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1 事業環境とNECが考える将来像
2 WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
3 ロードマップ
クラウドサービス時代の到来 システム構造の変化と課題 NECが考えるクラウド指向データセンター基盤の将来像 「システムサービス管理」を担うWebSAM
統合運用管理ソフトウェア「WebSAM Ver.8」発表 システムサービス管理運用の一例 データセンター運用時の課題 サイレント障害の自動分析 柔軟に変化する構成の可視化 パッチ管理の自動化 大規模リソースの運用最適化 フロアの熱溜り解消
強化方針 まとめ 問い合わせ先/製品ご紹介サイト
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ビジネスの俊敏な立ち上げ・コストを最適化するクラウドへの期待。市場
規模は年平均25.2%の成長率、2013年には1521億円の規模と予測 (※IDC)
クラウドサービス時代の到来
事業環境とNECが考える将来像1 -1
クラウドコンピューティングへの期待
外 部 環 境 自 社 環 境 I T 環 境
グローバル化
内部統制や新たな法令への対応
環境関連法の施行
金融危機に伴うコスト削減の徹底
ビジネスの 「俊敏」 な立上げ
「所有」 から 「利用」 へ
仮想化技術の普及
ITリソースの低コスト化/大容量化
低コスト広帯域NWインフラの登場
ITリソースを一カ所に集約
使いたい時に、使いたい量のリソースを期待するサービスレベルを、
適切なコスト・エネルギーで利用する形態へ
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企業システムは全体最適の期待から企業内システムはDCへ集約。
大規模、複雑化による作業量・負荷増加に伴いコストは肥大化。運用の効率化が課題に
事業環境とNECが考える将来像
-2 システム構造の変化と課題1
DC管理者
従来 今後システム構造の変化
部門・システムごとに運用・構成が個別最適された環境
全体最適が可能な環境
クラウド指向DC
企業内DC(プライベートクラウド)
サービス事業者(パブリッククラウド)
部門システム
部門システム
部門システム
人事システム
顧客管理システム
統
合・リソース利用率の向上・HW導入コストの削減・システム構築の迅速化
サービス化
クラウド実現への不安データセンター
機器増加
柔軟なインフラ基盤
プラットフォーム多様化
仮想化
作業量負荷増大
システム運用
コスト肥大化
インフラ管理
コスト肥大化
電力/冷却
コスト肥大化
在庫管理システム
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俊敏性・顧客別のサービス品質保証の確保を実現するクラウド指向DC基盤と
大規模システムの運用管理効率化を実現する 「Real IT Platform Generation 2」
NECが考えるクラウド指向データセンター基盤の将来像
事業環境とNECが考える将来像
-312009/10/8発表
サービス(AP) サービス(AP) サービス(AP) サービス(AP) サービス(AP) サービス(AP)
AP・データの効率化を追求、安全かつ高速・高信頼な実行基盤を提供
電力効率・利用効率・設置効率を最適化し、堅牢かつ安心なITインフラストラクチャストラクチャを提供
サービス実行基盤
高効率インフラストラクチャ
システムサービス管理
サービスおよびインフラ最適化とサービスレベルの維持を実現
実行基盤 情報管理 開発環境
ネットワーク ストレージ サーバ
データセンタファシリティ
サービス実行管理
高効率インフラ管理
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クラウド指向データセンター全体を可視化
サービスレベルに応じたデータセンターの安定稼働を実現
システム全体の運用を最適化し、運用コストを削減
「システムサービス管理」を担うWebSAM
効率化 安定稼働
データセンター
事業環境とNECが考える将来像
-41
システムサービス管理
サービス(AP)
サービス(AP)
サービス(AP)
サービス(AP)
サービスイネーブラ
高効率インフラ
サービス(AP)
サービス(AP)
サービス(AP)
サービス(AP)
高効率インフラ
サービスイネーブラ
データセンターサービスレベル維持障害解析・対処の迅速化
運用最適化最適配置/自動チューニング
キャパシティ管理
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Ver.7でのシステム全体の見える化と対処自動化(全体統制)を
クラウド指向データセンターまでフォーカスを広げVer.8として強化
統合運用管理ソフトウェア「WebSAM Ver.8」発表
可視化 改善
判断
全体統制
Ver.7
Ver.8
システム視点
クラウド指向DC
サービス実行状況の可視化と判断、改善の自動化により全体統制し、全体最適化
分析、対処方法決定、対処実行のサイクルを自動化
運用者、利用者の各視点でのサービス実行状況の見える化
可視化可視化
制御(判断、改善)
制御(判断、改善)
コンポーネント視点
クラウド指向DCの運用管理を支える技術
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-12WebSAM Ver.8
サービス実行状況の可視化、
サービスの安定稼働を効率的な
運用で維持し、
運用負荷/コスト削減
①運用コストの最適化
サービスを支えるインフラを
可視化・管理し、
メンテナンスの自動化により、
管理負荷/コストを削減
②ITリソースの最適化
DC構成リソースの
消費電力を可視化・省電力
制御することで、
電力/冷却を削減
③エネルギーコストの最適化
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サービス実行状況を可視化し、サービスレベルの低下を検知、根本原因の分析・
特定、リソース追加による対処の流れを自動化することで、自動的にSLAを維持
ITイン
フラ
ファシ
リテ
ィ
論理システム切り出し
物理リソース追加
物理リソース返却
保守(パッチ適用,etc.)
システム再配置(性能最適化,etc.)
計画システムデザイン
可視化
改善判断
サービスレベル低下
サー
ビスリソース追加指示リソース切出
サービスへ追加
サービスレベル回復
WebSAM Ver.8根本原因の自動分析
リソースプール
未知障害の検知
クラウド時代の運用管理に求められる3つの要件
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-2 システムサービス管理運用の一例2
①運用コストの最適化
②ITリソースの最適化
③エネルギーコストの最適化
1
2
34
5
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システムの複雑化により、エラーメッセージとして現れない性能劣化(サイレント障害)
の発見がより困難に。原因分析の長期化に伴い、サービスレベルは低下
データセンター運用時の課題
サイレント障害(約20%)
エラーメッセージのある障害(約80%)
エラー通知
障害検知から対処までの時間
データセンター運用コスト※
構成管理30%
セキュリティ対策25%
障害監視、対処45%
※NEC社内調べ
障害未検知期間 分析・原因特定
障害検知
分析・原因特定 対処
NW専門
DB専門
サーバ専門
AP専門
Webサーバ APサーバ DBサーバ
管理者
利用者
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-32 ①運用コストの最適化
サイレント障害発生
レスポンスが遅いな...
どこに原因がある?
コレじゃ
ないの?
コレが原因?
ココが怪しい
探しきれない
サイレント障害件数は20%だが、対処するまでの時間は倍以上
対処
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Webサーバのリクエスト回数
A P サ ーバのCPU使用率
DBサーバのファイル I/O
:40回/秒
:60%
:150回/秒
適用効果 (例)
性能情報からシステム全体を自動分析し、エラーメッセージとして
現れない性能劣化(サイレント障害)の検知・原因特定が可能に
対処
障害未検知期間
自動検知原因特定
分析・原因特定 対処
適用後
通常の運用
2週間
負荷が増加
※適用効果については、状況・環境に応じて変わります
サイレント障害発生
2009年度10月出荷済み
Invariant Analyzer
一押し!!
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-4 サイレント障害の自動分析2 ①運用コストの最適化
性能情報間の 不変関係 をモデル化
仕組み
正常動作中の3台「いつもの挙動」
「いつもと違う」挙動を検知
3台の挙動が「いつもと違う!」
通報
DBサーバの設定ミスでした
半日
2週間から半日に短縮!
グラフ化などを駆使して大量の性能情報を時間をかけて分析
Webサーバのリクエスト回数
A P サ ーバのCPU使用率
DBサーバのファイル I/O
例: :20回/秒
:30%
:100回/秒
負荷増加前に比べ、
Webサーバ・APサーバは
数値が2倍になっているが、
DBサーバのみ1.5倍
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大規模DC内ITリソースの論理・物理構成情報自動検出・マッピングにより、
リソース管理作業と障害機器の位置把握を容易化し、管理コストを削減
ITリソース
OK S erviceReset10 0-240V 21 10B ase-T AUI EthernetW an
Cisco 17 20
BRIS/T
CO NSOLE
A UXWIC 0 O K
OKB2B1
WIC 1 OK
D SUC PU
LNK100FDX
S 3
LOOP
LP
Cisco 17 20
BRIS/T
CO NSOLE
A UXWIC 0 O K
OKB2B1
WIC 1 OK
D SUC PU
LNK100FDX
S 3
LOOP
LP
Cisco 17 20
BRIS/T
CO NSOLE
A UXWIC 0 O K
OKB2B1
WIC 1 OK
D SUC PU
LNK100FDX
S 3
LOOP
LP
185 0R
PC CAP OPOWE R RS - 2 32CREADYALARM RESET
PC CAP OPOWE R RS - 2 32CREADYALARM RESET
PC CAP OPOWE R RS - 2 32CREADYALARM RESET
O K
S ervice
Reset100-2 40V 21
10Bas e-T AUI Ethe rnetWan
Ci sco 17 20
BRIS/T
CONSO LE
AUXWI C 0 OK
OKB2B1
W IC 1 OK
DSUCPU
LNK100FD X
S3
L OOP
LP
Ci sco 17 20
BRIS/T
CONSO LE
AUXWI C 0 OK
OKB2B1
W IC 1 OK
DSUCPU
LNK100FD X
S3
L OOP
LP
Ci sco 17 20
BRIS/T
CONSO LE
AUXWI C 0 OK
OKB2B1
W IC 1 OK
DSUCPU
LNK100FD X
S3
L OOP
LP
SDPR OLIA NT 1 850 R
PC CA POPOWER RS - 2 32CREADYALA RMRESET
PC CA POPOWER RS - 2 32CREADYALA RMRESET
PC CA POPOWER RS - 2 32CREADYALA RMRESET
構成図を手動で書き換え
システム構成図
ラック構成図
物理/論理図VMVM
管理作業は自動化可能
機器設置ケーブリング
設定追加
システム構成図
階層毎にITリソースを視覚化
フロア構成図2010年度出荷予定※
MCOperations
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-5 柔軟に変化する構成の可視化2 ①運用コストの最適化
リソース追加・撤去毎に、人手で物理・論理関係を管理
構成情報を自動検出し、物理-仮想・論理構成を自動マッピング
※2010年5月現在の情報です。今後変更の可能性があります
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パッチ適用の一連の流れを自動化することにより、大規模環境下でも
パッチ管理の徹底、システムのメンテナンスコストの削減が可能に
復旧
パッチ適用
事前バックアップ
適用結果反映
パッチ作成
サービス再開
成功
失敗
数百台規模DC-A
パッチ未適用調査
パッチ適用
数百台規模DC-B
パッチ適用自動化
パッチ作成
サービス再開
数百台規模DC-A
構成情報自動収集
パッチ適用自動化
数百台規模DC-B
適用対象判断
DC管理者DC管理者
適用対象判断
現状把握を自動化
一連の適用手順自動化
2010年度出荷予定※
AssetSuiteDeploymentManager
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-6 パッチ管理の自動化2 ②ITリソースの最適化
確実なパッチ適用手順 確実なパッチ適用手順
確実にパッチ適用を行うには手順が多い
大規模になれば現状の把握に人手が必要
少数で複数DCの確実なパッチ適用が可能
※2010年5月現在の情報です。今後変更の可能性があります
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プール化された大規模リソースをシステムライフサイクルに亘り
運用作業の自動化/省力化を行い、運用コストを削減
自動構成管理
論理システム切り出し
物理リソース追加 物理リソース返却
システム再配置(性能最適化,etc.)
保守(パッチ適用,etc.)
構築 運用
高効率インフラ高効率インフラ
仮想化
サーバプール
ストレージプール
ネットワークプール
計画システムデザイン
パッチ適用作業90%削減※1
仮想サーバの構築には数分新規物理サーバの構築は自動化により約20分に短縮※2
論理・物理混在環境を一元管理特に仮想化環境混在への対応力
はNEC先進技術
※1)サーバ100台のパッチ適用を2人3日→1日半日に短縮
※2)OSインストール・NW・AP設定。通常手作業では半日~1日以上
2010年度随時出荷予定※
SigmaSystemCenter
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-7 大規模リソースの運用最適化2 ②ITリソースの最適化
※2010年5月現在の情報です。今後変更の可能性があります
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マシン室のホットスポットを検出し、テンプレート制御により業務を
最適配置し、温度を平準化。冷却効率向上・省電力を実現
温度
監視
高温度のサーバを再配置指示
⇒発熱を平準化
温度
高
低
MCOperations ポリシポリシナレッジナレッジ シナリオシナリオ
ファシリティ管理SW
SNMP
シナリオ(手動設定)に基づき
再配置を指示
シナリオ(手動設定)に基づき
再配置を指示
管理装置からのトラップ受信機能強化
2010年度出荷予定
問題と対処制御のパターンをテンプレート化しナレッジ作成
2010年度出荷予定
2010年度出荷予定※
SigmaSystemCenterMCOperations
WebSAM Ver.8 で実現するシステムサービス管理
-8 フロアの熱溜り解消2 ③エネルギーコストの最適化
※2010年5月現在の情報です。今後変更の可能性があります
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運用コスト/ITリソース/エネルギーコストの最適化を
実現するWebSAMを、クラウド指向データセンター向けに強化
強化方針
DC
企業内DC
2009年 2010年 2011年 2012年年度
統合運用管理ソフトウェア
Ver.8
サーバ統合
仮想化
サービス化
大規模化
ロードマップ
-13
③エネルギーコストの最適化
①運用コストの最適化
ブラックボックス化された障害の対応
DC顧客毎の運用ポリシー対応自動化-SLA監視・SLA維持
キャパシティ管理による将来需要予測
複雑化するインフラの視認性向上-ビジネスインパクトの可視化
ITリソースの電力コントロール
ITリソースの消費電力可視化(クライアント→サーバ→複合機→IT機器全体)
プール化された大規模リソースの自動運用
パッチ管理の大規模化対応
ホットスポット対応
統合監視の高信頼・大規模対応
クラウド指向データセンターの全体管理を実現
・大規模化対応・サービス化・一元管理
クラウド指向データセンターの全体管理を実現
・大規模化対応・サービス化・一元管理②ITリソースの最適化
※このロードマップは2010年5月現在の情報です。今後変更の可能性があります
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まとめ
▐ クラウド・コンピューティングの潮流と課題 ビジネスの俊敏な立ち上げ・TCO最適化の期待から個別最適された企業システムは集約され、
全体最適型へ
システム集約に伴い、DCは大規模・複雑化。効率的な運用の実現が課題に
▐ NECが考えるクラウド指向データセンター基盤の将来像 クラウドサービス提供基盤の俊敏性・柔軟性・堅牢性を実現する
「Real IT Platform Generation 2」(RIP G2)を提供
WebSAMはRIP G2の運用管理基盤「システムサービス管理」を担う
▐ WebSAM Ver.8のコンセプト Ver.7のコンセプト「システム全体の見える化と対処自動化(全体統制)」を
クラウド指向データセンターまでフォーカスを広げ、「WebSAM Ver.8」として強化
WebSAMは、「運用コストの最適化」・「ITリソースの最適化」・「エネルギーコストの最適化」により、クラウド指向データセンターのシステム運用を全体統制・最適化し、
TCOの削減を実現する
WebSAM Ver.8の一押し製品として、障害分析を効率化するOnly One製品
「WebSAM Invariant Analyzer」 2009年度 10/20出荷済み
ロードマップ
-23
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問い合わせ先/製品ご紹介サイト
※本資料に掲載の会社名、製品名は各社の商標または登録商標です
WebSAMに関するお問い合わせ先
NEC プラットフォーム販売本部(ソフトウェアお問い合わせ)
http://www.nec.co.jp/WebSAM/
検 索WebSAM
-33
受付時間 9:00~12:00/13:00~17:00月曜~金曜日(祝日・NECの所定の休日を除く)
TEL:03-3798-7177E-mail contact@soft.jp.nec.com