べたり、お風呂入ってるときが幸せだな。

「好きなこと」を仕事にするという煽り。 戦略。 現在の若者は、

幸福度が7割以上らしい。

時代によって、広告の雰囲気が変わる。

知恵をつければ、かならず出世しお金持ちになれるという教え。

広告などのメディアの氾濫。他者の決めた幸せの押し付け。他者によって規定された幸せのイメージから外れることへの恐怖。

バブル体験者。

戦後の民主主義教育。戦後の日本国憲法で「幸福」という言葉が出てくる。教育基本法などとのつながり。

人と比べて自分を幸せだと感じたり、過去と比べて幸せだと感じる。

青山学院大学 社会情報学部、博士課程1年:嶋田志帆、須藤海芳子 学部3年:小川敬太、望月玲奈  川崎紀弘(コンセント)、安部綾(AZホールディングス)チームメンバー紹介

Journey Map ―どのようにディスカッションは転がったか?―

どこでクリエイティブ・ジャンプが起きたのか?価値(opinion)創造へ至る、複雑な話し合いのプロセスを再現します。

思考の過程

発言

対話の進展

拡散進展硬直

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