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YASKAWA NEWS No. 275...「ロボカップ」 は、 「 2050 年までにロボッ...

Date post: 18-Aug-2020
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高専ロボコン (アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト) 2005 ロボットを主要な事業にもつ当社は、 2005 年から 「高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校 ロボットコンテスト)」に協賛しています。また今年 5 4 日から 3 日間、本社のある北九州市で開催され た「ロボカップジャパンオープン 2006 北九州」に 協賛しました。両大会の模様をご紹介します。 主催:高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ 後援:文部科学省、(社)日本機械学会、(社)日本ロボット学会 2006 年テーマ決定: 「ふるさと自慢特急便ROBO CON 高専ロボコンは、全ての高等専門学校が参加する全国規模の 教育イベントで、 1988 年から毎年開催されています。全国 8 区(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州 沖縄)で開催される地区大会と、そこから選抜された 25 チーム による全国大会が開催されます。大会の模様は、主催の NHK でテレビ放映されます。  2005 年は地区大会、全国大会あわ せて 63 14,000 名余りが参加しました。 ロボット りを 応援する 安川電機 競技のルールは毎年変わりますが、 2005 年のテーマは「大運動 会」、ロボットによる障害物競走でした。試合形式は、 3 つの課題 (ハシゴをくぐる・平均台を渡る・ハードルを越える)を学生が操縦 する「手動ロボット」でクリアして次の自動ロボットにバトンを渡し、 自動ロボットが 3 メートル近い壁を登ってゴールの穴にバトンを 差し込む、その速さを競う(制限時間 3 分)というものでした。 これまではロボット同士の対戦型競技が続きましたが、「ロボコン の原点を見つめ直す」の方針に沿って今回のテーマが決められま した。競技自体は分かりやすい、しかし決められた課題達成のため にはいろいろなアイデアが求められるテーマでした。当社からは 審査員として各地区大会、全国大会に出席しましたが、どの大会 でも各チームが知恵を絞り精魂込めたロボットが集まり、熱い戦い が繰り広げられました。 高専ロボコンでは、試合の勝ち負けのみが評価されるのでは なく、ロボットのアイデア、デザイン、性能など、いろいろな角度から 審査が行われます。当社も各大会で「特別賞(安川電機賞)」を 贈呈させていただきました。 2 0 0 6 2 YASKAWA NEWS No. 275 YASKAWA NEWS No. 275 3 特別賞(安川電機賞)を贈呈させていただいたチーム 北海道地区大会-函館高専Aチーム     近畿地区大会-明石高専Aチーム 東北地区大会-八戸高専Aチーム     中国地区大会-松江高専Aチーム 関東甲信越地区大会-群馬高専Aチーム  四国地区大会-阿南高専Bチーム 東海北陸地区大会-石川高専Aチーム    九州・沖縄地区大会-北九州高専Bチーム 全国大会-大分高専(九州・沖縄地区代表) 「大運動会」会場風景 2006 年のテーマは「ふるさと自慢特急便」 です。 2005 年、高専ロボコンはより人に近い動 きをコンセプトにしました。 2006 年はその流れ を受け継ぐと同時に、「地域に近いロボット」を コンセプトに据えます。 参加チームは、地域の人たちの協力を得て、 あらかじめ自分たちで選定したふるさとの特産品 「ふるさとオブジェ」を用意し、ロボットが様々な 障害を克服しながら、「ふるさとオブジェ」を運 ぶ速さを競います。 ルールは、ロボットがオブジェを持ったまま お堀を渡り、シーソーを渡り、 5 本のポールを スラロームですり抜け、縄跳びを 3 回以上跳び、 オブジェを高さ 75cm の台の上に置けばゴール となります。赤・青の 2 チームが対戦、早くゴール した方が勝ちです。 10 月上旬から 11 月上旬に地区大会が開催され、 全国大会は 11 26 日(日)に行われます。 ロボット製作実習の場である高専ロボコンを、 当社は 2006 年も応援してまいります。 高専 ロボコン 全国大会にて利島社長が大分高専に特別賞(安川電機賞)を贈呈
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Page 1: YASKAWA NEWS No. 275...「ロボカップ」 は、 「 2050 年までにロボッ トのサッカーチームが 人間のワールドカップ優勝チームに勝つこと」 を目標している

高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)2005

ロボットを主要な事業にもつ当社は、2005年から

「高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校

ロボットコンテスト)」に協賛しています。また今年

5月4日から3日間、本社のある北九州市で開催され

た「ロボカップジャパンオープン2006北九州」に

協賛しました。両大会の模様をご紹介します。

主催:高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ 後援:文部科学省、(社)日本機械学会、(社)日本ロボット学会

2006年テーマ決定:「ふるさと自慢特急便」

ROBOCON

高専ロボコンは、全ての高等専門学校が参加する全国規模の

教育イベントで、1988年から毎年開催されています。全国8地

区(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州

沖縄)で開催される地区大会と、そこから選抜された25チーム

による全国大会が開催されます。大会の模様は、主催のNHK

でテレビ放映されます。 2005年は地区大会、全国大会あわ

せて63校14,000名余りが参加しました。

ロボット りを

応援する

安川電機

 競技のルールは毎年変わりますが、2005年のテーマは「大運動

会」、ロボットによる障害物競走でした。試合形式は、3つの課題

(ハシゴをくぐる・平均台を渡る・ハードルを越える)を学生が操縦

する「手動ロボット」でクリアして次の自動ロボットにバトンを渡し、

自動ロボットが3メートル近い壁を登ってゴールの穴にバトンを

差し込む、その速さを競う(制限時間3分)というものでした。

 これまではロボット同士の対戦型競技が続きましたが、「ロボコン

の原点を見つめ直す」の方針に沿って今回のテーマが決められま

した。競技自体は分かりやすい、しかし決められた課題達成のため

にはいろいろなアイデアが求められるテーマでした。当社からは

審査員として各地区大会、全国大会に出席しましたが、どの大会

でも各チームが知恵を絞り精魂込めたロボットが集まり、熱い戦い

が繰り広げられました。

 高専ロボコンでは、試合の勝ち負けのみが評価されるのでは

なく、ロボットのアイデア、デザイン、性能など、いろいろな角度から

審査が行われます。当社も各大会で「特別賞(安川電機賞)」を

贈呈させていただきました。

創 「高専ロボコン」、「ロボカップジャパンオープン2006北九州」に協賛しています!

2 YASKAWA NEWS No. 275 YASKAWA NEWS No. 275  3

特別賞(安川電機賞)を贈呈させていただいたチーム

北海道地区大会-函館高専Aチーム    

近畿地区大会-明石高専Aチーム

東北地区大会-八戸高専Aチーム    

中国地区大会-松江高専Aチーム

関東甲信越地区大会-群馬高専Aチーム 

四国地区大会-阿南高専Bチーム

東海北陸地区大会-石川高専Aチーム   

九州・沖縄地区大会-北九州高専Bチーム

全国大会-大分高専(九州・沖縄地区代表)

「大運動会」会場風景

 2006年のテーマは「ふるさと自慢特急便」

です。2005年、高専ロボコンはより人に近い動

きをコンセプトにしました。2006年はその流れ

を受け継ぐと同時に、「地域に近いロボット」を

コンセプトに据えます。

 参加チームは、地域の人たちの協力を得て、

あらかじめ自分たちで選定したふるさとの特産品

「ふるさとオブジェ」を用意し、ロボットが様々な

障害を克服しながら、「ふるさとオブジェ」を運

ぶ速さを競います。

 ルールは、ロボットがオブジェを持ったまま

お堀を渡り、シーソーを渡り、5本のポールを

スラロームですり抜け、縄跳びを3回以上跳び、

オブジェを高さ75cmの台の上に置けばゴール

となります。赤・青の2チームが対戦、早くゴール

した方が勝ちです。

 10月上旬から11月上旬に地区大会が開催され、

全国大会は11月26日(日)に行われます。

 ロボット製作実習の場である高専ロボコンを、

当社は2006年も応援してまいります。

高専 ロボコン

全国大会にて利島社長が大分高専に特別賞(安川電機賞)を贈呈

Page 2: YASKAWA NEWS No. 275...「ロボカップ」 は、 「 2050 年までにロボッ トのサッカーチームが 人間のワールドカップ優勝チームに勝つこと」 を目標している

ロ ボ カ ッ プ ジャパンオープン2006北九州 主催: ロボカップジャパンオープン2006北九州実行委員会、 ロボカップ日本委員会、 北九州市、 (財)自治総合センター 共催: (社)人工知能学会、(社)日本ロボット学会、(社)計測自動制御学会

後援: 経済産業省、総務省、文部科学省、ロボット産業振興会議、北九州市教育委員会ほか

RoboCup Japan Open 2006 Kitakyushu

「ロボカップ」は、「2050年までにロボットのサッカーチームが

人間のワールドカップ優勝チームに勝つこと」を目標している

国際プロジェクトです。「ロボカップ ジャパンオープン」は、今年

5月4日~6日に北九州市で開催され、日本全国から集まった

ロボットたちの知恵と行動力で熱い試合を繰り広げました。

ロボット りを

応援する

安川電機

人事総務部 広報グループ TEL: 093-645-8810 FAX: 093-631-8837

本特集に関するお問い合せ先

4 YASKAWA NEWS No. 275 YASKAWA NEWS No. 275  5

 次世代産業としてロボット産業振興に取り組む北九州市のPRを目的

として、世界的にも著名な大会である「ロボカップ」の国内大会が西日本

総合展示場で開催されました。市内からも北九州学術研究都市や小中

学生のチームが、これまでに開催された大会に毎年出場して優秀な成績

をおさめています。地元開催を契機に、開発意欲と技術力のさらなる向上

を喚起するとともに、新規参加のすそ野を拡大し、次代を担うロボット

技術者・研究者の育成を図ることも目的にしています。

 この大会も製作したロボットによる競技で、種目は大きく  自律移動

型ロボットによる「ロボカップサッカー」  災害救助のシミュレーション

競技「ロボカップレスキュー」  初めてロボットに触れる小学生から

参加できる競技会「ロボカップジュニア」の3部門に分かれ、さらに各部

門内に設けられた全部で10のリーグでロボットの性能を競いました。

 大会初日にはオープニングセレモニーが行われ、今大会の実行委員会

副会長として当社の利島社長も出席いたしました。出場者は小中学生

から一般の方まで幅広い世代の方が集まり、直前まで入念にロボットを

調整し、種目ごとに設けられた競技フィールドで白熱した戦いが繰り広

げられました。

 連休中ということもあり、多くの人が熱心に観戦していました。また

会場ではロボット工作教室やロボット展示、中高生のためのロボット

セミナーも開催され、ロボットに興味をもつ多くの人たちが熱心に参加

していました。

 市内に本社を置くロボットメーカーとして、大会の主旨に賛同して、

当社も協賛を行いました。

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ピットの様子

テープカットを行う利島社長


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