検疫衛生課業務実績
【はじめに】
検疫衛生課では、日本国内に常在しない感染症※1の病原体が、船舶等を介して
国内へ侵入することを防止するために、船舶等の検疫、黄熱予防接種、海外感染
症情報の収集と提供、健康相談、港湾区域の衛生調査及び船舶の衛生検査を実施
している。
大阪検疫所(以下「当所」という。)における船舶等の検疫については、客船(貨
客船を含む。以下同じ。)、貨物船のほか、航空機についても実施しており、海外
における感染症の発生状況に応じて、厚生労働省からの指示に基づき検疫を強化
するなどの対応を行っている。現在、鳥インフルエンザ A(H5N1 又は H7N9)につ
いて、東南アジア及び中国等での発生が続いているため、発生国から来港する船
舶に対して、鳥インフルエンザ A(H5N1)は 2006 年 10 月から、鳥インフルエンザ
A(H7N9)は 2013 年 4 月から検疫強化を継続して実施している。また、中東呼吸器
症候群(MERS)について、中東地域での発生が続いているため、発生国から来航
する船舶に対して、2014年 7月から検疫強化を継続して実施している。2016年 6
月に一時終息したエボラ出血熱については、2018 年 8 月にコンゴ民主共和国、
2019年 6月にはウガンダ共和国で再び発生したため、2019年 7 月から検疫強化を
実施している。2019 年 12 月に中国の武漢で発生が確認された新型コロナウイル
ス感染症については、2020年 1月に世界保健機関がこの事態を「国際的に懸念さ
れる公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言し、当所においても検疫
強化を実施している。加えて当所の管内には、検疫飛行場以外の空港(非検疫飛
行場)として大阪国際空港(伊丹空港)及び南紀白浜空港があり、臨時便等に対
する航空機の検疫を行っている。
港湾衛生調査については、国際保健規則(IHR2005)への対応、リスク評価に応
じた効率的・効果的な調査及び衛生対策を講じるため、「港湾区域等衛生管理業務
の手引き」(平成 26 年 3 月 24 日付け食安検第 0324 第 3 号検疫所業務管理室長通
知)に基づき、ねずみ族及び蚊族を対象とした衛生調査を実施している。
船舶の衛生検査については、国際保健規則(IHR2005)に従い、国際航行する船
舶を対象に総合的な衛生管理等に係る検査を実施し、船舶衛生管理(免除)証明
書を交付している。
※1 日本国内に常在しない感染症
<検疫感染症>
エボラ出血熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱、ラッサ熱、南米出血熱、ペス
ト、痘そう、新型インフルエンザ等感染症、マラリア、デング熱、チクングニア熱、鳥イ
ンフルエンザ A(H5N1 又は H7N9)、中東呼吸器症候群(MERS)、ジカウイルス感染症、新
型コロナウイルス感染症
<検疫感染症に準ずる感染症で政令で定めるもの>
ウエストナイル熱、日本脳炎、腎症候性出血熱(HFRS)、ハンタウイルス肺症候群(HPS)
【検疫業務実績】
(1)船舶の検疫
当所は、無人出張所を含む 6箇所の検疫港(大阪港、敦賀港、内浦港、舞鶴港、
阪南港、和歌山下津港)及び 3 箇所の無線検疫指定港(無線検疫制度の運用につ
いて[昭和 45 年 2 月 11 日付け衛発第 871 号厚生省公衆衛生局長通知]に基づき
定められている港:宮津港、福井港、田辺港)において船舶の検疫業務を実施し
ている。
大阪港では、中国(上海)からの定期貨客船(毎週木曜日 1 隻及び隔週月曜日
1隻)が来港するため、鳥インフルエンザ A(H7N9)の検疫強化に基づき、着岸時
に対象船舶に乗船して検疫を実施している。
近年、数千人の乗客が乗船している大型クルーズ客船の就航が、九州や沖縄を
中心に増加傾向にあり、当所管内においても、大阪港や舞鶴港に来港する大型ク
ルーズ客船が増加しており、中国からの来航船など必要に応じてその都度、船内
又は旅客ターミナルにおいて検疫を実施している。
○大阪港に来航する定期貨客船
XIN JIAN ZHEN SU ZHOU HAO
○ 大阪港に来港する主なクルーズ客船(来港時に撮影)
EXPLORER DREAM QUANTUM OF THE SEAS
SPECTRUM OF THE SEAS MSC SPLENDIDA
○ 船舶の検疫実績(2017年)
備考:検疫所名の( )書きは無線検疫対象港
船舶数欄の [ ] 書きは大型クルーズ船の実績
港 名
船舶数及び検疫人員
臨船検疫 着岸検疫 無線検疫 計
船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員
大阪港 2 32 99[20] 62,909 3,976
[2] 115,818 4,077[22] 178,759
敦賀港 - - - - 200 3,448 200 3,448
(福井港) - - - - 38 581 38 581
小 計 - - - - 238 4,029 238 4,029
内浦港 - - - - 31 537 31 537
舞鶴港 - - 6[2] 5,001 190[1] 4,546 196[3] 9,547
(宮津港) - - - - 22 441 22 441
小 計 - - 6[2] 5,001 212[1] 4,987 218[3] 9,988
阪南港 - - 1 22 88 1,521 89 1,543
和歌山
下津港 2 41 3 38 472 8,221 477 8,300
(田辺港) - - - - - - - -
小 計 2 41 3 38 472 8,221 477 8,300
合 計 4 73 109[22] 67,970 5,017
[3] 135,113 5,130[25] 203,156
○ 船舶の検疫実績(2018年)
備考:検疫所名の( )書きは無線検疫対象港
船舶数欄の [ ] 書きは大型クルーズ船の実績
港 名
船舶数及び検疫人員
臨船検疫 着岸検疫 無線検疫 計
船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員
大阪港 - - 89[10] 51,867 3,815 100,461 3,904[10] 152,328
敦賀港 - - - - 211 3,623 211 3,623
(福井港) - - - - 52 750 52 750
小 計 - - - - 263 4,373 263 4,373
内浦港 - - - - 38 671 38 671
舞鶴港 - - 1 37 156[1] 4,085 157[1] 4,122
(宮津港) - - - - 27 538 27 538
小 計 - - 1 37 183[1] 4,623 184[1] 4,660
阪南港 - - 1 2 92 1,546 93 1,548
和歌山
下津港 - - 4 16 438 7,816 442 7,832
(田辺港) - - - - - - - -
小 計 - - 4 16 438 7,816 442 7,832
合 計 - - 95[10] 51,922 4,829[1] 119,490 4,924[11] 171,412
○ 船舶の検疫実績(2019年)
備考:検疫所名の( )書きは無線検疫対象港
船舶数欄の [ ] 書きは大型クルーズ船の実績
港 名
船舶数及び検疫人員
臨船検疫 着岸検疫 無線検疫 計
船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員 船舶数 人 員
大阪港 - - 92[9] 71,217 3,838 92,771 3,930 163,988
敦賀港 - - - - 184 3,230 184 3,230
(福井港) - - - - 42 667 42 667
小 計 - - - - 226 3,897 226 3,897
内浦港 - - - - 40 674 40 674
舞鶴港 - - 10[5] 22,444 167 9,858 177 32,302
(宮津港) - - - - 17 338 17 338
小 計 - - 10[5] 22,444 184 10,196 194 32,640
阪南港 - - 1 2 91 1,546 92 1,548
和歌山
下津港 - - 2 45 448 8.014 450 8,059
(田辺港) - - - - - - - -
小 計 - - 2 45 448 8.014 450 8,059
合 計 - - 105[14] 93,708 4,827 117,098 4,932 210,806
(2)航空機の検疫
当所の管轄区域内には、検疫飛行場※2に指定されている空港はないが、当所
の管轄区域内にある空港への臨時便等に対する検疫については、特例措置として
対応している。また、急病人の発生等で、海上保安庁の航空機が洋上で外航船舶
と接触した場合においても、航空機の検疫を実施している。
※2 検疫法施行令第1条の2に定める飛行場。基本的に外国から来航した航空機は、検疫
飛行場で検疫を受けなければ、検疫飛行場以外の国内のいかなる場所にも着陸させるこ
とができない。
○ 航空機の検疫実績
年次 管 轄 空港名 航空機数 検疫人員
乗組員 乗 客 計
2017年
大阪検疫所 大阪国際空港 2 32 71 103
舞鶴出張所 舞鶴海上保安部
港空支援センター 1 5 0 5
2018年 和歌山下津出張所 南紀白浜空港 11 55 390 445
2019年
和歌山下津出張所 南紀白浜空港 1 8 1 9
大阪検疫所 大阪国際空港 9 142 284 426
(3)黄熱予防接種
検疫所は、海外への渡航者に対し渡航先の感染症の流行状況や衛生状態に応じ
て、黄熱ワクチンをはじめとする予防接種を実施している。黄熱ワクチンは、国
際保健規則において国際的に要求されている予防接種であり、国際予防接種証明
書(イエローカード)の提示を入国時に求められる場合がある。
当所では 2016年 2月より巡回診療として、毎週月曜日、木曜日に地方独立行政
法人 大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター(以下「医療センター」とい
う。)において黄熱ワクチンの予防接種を実施し、予防接種証明書を発行している。
同時接種については、黄熱ワクチンの接種者に対して、医療センターで接種可能
なトラベラーズワクチンを有料で実施している。
我が国において唯一、薬事承認されていた 5人用黄熱ワクチン「YF-Vax®」の供
給が 2018年 11月に終了したため、国内未承認のワクチン「Stamaril®」を国立国
際医療研究センターが中心となる特定臨床研究に参加して使用し、2019年 8月ま
で黄熱予防接種を実施した。2019 年 8 月に黄熱ワクチン 1 人用「YF-Vax®1dose」
が、我が国において薬事承認されたことから、以降はこれを使用し、予防接種を
実施している。
○ 予防接種の実績
備考:2018年 10月まで 5人用黄熱ワクチン「YF-Vax®」で実施
2018年 11月から特定臨床研究に参加し「Stamaril®」を使用し実施(※)
2019年 8月中旬から 1人用黄熱ワクチン「YF-Vax®1dose」で実施
(4)海外感染症情報の収集及び提供
海外における感染症の発生や流行の報告は日々更新されており、我が国に影響
を及ぼす可能性がある情報を随時収集する必要がある。
当所内のほか、天保山客船ターミナル、国際フェリーターミナルに検疫感染症
等の流行状況に関する注意喚起ポスターを掲示し、随時更新するとともに、黄熱
予防接種のため大阪市立総合医療センターを訪れた渡航予定者にも同様のポスタ
ーにより注意喚起を実施した。また、11 月 8 日に大阪港・阪南港健康危機管理
連絡会議の構成機関等を招集して連絡会議を開催し、エボラ出血熱、鳥インフル
エンザ(H5N1・H7N9)、中東呼吸器症候群(MERS)の流行状況等に関する情報提
供を行った。
そのほか、厚生労働省からの通知や情報については、ホームページに掲載する
とともに、リーフレットの配布やポスター掲示等で周知を図っている。
年
次 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 計
黄
熱
2017
年 100 117 112 101 110 129 113 129 96 100 103 87 1,297
2018
年 73 87 129 104 116 108 115 130 75 104 39※ 84※ 1,164
2019
年 105※ 121※ 91※ 104※ 103※ 121※ 110※
41
(67※) 93 97 80 105 1,238
【衛生業務実績】
(1)港湾区域の衛生調査
港湾衛生調査は、検疫感染症や検疫感染症に準ずる感染症を媒介するねずみ族
及び蚊族等が、当所管内の港湾区域に侵入又は定着していないことを確認するた
めに、調査対象区を設定して定期的な捕獲調査を行っている。
当所が捕獲したねずみ族については、検査課が解剖検査及び外部・内部寄生虫
の捕集並びに種類の同定を実施し、ペスト菌及び腎症候性出血熱ウイルス検査用
の採血を行っている※3。捕獲した蚊族については、検査課が種の同定を行い、病
原体保有に係るウイルス遺伝子検査等※4を実施している。
※3 検査は神戸検疫所の輸入食品・検疫検査センターに依頼している。
※4 蚊族の病原体保有に係るウイルス遺伝子検査は当所で実施しており、マラリア原虫の検査
は神戸検疫所の輸入食品・検疫検査センターに依頼している。
○ ねずみ族調査の実績(大阪港)
年 次 調査
日数
捕そ器
設置数
捕獲個体数(頭) 捕そ率
外内部
寄生虫
病原体
保有検査 ハツカネズミ ドブネズミ
2017年 104 2,080 2 3 0.2% なし 陰性
2018年 58 1,160 0 0 - - -
2019年 60 1,200 3 0 0.3% なし 陰性
○ ねずみ族調査の実績(出張所管轄港)
年次 港 名 調査
日数
捕そ器
設置数
捕獲個体数(頭) 捕そ率
外内部
寄生虫
病原体
保有検査 ハツカネズミ ドブネズミ アカネズミ
2017
年
敦賀港 3 84 0 0 2 2.4% なし 陰性
内浦港 1 20 0 0 0 - - -
舞鶴港 3 90 0 0 0 - - -
阪南港 24 480 0 0 0 - - -
和歌山下津 40 800 4 0 0 0.5% なし 陰性
2018
年
敦賀港 3 84 0 0 0 - - -
内浦港 1 20 0 0 0 - - -
舞鶴港 3 90 0 0 0 - - -
阪南港 19 380 0 0 0 - - -
和歌山下津 38 760 0 0 0 - - -
2019
年
敦賀港 12 312 5 0 0 1.6% なし 陰性
内浦港 12 240 2 0 2 1.7% なし 陰性
舞鶴港 12 360 0 0 0 - - -
阪南港 20 400 0 0 0 - - -
和歌山下津 40 800 11 0 0 1.4% なし 陰性
○ 蚊族幼虫調査の実績(大阪港)
○ 蚊族成虫調査の実績(大阪港)
年 次 調査
日数
捕獲個体数(匹) 病原体
保有検査 ヒトスジシマカ アカイエカ群 イナトミシオカ コガタアカイエカ トウゴウヤブカ
2017年 8 119 212 1 3 0 陰性
2018年 8 158 107 2 5 0 陰性
2019年 8 341 85 1 17 0 陰性
○ 蚊族幼虫調査の実績(出張所管轄港)
年次 港 名 調査
日数
捕獲個体数(匹)
ヒトスジ
シマカ
アカイエカ
群
コガタ
アカイエカ
トウゴウ
ヤブカ
ヤマト
ヤブカ
トラフ
カクイカ カクイカ
2017
年
敦賀港 4 0 0 0 0 17 0 0
内浦港 1 0 0 0 41 0 0 0
舞鶴港 4 0 4 0 0 65 0 0
阪南港 5 709 4 0 0 0 0 0
和歌山下津 5 27 89 0 0 0 1 0
2018
年
敦賀港 3 0 14 0 0 17 0 0
内浦港 1 0 0 0 7 1 0 0
舞鶴港 3 0 0 0 0 30 0 0
阪南港 5 24 13 0 0 0 0 0
和歌山下津 5 37 33 0 0 0 7 0
2019
年
敦賀港 3 1 7 0 0 2 0 0
内浦港 3 0 0 0 4 0 3 0
舞鶴港 3 3 29 0 0 7 0 0
阪南港 5 10 8 1 0 0 0 0
和歌山下津 5 0 1 0 0 0 0 0
年 次 調査
日数
捕獲個体数(匹)
ヒトスジシマカ アカイエカ群 トウゴウヤブカ トラフカクイカ カクイカ
2017年 28 405 14 9 7 0
2018年 28 63 52 1 0 0
2019年 28 44 28 1 0 0
○ 蚊族成虫調査の実績(出張所管轄港)
年次 港 名 調査
日数
捕獲個体数(匹) 病原体
保有
検査 ヒトスジ
シマカ
アカイエ
カ群
コガタ
アカイエカ
オオクロ
ヤブカ
トウゴウ
ヤブカ
シロカタ
ヤブカ
カラツ
イエカ
フタクロホ
シチビカ
2017
年
敦賀港 8 3 9 6 0 0 0 0 0 陰性
内浦港 2 0 1 4 0 0 0 0 1 陰性
舞鶴港 8 10 5 12 0 0 0 0 0 陰性
阪南港 10 38 54 0 0 0 0 0 0 陰性
和歌山下津 10 43 136 2 0 0 0 0 0 陰性
2018
年
敦賀港 6 4 24 5 1 0 0 0 0 陰性
内浦港 2 0 0 4 0 0 0 0 0 陰性
舞鶴港 6 1 19 16 0 0 0 0 0 陰性
阪南港 10 31 10 0 0 0 0 0 0 陰性
和歌山下津 10 75 131 0 0 0 0 0 0 陰性
2019
年
敦賀港 6 13 17 12 0 0 0 0 0 陰性
内浦港 6 0 4 5 0 0 1 0 0 陰性
舞鶴港 6 2 3 0 0 0 0 0 0 陰性
阪南港 10 41 145 4 0 0 0 1 0 陰性
和歌山下津 10 1269 641 16 5 0 1 1 0 陰性
(2)船舶の衛生検査
国際航行する船舶は、船舶を介した感染症の拡大防止のため、船内の衛生状態
を良好に保つことが国際保健規則(IHR2005)によって定められている。
大阪検疫所では船舶代理店等からの申請に基づき、ねずみ族や蚊族等の感染症
媒介体の有無及び船内の総合的な衛生管理等についての検査を、WHO が示した基
準に基づき行い、結果に応じた船舶衛生証明書(船舶衛生管理免除証明書又は船
舶衛生管理証明書)の交付、及び衛生状態の改善指導等を実施している。無線検
疫を受けるには、事前に「船舶衛生証明書」を取得しておく必要がある。
船舶の衛生検査に関する詳細については、世界保健機関(WHO)の「Handbook for
inspection of Ships and Issuance of Ship Sanitation Certificate」(船舶衛
生検査と船舶衛生証明書交付に関する手引き)において、国際統一的な検査実施
方法が示されている。国内ではこの手引きに従って、船舶衛生検査の検査項目や
船舶衛生管理証明書交付要件等を明確化した船舶衛生管理(免除)証明書交付要
領が 2018年 7月に改定され、これに準じて検査を実施している。改定後の検査に
ついては検査項目の増加により、検査に要する時間が増加している。なお、大型
クルーズ客船の検査を実施する場合は、船内にプール・スパ、複数の飲食スペー
ス、大きな調理室及び食品保管庫等を装備しているため、検査にはより人手と時
間が必要となる。
○ 船舶の衛生検査の実績
年 次 大阪港 敦賀港 内浦港 舞鶴港 阪南港 和歌山
下津港 計
要管理
件数
2017年 44 3 0 12 2 21 82 0
2018年 35 3 0 12 0 13 63 0
2019年 44 3 0 14 0 16 77 0
船舶衛生検査の実積(2017~2019)