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KTM & Dakar history 151107初めて Dakar を走った KTM 、240 のプヺシムヅラ Page 3...

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の歴史と KTM
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ダカールラリーの歴史とKTM

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ダカールラリーの歴史とKTM -1-

第1回ダカールラリー(パリ~アルジェ~ダカール)が開催されたのは1979年

– 参加台数は二輪、四輪、トラック合計して184台。うち74台がフィニッシュ。

– 二輪は90台が参加。まだ順位が総合(二輪四輪の区別なく)で決定されていた。

– 1978年12月26日にスタート、ゴールは1979年1月14日。総走行10,000㎞、うちSS3,168㎞。

KTMがダカールラリーの歴史に初めて登場するのは1980年

– Gilles DesheullesとPhilippe Vassardの2名がKTM 240 でプライベート参戦。

– Vassardはステージ7&8で優勝、二輪6位完走。Desheullesはステージ4で優勝、24位

(完走計25台)。2人のライダーは翌年はホンダに。

1981年、フランスのインポーターがチーム参戦

– Royal MotorというKTMのインポーターがFenwick KTM Dakarとして、 Gilles Francru、

Yann Cadret、Elijah Andreoletti、Philippe Augierの4名で参戦。うち、Francruが5位完走

(出走106台、完走28台)。

– レースで使用されたKTM 495は史上最強のモトクロッサーとしてこの年デビューしたモデル。

Dirtbike誌で世界最速を記録した。KTMとして初めて製作した500ccクラスのマシン。

初めてDakarを走ったKTM、240とVassard

初めてDakarを走ったKTM、240のベースモデル

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ダカールラリーの歴史とKTM -2-KTM 495 The Grate WhiteとFenwick KTM Dakar

– 1981年が唯一のKTM495とツインショックとの組み合わせの年。1982年からはモノショック

『PROLEVER』を採用。ツインショックは欧州仕様がオーリンズまたはWP(ピギーバック

タイプ)、北米仕様はFOXのエアショック。

– フロントフォークはマルゾッキ製正立、インナーチューブ径38㎜、外筒マグネシウム。

– このエンジンにこの仕様のマシンは81年モデルしかないため極めて貴重なモデル。

– 米国DIRTBIKE誌で123.75mph(200kph)を記録。

– KTM JAPANが1台保有しています。ごゆっくりご覧ください。

Fenwick KTM Dakar

– フランスのインポーター、Royal Motoが組織。

– 1970年にモナークのインポーターとして創業したRoyal Motoが、1975年、モナーク生産終了

と同時にKTMと取引を開始しフランス唯一のインポーターとして始動。KTMのほかelf(油脂)

等の大手ディストリビューターとしても活動。以降、積極的にモトクロスを中心にレース参戦し

フランス国内レースの多くのタイトルを獲得。

– 1981年には社内チーム(インポーターのファクトリーチーム)のほかにクラブチーム(ユーザー

やディーラーのライダーを組織)を創設。これがダカールラリーに参戦。

– Royal Motoは1984年には1500台を超える年間販売を達成し、フランスを北米(USA)、イタリ

アに次ぐKTM第3の市場に成長させた。その後創業家が投資家グループに会社を売却、

2000年にはKTM自身がフランスに子会社を創設したことにより、KTMの販売から撤退。

現在ではさらに転売されて3輪車の販売(ディーラー)を経営。

1981 KTM 495MX, The Grate White

81年にDakarを走ったFenwick KTM

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ダカールラリーの歴史とKTM -3-

ツインの時代とプライベーター

– 1981年にBMW R80G/Sが勝利して以来、事実上モーターサイクルのトップはツインシリンダ

ー車が占める状況が続いた。82年を除いて98年までは2気筒車が勝利。

– BMW、ホンダ、ヤマハ、カジバがそれぞれファクトリーマシンを投入しトップを寡占。

– KTMはプライベーターの一部に使われ、83年には6台のプライベーターがフィニッシュライン

にマシンを運んだ(出走132台、完走29台)。

– 初めてKTMの4サイクルエンジン車がダカールを走ったのは1985年。KTM 600G/S(ロータ

ックス製560㏄エンジンを搭載)したモデルだが、完走ならず。

– 87年から90年まではKTMでのフィニッシャーは1台も記録に残っていない。

キニガードナーとダカール。

– Heinz Kinigadner(ハインツ・キニガードナー)は1984/85年のモトクロス世界選手権250ccク

ラスのチャンピオン。オーストリアのブランド、KTMにとっては初めてのオーストリア人による

タイトルでもあった。

– キニガードナーはモトクロス引退後、ラリーの魅力に取りつかれ、世界を旅するきっかけ、冒

険への扉としてダカールラリーに魅せられていく。

– 1992年、ダカールラリーが初めてゴールにケープタウン(南アフリカ)を目指した年、キニガー

ドナーはダカールラリーに初参戦。プロローグでいきなりステージ優勝を遂げたが、その後ミ

スコースして自滅、フィニッシュラインにはたどり着けなかった。

ハインツ・キニガードナー

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ダカールラリーの歴史とKTM -4-キニガードナーとKTM、ダカール

– キニガードナーはモトクロスレース引退後もオーストリアのヒーローとしてモータースポーツ界

に君臨。レッドブルの代表、ディートリッヒ=マテシッツとの親交も深く、KTMが1991年に事実

上倒産したときにもすぐにオーストリア人の実業家ステファン=ピエラを紹介して再生に力を貸

し、その後レッドブルとKTMとの間をつなげる役割も果たした。

– ダカールラリーにKTM再生の可能性を見たキニガードナーは、KTMを説得。93年、ダカール

に向かう船上でピエラから『ラリー参戦決定』の報を直接受けた。93年のダカールラリーで走

らせたヤマハが3日目にして炎上しリタイヤしたキニガードナーは、帰途そのままKTMを訪問。

1月6日には新生KTMのモータースポーツアドバイザーに就任した。一方、再生し始めたばかり

のKTMには、当然ごくわずかな予算しかなく、キニガードナーの最初のKTMチームは自身を含

むライダー5名とメカニック1名、というものだった。1994年から、KTMとしては初めて、チームと

して公式にダカールラリーへの参戦を開始した。

– 94年、キニガードナーはプロローグでいきなりトップ。その後もステージ2/3でKTMのSteuriが

トップに立つなど、事実上初年度の参戦としては悪くはなかった。結局プライベーターも含め6台

が完走し、大きな一歩となった。

– キニガードナー自身は都合7回にわたりダカールラリーへの挑戦を続け、通算11回のステージ

優勝を数えた。だが完走への道は遠く、2000年、またも2度のステージ優勝を遂げながらも、

SS8でのクラッシュが原因でリタイヤ。これが最後のダカールラリーへの挑戦となった。

メオーニによって、KTMが初めてダカールを制する、前年のことであった。

Red BullをDakarに連れてきたのもキニガードナー

キニガードナーの最後の走り

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ダカールラリーの歴史とKTM -5-KTM、初勝利までの7年間の苦闘

– 事実上の初挑戦となる94年以来、KTMはキニガードナーとともにダカールでの勝利を渇望。

– 同時に、キニガードナーとKTMのコンセプトは、ファクトリーチームの勝利だけではなく、誰もが冒

険にチャレンジできる車両を、比較的安価に提供することへも広がって行く。このコンセプトが

LC4エンジンを育て、後のラリーベース車への販売につながっていった。

– 事実、レギュレーションが変わるまでの10年以上に渡り、700台以上ものLC4エンジン搭載車が

ダカールを走っている。97年には、KTMはすでに過去ダカールに参加したどのメーカーよりも、

多くのライダーをこのレースに送り出しているメーカーとなった。KTMが掲げた、「信頼性が高く、

充分にパワフルで、高性能なサスペンションを備えたマシンを適価で提供する」という目標は、見

事に達成された。

– KTMはラリーマシンの販売とともに、ラリーサービスも提供。アフリカを旅するという冒険をアマ

チュアの視点からサポートし、誰にでも平等にファクトリーライダーに準じるサービスを提供する

最初のメーカーとなった。このラリーサービスは現在もなお、KTMユーザーに提供されている。

– 94年、わずか6台の完走だったKTMだが、96年にはArcaronsが2位に入賞、完走者の半数を占

めるようになった。98年には完走55台のうち31台がKTMとなり、2位から12位までを独占したが

頂点を極めることはできなかった。

2000年。107台の完走者のうち56台を占めたKTM。参加者を支えたのはこのラリーサービスだった。

初めてRed Bullがダカールを走ったのもLC4だった。

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ダカールラリーの歴史とKTM -6-メオーニとLC8、そしてAdventureへと連なるツアラーの源流。

– 2001年、20のスペシャルステージのうち17を制したKTMは、ついに初勝利を挙げた。総合1-5位

を独占する圧勝で、総合優勝はステージ優勝のなかったFabrizio Meoni(ファブリッツォ・メオー

ニ)。長年プライベーターを支えてきたLC4ベースのファクトリーマシン、LC4 660Rでの偉業だっ

た。以降、KTMは一度も、他のマニファクチャラにモーターサイクル・タイトルを譲り渡していない

– 2002年、メオーニはKTMのプロトタイプマシン、950Rallyを表彰台の頂点に押し上げた。それま

で、単気筒エンジンでラリーを支えてきたKTMが初めて製作した、950ccのVツインエンジン、

LC8である。メオーニ自身、ラリー開始直後の数日間は、あまりに重く、巨大で、手に負えなかっ

たが、ひとたび砂漠に入ると、時速200kphを超えるスピード、抜群の安定感が大きな支えになり

他を寄せ付けなかった、と語っている。

– そのLC8 950RRは、その後950Adventureとなり、990Adventureへと引き継がれてきた。実際

にラリーを走ることはなくなっても、KTMのラリーイメージを明確に形にしたトップエンドのツーリン

グマシンとして市場に君臨してきた。現在の「アドベンチャー・ツーリング」というカテゴリーにある

いずれのマシンも、ラリーへの夢をイメージしたデザインがその源流にあることは間違いない。

例え、KTM以外のメーカーが勝利した事実が、はるか15年以上も前のことであったとしても…。

– 2015年、新しく1290 Super Adventureと1050 Adventureが加わり、1190 Adventureと1190

Adventure_Rを中心に4機種を誇るラインナップを持つKTMは、間違いなくこの「アドベンチャー・

ツーリング」カテゴリーの第一人者である。現在もなお、このAdventure兄弟の源流は、Dakarラリ

ーにある。冒険への扉を開いてきた、ダカールラリーに。

2001年にKTMの初勝利を飾ったメオーニ。

2002年、メオーニは前年と全く異なる2気筒マシンで連勝を飾った。

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ダカールラリーの歴史とKTM -7-2005年の悲劇、デプレとコマ。KTMの14連勝。

– 2005年、KTMで2勝を挙げていたメオーニに加え、Cyril Despres(シリル・デプレ)とMarc

Coma(マルク・コマ)の3名が熾烈なトップ争いを繰り広げてた。そんな中、11日目に大きなク

ラッシュに遭ったメオーニがそのまま死亡。KTMチームはその悲劇を乗り越えながらラリーを

完走し、デプレが初めてダカールラリーでの勝利を飾った。

– デプレは、1974年生まれのフランス人。トライアルからエンデューロに転向した後、2000年に

初めてダカールラリーに足を踏み入れ、2003年には3つのステージ優勝と総合2位を獲得。

Erzbergrodeoでも2勝を記録し、順調にその実力をアピールしての勝利となった。デプレはダ

カールで6回の総合優勝を飾ったステファン・ペテランセルをはるかに上回る、34回ものステ

ージ勝利を記録しており、速さと安定感を備えたライダーとして今後もダカールの歴史に名を

残すことは間違いない。

– 2006年に初勝利したコマは、1976年、スペイン生まれ。エンデューロライダーとしてスペイン

のナショナルチームの一員に選ばれながら、1998年には世界ジュニア選手権でもタイトルを

獲得。2002年に初めてダカールラリーに参戦し、2003年からはスペインの国営石油会社、レ

プソルの強力なバックアップを得てKTMファクトリーの一員に。2006年では、ステージ優勝を

一つも記録せず総合優勝を獲得。現在に至るまで、これがコマのスタイルになっている。

– 2005年以降、2015年までの10回のDakarラリーを、この二人が5勝づつ分け合っている。

KTMの14連勝のうちの、10勝がこの二人によるものだ。

2014年。Despres5勝目、KTM最後のレース。

2015年、Coma5勝目。まだ、16年については何も決まっていない。

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ダカールラリーの歴史とKTM / ダカールウイナーリスト

Year Rider Bike

1979 シリル・ヌヴー ヤマハ

1980 シリル・ヌヴー ヤマハ

1981 ユベール・オリオール BMW

1982 シリル・ヌヴー ホンダ

1983 ユベール・オリオール BMW

1984 ガストン・ライエ BMW

1985 ガストン・ライエ BMW

1986 シリル・ヌヴー ホンダ

1987 シリル・ヌヴー ホンダ

1988 エディー・オリオリ ホンダ

1989 ジル・ラレイ ホンダ

1990 エディー・オリオリ カジバ

1991 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1992 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1993 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1994 エディー・オリオリ カジバ

1995 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1996 エディー・オリオリ ヤマハ

1997 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1998 ステファン・ペテランセル ヤマハ

1999 リチャード・サンクト BMW

2000 リチャード・サンクト BMW

2001 ファブリツィオ・メオーニ KTM

2002 ファブリツィオ・メオーニ KTM

2003 リチャード・サンクト KTM

2004 ナニ・ロマ KTM

2005 シリル・デプレ KTM

2006 マルク・コマ KTM

2007 シリル・デプレ KTM

2008 中止

2009 マルク・コマ KTM

2010 シリル・デプレ KTM

2011 マルク・コマ KTM

2012 シリル・デプレ KTM

2013 シリル・デプレ KTM

2014 マルク・コマ KTM

2015 マルク・コマ KTM

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KTM歴代ラリーモデル変遷

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KTM歴代ラリーモデルの変遷 / LC4 RALLY / ADVENTURE

LC4 RALLY2003年 660 RALLY(640LC4 ADVENTUREベース)

640 LC4 エンジン 2004年

90年代半ばから2000年初頭にかけて、ダカールの頂点を目指したLC4モデル。2001年には、メオーニが660Rで初優勝。翌年KTMファクトリーはLC8へスイッチするが、LC4は熟成を続け、690へと進化を続けていく。

620 LC4 Heinz Kinigadner車

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KTM歴代ラリーモデルの変遷 / LC8 ADVENTURE 950

KTM初制覇の翌年には、排気量を

大幅に上げたV型2気筒、950 LC8

RALLが登場。 初登場ながら、こち

らもメオーニのライディングで優勝を

遂げる。それをベースに、

950ADVENTURE / S が市販モデル

として登場する。

2002年 950 LC8 RALLY PROTOTYPE

2003~2005年 950 ADVENTURE(S)

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KTM歴代ラリーモデルの変遷 / LC8 ADVENTURE 990

ダカールラリーのレギュレーション変更

により、2気筒エンジンの参戦が不可と

なった後も、市販車としてADVENTURE

モデルの開発は続けられた。950から

990へと排気量を上げ、足回りをオフ

ロード仕様に振ったSバージョンも用意。

2006年 990 ADVENTURE / S

990 ADVENTUREの中には、ダカー

ルやバハのグラフィックも採用された

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KTM歴代ラリーモデルの変遷 / LC8 ADVENTURE 2015

LC8 のADVENTUREモデルは、2013年にさらなる進化を遂げる。990からさらに排気量を

上げた、1190 ADVENTURE / Rを発表。2015年には、兄弟車として1290 SUPER

ADVENTUREと1050 ADVENTUREを追加する。1290ではラグジュアリツアラーの要素を、

1050ではADVENTUREモデルとしてのベーシック機能を充実させた入門モデルとして、そし

て1190ではスポーツライディングを視野に入れ、充実を図る。ダカールこそ参加していないが、

本格的なオフロード性能を備える1190 ADVENTURE Rの存在は、いまだラリーレイドの、ダ

カールの重要さを、KTMが重んじているからに他ならない。

1050 ADVENTURE

1290 SUPER ADVENTURE1190 ADVENTURE R

1190 ADVENTURE

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KTM歴代ラリーモデルの変遷 / 450 RALLY REPLICA

エンジン:

4ストローク単気筒OHC 4 バルブ

排気量:4.4㎜49.3cc

ボア×ストローク:95×63.4

スターター:セル

トランスミッション:6速

エンジンマネージメント:

ケーヒンEMS

潤滑方法:2ポンプによる強制圧送

クラッチ:湿式多版油圧式

620時代からラリーで使用し開発を続けるLC4 の血脈を

受け継ぎ、ラリーモデルとして「市販」されているのが、

450 RALLY REPLICAだ。グループ2.2のマラソンクラ

スにもこのまま参加可能で、KTMファクトリーはこの450

をベースに、モディファイを加えている。

フレーム:クロームモリブデン

フロントサス:WPUSD48㎜

リアサス:

WPモノショック リンク式

ブレーキディスク:

F300 / R240㎜

シート高:960㎜

燃料タンク:約33L

車輛重量:約140㎏(半乾燥)

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