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この度、ふるさと会海外研修制度の適用ご支援をいただき、青年海外協力隊に必要なも
の求められるものの調査を8月15日より実施し当初の予定どおり8月22日に帰国完了
致しました。つきましては、実施状況につきましてご報告申し上げます。
目的としまして、将来青年海外協力隊で働くことにおいて、青年海外協力隊の活動内容
を知ること、実際に現地に足を運び、現状を知る・村の人々の生の声が聞くことで日本に
帰ってきたとき自分に足りないことを明確にすることについて、本学卒業生で青年海外協
力隊の派遣隊員の方のもとで8日間の現地調査を行う。
ブータンの海外研修 8日間のスケジュール
◎1日目 9:55 関西空港 発
14:55 バンコク(ドンムアン空港) 着
→リムジン無料バスで移動 スワンナプーム空港に到着
晩御飯を食べました。〔サンドイッチ・シュークリーム・アイスキャラメルマ
キアート〕
空港で寝ました。便利なことに充電できるスポットが多く助かりました。
◎2日目 2:30 起床 チェックイン SUBWAY を食べる。
5:00 バンコク(スワンナプーム空港) 発
8:35 パロ空港 着
空港で現地のガイドさんと合流 モーニングを食べて観光
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13:10 パロ空港 発
14:10 ヨンプラ空港 着
青年海外協力隊の隊員のしんさんと同僚と合流
道の所々にたくさんの野生の牛と野良犬がいました。
初めて野生の牛と犬を見ました。
タシガンという町に行きました。この町は、綺麗で小さな町でした。スーパ
ーは2件しかなく、それ以外は服屋さん・飲食店でした。
18時に活動場所に到着
副校長先生と副校長先生の奥さまと JICA のカウンターパートナーと派遣隊
員のしんさんとお茶をしながら楽しい時間を過ごしました。
20:00 JICA のカウンターパートナーの家で晩御飯
英語で会話をしながらおいしいご飯をいただきました。
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食事のメニュー
ライス・ジャガイモ・キャベツ…etc
21:00
部屋に案内されお風呂に入り、副校長先生の娘さんと JICA のカウンターパート
ナーの娘さんと三人でお菓子パーティーやトランプをしました。飽きてきたら
DVD 鑑賞でホラーを見ました。
23:00 就寝
たくさん友達ができました。自分の英語の語学力に幻滅しました。ご飯が基本
チリで辛く大変でした。自然がすごく綺麗でした。ハエがたくさんいました。
標高が3000mもあり酸素が薄かった。
◎3日目 6:30 起床
7:30 朝ごはん
ライスを油で揚げたもの・ホットティー
https://www.google.co.jp/imgres?imgurl=http://katsuji-hourou.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2014/09/13/bhutan21.jpg&imgrefurl=http://katsuji-hourou.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_05b3.html&docid=T3--vydt07kEFM&tbnid=eTBLaeQTj_tYsM:&vet=10ahUKEwiFnpzZyevdAhVRU30KHQ7tC7YQMwifASheMF4..i&w=600&h=450&bih=651&biw=1095&q=%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%80%80%E3%81%94%E3%81%AF%E3%82%93&ved=0ahUKEwiFnpzZyevdAhVRU30KHQ7tC7YQMwifASheMF4&iact=mrc&uact=8
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7:50 学校に向かう
8:20 祈りの時間
8:40 授業開始
現地の民族衣装
体育の授業
16:30―18:30 バレーボール大会
20:40 晩御飯
21:00 部屋に戻る お菓子パーティー&トランプ大会
22:00 就寝
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子供たちの素直さや無邪気さには驚きました。何事に対しても、素直であり挑戦する気持
ち
が高く感心しました。無邪気すぎて手におえない時もありました。その分教えがいがあり、
やはり教えることが楽しいと思えました。
◎4日目 7:00 起床
7:40 朝ごはん
8:00 学校
8:20 各言語の場所で祈りの時間
8:40 ソーシャルワーク(掃除・自主勉強)/(クラスに行き折り紙・
単語当てクイズ)
12:30 昼ご飯 副校長先生・娘さん・カウンターパートナーと村付
近観光
14:30 子供たちと遊ぶ(バスケ・バレー・サッカー・お絵かき・折
り紙)
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19:40 外でみんな仲良く晩御飯
BOY’S CLASS 20:30 部屋に戻る お風呂に入り、身支度をする。
お風呂に入りお土産など渡し、いつもみたいにお菓子パー
ティーや DVD 鑑賞や日本の学校の話や友人の話などし
楽しい時間を過ごしました。
24:00 就寝
学年がバラバラでしたが、たくさんの生徒たちに関わることができました。学年関係なく、
みんな仲良く誰とでも遊んでいました。年上の子たちが下の子の面倒など見ていて、助け
合いがすごく感じました。親が忙しかったり、家が遠いせいで親と離れる時間が多い子供
もたくさんいる中、生徒同士で助け合いしていたので、温かい国だと思いました。
◎5日目 5:45 起床と身支度 eta
7:20 朝ごはん 〔チャーハン・HOT TEE〕
8:15 活動していた村を出発 ※活動終了
1時間車で移動して、サッカーの試合観戦
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9:30 KICK OFF ★勝利★
マンゴージュースをみんなで飲みながら騒ぐ
現地の子供たちと会話やバスケットボールをして遊ぶ
12:00 村を出発
14:45 ヨンプラ空港 発
16:00 パロ空港 着
16:10 現地ガイド合流
ホテルに向かう
16:30 チェックイン
夕ご飯まで部屋でゆっくり過ごす
19:00 夕ご飯 お肉(牛肉)が初めて食べました
19:30 夕ご飯 終了
20:00 お風呂など ロビーで海外の方々とお話をしたりして、楽
しい時間を過ごしました。
活動隊員としては、最終日。たくさんの生徒と先生方に見送っていただきました。すごく
寂しい気持ちと改めて自分の夢は子供たちを笑顔にすることだと認識しました。校長先生
の奥さんに手作りのアクセサリーをいただきました。お礼の気持ちと夢が叶うためのお守
りだそうです。本当に家族のように温かく接してくれたり、歓迎していただきたくさんの
ことが学べました。第2の家だと思っています。また必ず足を運びたいと思っています。
◎6日目 7:00 起床
8:00 朝ごはん
9:00 ホテル出発
ティンプーに向かう
神様が宿る神殿 etc・博物館・郵便局に観光に行き、お土産な
ど買いました。
お昼ご飯・お菓子が凄く美味しかった。飲み物(コーラ・マ
ンゴー・水・ビール・レモン)が主な飲み物でした。
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16:00 ホテル到着
夕ご飯まで自由 現地の民族衣装(キラ)を着させてもらう
19:00 夕ご飯
19:30 夕ご飯 終了
20:00 自由時間
◎7日目 6:00 起床
7:00 朝ごはん
8:00 チェックアウト
ホテル出発
9:00 ティンプーの市内の学校を訪問
1時間ダンスの授業を受ける
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10:40 学校 出発
11:30 パロ 到着
12:00 パラゾンに行く
14:15 パロ空港 発
17:50 スワンナプーム空港 着
寝所を探す
ベンチで寝る
◎8日目 9:00 起床
9:30 リムジン無料バスに乗りドンムアン空港に向かう
10:15 ドンムアン空港に到着
マクドナルドでお昼ごはん
14:10 ドンムアン空港 発
21:55 関西空港 着
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以上の活動からの調査結果
① 青年海外協力隊の隊員の活動内容・授業内容
・活動内容(学校と授業運営・行事作成と運営・地域交流・クラブ指導と運営)
◎学校運営…1年間の学校の計画を考える。国の行事を組んでから学校の行事を考える。
学年にあった行事を入れていく。長期休暇になる前に全校集会を開き、注意
事や過ごし方・個人がやるべきことを把握させる。体育隊員として派遣され
ているのなら、体育祭をできるように意見を出す。
◎授業運営…1年間の専門教科の計画を考え、指導案をパソコンで作成する。作成後に教
科別の先生に見てもらい意見交換や修正を行う。授業の時間割作成などを上
の位の先生方と話し合いながら作成する。
◎行事作成・運営…学年ごとにあった行事を考える。全教科の先生が集まり意見を出し合
い進めていく。学年を決めて、学年ごとに集まり担当など決める。学
年ごとに発表し意見交換を行う。
※以上の3つは新学期が2月から始まり11月テストがあり採点など終わり次第すぐ会議
が始まる。1月の半ばにはすべて決まっている状態である。
◎地域交流…近くの学校に訪問し授業見学やクラブ活動に参加する。学校同士でスポー大
会など行い学校同士の交流の懸け橋になる。
◎クラブ指導・運営…日本のように正式な部活ではなく、サークル活動のような感じある。
本格的に学び基礎から体つくりや技術を学ばせる。地域の学校を訪
問した際に練習試合を申し込んだりする。公式戦はない。公式戦は
ナショナルチームだけしかない。ナショナルチームは、国に選ばれ
た選手のチームである。
② 青年海外協力隊員に必要なもの・現地の人が求める物
・協力隊員に必要なもの(教材の引き出し・積極性・頭の柔軟性・コミュニケーション・
発言力・教える時の言葉の数と伝え方)
◎教材の引き出しと教える時の言葉の数と伝え方と頭の柔軟性
日本のように環境や器具が揃っていない状況でどのようにして行うために教材研究な
どが必要である。日本の体育の本・遊びの本を持っていく。日本語ではないので現地語は
もちろん他の言語なども覚えておくこと。現地の人とたくさん会話をして言葉を覚えたり、
教える際に真似をする。
◎積極性と発言力とコミュニケーション
受け身では、教員同士からも生徒からも信頼されない。誰も話しかけてくれない、手
助けもしてくれない。考えがあっても、伝えなければ誰も理解してくれない。伝え方
一つで、聞く耳を持ってくれるか変わってきます。言葉を、しっかり選び伝えたいこと
をまとめ校長先生に報連相をして全教員の前でも伝えて全員の理解を得て進めていく。
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・現地の人が求めるもの(知識【社会と学校】・フレンドリーで積極的に活動に参加して
くれる人)
◎知識【社会と学校】…貧しい村など、情報があまり入ってこない。そのため、今の社
会を知ることができない。学校は、授業のあり方ややり方の知
識不足が教育の質を下げていたりすることもある。知っている
人や情報を得られる人材が必要である。
◎フレンドリーで積極的に活動に参加してくれる人
自分から輪に入っていこうという気持ちを持つ。受け身になっていては、相手に気
を遣わしてしまうので何事も待つのではなく、自分から積極的に動いていく。わからな
ければ聞く。教えてもらうのを待たない。体育隊員は、スポーツを通してすぐになじめ
ることもあるそうです。教材研究だけでなくたくさんのスポーツに触れる機会を作りた
いと思います。
経験談のお話を聞いていて、想像していた以上の大変さや楽しさがわかりました。反対
に分からないことがたくさんあり、自分の知識のなさに幻滅しました。実際行ってみて、
何もできない自分でしたが、派遣される日から逆算して、足りない技術を補っていきます。
この経験があったからこそ日本で、たくさんの教材研究をして、教える機会がある場所で
経験を積むことが必要だと思いました。これらの経験を活かし、将来配属された際は今以
上に良い授業やコミュニケーションをとっていきたいと思います。
つきましては、ふるさと会のご支援に深く感謝申し上げ、拙速ではありますが、本
書にて研修報告といたします。
ご査収の程よろしくお願いいたします。
以上
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ふるさと会海外研修 報告書
体育学部 体育学科 教育コース
115402014 祇園 友里亜