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Vol 156 - 中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合Vol 156 夏 [Summer]...

Date post: 24-Jan-2021
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Vol 156 [ Summer] ■発行所/中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合 名古屋市東区泉一丁目20番12号 MEDIAGE Aichi(メティアージュ愛知)1階 TEL.052-962-5771 FAX.052-951-0569 ■編集人/中部GCブランディング広報委員会 50 23 西50 GCGCJGCJ50 50 800 205 OB3 50 50 VOL.156 ( 2016.8 ) 1
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Page 1: Vol 156 - 中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合Vol 156 夏 [Summer] 発行所/中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合 名古屋市東区泉一丁目20番12号

Vol 156 夏[Summer]

■発行所/中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合      名古屋市東区泉一丁目20番12号      MEDIAGE Aichi(メティアージュ愛知)1階      TEL.052-962-5771 FAX.052-951-0569■編集人/中部GCブランディング広報委員会

 

組合創立50周年(前身の中部写真製版

工業組合から数え)を祝う記念式典を、

4月23日、名古屋・伏見の名古屋観光ホ

テル「曙西の間」で開催致しました。

株式会社モリサワの森澤彰彦社長によ

る記念講演の他、ソプラノの井口侑奏氏

とヴァイオリンの岩根衣李氏による、ミ

ニコンサートが行われました。

当日は、組合員、組合先輩諸氏、来賓、

協賛メーカー・ディーラーの方々など、

50名を超える方々にご参加頂きました。

記念式典は、今尾進副理事長開会の辞

に始まり、続いて挨拶に立った加藤理事

長は、最初に熊本を中心に多大な被害を

出している熊本地震に触れ、「GCは全

国組織で九州にも我々の仲間がいる。そ

の中で2社熊本の会社があり、昨日その

様子を知ることができた。幸い、怪我は

なく無事であったが、今も車で生活をし

ているということである。仕事の方も

やっと再開しようとした矢先に、会社の

中の水道管が破損しており、水が通った

と同時に会社が水浸しになってサーバー

が破損してしまったというように、苦

労されている状況と聞いている。昨日

GCJの理事会があり、GCJとしても

義援金を募ろうという決議がされた」と

被害状況を報告した後、話を50周年に移

し、「我々の業界は、50周年を迎えるの

であるが、技術革新の波に翻弄された業

界だと思う。我々の携わっている仕事の

本質はコミュニケーションを届けるコン

テンツ作りであり、届けるといった仕事

の内容を考えると何も変わっていないと

思う。我々がその仕事をずっとやってこ

れたのは、やはり本質を見つめてきた会

社だからである。十数年前に製版と写植

が一緒になり中部グラフィックコミュニ

ケーションズ工業組合となった。当時、

全国で800社あった。昨日、理事会で社数

を確認したら205社ぐらいであった。その

中を生き残ってきた我々、それからメー

カーの方も同じように荒波を潜ってきた

わけである。今日は、そのお祝いの席に

したい。そして、この組合を支えてきた

OBの方にも多数参加していただいてい

るので昔話に花を咲かせていただければ

と思う。今日のこの会から参加している

会社が3社ある。全国の各工組がある

が、会員数が伸びているのは中部だけで

ある。中部は若い力が参加をし、ともに

これからの業界に生き抜いていこうとい

う結束力が高まっている。そして、新し

いメンバーに加わってもらった。今日の

50周年を一つの節目として、今日から新

しい組合の第一歩を踏み出すつもりで頑

張っていきたい」と述べました。

続けて、来賓が紹介され、来賓を代表

して、愛知県中小企業団体中央会の石川

50周年記念式典を開催

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泰三専務理事と愛知県印刷工業組合の酒

井良輔副理事長が祝辞を述べた後、講演

会に移りました。

講演会は、株式会社モリサワの森澤彰

彦社長により「印刷業界のイノベーショ

ン?時代に応じた業態変革?」と題し、

印刷業界の歴史とモリサワの行なってき

た業態変革、そして、今後の成長のヒン

トが紹介されました。その中で、持続と

はイノベーションの連続であり、「成熟

市場での既存製品の改良、品質向上を図

る一方で、常に事業領域を見直し、新市

場を開拓し続けなければならない」とし

ました。そして、今後の成長へのキーワー

ドとして『IoT』『インダストリー4.0』

『AI』『Robot』『世界のフラット化』

等をあげられました。

講演会終了後、懇親会に移り、最初に

日本グラフィックコミュニケーションズ

工業組合連合会(GCJ)の田村壽孝会

長が、次のように祝辞を述べました。

「製版と組版とが、印刷の前工程とし

て十分に貢献してきた業界がデジタルと

いう波において、様々な変化を経て今日

ここにある。存在を確実に残してきたと

いうことを本当に誇るべきではないかと

思う。しかし、これに甘んじていると次

に続けられない。私どもGCJは十人

十色ということで、小さい団体ではある

が一つとして同じことをやっていない。

どこより違うことをやって、新しいこと

に挑戦するという気概を持って進めてい

る団体であり、その中でもGC中部の

皆さんは新しいことに取り組む意識が強

く、色々なところに挑戦していると思っ

ている」。

その後、コニカミノルタジャパン株式

会社情報機器PPG事業本部の荒井純

一本部長の乾杯の発声で、創立50周年を

祝う宴が始まり、ソプラノとヴァイオリ

ンによるミニコンサートを楽しみ、先輩

諸氏の昔話を聞くとともに、今後に対す

る情報交換が行われ、宴たけなわの中、

川本嘉博50周年特別委員長の閉会の辞で

終了しました。

加藤啓介理事長  田村壽孝GCJ会長

森澤彰彦社長    荒井純一本部長

ミニコンサートの風景

50周年記念の集合写真

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5月17日、名古屋・高岳の株式会社エ

スケイワード会議室において、通常総会

を開催致しました。平成28年度事業計画

案、同予算案などが審議、全会一致で承

認されました。司会進行は、太田善久専

務理事が務め、委任状を含め23名の方々

にご参加頂きました。

山田学副理事長の開会の辞に続き、挨

拶に立った加藤啓介理事長は、「先月23

日に50周年記念式典を開催し、一つの節

目を迎えることができた。記念式典の開

催に当たって特に思ったことは、今まで

組合を支えていただいた先輩の方々と一

緒に祝いたいということであったが、そ

の思いが通じ多くの先輩の方々に参加し

ていただけた。50周年を節目とし、新た

な飛躍を期して、この地域のデジタルコ

ンテンツを担うものとして、切磋琢磨し

て、共に学び、飛躍を図っていきたい」

と述べられました。

総会は、加藤理事長を議長に選出、第

1号議案「平成27年度事業報告並びに収

支決算書承認の件」、第2号議案「平成

28年度事業計画並びに収支予算(案)承認

の件」、第3号議案「賦課金徴収方法決

定の件」、第4号議案「特別賦課金決定

の件」、の4議案が上程され審議、承認

されました。

第2号議案「平成28年度事業計画(案)」

では、加藤理事長が基本方針の中で、「わ

が国の経済動向は、これまで景気が緩や

かな回復基調をたどってきていたが、円

高や海外経済の減速などの不安材料によ

り、経営環境は大きな変動がみえていま

す。私たち中小企業の経営環境には、確

かな回復感の実感がないまま、厳しい状

況におかれています。当組合は全国組織

である日本グラフィックコミュニケー

ションズ工業組合連合会の掲げる『多士

済々で十人十色の個性豊かな組合員企業

が集う集団の確立』、『コミュニケーショ

ンデザインの一翼を担う団体』を目指す

というビジョンの実現に向けて協調を図

りつつ、独自の事業展開を推進し、さら

なる組合のステップアップに取り組んで

まいります」とし、次の5つの重点事項

を述べました。

①デジタルコンテンツ企業に広く門戸を

開き、綴織の拡充を行なう。

②ビジネス界および次代を担う若者に対

し、デジタルコンテンツ業界のブラ

ンディングを行なう。

③クロスメディア時代に対応したコンテ

ンツおよびプラットフォームの技術

力アップを行なう。

④これからの時代を生き抜く経営者とし

ての資質を高めるべく、互いに切磋

琢磨し共に成長する。

⑤会員相互および関連団体とのコラボ

レーションを意図し、情報交流およ

び親睦活動を行なう。

そのための主な事業として、第4回「ク

ロスメディア・カンファレンスin

AGOYA」を組合のメイン事業とし継

続開催できるよう、内容の見直し・さら

なる充実を図ること。昨年より開催して

いる「くるま座経営勉強会」も、より内

容を磨きつつ開催すること。そして、こ

れらの活動を通して、デジタルコミュニ

ケーションという同じ土台で活躍する会

社に参加を呼びかけ、会員拡大にも結び

付けていくこと。魅力ある業界、組合づ

くりは、必ず各社の発展に寄与していく

ものと確信しており、組合員一人一人の

力を結集してはじめて達せられるものと

述べられました。

議案審議の後、来賓を代表して、中部

経済局の安藤課長補佐と愛知県中小企業

団体中央会の鈴木主任が挨拶を行ない、

今尾進副理事長の閉会の辞で、総会は終

了しました。

会場を移し行われた懇親会では、吉川

健副理事長の開会の辞、加藤理事長の挨

拶に続き、来賓を代表して愛知県印刷工

業組合の松岡副理事長が挨拶を行ない、

津田知信氏(株式会社ナプス)の乾杯の発

声で情報交換と共に親睦を図る宴が始ま

り、宴たけなわの中、山田学専務理事の

中締めで終了しました。

通常総会を開催

加藤啓介理事長

山田学副理事長 太田善久専務理事

今尾進副理事長

吉川健副理事長 懇親会の風景松岡副理事長

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イベ ント

レ ポ ート

9/3(日)より販売開始

〒110-0016 東京都台東区台東1-7-1 邦洋秋葉原ビル

●2016年9月3日(土)に配布のチラシで、右ページが本店版、左ページがその支店版。 支店版は販売店舗と商品の一部が変更されたという設定です。本店版と同じ赤字・疑問が 入る部分もありますが、同赤字・疑問の正解は本店版のみ得点とします。●修正が必要と思う部分は修正内容を赤字で記入、確認が必要だと思う部分は疑問を青字 (お持ちでない場合は異なる色の筆記具)で記入してください。赤字と疑問の区別は大事な  要素ですので、文字色が答えと違う場合は得点になりません。●商品を用意できなかったためイラストを使用していますが、写真として考えてください。   ●商品内容や店名・所在地などは架空のものです。素読みで見つかる誤りや矛盾が対象です。

ルール説明

9/3(日)より販売開始

2016 年 7 月 26 日、メディアージュ愛知にて、講師に株式会社ダンクの岡崎氏を迎え、校正力アップセミナーが行われました。セミナーは二部構成にて行われました。

第一部では、参加者の常識チェック力を測定する「校正力診断」が行われ、セミナー前に事前に配布されていたテスト校正用紙に対し注意が必要な箇所の解答を発表しつつ、校正・校閲を行う際に注意が必要な内容が紹介されました。セミナーでは、岡崎氏が考える注意点として、次のような点が挙げられていました。

● 数字校正の原則・曜日や日付は必ずカレンダーで確認を行うこと・個数や金額など、不自然な点がないか。 また計算出来るものは、必ず計算を行うこと● 写真チェックの原則・ 写真とテキストに差異が生じていないか・合成をしている場合など、不自然な点がないか● 疑問の要領 ・表記ぶれ等、どちらが正しいのか確認を行うこと ・内容に不自然な点がないかどうか● 文字・言葉のチェック ・同音異義語など、誤った言葉がないかどうか

引き続き行われた第二部では、制作現場の校正を実体験する「広告校正演習」が行われました。事前に配布されていたテスト校正とは異なり、こちらでは実際に岡崎氏の会社で取り入れられている手法を一つ一つ順番に演習していく形で、次のような演習が行われました。

● 赤字検版の行い方① 見落とし防止策として、赤字を確認したら必ず  レ点を入れる② 修正された箇所をマーカーで消し込む③ 最後に①②をチェックし、確認漏れが無いか確認

● 突き合わせと読み合わせ・声を出して読む人と、チェックを入れる人を分け、 2人体制での校正を行うことで、照合力を高める● あおり校正・残像で比較しながら、修正していない箇所の確認・赤字検版との組み合わせ技として、赤字のカンプを 上にし、マーカーがついていない箇所が変わってい ないかを確認し、精度を更に高める

全体的に共通する事の注意事項として、必ず「項目を分けて校正を行い、意識してみる箇所を変える」事が大切と岡崎氏は述べられました。例えばカタログのように同じような項目が複数回出てくる書籍の場合、文字一つをとっても、①まずは相番をチェック、②価格の前後の表記(¥、税込み)などをチェック、③金額をチェック、といったように、「今自分がどの項目を見ているのか」を意識してみることで、意識せずに校正を行っている時と比べ、見落としの量が大きく変わってくると述べられました。

最後に行われた「良い赤字の入れ方・悪い入れ方」では、実際に同じ赤字を書いた場合の違いを比較する形で紹介があり、誰が見ても分かりやすい書き方を行う事の大切さが紹介されました。

第一部・第二部とも皆様大変熱心に話を聞いたり、演習に取り組まれたりと、大変充実した内容の中、セミナーは締めくくられました。

中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合主催特別セミナー

「校正力アップ」セミナー

2016 年 7月26日(火)・メディアージュ愛知にて開催

事前資料として配付されたテスト用紙。参加者の方は事前に校正を行い、当日最初に答え合わせを行う事で、気にすべき箇所を最初に意識してセミナーに臨みました。 ▶

講師:岡崎 聡 氏(株式会社ダンク 取締役社長)

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 先日、『アイディアの考え方』をテーマにした、企画系ワークショッ

プセミナーに参加しました。

 その中で印象強かった話として「良いアイディアを出す方法とは、

『良い課題に出会う・見つける』事である。目前の欲望や不満を解消

する為にアイディアを考えるのでなく、『現状の課題の本質を追求し

てその情報を元に考える事』が大切である」という話がありました。

 例えば、『犬を飼いたい』という目前の欲望があったとして、本当

に犬が欲しいなら、犬を飼えば良い。けれど、もし課題の本質が「一

人暮らしで寂しいから」という事であれば、犬を飼う事以外の別の

手段で、もっと本質を解消する手段があるかもしれない。

 この場合一番考えなければいけないのは、『どうすれば犬を飼える

のか』という事ではなく、『なぜ欲しいのか』『その欲望は他では解

消出来ないのか?』をフローチャートのように順に追求し、本質を

見極める事が大切、というお話でした。

 普段から目の前の物事に対して『本当にこれは本質なのか』とい

う事を意識して過ごしてみると、自分にとって一番大切にしたい事

柄・考え方が明確に見えやすくなるのではと思います。

 アイディアだけに留まらず、悩んだ時には一度本質なのかを振り

返ってみると、少しだけ普段と違った見え方ができるようになるか

もしれません。少し断捨離とも通じる部分があるのかもしれません

が、本質を見極める事の大切さを改めて感じたセミナーでした。

(株式会社ニューキャスト・山中)

編集後記

 

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今号は、コニカミノルタジャパン株式会社様のご厚意により、『bizhub PRESS C1100』で印刷していただきました。


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