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MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2)...

Date post: 24-Jul-2020
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2-26 掘削深度 観測孔深度 スクリーン区間 (GL -m) (GL -m) (GL -m) MW-1 1号井 200.0 200.00 178.0~183.5 2002/12/6 (庄南小学校) 2号井 150.0 150.00 139.0~144.5 2003/1/20 3号井 93.0 93.00 83.0~88.5 2002/8/9 4号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2003/1/22 0号井 27.0 - 27.0 2002/8/3 2003/1/16まで観測 MW-2 1号井 195.0 195.00178.0~183.5 2003/2/20 (大谷小学校) 2号井 158.0 145.40128. 9~134.4 2002/8/9 3号井 100.0 98.00 87.0~92.5 2002/11/1 4号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2003/2/20 0号井 21.5 - 21.5 2002/7/26 観測継続中 MW-3 1号井 164.0 132.00 107.2~112.7 2002/8/22 (南条小学校) 2号井 80.0 80.00 69 .0~74.5 2002/9/26 3号井 45.0 45.00 34.0~39.5 2002/9/26 0号井 25.0 - 25 2002/8/5 2002/10/4まで観測 MW-4(OW-1) 1号井 200.0 200.00 181.5~187.0 2002/7/19 (庄東小学校) 2号井 136.0 136.00125.0~130.5 2002/11/19 3号井 90.0 90.00 79 .0~84.5 2002/8/3 4号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2002/8/23 0号井 22.0 - 22.0 2002/8/9 2002/8/19 まで観測 備考 地点名 孔番号 連続観測開始日 2.1.4 層別観測井による地下水位(水頭)観測 平成 14 7 月中旬以降、完成した井戸から順次地下水位観測を開始し、第 5 回委員会(平成 15 3 24 日)では、途中経過を報告している。前回の委員 会での“地下水ポテンシャルに係わる諸調査は可能な限り継続実施する”との 方針を踏まえ、平成 15 年度も継続観測を実施し、平成 15 12 月までの観測 結果が整理されている。 イ) 目的 庄川扇状地の水循環検討を進めていく上では、庄川及び小矢部川に関連し た扇状地全体の地下水状況を把握することが必要不可欠である。特に、扇頂 部から扇端部にかけて深度別の地下水ポテンシャルを把握することは地下水 流動を把握する上で、きわめて重要である。このような観点から、同一地点 において層別( 深度別)の観測井を設置し、地下水位の連続観測を実施している。 ロ) 調査方法 ① 目的を踏まえ、扇頂部 2 地点、扇端部 2 地点の計 4 地点において 調査を実施した(図 2.1 -19 MW-1MW-4) ② 水理地質基盤の形状を踏まえ、各地点とも最大掘削深度を 200m とし、 地質状況, 電気検層結果を踏まえて、 GL-50m,100m,150m,200m 4 深度 を目安として地下水観測井を設置した( 表 2.1 -5 参照) ③ 掘削口径は 300mm、仕上げ口径を 150mm とし、本調査の目的を踏まえ、 十分な止水を行い対象深度の水位のみを確実に捉えることができる井戸 構造とした ( 図 2.1 -20 (1),(2) )。 表 2.1 -5 層別観測井諸元 ハ) 調査結果 現在までの調査結果において把握された地下水状況を以下にまとめる(ラー!参照元が見つかりません。 )。 ◎涵養域(MW-1MW-4扇頂部付近の MW-1 および MW-4 地点は、深度が深くなるに従い地下 水頭(地下水ポテンシャル)は低くなっている。このことから、地上から 地下へ向けて地下水が浸透・涵養される涵養域となっていることがわかる。 水位の変動傾向は、各深度とも非常に類似しており、一定の水位(水頭) 差で変動している。この変動傾向は本年度の観測においても見られる。 ◎流出域(MW-2MW-3扇端部付近の MW-2 および MW-3 地点は、降雨の影響を受け難く、年 間を通して、大きな変動は見られない。但し、MW-2 0 号井は、深度 21.5m と浅いこともあり、多雨時期は、降雨に対応した水位上昇が見 られる。また、MW-2 2 号井(深度 145m)と MW-3 1 号井(深度 132m)は、消雪井戸の影響で、冬期に急激な水位低下が生じている。 深度別の地下水頭について、 MW-3 は、深度が深くなるに従い地下水頭 (地下水ポテンシャル)は高くなっている。このことから、地下から地 上へ向けて地下水が流動する流出域となっていることがわかる。
Transcript
Page 1: MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域) 暫定浅層 観測井 0.9m フィルター材 (豆砂利3号

2-26

掘削深度 観測孔深度 スクリーン区間(GL -m) (GL -m) (GL -m)

MW-1 1号井 200.0 200.00 178.0~183.5 2002/12/6(庄南小学校) 2号井 150.0 150.00 139.0~144.5 2003/1/20

3号井 93.0 93.00 83.0~88.5 2002/8/94号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2003/1/220号井 27.0 - 27.0 2002/8/3 2003/1/16まで観測

MW-2 1号井 195.0 195.00 178.0~183.5 2003/2/20(大谷小学校) 2号井 158.0 145.40 128.9~134.4 2002/8/9

3号井 100.0 98.00 87.0~92.5 2002/11/14号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2003/2/200号井 21.5 - 21.5 2002/7/26 観測継続中

MW-3 1号井 164.0 132.00 107.2~112.7 2002/8/22(南条小学校) 2号井 80.0 80.00 69.0~74.5 2002/9/26

3号井 45.0 45.00 34.0~39.5 2002/9/260号井 25.0 - 25 2002/8/5 2002/10/4まで観測

MW-4(OW-1) 1号井 200.0 200.00 181.5~187.0 2002/7/19(庄東小学校) 2号井 136.0 136.00 125.0~130.5 2002/11/19

3号井 90.0 90.00 79.0~84.5 2002/8/34号井 50.0 50.00 39.0~44.5 2002/8/230号井 22.0 - 22.0 2002/8/9 2002/8/19まで観測

備考地点名 孔番号 連続観測開始日

2.1.4 層別観測井による地下水位(水頭)観測

平成 14 年 7 月中旬以降、完成した井戸から順次地下水位観測を開始し、第 5回委員会(平成 15 年 3 月 24 日)では、途中経過を報告している。前回の委員

会での“地下水ポテンシャルに係わる諸調査は可能な限り継続実施する”との

方針を踏まえ、平成 15 年度も継続観測を実施し、平成 15 年 12 月までの観測

結果が整理されている。

イ) 目的 庄川扇状地の水循環検討を進めていく上では、庄川及び小矢部川に関連し

た扇状地全体の地下水状況を把握することが必要不可欠である。特に、扇頂

部から扇端部にかけて深度別の地下水ポテンシャルを把握することは地下水

流動を把握する上で、きわめて重要である。このような観点から、同一地点

において層別(深度別)の観測井を設置し、地下水位の連続観測を実施している。

ロ) 調査方法

① 目的を踏まえ、扇頂部 2 地点、扇端部 2 地点の計 4 地点において

調査を実施した(図 2.1-19の MW-1~MW-4)。

② 水理地質基盤の形状を踏まえ、各地点とも最大掘削深度を 200m とし、

地質状況,電気検層結果を踏まえて、GL-50m,100m,150m,200m の 4 深度

を目安として地下水観測井を設置した(表 2.1-5参照)

③ 掘削口径は 300mm、仕上げ口径を 150mmとし、本調査の目的を踏まえ、

十分な止水を行い対象深度の水位のみを確実に捉えることができる井戸

構造とした (図 2.1-20 (1),(2))。

表 2.1-5 層別観測井諸元

ハ) 調査結果 現在までの調査結果において把握された地下水状況を以下にまとめる(エ

ラー! 参照元が見つかりません。)。

◎涵養域(MW-1,MW-4)

扇頂部付近の MW-1 および MW-4 地点は、深度が深くなるに従い地下

水頭(地下水ポテンシャル)は低くなっている。このことから、地上から

地下へ向けて地下水が浸透・涵養される涵養域となっていることがわかる。

水位の変動傾向は、各深度とも非常に類似しており、一定の水位(水頭)

差で変動している。この変動傾向は本年度の観測においても見られる。

◎流出域(MW-2,MW-3)

扇端部付近の MW-2 および MW-3 地点は、降雨の影響を受け難く、年

間を通して、大きな変動は見られない。但し、MW-2 の 0 号井は、深度

が 21.5m と浅いこともあり、多雨時期は、降雨に対応した水位上昇が見

られる。また、MW-2 の 2 号井(深度 145m)と MW-3 の 1 号井(深度

132m)は、消雪井戸の影響で、冬期に急激な水位低下が生じている。

深度別の地下水頭について、MW-3 は、深度が深くなるに従い地下水頭

(地下水ポテンシャル)は高くなっている。このことから、地下から地

上へ向けて地下水が流動する流出域となっていることがわかる。

Page 2: MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域) 暫定浅層 観測井 0.9m フィルター材 (豆砂利3号

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図 2.1-19 層別観測井および河川水伏没形態調査観測孔設置位置図

W-1

W-2

W-3

W-4

MW-1

MW-4

MW-2

MW-3

扇端部(流出域)

扇頂~扇央(涵養域)

Page 3: MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域) 暫定浅層 観測井 0.9m フィルター材 (豆砂利3号

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図 2.1-20(1) 層別観測井構造および現位置試験結果(涵養域)

m

電気検層結果

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

170

180

190

200

1 10 100 1000

比抵抗ρ(Ω・m)

深度

(GL-

m)

極間 0.5m

極間 1.0m

フィルター材(豆砂利3号 (3~9mm))

充填材(珪砂3号)

止水材(ペルプラグ)

止水材(モルタル)

1号井戸 2号井戸 3号井戸 4号井戸

スクリーン(巻き線スクリーン)

93m

50m

27m

暫定浅層観測井

200m

150m

24.0m22.7m

26.2m

36.2m36.1m

MW-1 庄南小学校 電気検層結果

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

170

180

190

200

10 100 1000

比抵抗ρ(Ω・m)

深度

(GL-

m)

極間 0.5m

極間 1.0m

フィルター材(豆砂利3号 (3~9mm))

充填材(珪砂3号)

止水材(ペルプラグ)

止水材(モルタル)

1号井戸 2号井戸 3号井戸 4号井戸

スクリーン(巻き線スクリーン)

136m

90m

50m

22m

暫定浅層観測井

MW-4(太田橋地点,庄東小学校)

200m

13.9m16.8m

7.8m

17.1m

MW-4 庄東小学校

Page 4: MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域) 暫定浅層 観測井 0.9m フィルター材 (豆砂利3号

2-29

図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域)

暫定浅層観測井

0.9m

フィルター材(豆砂利3号 (3~9mm))

充填材(珪砂3号)

止水材(ペルプラグ)

止水材(モルタル)

1号井戸 2号井戸 3号井戸 4号井戸

スクリーン(巻き線スクリーン)

158m

93m

50m

195m

+0.91m(自噴)

21.5m

0.9m0.94m

電気検層結果

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

170

180

190

200

10 100 1000

比抵抗ρ(Ω・m)

深度

(GL

- m

)極間0.25m極間0.50m

極間1.00m

MW-2 大谷小学校 電気検層結果

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

10 100 1000

比抵抗ρ(Ω・m)

深度

(GL

- m

)

極間0.25m極間0.50m

極間1.00m

フィルター材(豆砂利3号 (3~9mm))

充填材(珪砂3号)

止水材(ペルプラグ)

止水材(モルタル)

1号井戸 2号井戸 3号井戸

スクリーン(巻き線スクリーン)

16.5m

暫定浅層観測井

MW-3(高岡地点,南条小学校)

164m

80m

45m

2.10m(自噴)

1.75m(自噴)

1.30m0.20m

MW-3 南条小学校

Page 5: MW-2 MW-3 - MLIT...2-29 MW 1 40 GL 158m 200 図 2.1-20(2) 層別観測井構造および調査結果(流出域) 暫定浅層 観測井 0.9m フィルター材 (豆砂利3号

2-30

涵養域

MW-4(庄東小学校)地点 水位変動図

32

34

36

38

40

42

44

46

48

50

52

H14

.7.5

H14

.8.4

H14

.9.3

H14

.10.

3

H14

.11.

2

H14

.12.

2

H15

.1.1

H15

.1.3

1

H15

.3.2

H15

.4.1

H15

.5.1

H15

.5.3

1

H15

.6.3

0

H15

.7.3

0

H15

.8.2

9

H15

.9.2

8

H15

.10.

28

H15

.11.

27

H15

.12.

27

日時

地下

水位

(標高

m)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

時間

雨量

(㎜)

0号井(孔底深度GL-22m) 1号井(孔底深度GL-200m)2号井(孔底深度GL-136m) 3号井(孔底深度GL-90m)4号井(孔底深度GL-50m) 日雨量(砺波地域気象観測所)MW-1(庄南小学校)地点 水位変動図

32

34

36

38

40

42

44

46

48

50

52

H14

.7.5

H14

.8.4

H14

.9.3

H14

.10.

3

H14

.11.

2

H14

.12.

2

H15

.1.1

H15

.1.3

1

H15

.3.2

H15

.4.1

H15

.5.1

H15

.5.3

1

H15

.6.3

0

H15

.7.3

0

H15

.8.2

9

H15

.9.2

8

H15

.10.

28

H15

.11.

27

H15

.12.

27

日時

地下

水位

(標高

m)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

時間

雨量

(㎜)

0号井(孔底深度GL-27m) 1号井(孔底深度GL-200m)2号井(孔底深度GL-150m) 3号井(孔底深度GL-93m)4号井(孔底深度GL-50m) 日雨量(砺波地域気象観測所)

流出域

MW-2(大谷小学校)地点 水位変動図

20

22

24

26

28

30

32

34

36

38

40

H14

.7.5

H14

.8.4

H14

.9.3

H14

.10.

3

H14

.11.

2

H14

.12.

2

H15

.1.1

H15

.1.3

1

H15

.3.2

H15

.4.1

H15

.5.1

H15

.5.3

1

H15

.6.3

0

H15

.7.3

0

H15

.8.2

9

H15

.9.2

8

H15

.10.

28

H15

.11.

27

H15

.12.

27

日時

地下

水位

(標高

m)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

時間

雨量

(㎜)

0号井(孔底深度GL-21.5m) 1号井(孔底深度GL-195m)

2号井(孔底深度GL-145m) 3号井(孔底深度GL-98.0m)

4号井(孔底深度GL-50.0m) 日雨量(砺波地域気象観測所) MW-3(南条小学校)地点 水位変動図

10

12

14

16

18

20

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24

26

28

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H14

.7.5

H14

.8.4

H14

.9.3

H14

.10.

3

H14

.11.

2

H14

.12.

2

H15

.1.1

H15

.1.3

1

H15

.3.2

H15

.4.1

H15

.5.1

H15

.5.3

1

H15

.6.3

0

H15

.7.3

0

H15

.8.2

9

H15

.9.2

8

H15

.10.

28

H15

.11.

27

H15

.12.

27

日時

地下

水位

(標高

m)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

時間

雨量

(㎜)

0号井(孔底深度GL-25m) 1号井(孔底深度GL-132m)

2号井(孔底深度GL-80m) 3号井(孔底深度GL-45m)

日雨量(砺波地域気象観測所)

図 2.1-21 地下水位変動図


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