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17 0 2 2017 - SITE · 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural Communication...

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法政大学 国際文化学部 〒102-8160 東京都千代田区富士見 2-17-1 Tel. 03-3264-9345 http://www.hosei.ac.jp/ FACULTY OF INTERCULTURAL COMMUNICATION 2 0 17 国際 FACULTY OF INTERCULTURAL COMMUNICATION 2 0 17 国際 このパンフレットは再生紙を使用しています。
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Page 1: 17 0 2 2017 - SITE · 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural Communication からも分かるとおり、異なる文化間の架け 橋となるようなコミュニケーションについて深く学びます。異

法政大学 国際文化学部〒102-8160 東京都千代田区富士見 2-17-1 Tel. 03-3264-9345 http://www.hosei.ac.jp/

FACULTY OF INTERCULTURAL COMMUNICATION法政大学2017

国際文化学部FACULTY OF INTERCULTURAL COMMUNICATION法政大学2017

国際文化学部このパンフレットは再生紙を使用しています。

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 国際文化学部にはいろいろな特色がありますが、そのうち

の一つがスタディ・アブロード・プログラム(以下SAプログラ

ム)です。このプログラムがきっかけで、国際文化学部に関心

を持った方もいるかもしれません。ではそもそもSAプログラ

ムとはなんでしょう。本学部で実施している長期と夏期のう

ち、たとえば前者のプログラムでは7言語圏10カ国にある提

携先から各自が1ヶ所選び、2年次秋学期の数ヶ月間、現地の

授業を受けて単位を修得。目的は言語運用能力に磨きをかけ

て異文化を理解すること…と実際的な説明はこんなところで

しょうか。

 でも “SA=study abroad”にはもう少し深い意味があり

そうです。まず “study abroad”の“study”とは勉強したり研

究したりすること。 “learn”という単語が、身につけたり覚えた

りする、つまり結果がポイントであるのに対して、 “study” は

その過程に重きを置きます。さらに “abroad”とは「外国へ」と

いう意味ですが、もともとは「広いところ(broad)」「へ(a-)」、

との原義があるようです。 “Study abroad”という表現には、

外国でコツコツ勉強する(=留学)という第一の意味に加え

て、学ぶ過程を大切にしながらより広いところへ到達する、自

分の視野を広げる、そんな意味が込められています。となれば

本学部でのあらゆる学びは study abroadと言えるのかもし

れません。

 では「視野を広げる」にはどうしたらいいでしょう。ひとつに

は異質なもの、理解できないもの(これを「異文化」と呼ぶこと

があります)にどんどん出逢うことです。たとえばSAプログラ

ムで言えば、海外で勉強し、生活している間は楽しいことばか

りではありません。食べ物が口に合わない、先生の言っている

ことが分からない、クラスメートやホストファミリーとうまくい

かない…これらはすべて「なんでこうなるワケ?」という疑問を

呼び起こします。つまり異質で理解できないことがらなので

す。もちろんこうした「?」を生み出す異文化は海外に限らず、

どこにでも存在します。それは豊かさの証でもあるのです。

 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural

Communication からも分かるとおり、異なる文化間の架け

橋となるようなコミュニケーションについて深く学びます。異

文化をどうしたら理解し、共存できるのか。みなさんはたくさ

んの「?」を抱えて入学してください。その「?」に導かれ、本学

部で多くの仲間と切磋琢磨する過程を経て、いつしかあなた

はより広いところへとたどり着くでしょう。海外、国内どこに身

を置こうと、異なる文化を背景とする他者を理解し、適切なコ

ミュニケーションを取ることができるような、まったく新しい

「あなた」となって。それこそは本学部がめざす、信頼され敬愛

されるタフな国際社会人の姿なのです。

…… 学部長メッセージ…… 国際文化学部で学ぶこと…… 科目一覧…… 1年生 プロローグ   2年生…… コースの選択と留学準備…… SAプログラム体験記   コースと演習…… 3-4年生 情報文化コース…… 3-4年生 表象文化コース…… 3-4年生 言語文化コース…… 3-4年生 国際社会コース…… 国際文化情報学会(研究発表)…… 国際文化研究科(大学院)…… 卒業生からのメッセージ…… 教員紹介…… INFORMATION…… Q&A/ACCESS

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Contents

国際文化学部長

栩木 玲子

学部長メッセージMessage from the Dean

FACULTY OF INTERCULTURALCOMMUNICATION

鏡に対して真正面に立った時、視線の真正面に映るものはなんだろうか。自分であるとするならば、鏡に対して真正面に立っているのは誰だろうか。まっすぐに自分と目線を合わせてくるそいつは、いったい誰なのか。自分とは、他者である。全く同じなのに、全く違う。同時に、他者とは自分である。全く違うのに、全く同じ。人はみな同じカタチをしている。それならば、君とボクとは同じ人?そう、この世は、果てしのない渦である。我々も、ペンも、しゃくとりむしも、家も、恋人も、全て渦巻いている。遥かなる銀河を視よ!全く同じカタチ、軌跡で、全く違っている。大きかったり、小さかったり、色鮮やかだったり、色のなかったりする、全く同じで、全く違う渦である。国際文化学部とは、多様な自分を、そして唯一の他者を知る場である。

【最優秀賞】 4年 宮川 陸 (2017年度国際文化学部パンフレット表紙)【タイトル】 「チガウトオナジ オナジトチガウ」【作品の趣旨】

Contestイラストレーションコンテスト法政大学国際文化学部2017パンフレット

Faculty of Intercultural Communication 2017 01Message from the Dean

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F a c u l t y o f I n t e r c u l t u r a l C o m m u n i c a t i o n国際文化学部で学ぶこと

 国際文化学部では、文化をキーワードに国際的な観点から多様なテーマについて学びます。文化というと「日本文化」

「中国文化」「アメリカ文化」というように、一つの国民が国家としてまとまった枠の中での文化と考えがちですが、たとえ

ば、一つの国の中にも多くの民族が暮らしているし、さまざまな文化が国境を越えて広がっています。このような文化の捉

え方をするのが本学部の特徴のひとつです。

 もうひとつの特徴は、文化と情報の密接な結びつきを重視している点です。文化は言語をはじめ映像やデザインなど多

様な媒体を介して情報化され、発信されます。発信された情報は、たとえば同じ内容のニュース映像であっても、放送され

る国や地域によって解釈が異なることがあります。文化と情報伝達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える

上でとても重要です。

コ ー ス 制異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要です。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされており、そのプロセスは国際社会の影響を受けざるを得ません。現代社会を生き抜くためには、メディアと国際社会についても十分な研究が必要となるでしょう。国際文化学部では、そのような要素を4つのコースを通じて学んでい

本学部では、外国語の実践的な運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生に海外留学(Study Abroad=SAプログラム)を義務づけています。

プログラムには、長期SAと夏期SAの2プログラムがあります。長期SAプログラムでは、2年次秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる16大学のいずれかに留学します。夏期SAプログラムでは、情報関連の現場で必要とされる英語の運用能力を高めながら情報発信の実践を行います。留学先はアメリカの1大学で、2年次の夏休みを利用して実施されます。一時期に経済的負担が過度に重くなることを避けるため、SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。また、2012年度より海外からの留学生が日本の文化について学ぶことのできる外国人留学生のためのプログラム(Study Japan=SJプログラム)をスタートさせました。一定の条件を満たせば、留学生でなくても参加可能です。異なる文化をもつ学生たちが一つの教室やフィールドで学ぶことで、お互いの理解が深まることを期待しています。

初年次教育の一環として基礎的な学術スキルを身につけるチュートリアルに始まり、語学、演習(ゼミ)など、少人数の授業が多いことが、この学部の特徴の一つです。例えば語学の授業の学生数は習熟度に応じた適切な指導を実現するため原則24名以下に抑えられています。ほとんどの学生にとって英語以外の外国語は初めて学ぶ言語となりますが、少人数制によって短期間でSAに対応できる語学力が身につきます。また、演習(ゼミ)においても、学生数が20名程度になるよう配慮されています。学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組み、教員が丁寧にサポートすることが大切だと私たちは考えています。少人数クラスは、くつろいだ雰囲気の中で、しっかり学ぶことができると学生たちからも好評です。

きます。これら4つのコースを介して、バランスのとれた国際社会人を育成することが国際文化学部の目的です。コース登録は2年生への進級時に行い、定員はなく希望のコースを選択できます。選択したコースにより履修要件に差はありますが、他コースの専攻科目も自由に履修できる柔軟なカリキュラムであることも特徴の一つです。学際的な学びで視野を広げながら、選択したコースの専門性を探究できます。

国 際 文 化 学 部 の 学 び

Study Abroad とStudy Japan プログラム

国 際 文 化 学 部 の 学 び

少 人 数 教 育 国 際 文 化 学 部 の 学 び

情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養います。

情報文化コースアート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学びます。

表象文化コース各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を探求します。

言語文化コース国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探ります。

国際社会コース

02 Faculty of Intercultural Communication 2017 03Overview

Page 4: 17 0 2 2017 - SITE · 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural Communication からも分かるとおり、異なる文化間の架け 橋となるようなコミュニケーションについて深く学びます。異

他学部公開科目(3・4年)他学部やインスティテュートで開講している科目の中で、国際文化学部生に公開されている科目を受講することが可能です。

国際文化学部 科目一覧Curriculum Information

●情報リテラシーⅠ・Ⅱ●キャリアデザイン入門●キャリアデザイン演習

●就業基礎力養成Ⅰ・Ⅱ●法政学への招待●法政学の探求A・B

●文学Ⅰ・Ⅱ●文章論Ⅰ・Ⅱ●倫理学Ⅰ・Ⅱ●日本史Ⅰ・Ⅱ●東洋史Ⅰ・Ⅱ

●西洋史Ⅰ・Ⅱ●哲学Ⅰ・Ⅱ●論理学Ⅰ・Ⅱ●言語学Ⅰ・Ⅱ

●法学Ⅰ・Ⅱ●法学(日本国憲法)●経済学Ⅰ・Ⅱ●心理学Ⅰ・Ⅱ●地理学Ⅰ・Ⅱ

●政治学Ⅰ・Ⅱ●社会学Ⅰ・Ⅱ●文化人類学Ⅰ・Ⅱ●社会思想Ⅰ・Ⅱ

●教養数学A・B●基礎数学Ⅰ・Ⅱ●原子から宇宙までⅠ・Ⅱ

●生命科学Ⅰ・Ⅱ●物質と環境Ⅰ・Ⅱ●サイエンス・ラボA・B

●英語1~8●ドイツ語1~8●フランス語1~8●ロシア語1~8●中国語1~8●スペイン語1~8

●朝鮮語1~8●日本語1-Ⅰ・Ⅱ●日本語2-Ⅰ・Ⅱ●日本語3-Ⅰ・Ⅱ●日本語4-Ⅰ・Ⅱ

●スポーツ総合演習

●スタディ・アブロード(SA) ●スタディ・ジャパン(SJ)

「チュートリアル」では、教員1人が新入生小グループの担任となり、文献検索方法、文献の読み方、レポートの書き方などを指導し、高校から大学教育への橋渡しを行います。「国際文化情報学入門」では、4人の教員がオムニバス形式で、情報、表象、言語、国際の4つの視点から、本学部で何を学ぶのかについて水先案内を務めます。

コミュニケーションのための二つの柱、言語運用能力と情報処理能力を高める科目です。「言語コミュニケーション」科目では、SA先の7言語が用意されており、SA留学の準備となる実践的な言語運用能力を鍛えます。「言語アプリケーション」科目では、SA留学で培った語学力に磨きをかけます。

●国際文化情報学入門 ●チュートリアル ●英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●英語アプリケーション●ドイツ語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●ドイツ語アプリケーション●フランス語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●フランス語アプリケーション

●ロシア語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●ロシア語アプリケーション●中国語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●中国語アプリケーション●スペイン語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●スペイン語アプリケーション

●朝鮮語コミュニケーションⅠ~Ⅲ●朝鮮語アプリケーション●情報コミュニケーションⅠ~Ⅲ●情報アプリケーションⅠ・Ⅱ

入門科目(1年) メディアコミュニケーション科目(1年~4年)

●世界の言語Ⅰ・Ⅱ●世界の英語●言語の理論Ⅰ・Ⅱ

●社会言語学●応用言語学

●情報システム概論●メディア情報基礎●ネットワーク基礎●情報システム応用

●ネットワーク応用●メディア表現法●プログラミング言語基礎●仮想世界研究

●メディア情報応用●データベース基礎●社会とデータサイエンス●道具による感覚・体験のデザイン

言語科目(1年~4年) 情報科目(1年~4年)

専任教員が担当し、ゼミナール形式で行われます。演習は、学生が1・2年次において(とりわけ、SA・SJプログラム参加中に)発見したテーマを発展・展開させる機会となります。30を超える演習が開講されていますので、学生は興味のあるテーマを扱った演習に参加し、論文作成、創作活動を通して、国際文化学部の学習成果をまとめます。

●インターンシップ事前学習●社会貢献・課題解決教育●福祉工学・IT講義

●情報文化演習●表象文化演習

●言語文化演習●国際社会演習

●卒業研究

演習(3・4年)インターンシップ科目(2年~4年) 卒業研究(4年)

卒業研究は国際文化学部における学びの集大成と位置づけられます。各自が演習で取り組んでいるテーマを、学術論文、作品制作という形でまとめあげます。「卒業研究」を履修するためには、「卒業研究」の指導教員が担当する「演習」を同一セメスターで履修することが前提となりますが、それによって「演習」とは別の単位、評価が与えられます。

2016年度から全学で開講される、学部横断型の科目群です。プログラムの全科目が英語を教授言語としており、学部の専門性を超えたグローバルな視点での課題解決能力を修得することを目指します。

グローバル・オープン科目(1年~4年)

【基幹共通】●国際文化情報学の展開

【情報文化系】●ディジタル情報学概論●統計処理法●システム論●情報倫理学●情報産業論●ネット文化論

【表象文化系】●表象文化概論●メディアと情報●社会と美術●メディアと社会●身体表象論

【言語文化系】●言語文化概論●比較文化●現代思想●ジェンダー論●異文化間コミュニケーション

【国際社会系】●国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ●国家と民族●平和学●宗教と社会●国際文化協力●異文化適応論●Religion and Society

基幹科目(1年~4年)

0群(1年~4年) 1群(1年~4年) 2群(1年~4年)

3群(1年~4年) 4群(1・2年) 5群(1年)ESOP科目(1年~4年)

外国から来る交換留学生向けの科目を受講することが可能です。

ERP科目(1年~4年)一定の英語力を備え、英語学習に対して高い意欲を持つ学生を対象に開かれている、グローバル社会で活躍するための英語力を養成するプログラムです。国際文化学部では、指定の一部科目について単位認定を行っています。

総合科目(2年~4年)市ヶ谷基礎科目で修得した基本的な知識をさらに展開させ、リベラルアーツを充実させるために、多数の科目が開講されています。

国際文化学部では、所定の科目を履修することにより、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語・中国語)、高等学校教諭一種免許状(情報)の取得が可能です。この他にも図書館司書や博物館学芸員の資格を取得することも可能です。

SAプログラムを修了すると、通常「基礎科目」・「専門科目」計16単位が単位認定されます。※外国人留学生は、2年生夏季期間にスタディ・ジャパン・プログラムに参加します。

方法論●こころの科学●ゲーム構築論

システムと人間●ヒューマンインターフェイス論●情報セキュリティとプライバシー●バイオインフォマティクス●ネットワーク環境構築論

メディア●文化情報空間論●コンピュータ音楽と音声情報処理

デザイン●ハイパーテクスト論●情報編集論●文化情報の哲学●情報デザイン

世界の中の日本文化●世界の中の日本文学●世界の中の日本語●世界とつながる地域の歴史と文化●日英翻訳論●実践翻訳技法

アジアの文化●中国の文化Ⅰ~Ⅹ(Ⅰ現代中国社会、Ⅱ多民族社会中国、Ⅲ日中文化交流史、Ⅳ中国語の構造、Ⅴ中国語と日本語、Ⅵ古典思想・文学、Ⅶ近代文学、Ⅷ現代文学、Ⅸ中国俗文学、Ⅹ歴史)●朝鮮語圏の文化Ⅰ・Ⅱ(Ⅰ朝鮮半島の文化史、Ⅱ朝鮮語の構造)●アジアの伝統芸能●東南アジアの文化

ユーラシアの文化●アフロ・アジアの文化●ロシア・中央アジアの文化●ロシア・東欧の文化

ヨーロッパの文化●ドイツ語圏の文化Ⅰ・Ⅱ●フランス語圏の文化Ⅰ~Ⅳ(Ⅰ思想、Ⅱ芸術、Ⅲ文学、Ⅳ複言語・複文化社会)●スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ(Ⅰ多言語国家スペイン、Ⅱラテンアメリカの社会と文化)●カタルーニャの文化Ⅰ~Ⅳ(Ⅰ言語A、Ⅱ言語B、Ⅲ歴史・社会A、Ⅳ歴史・社会B)

英語圏の文化●英語圏の文化Ⅰ~Ⅷ(Ⅰ文化史、Ⅱ思想史、Ⅲ現代事情、Ⅳ文学と社会A、Ⅴ文学と社会B、Ⅵ文学と社会C、Ⅶ英語の構造、Ⅷ英語の歴史)●History of English

表象の理論●サブカルチャー論

メディア表現●マルチメディア表現法●メディア表現ワークショップ1~3●五感共生論

映像表現●映像文化論●写真論●映像と文学

表象芸術●演劇論●ポピュラー音楽論●コミックス論●空間デザイン論●比較表象文化論●異文化と身体表現●パフォーマンス・スタディーズ●現代美術論

国際社会研究の方法●実践社会調査法

国際協力●実践国際協力●国際関係研究1●途上国経済論

多文化社会●他者イメージ論●宗教社会論Ⅰ~Ⅲ(Ⅰ仏教思想、Ⅱキリスト教と社会運動、Ⅲイスラーム思想)●間文化性研究翻訳論●多文化社会と人間

国際関係と地域●国際関係研究2●移民研究Ⅰ~Ⅲ(Ⅰ華僑・華人社会、Ⅱ朝鮮民族のディアスポラ、Ⅲアジア・太平洋)●地域紛争とエスニシティ●持続可能な社会●地域協力・統合

専攻科目(1年~4年)

情報文化コース 表象文化コース

言語文化コース 国際社会コース

※カリキュラム見直し等により、開講科目が変更される場合があります。 http://www.hosei.ac.jp/kyoiku_kenkyu/tokushoku/syllabus/index.html法政大学Webサイトでは、各科目の詳しい情報をご紹介しています。

市ヶ谷基礎科目 Study Abroad Program自由科目

学部専門教育科目

教職資格について

04 Faculty of Intercultural Communication 2017 05Curriculum Information

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文化多様性の渦に飛び込む

国際文化情報学入門 チュートリアル メディアと社会

必修科目のため、学部の1年生は春学期に全員履修します。国際文化学部の4コースの基本的な知識を、各コースを専門とする教授から学ぶことができ、秋学期からの授業選択や2年次のコース選択の参考にもなります。

高校から大学への橋渡しとして用意されている授業です。レポートの書き方やプレゼンテーションの仕方など、大学で必要な基礎的な技術を身につけます。少人数クラスで、教授や他の学生との距離が近いので安心して履修できました。

社会におけるメディアの役割について、メディアの歴史やアートとの関係を通して理解を深めていく授業です。毎回違ったテーマで、教授が身近な例や映像と共に講義してくださいます。自分で考える機会も多く設けられています。

国際文化学部の大きな魅力の一つは、やはり留学が必修なことだと思います。私がこの学部を知ったのもそれがきっかけでした。しかし他の学部と比べてみて、最終的に決め手となったのは、文化について色々な側面から考えることのできる、学びの幅の広さでした。大学で過ごす四年間は、多くのことを吸収できる貴重な時間です。その中で何を学びたいのか、自分自身で情報を集め、受験勉強のモチベーションに繋げて欲しいと思います。

受験生へのメッセージ 将来の夢

年次1

Course Recommendations

Students’ VOICES Students’ VOICES

日本の文化を世界に発信していきたいです。最近、趣味や授業を通して、改めて日本独自の文化を面白いと感じるようになりました。入学前は、とにかく異文化に触れることを楽しみにしていましたが、今は受け取るだけでなく伝えることにも大事だと思っています。これから迎える留学生活では、受け身にならず、沢山の人と関わって、お互いの考えや文化を共有したいです。そしてその経験を、将来日本の魅力を伝えることに活かせたらと思います。

軸足を据えて現場検証へ

間文化性研究翻訳論 国際文化情報学の展開 スペイン語コミュニケーション

「星の王子様」や村上春樹の著書の一節を用いて、どうして原文とは異なるような翻訳がなされているのかを、その言語の文化背景に着目しながら読み解いていく授業です。毎授業のテーマは簡単ではありませんでしたが、言語ごとの文化の違いを文字からも読み解くことが出来る、という感覚がとても新鮮で興味深かったです。

1年次の必修科目である国際文化情報学入門をさらに展開させた授業です。毎授業ごとにさまざまな教授陣によるオムニバス形式で展開され、自分に関心のなかったジャンルの学びにも触れられることで、教養が深まるだけでなく、新たな視点や興味を発見することができるのも、この授業の特徴の1つです。

外国人講師によるスペイン語の授業は、語学力の向上の目的だけではなく、現地の文化や講師の感じたカルチャーショックなどを直に聞ける貴重な場でもあります。文法を極めるだけでなく、それをコミュニケーションツールとしてアウトプットできる授業は、留学に対しての不安も解消できます。

大学入学時点で学びの幅を狭めたくないと思い、受け皿の広くて深いこの学部を志望しました。異なったテーマの学びを結びつけながら学問を深められるだけではなく、自分と違ったビジョンや思いを持った友人に、学部内だけでなく海を越えた未来の“第2の故郷”で出会えるのは国際文化学部ならではだと思います。合格をゴールに定めず、その後の自分らしい学びを想像しながら受験勉強に励んでください。応援しています。

受験生へのメッセージ 将来の夢

年次2

これです、と断言することが今は出来ませんが、異文化に触れられた留学を機に、より多くの文化に触れたいと思うようになりました。日本がどれほど恵まれた環境であるかを、留学先で見聞きしたことや、留学中に起こった事件で痛感したため、スペイン語を母語としている中南米や、大学入学前から関心のあったイスラム文化が根付いている中東などへボランティアに行けたらいいなと考えています。

スペイン語7

サブカルチャー論

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月 火 水 木 金

文学Ⅰ 途上国経済論

スペイン語8東洋史Ⅰ

スペイン語コミュニケーションⅢ

国際文化情報学の展開

数学、情報を読むためにⅠ

スペイン語コミュニケーションⅡ

世界の中の日本文学間文化性研究翻訳論

私の時間割(春学期)

英語2

国際文化情報学入門東洋史Ⅰ

12345

月 火 水 木 金

朝鮮語1

情報リテラシーⅡ英語5

朝鮮語2数学、情報を読むためにⅠ国際文化情報学入門 社会学Ⅰ

英語1

表象文化概論 情報リテラシーⅠ文化人類学Ⅰチュートリアル

私の時間割(春学期)

※ERP(英語強化プログラム)の概要については、p.5をご参照ください。

英語4 英語312345

月 火 水 木 金

朝鮮語3メディア情報基礎法学(日本国憲法)

英語6

英語コミュニ ケーションⅠ

情報システム概論 数学、情報を読むためにⅡ朝鮮語4

メディアと社会ERP※

スポーツ総合演習

文化人類学Ⅱ映像文化論

私の時間割(秋学期)

スペイン語7

11:30 ~ 13:0013:00 ~ 14:3015:00 ~ 16:3016:30 ~ 18:0018:00 ~ 19:3019:30 ~ 21:00

月 火 水 金

スペイン美術史

スペイン語実用スペイン語実用

コミュニケーションバルセロナ文化

スペイン語文法スペイン語文法

作文法

スペイン美術史

スペイン語実用

バルセロナ文化

スペイン語文法

私の時間割(SA先での時間割)

国際文化学部の一番の特徴は、SAプログラムが必修であること。SAは単に語学力を高めることだけが目的ではなく、海外の文化を多角的に捉え、異文化交流を図ることが目的となっています。そのために、SAプログラム前までには最低限の語学力だけではなく、それぞれの文化を情報発信できるようなスキルを身に付けることが求められます。大学では自らが行動を起こさないと何も得られませんが、国際文化学部では何事にも積極的で、チャレンジ精神旺盛な学生がたくさんいます。皆さんも互いに良い刺激を与えられる仲間と一緒に無限の可能性にチャレンジしてください。

SA先での授業内容・授業がない日の過ごし方文法などの基礎的学習はもちろん、スペインに関する文化の授業を選択できるのが魅力です。スペイン美術史の授業はスペイン国内の旅行の際にも役立ち、内容も面白かったです。休みの日は、隣国やスペイン国内を旅行しましたが、滞在先のバルセロナは通りを歩くだけでも楽しく、観光名所は遠出をしなくてもたくさんあります。

2年次進級時には、自分が何を中心に勉強しているのかを認識できるように、コース登録を行います(※1)。また、外国語の実践的運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生が海外留学(SAプログラム)に参加することになっています。入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる16大学のいずれかに留学します(※2)。※1 コース制についてはp.3を、各コースで学ぶ内容についてはp.10以降をご覧ください。※2 外国人留学生は日本の歴史、社会、文化を理解できるよう2年生夏季期間に約10日間のスタディ・ジャパン・プログラムに参加します。研修地は

長野県飯田・下伊那地域です。

-印象的だった授業- Course Recommendations -印象的だった授業-

長谷川 菜々子さん 出身高校:都立南平高等学校SA先(2年次参加予定):イギリス リーズ大学

松田 美里さん出身高校:私立春日部共栄中学高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

06 Faculty of Intercultural Communication 2017 07Academic Studies

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Study Abroad Programでは、入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる16大学のいずれかに留学します。

海外留学(SAプログラム)体験記Study Abroad Program

出発前には、授業以外にもSA先に応じて、担当教員による事前学習の機会が設けられ、語学面はもちろんのこと、SA先の文化や社会、歴史などについて自主学習が行われます。またオフィスアワーによる個別相談にも随時対応しています。

SA期間中も、インターネット上のSAポータル・サイトを介して学部担当教員や職員が綿密にサポートします。学生による月例報告や旅行届けの提出、問い合わせをはじめ、教学面や生活面に関する相談事にも随時対応しています。

SA出発前

SA期間中

SA先ごとに帰国報告会を開き、成果や反省点を確認するとともに、SA期間中の体験を活かした3年次以降の学業面での相談などが行われます。また帰国レポート提出や参加者アンケートなどが実施され、さらなるプログラムの充実が図られます。

SA帰国後

SA韓国

SA中国

※SA韓国は、2016年度よりSA先大学が変更となります。

SAスペイン

松永 拓也さん

ペテルブルク国立交通工科大学 (2015年8月~2016年2月)SAロシア

大石橋 結さん

SA英語圏(アメリカ)

SAスイス

SAフランス

私はロシアのサンクトペテルブルクで五か月間生活しました。サンクトペテルブルクはロシアの第二の首都と呼ばれていて、首都であるモスクワよりも芸術が栄えている街です。観光地も多くあり、私の過ごした学生寮からも徒歩圏内だったので毎日授業が終わると観光をしたり、遊びに行ったりして過ごしました。授業のクラスは最初に受けるプレテストで決まります。ですから自分のロシア語のレベルにあっているので、授業面では慣れてしまえば特別大変な事はありません。ペテルブルク交通工科大学の強みは、文法

以外にも文学やビジネス露語を学べるところです。私は文法よりも文化を学びたかったので、非常に楽しく授業を受けることが出来ました。ロシア留学で身についたことは、度胸です。私の場合、日本人が私しかいなかったので行きたい場所、試してみたいことはとりあえず自分から進んで挑戦する癖がつきました。他にも、違う国から来た留学生と積極的に交流を図ったりと、日本にいたら自分では絶対にしなかった、出来なかっただろうなということを沢山するようになりました。

〈長期SAスケジュール(予定)〉4月 オリエンテーション・留学先希望登録 留学先決定(英語圏以外)

11月 留学先決定(英語圏)4月~7月 事前オリエンテーション8月中旬~9月下旬 留学先へ出発8月中旬~翌年2月 留学先で学習12月~3月 帰国、単位認定

1年次

2年次

〈夏期SAスケジュール(予定)※ボストン大学(夏期)のみ〉4月 オリエンテーション・留学先希望登録11月 留学先決定4月~7月 事前オリエンテーション8月 留学先へ出発9月 帰国3月 単位認定

1年次

2年次

08 Faculty of Intercultural Communication 2017 09Academic Studies

バルセロナ大学 (2015年9月~2016年1月)SAスペインはバルセロナ中心部にあるバルセロナ大学に約5か月間通います。大学の授業は全てスペイン語で行われます。午前は文法や会話の授業を受け、午後はスペイン文化の授業を受けます。文法、会話の授業はレベル別に分かれるので自分のレベルに合った学習ができ、文化の授業は自分が学びたい内容の授業を選んで受けることが出来ます。どちらの授業も様々な国から来ている留学生と一緒に受けるので、スペイン語を学ぶ中で異文化に触れることが出来ました。寮は大学からバスや地下鉄で20分ほ

どの場所にあり、寮母さんや一緒に住んでいる友達との会話はスペイン語でしていました。スペイン語を教えてもらったり、日本の文化について教えたり寮内でも多くのことを経験することが出来ました。休日はバルセロナ市内やスペイン国内を観光しました。またバルセロナは交通網が発達しているため国外旅行もスムーズです。SAスペインは異文化を体験するには最高のSA先だと思います。バルセロナでしか経験できない多くのことに挑戦してみて下さい。

上海外国語大学 (2015年9月~2016年1月)

昼間 莉奈さん

SA中国は、上海外国語大学に留学します。上海ではホームステイではなく寮生活ですが、キャンパスの敷地内に寮があるので学校にも通いやすいしとても安全です。授業は基本的に午前中に終わります。授業内容は、クラスごとで異なりますが、どの科目も先生が優しく丁寧に教えてくださるので心配しなくても大丈夫です!ちなみに、クラスは、到着してから2~3日後に行われるクラス分けテストによって決められます。また、授業以外にも朗読大会や弁論大会などのイベントもたくさんあります。積極的に参加

すれば自分自身の成長にも繋がると思うのでとてもオススメです!私自身も、朗読大会に参加したことによって自分に自信がつきました!クラスや寮には日本以外の国の人がたくさんいるので、積極的にいろんな人と関わってみると日本と異なる文化や習慣を知ることができてとても面白いです!その他にも、雑技鑑賞や北京・西安への研修旅行などのプログラムもあるので、きっと一生忘れない素敵な経験ができると思います!

延世大学 (2015年9月~2016年1月)

井上 麻優子さん

SA韓国では二つのプログラムがあります。前半の約3か月は延世大学の語学堂で韓国語を学びます。最初に級分けの試験を受けて、その結果に基づいて自分のレベルに合ったクラスで学ぶことができます。語学堂には世界各地から多くの人が韓国語を学びに集まっていますから、SA韓国とは言っても、様々な国の人々と交友関係を築くことができます。特にクラスメイトとは普段の授業や行事でも協力しあう場面が多いので仲が深まります。私はよく授業後にクラスメイトとご飯を食べに行きました。クラスメイトとの会

話は韓国語が主なので、話す力が身につきました。残りの約1か月は法政プログラムと言って、韓国の歴史やメディアなどを教授から韓国語で教わる講義を受けました。全て韓国語の講義で分からない単語なども多く苦労しましたが、韓国語でのプレゼンや、時々の課外学習など、語学堂とはまた違う楽しさがありました。今回の留学では韓国語、韓国の文化を学ぶだけで無く、他の多くの国の文化を知ったり、また興味をもつきっかけを得ることができました。日本や自分自身について振り返るいい機会にもなったと思います。

ミシガン州立大学 (2015年8月~2015年12月)

小林 穂波さん

SAミシガンで1つ言えることは、ここは最高だったということです。授業は朝8時から午後4時前までと長かったけれど、これだけ英語に集中できる時間はとても貴重です。私のレベルの授業では、文法やリーディング、ライティングの授業に加え、一般のアメリカの大学の講義に似せた授業も体験できました。プログラムの一環で、マキナック島という綺麗な島や、ナイアガラの滝へ旅行できたことも良い思い出になりました。そして1番の魅力は平日の寮生活と週末のホームステイ、両方を経験できることです。毎日の英語の勉強に加えて寮でできた友

達とおしゃべりしたり、週末はホストファミリーとショッピングやご飯作り、映画を鑑賞したりと楽しいことが盛りだくさんです。また法政生2~3人につき1人スチューデントパートナーという現地の学生がついてくれるので、一緒にお出かけはもちろん、困ったことがあれば相談できます。私はこのSAで、完璧とは言えないけれど人と英語で会話する力、度胸、そしてこれからも英語力を向上させたいというモチベーションを手に入れました。新しく挑戦したいことも見つかり、これからの大学生活や将来に良い刺激を与えられたと思っています。

ザンクトガレン大学 (2015年8月~2015年12月)

福田 光さん

SAスイスの魅力は大きく二つあります。一つ目は学生寮での生活です。SAスイスはホームステイではなく学生寮を利用します。洗濯、掃除、料理などすべて自分で行うことで、生活面においても成長できるでしょう。二つ目は、国際文化学部のSAの中で、SAスイスのみが2か国に滞在できるところです。初めの一か月はドイツのサマースクールに通い語学力の向上を目指します。その後、スイス(ザンクトガレン)に移動します。ザンクトガレンの生活は、学校の授業や街の中ではドイツ語、寮の中では英語を話す機会が多く、切り替えが難しい時

もありますが、自分の言葉で伝えられた時の喜びは大きいです。一度の留学で2か国での生活を経験できるのはとても貴重です。ヨーロッパの中でも文化に違いがあることを感じられるでしょう。もちろん日本とヨーロッパの文化の違いもあります。例えば日本のお昼の時間は少しせわしないイメージがありますが、ヨーロッパではゆっくりと落ち着いた時間が流れていました。日本を離れてドイツやスイスの文化に触れることで初めて、それぞれのいいところや改善すべき点、日本文化との違いなどに気が付くことができます。

西部カトリック大学 (2015年9月~2016年2月)

宮下 晃実さん

私は、パリから電車で1時間半程のフランス西部にあるアンジェという街に滞在しました。はじめの2週間は安心して留学生活がスタートできるよう法政プログラムが組まれています。この後クラス分けテストがあり、本格的に授業が始まります。SAフランスでは西部カトリック大学内にある語学学校CIDEFに通います。時間割はレベルごとに組まれており、先生の指導がとても熱心なので、フランス語力を伸ばす上で最適な環境が整っていると言えます。各国からの留学生同士、お互いが勉強中のフランス語で

会話をするのはとても楽しかったです。そしてフランスはヨーロッパのほぼ中心にあるため、私は週末を利用して色々な所に旅行へ行くことができました。旅行にトラブルはつきものですが、C’est la vie! 何とかなります!旅行も私を沢山成長させてくれました。約5ヶ月のSAは驚くほどあっという間でしたが、それだけ充実した毎日だったということでしょう。1人1人違った留学生活があります。ぜひ今しかできない色々なことに挑戦してみてください!

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Course Recommendations -印象的だった授業-

人間の文化は、文字だけではなく五感を通じて私たちの感性に届きます。表象文化コースではこうした表現分野の学びから、文化によるアイデンティティ形成への理解を深めます。

年次3・4 アート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学ぶ

受験生の皆様初めまして。国際文化学部に興味を抱いてくれている受験生に伝えたいことは一つです。「留学は自分の可能性を広げてくれる。」私の場合は、英語以外で数多くの国で使われているスペイン語と一流のスポーツエンターテインメントビジネスを体感したいという動機からスペインへ留学しました。しかし、実際に留学を通して魅力に感じたのは、他国に類をみない表現力豊かでダイナミックなスペイン映画でした。現地の大学でもスペイン映画に関する授業を履修しました。スポーツばかりに取り組んでいた今までの私からは想像出来ない領域を専攻しています。ゼミでは映画研究を通して演出

技法を学んだりしながら、自らも映像作品の製作を行っています。今ではそれが将来の夢につながり、映像という手法で人々の生活を楽しく豊かにするエンターテインメントを創出していきたいと考えています。「海外に興味はある、でも留学がゴールになってしまっている。」そんな人には、アフターフォローがしっかりしていて、他学部に比べ多種多様な授業が揃っている本学部は適切と言えるでしょう。実際に私も、自分にとって当初からは未知の領域を専攻でき将来の夢にも繋がりました。改めて言います。「留学は自分の可能性を広げてくれる。」自分の新しい興味を発見できると思ったらワクワクしませんか?

受験生へのメッセージ

バイオインフォマティクス

この授業では、プログラムの仕組みを学びながら、デジタルな世界における生物進化と生物の多様性について考えることができます。自分の好きな動物をリストアップした後に、それぞれの動物の遺伝子情報を、実際に研究者が使うデーターベースからダウンロードします。その後、コンピュータ上のソフトを用いて、系統樹(生物の系統関係を描いた樹状図)を、確率論を用いながら構築します。現実の様々

現代の知識基盤型社会において「情報」こそが我々の思考や生活の基盤であるとの立場から、情報の生成、編集、再構成と文化の伝達や環境と情報のかかわりについて学びます。

年次3・4 情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養う

私の将来の夢は、英語の教員になることです。さまざまな幅広い教養を語学と並行して学びたいという思いから、教育学部や英文学科ではなく、国際文化学部を選びました。自分自身がさまざまな経験をして、生徒にその体験を還元できるような教員になりたいです。島野ゼミを選んだ理由の一つも、フィールドワーク等で実際に野外に出て生き物に触れながら学べることにありました。島野ゼミは、「生物多様性」「地域の持続可能性」を重要なキーワードとするゼミで、昨年は、南三陸・気仙沼が震災復興の過程で抱えている地域資源の利用と保全の課題について取り組み、学部学会で発表を行い

ました。東日本大震災で甚大な津波被害を受けた南三陸・気仙沼を訪れることで、自然の脅威と恵みを体感することができました。また、地方では、日本社会が抱える少子高齢化などの問題が深刻に起きていて、課題解決に取り組んでいることを学びました。こうした地域社会の問題解決がグローバル問題を解決することに繋がる可能性がある、ミクロな視点の重要性についても認識しました。受験生の皆さん、国際文化は、自由な学部です。自分の興味のある事をトコトン学べます。受験勉強は合格した後にも役に立ちますから、ゴールラインの先まで思い浮かべて、勉強をしてください!

受験生へのメッセージ

情報というと真っ先にワープロやPowerPointなどのソフトウエアの使い方を学ぶことを思い浮かべるかもしれませんが、近年ではソフトウエアはすぐに新しくなってしまうため、大学で使ったソフトウエアの使い方が社会に出てから大きく変わってしまうことは珍しくありません。しかし例えばワープロの場合、「文章を書く」道具であるという本質は何十年たっても変わることはありません。「情報」を学ぶということは、個々のソフトウエアの機能を表面的に学ぶのではなく、ソフトウエアやハードウエアの仕組、目的、思想、変化などを理解することにあります。情報文化コースではコンピューター、ネットワーク、メディアなど様々な情報技術を使いこなす力を身に着けることができるような授業に力を入れており、コンピューターに人間が使われるのではなく、人間がコンピューターを使いこなすことができるような応用力のある、高いコミュニケーション能力を持つ人材を育てていきます。

国際文化学部で学ぶ 情報文化 島野 智之教授

な進化の軌跡を科学的に解明することができるのです。授業を通して、人間の文化は自然と結びついて育まれてきたという側面があるのに、開発によって多くの生き物のすみかが失われていることや、生き物の分布には国境がないことなどを、改めて考えさせられました。

Course Recommendations -印象的だった授業-

サブカルチャー論 映像文化論

文学、漫画、食文化などあらゆるサブカルチャーは大衆のものでその担い手により洗練されるため、時代別や受け手によって印象が異なる。その中で各個人がサブカルチャーに対して独自の批判精神を養っていきサブカルチャー全般の教養を身につける講義。

ミュージカル映画について学ぶ講義。主に1930年~1960年代のハリウッド映画をメインに扱います。当時、歌とダンスでストーリーを表現していた時代、この講義では「ダンス」に焦点を当て進めていきます。ダンスを通した演出手法を学ぶことでよりミュージカル映画を楽しむことができるようになります。

Students’ VOICES

Teachers’ VOICES

Students’ VOICES

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情報文化コース 表象文化コース

複雑多様な文化と自然を認識し、その認識を応用して、生産に結びつける。知識を行動に連動させ、発想に実用性を与える。デザインと科学、アートと機能、あるいは科学とアート、機能とデザインの接点を探る。これが今日の学問や産業におけるもっともクリエイティブなスタンスです。表象文化コースでは視覚芸術、言語芸術、音響芸術全般を扱い、文学、映画、漫画など多様な表現ジャンルの手法や歴史、社会との関わりを研究しますが、実際に表現活動を行うことが最も能動的な学びとなり、かつ生産的と見做されます。つまりはアーティストになってしまえということです。

国際文化学部で学ぶ 表象文化 島田 雅彦教授

黒川 秦さん出身高校:高知県立中村高等学校SA先:イギリス シェフィールド大学

上霜 圭央さん出身高校:法政大学第二高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

10 Faculty of Intercultural Communication 2017 11Academic Studies

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Course Recommendations -印象的だった授業- Course Recommendations -印象的だった授業-

Students’ VOICES

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宗教社会論Ⅱ(キリスト教と社会運動)

この講義ではキリスト教の思想や教訓を聖書からの引用などで学び、その思想がどのように世界に影響を与えてきたのかについて学びます。史実として知っていた事柄や、日常的に目にするようなニュースの裏に実はキリスト教の存在があるということが見えてきます。

途上国経済論

この講義では、開発途上国という概念や基礎的な知識を習得することが主な目的です。ここでの開発途上国とはアジア地域を指しており、それぞれの歴史や文化的背景に加えて、世界における先進国や日本との関わりも絡め、途上国経済と先進国経済との関係を考察します。

世界のさまざまな社会と文化が相互に関係を持ち、地球規模の大きな社会と文化がつくられているというダイナミズムを学びます。

年次3・4 国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探る

私は高校時代から世界史が好きで、国際文化学部に入学したあとも歴史以外でもなにか世界に関することが学びたい!という気持が常にありました。2年生の秋学期にアメリカのボストン大学へと留学した時には、日本との文化の違いに戸惑いました。しかしそれを超えて意思を疎通することの素晴らしさも知ることができました。帰国後は国際的、世界的な事柄についてさらに勉強したいと感じ、国際社会演習を選択することに決めました。そして現在では国を超えた人やモノの移動によって起こる事象を研究する「トランスナショナル・ヒストリー研究」を行うゼミに所属しています。毎回新

たなアプローチで物事を考え、見つめることが要求され非常に勉強のしがいがあります。将来は自らの文化を踏まえつつもそれに固執せず、世界基準で物事を考えられる人材になりたいと思っています。そして国際的な場でその能力を生かしたいです。海外に興味がある人、世界史が好きな人、そんな人には法政大学国際文化学部、そして国際社会演習があっていると思います。グローバル化していく社会で必要な視点、能力を養える場所だと思います。

受験生へのメッセージ

国際社会コース

英語圏の文化Ⅲ(現代事情)

高校では扱わない冷戦下の第三世界のアジア・アフリカ、社会主義について学べます。最も印象的なことは「冷戦は熱戦だった」こと。戦場を移して代理戦争が行われて、被害があったのに、冷戦と呼ばれるのは何故だろうと疑問に思いました。世界に対して新しい疑問や視点が生まれると思います。

英語圏の文化Ⅴ(文学と社会B)

18世紀~20世紀の英語圏の文学作品(イギリスとアイルランド)を歴史的、社会的、文化的と多角的に分析します。なぜそのセリフが重要なのか、どういう時代背景で作られたのか、より深く理解することができると、その時代や作者に近づけたような気持ちがすると思います。

外国語の学習と「スタディ・アブロード(SA)プログラム」での学びを新たな探究心へとつなぎ、多角的な思考力を鍛えます。

年次3・4 各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を探求する

留学先で自分の中の勝手なイメージに気が付きました。例えば「アフリカは貧困・飢餓ばかり。」でもそれは間違っていて、どの国の人々も本当に人それぞれ、何ら日本人の友人と変わらないことに気が付きました。日本人は勤勉な人だけでなくて様々なタイプの人がいますよね。私の中のイメージを作ったものはなに?本当の彼ら、文化、歴史を知りたい、という気持ちがきっかけで、言語文化演習(粟飯原ゼミ)を選びました。粟飯原ゼミでは、多種多様なアフリカの文化を通してアフリカを一つの切り口ではなく、多角的に見ることが出来ます。ゼミでは紛争が起こった背景、文学作品の中の表現、音

楽、人物を学び、いつも新しい発見があります。アフリカは紛争や飢餓のイメージが強いですが、それだけではないと知ることは大きな学びでした。将来は、世界中の様々な場所の歴史、文化、人々にまだまだ出会っていきたいと思っています。イメージではなく自分の目で確かめたいからです。受験生の皆さんが今将来の自分を想像するのは難しいと思います。でも自分の好き・挑戦したいことをどんどん追求していけば、道は絶対に開けます。とにかくがむしゃらに頑張ってください!努力は裏切りません!

受験生へのメッセージ

言語文化コース

現代の世界は、テロ、難民、紛争、環境破壊、資源・食料問題、人権問題など多岐にわたる問題に直面しています。国際社会コースでは、こうした地球規模の諸問題を、民族・ジェンダー・宗教・歴史記憶・地域アイデンティティといった文化的社会的諸要因に注目しながら検討します。そこからグローバルな諸問題が、どのように私たちの日常と繋がっているのか、また解決に向けて私たちがどのように直接的また間接的に関わっていけるのかを模索していきます。グローバルな問題を私たちの足元から捉える思考力と分析力を一緒に培っていきましょう。

国際文化学部で学ぶ 国際社会 佐々木 一惠准教授新しい知識に触れることとは、それを吸収すると同時に、自分の偏見を脱ぎ捨てて、自らが変化していく経験でもあります。たとえば、言語や文化は国の枠組で、固定したものと考えられがちですが、じっくり考察するとそうではないことが理解できます。言語文化コースではこのように、言語と文化をさまざまに混じり合い、常に動いている、複雑なものとして、多面的に学びます。みなさんは外国語学習と2年次SAを経て、さらなる知的探求を続けていくなかで、自身の大きな変化を実感することでしょう。私たちとともに新しい「世界」への扉を開いてみませんか。

国際文化学部で学ぶ 言語文化 粟飯原 文子専任講師

吹原 春海さん出身高校:埼玉県立所沢北高等学校SA先:アメリカ ミシガン州立大学

服部 大さん 出身高校:埼玉県立越ヶ谷高等学校SA先:アメリカ ボストン大学(長期)

12 Faculty of Intercultural Communication 2017 13Academic Studies

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文化の「国際性」と「情報性」を研究し、インターカルチュラル・コミュニケーションを探究する

国際文化情報学会(研究発表)Learned Society

国際文化研究科(大学院)Graduate School

国際文化研究科は、現代の国際社会において相互に依存し合いながら存在するさまざまな人間集団の展開する多様な文化を、国民国家に統合された「国民文化」の諸関係の中にあるものとしてではなく、「インターカルチュラル・コミュニケーション」によって、すなわち異文化間の理解と交流によっ

て成立する「国際文化」ととらえ研究します。日本を含む世界各地で、「国際文化」を個別的・横断的・総合的に把握する広い視野と高度な文化理解の方法論を身に付けた「インターカルチュラル・コミュニケーション」を理論化し、行動に活かせる研究者と実践者を育成します。

国際文化学部の学生、院生による研究発表会が毎年、11月の最終土曜日に開催されます。論文、ポスター形式、映像、インスタレーションの各分野で研究の成果を競います。この学会は自分が学部で何を学んできたかを確認し、その集大成を行う場であり、かつ進学、就職後のキャリア形成の出発点となる場でもあります。自らが発信者となり、能動的に世界を構築してゆくことができれば、世の中はもう少しだけましになる。そう思ったら、すぐに学会発表準備に取りかかりましょう。

法政大学大学院 国際文化研究科http://www.hosei.ac.jp/gs/kenkyuka/kokusaibunka/index.html

国際社会における異文化間の理解と交流を図る能力を持った人材の育成

国際社会を構成する多様な地域文化が共有する問題・構造を共時的・通時的に把握。人文科学、社会科学の幅広い視野から文化摩擦や紛争の解決・改善のあり方を究明。

異文化理解の欠如と不寛容に起因する紛争の解決・改善を図り、多文化・多民族間の共生を追求

多文化共生研究 多文化情報空間研究

異文化相関関係研究異文化間の理解と交流に貢するため、多様な地域文化間の相関関係を研究 多文化共生研究

多文化情報空間研究

異文化相関関係研究

修士課程 博士後期課程

授業科目一覧や教員紹介等、より詳細な情報はWebページでご確認いただけます。

研究者・高度専門職業人

修了後の進路

進 学

修了後の進路

高度な知的素養のある人材・高度専門職業人

国際協力関連の機関・企業・団体

私が所属する国際文化研究科には、さまざまなバックグラウンドを持つ学生が在籍しています。私も含めた外国人留学生の数も多いですし、学部時代に勉強してきたことも人によって異なります。また国際文化研究科と一口に言っても心理学や社会学、文化人類学、国際関係学など研究できる分野が非常にたくさんあることも特徴です。学部生の時に勉強してきたことを更に深く学ぶことも、 大学院から新しい分野に挑戦することも、ここならできます。例えば私は中国の大学で言語教育について勉強していましたが、大学院に入学した現在は「日本にいる中国人の子供たちに対する言語教育を含む、多文化教育」についての研究を行いたいと考えております。そのため心理学や社会学など、様々な分野の授業

を受けています。周りの学生は自分の知らない知識を持っていることが多く、新しい発見の連続で楽しい日々を過ごしています。大学に入学したら、まず4年間の学部生活が始まりますが、その後もし大学院に進学するなら、学部時代以上に「自分の意見を持っていること」が大切だと思います。学部の授業では先生が新しい知識や考え方を教える形式がメインですが、大学院ではそれらを使って先生や他の学生と議論をする機会が増えていきます。そのため「自分はこう思う」ということを自分の口から発していく必要が多くなってくるのです。時には異なる意見の人と激しく論じ合うこともありますが、彼らの考え方を吸収して自分の世界を広げられることは魅力的だと思います。

チャン エンニイさん国際文化研究科 修士課程1年

インタビュー

情報化社会の文化交流、認識の諸問題を考え、文化に関する既存の理論、方法論を再構築

「論文部門」発表に向けて、ゼミ生で意見交換。 「映像部門」キャンパスで撮影中。

発表2

準備1

映像部門(学部紹介)最優秀賞受賞作品は、以下のページで公開中。ぜひご覧ください。

http://nyushi.hosei.ac.jp/aboutus/movie/aboutus-20160405_01

教員・学生の審査を経て、部門ごとに最優秀賞・奨励賞が決まります。受賞作は、学会のフィナーレ、表彰式で発表されます。2015年度も多くの学生が表彰式に参加し、固唾を呑んで結果を待ちました。受賞者は、拍手と歓声の中、表彰状を手にしました。 表彰式

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14 Faculty of Intercultural Communication 2017 15Academic Studies

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2016年3月卒業生より 社会で活躍するOB・OGより

国際文化学部 主な内定先(2015年度)

卒業生からのメッセージMessages from our Graduates

 私は現在、成田空港でJAL運航便の国際線旅客サービスを担当しており、主にチェックインカウンターや搭乗ゲートで業務を行っています。毎日、日本だけでなくさまざまな外国籍のお客さまが行き交う日本の玄関でSAで学んだ中国語や英語を生かして仕事をしています。お客さまからいただく「ありがとう。」の一言を自分の活力にして、よりお客さまに喜んでいただけるサービスを提供できるように日々試行錯誤しています。1便の飛行機を飛ばすにあたって、多くのスタッフと一致団結して安全かつ定時に出発させることができた際には大きなやりがいを感じます。 学生時代はSA先の上海への留学のほか、オープンキャンパスの学生スタッフの活動、カンボジアや東日本大震災の被災地へのボランティアなどに力を入れていました。また、ゼミでは外国人観光客へ向けて日本のガイドブック作成などを行っていました。なかでも、オープンキャ

ンパスの活動では個別相談を担当しており、来場者一人一人向き合いながら自分の受験生時代や大学生活の経験談をお話し、それぞれのニーズに合った提案をしていました。大きな組織の一員として、いろいろな部署と連携を取りながら活動したこと、また個別相談という空間で得た対応力は現在の仕事にも生かせていると感じます。 国際文化学部はSAを通じて世界を自分の肌で感じることができます。そして、何事にも積極的でそれぞれの目標に向かって真っすぐに突き進む仲間がたくさんいます。そんな仲間たちと切磋琢磨して、視野を広げながら自分の進みたい道を見つけていってください。4年間という貴重な時間のなかで、いろいろなことにチャレンジして悔いのない最高の大学生活を送ってください。そこで、皆さんがそれぞれの夢や目標に出会い、それに近づけるよう心から応援しています。

野々宮 悠喜さん(2013年3月卒)株式会社JALスカイ

 私は現在、韓国・ソウルにある「日中韓三国協力事務局 (TCS:Trilateral Cooperation Secretariat)」という日中韓三国の友好関係を促進する国際機関で働いています。主に、三国間の青少年、教育、芸術やメディアなど社会・文化分野に関する交流事業の企画・運営をしています。事務局の公用語は、英語で、また日中韓三国の職員が一緒に働いているので、職場では、日中韓英の4言語が飛び交っています。 私は、「将来、国際舞台で活躍したい!」という強い思いを胸に、グローバルな視点を身につけ、様々な国の文化を学べる国際文化学部に入りました。SA先のUC Davisで多民族国家としてのアメリカを肌で感じ、そこで異なる思想や文化の違いに衝撃を受けたことも良い刺激となり、異文化とは何かを改めて考えさせられました。帰国後、国際関係学を研究する今泉ゼミで、今起こっている様々な

社会問題を多角な視点で考える力を養い、また自分の関心のある日中関係を歴史の側面から掘り下げて研究できたことも自分の貴重な財産となっています。元々、日中の架け橋になりたいという思いがあったので、在学中に、「日中学生交流会」を立ち上げ、語学クラス、文化紹介プレゼンテーションなど様々な交流活動を通じて、中国留学生と中国に関心のある日本人学生の交流の場を設けました。 私は、国際文化学部で学んだ知識、物事の考え方、蓄積したネットワークを今でも日々の仕事や生活に活かしています。将来、国際舞台で活躍したい学生の皆さんは、自分の夢や目標を実現するためのヒント、必要なスキルや知恵をきっと、この国際文化学部で得られると思います。皆さんのご成功を心から応援しています!

小山 恵鼓さん(2010年3月卒)日中韓三国協力事務局

 1999年に私は法政大学国際文化学部に1期生として入学しました。当時はまだインターネットが利用時間によって電話代として課金される時代でした。大学3年生のとき、2001年、アメリカで同時多発テロが起きました。当時海外留学(SA)を終え、大学三年生だった私は、国際情勢が変わっているのを背中で感じながら、これから自分は何を仕事にしてどのような人間になるか、必死に模索していました。 もともと私は音楽にのめり込んでおり、文化、芸術表現にかんして、強い興味がありました。学部の授業では、さまざまな文化や、言語、芸術、そしてコンピュータまで多種多様なテーマを扱っており、そんな私にとって非常に刺激的でした。そして、私は将来、自分自身で何かを作りたい、「表現」に関する仕事をしたいと思うようになりました。 現在では、コンピュータを使って新しい体験を作るプロ

グラマーとして働いています。過去にはNHK紅白歌合戦の映像制作、東京駅でのイルミネーション制作、海外の音楽フェスの映像演出など大きな仕事をする機会をいただき、イギリスのD&ADや、フランスのカンヌ・ライオンズなどで様々な賞をいただくこともできました。 学部を卒業した後も、勉強の毎日ですが、今振り返ると、あの4年間が私の出発点であったと思います。これから大学に入学する皆さん、様々なことに挑戦することが許される贅沢な4年間となると思います。敷かれたレールを進む必要はありません。自分で考え、決断する力を養ってください。私も頑張ります。

堀 宏行さん(2003年3月卒)プログラマー

 好きな英語の力を伸ばしたい、留学したい、ドラマやアーティストをきっかけに興味を持った韓国語にも挑戦したい、焦点は定まっていないけれど海外の文化を多様な視点から学びたい。これらを実現できる環境が法政大学の国際文化学部にはある、そう考えたことが受験し入学を決めた理由でした。4年間を終えた今、まさにその全てを叶え、入学したばかりの頃の自分とは違う、一回り成長した自分がいます。歴史、政治、国際協力、心理、文学、音楽、デザインなど、様々な分野の知見豊かな教授陣から新しい視点を学び、文化という切り口から想像以上に奥深い考察ができることを知りました。 語学力を磨き、精神的にも成長したいという思いで臨んだSAプログラム。約5か月間のイギリス留学は、思考の枠を広げてくれるものでした。イギリス文化の中に身を置きながら、様々な国籍の留学生と接し意見を交わす機会が多く、それまで疑問に感じていなかった日本社会のことを改めて「なぜだろう」と見つめ直すことができました。自分の思考の枠がどんどん広がっていく感覚は本当に新鮮でした。 帰国後に入った松本悟ゼミは、まさに「なぜ」と問うことを大切にし、国際協力を捉える多角的な視点を養うことがテーマです。毎週4時間にわたる議論、途上国でのフィールドワーク、卒業論文など内容はハードでしたが、一般論を疑い、それを越えてその先を見つめようとする姿勢が身についたのは大きな財産です。留学をゴールとするのではなく、そこで得たものをゼミに繋げたことで帰国後も充実した2年間を過ごすことができました。 卒業後は広く人々の生活に便益や影響を与える仕事に携わりたいと考え、私たちの生活を根底から支える総合電機メーカーで働きます。この学部で培った柔軟な思考力を糧に、今まで大いに学ばせてくれたこの社会を今度は支える側として頑張っていきたいと思います。

MESSAGE

望月 智美さん 就職先:株式会社 東芝

●全日本空輸株式会社●株式会社三菱東京UFJ銀行●明治安田生命保険相互会社●日本航空株式会社●日本生命保険相互会社●株式会社三井住友銀行●トヨタ自動車株式会社●ANAエアポートサービス株式会社●損害保険ジャパン日本興亜株式会社●ヤフー株式会社●カシオ計算機株式会社●東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)●清水建設株式会社●株式会社読売新聞 東京本社●株式会社アシックス

●三菱重工業株式会社●ソフトバンク株式会社●オリックス株式会社●成田国際空港株式会社●東日本電信電話株式会社(NTT東日本)●KDDI株式会社●株式会社みずほ銀行●YKK株式会社●株式会社JALスカイ●株式会社日本旅行●パナソニック株式会社●サントリーホールディングス株式会社●株式会社エイチ・アイ・エス●JTBグループ

【主な内定先企業】 【業種】建設 1.5%

製造 15.9%

卸・小売16.4%

金融・保険14.9%

運輸・不動産・公益 9.5%

マスコミ 5.0%

情報・通信8.5%

医療・福祉 0.5%

教育 2.5%

サービス 20.9%

公務 2.0%

その他 1.0%

大学院進学 1.5%

統計100.0%

16 Faculty of Intercultural Communication 2017 17Messages from our Graduates

Page 11: 17 0 2 2017 - SITE · 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural Communication からも分かるとおり、異なる文化間の架け 橋となるようなコミュニケーションについて深く学びます。異

教員紹介 2016年度

Our Professors

①主な担当科目 ②研究分野 ③メッセージ

①英語、英語圏の文化、言語文化演習②アフリカ文学・文化③大学という場でしか出会えない知と教養。ときに悩みまどい、立ち止まりながらでも、一緒に培っていきましょう。

粟飯原 文子 専任講師道に迷うことは道を学ぶこと

①心理学Ⅰ・Ⅱ、異文化適応論、人間発達学(総合科目)

②ポジティブ心理学(フロー経験と心理的ウェルビーイング)、文化心理学

③文化とこころの問題を一緒に考え、一緒に flow(充実感をともなう楽しい経験)してみませんか?

浅川 希洋志 教授癒し系?

①情報システム概論、プログラミング基礎、ネットワーク基礎

②インターネット上の実空間情報制御、技術の社会性に関する研究

③何事も最初から上手にはできません。大学生のうちにいろいろチャレンジして、失敗して、学んでください。

和泉 順子 准教授本を読もう、体を動かそう

①表象文化演習、現代美術論、美術論Ⅰ・Ⅱ、社会と美術、メディアと社会、情報デザイン、メディア表現ワークショップ1、情報コミュニケーションⅢ

②コンテンポラリーアート③国際文化学部では、背景の異なるさまざまな生活や文化を理解し、行動することが大切です。一緒にチャレンジしましょう。

稲垣 立男 教授他者とのコミュニケーションから、豊かなアートが生まれる。

①国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ、移民研究Ⅲ、国際社会演習

②国際関係学、日本―ミクロネシア関係史、オセアニア研究、沖縄研究

③日々の生活でなんとなく気になることを「私以外の誰がする!」というテーマに変え、追究したい方、歓迎します。

今泉 裕美子 教授メールより研究室前ホワイトボード

①英語、マスメディアの英語、英語圏の文化Ⅰ、Cultures of the English-speaking World

②イギリス文学。とくにシェイクスピアの戯曲

③メリハリきかせていきましょうか。

宇治谷 義英 教授We Will Rock You

①朝鮮語、世界の言語Ⅱ、朝鮮語圏の文化Ⅰ・Ⅱ

②朝鮮語学(文法論、語彙論)、朝鮮語教育、台湾の言語事情

③自分の得意分野を見つけましょう。そこを起点に世界が広がっていきます。

内山 政春 教授

大学生なら本を読もう

①異文化間コミュニケーション、イスラーム思想、言語文化演習②「語用論」③どこの大学かっていうのは関係ないと思う。そこで師と呼べる人との出会いがあるかどうかだ。

江村 裕文 教授オペラ大好き、教養と栄養

①サブカルチャー論、メディア表現ワークショップ2、表象文化演習②創作、小説論、文学史、戦後史、日欧交流史

③普段使わない頭を鍛えてあげます。

島田 雅彦 教授

脳は疲れを知らない

①朝鮮語、法政学への招待、国際社会演習、世界とつながる地域の歴史と文化②日本と朝鮮半島との間の海峡を越えた人の移動の歴史、在日朝鮮人の文化活動全般、日本における朝鮮論の変遷

③教師自身も「その先の自分を創る。」(本学のコミュニケーションワード)のつもりで、日 自々己研鑽に努めています。

髙栁 俊男 教授韓国・朝鮮と向き合って40年

①持続可能な社会、情報文化演習、自然総合科目A、自然史

②系統分類学、生物地理学、多様性生物学③誰にも気づかれずにひっそりといる生き物のことを知りたい。生物多様性とは、人間が多様な価値観を受け入れるという事。生き物はそんな言葉とは関係なしに生きている。

島野 智之 教授

未発見の生物を探し求めて

①フランス語5・6・8、フランス語コミュニケーション、フランス語アプリケーション、フランス文学②フランス語、大衆文化(比較研究)、日仏交流(仏教などにおける)

③長い人生の旅立ちの始まりです。その旅は、第一歩から始まります。さあ、どうぞ、BON COURAGE!

ジョルディ・フィリップ 教授旺盛な好奇心を持とう!

①異文化と身体表現、身体表象論、映像文化論、表象文化演習

②映像に見る身体表現、フィギュア・スケートとシンクロナイズドスイミングの歴史、精神分析の考古学

③受験勉強をばかにしないこと。受験勉強は一生の財産になります。

鈴木 晶 教授

「当たり前」を疑ってみる

①フランスの文化と社会、フランス語、文学、現代思想2、French

②欧米、特にフランスの文学、思想、言説分析、メディア

③限られた時間をどう使うか。大学生活、そしてその後の人生の課題です。

鈴木 正道 教授

①アジアの伝統芸能、中国の文化、中国 語アプリケーション、言語文化演習②中国文学と ICTを活用した中国語教育③大学は“知の消費者”から“知の生産者” へという“学びの転換”の場です。将来の 自分に「私は学生時代にこんなことをし た」と自信をもって言えるようにがんばり ましょう。

鈴木 靖 教授

学而不思則罔、思而不学則殆

①英語圏の文化Ⅳ、英語②アメリカ文学③なかなか難しいでしょうが休まず着実に歩みを進めてください。市ケ谷キャンパスでお待ちしています。

須藤 祐二 准教授

つながりを大切に

①中国の文化Ⅰ・Ⅱ、中国語、国際社会演習

②現代中国および海外華僑・華人に関する文化人類学・民俗学的研究

③異邦人を体感し、文化摩擦に遭遇する、タフなプログラムがあなたを待っています。

曽 士才 教授神戸生まれの関西系中国人

①フランス語2/4、フランス語初級Ⅰ/Ⅱ、フランス語表現法Ⅰ・Ⅱ、フランス語圏の文化Ⅳ、言語文化演習等

②フランコフォニー文学(特にカリブ海域文学、ハイチ系ケベック移民文学)、ポストコロニアリズム理論、メランコリー

③フランコフォニー(フランス語圏)という複言語・複文化社会を知っていくと、フランス語の魅力がさらに高まります。

廣松 勲 専任講師

一期一会

①英語、リーディング・ワークショップ、マスメディアの英語②アメリカ文学・アメリカ文化:植民地時代から19世紀にいたる建国神話の脱構築

③PUSH THE ENVELOPE !

保坂 嘉惠美 教授

「地球市民」になる!

①英語圏の文化Ⅱ、英語、英語コミュニケーション、英語アプリケーション②人材資質の開発、日本経済と教育改革、英語圏の思想史

③Your real challenges will start after you enter university.

マーク・エメリー・フィールド 教授Don’t be afraid to make mistakes, learn from them!

①比較文化、言語文化演習②欧米文学と日本文学の影響研究、および日米の犯罪小説の研究。創作(ミステリー小説)

③言語と文化を学びたい人は、ぜひ我が学部へ。魅力的な科目、魅力的な教授が君たちを待っています。

前川 裕 教授腕相撲の達人(だった)

①国際文化協力、平和学、国際関係研究1・2、実践社会調査法、実践国際協力、国際社会演習②国際協力、開発と環境、国際NGO、メコン河流域の地域研究

③10の事象を知ることも大切ですが、1 つの事象を見つめる10の視点を身につけることも大切です。

松本 悟 教授

答えより問いを大切に

①現代思想、文化情報の哲学、パフォーマンス・スタディーズ、認知科学、情報文化演習、倫理学Ⅰ・Ⅱ、人間存在論

②現象学的身体論、ケア文化論、生者と死者との共同体の構築をめぐる哲学的・倫理学的・宗教哲学的研究。

③「卑怯な振舞をしてはなりませぬ」「弱い者をいぢめてはなりませぬ」「戸外で物を食べてはなりませぬ」「ならぬことはならぬものです」(会津藩「什の掟」)

森村 修 教授

ならぬことはならぬものです

①日英翻訳論、世界の中の日本語、実践翻訳技法、英語コミュニケーション、英語アプリケーション、言語文化演習

②戦後から現代までの文学の名作を読んで、時代の最先端のテーマを幅広くバイリンガルに読解する。

③教授たちも学生たちも、日本語と外国語についてよく考えて、ことばの体験を大事にする学部です。

リービ 英雄 教授

古い日本語と新しい日本語

①メディア情報基礎、ネットワーク基礎、メディア情報応用、メディア表現法、情報文化演習など

②コンピュータ音楽、メディアアート、映像音響作品の制作、eポートフォリオなど、我々の知的活動や芸術的表現の手段、媒体としてのコンピュータやインターネットを取り上げ、諸問題を検討します。

③多彩な教授陣とユニークなカリキュラム。自分さがしのヒント、自己実現への手がかりが、ここにあるかも。

大嶋 良明 教授競技ダンスとロックと写真、現役です インターネットが大好きです

①地域協力・統合、国際文化情報学入門②政治学、政治思想(フランス)③主な関心:ことばや文化と政治の関係に興味がある。キーワード:移民、国籍、政治不信、グローバル化

大中 一彌 教授

よそを見てください

①SAスペイン語、スペイン語講読、ほか②スペイン語圏の文化と社会、スペイン語圏の現代文学

③異文化は足もとに転がっています。

大西 亮 教授「量」は必ず「質」に変わる!

①フランス語、表象文化演習②ソシュール言語学、映画研究、宮沢賢治研究、温泉文化研究

③人生に役立ついろいろな経験が積める学部です。

岡村 民夫 教授

関東無宿 東京流れ者

①世界の中の日本文学②日本現代文学を読み、実作的立場から研究し、日本語による言語表現の可能性を追求する。

③努力をすれば報われることがある。報われないことも。

川村 湊 教授アジア的混沌

①英語、英語圏の文化Ⅳ②アイルランド文学③学ぶことを一緒に楽しみたいです。

北 文美子 教授たくさんの古典を

①英語、言語文化概論、言語文化演習②比較文学・比較文化、日本文学研究史③知ることは楽しい。それをひとと分かち合うよろこびを大学で体験してください。

衣笠 正晃 教授SEIZE THE DAY

①ヒューマンインターフェイス論、仮想世界研究、こころの科学、情報文化演習

②日常生活を豊かにする人工物と情報空間のデザイン

③趣味も大切だが、没頭して勉強できる学問を見つけよう。それも一生の宝です。

甲 洋介 教授海に浮かび、情報空間の未来を考える

①ドイツ語圏の文化Ⅱ、翻訳と情報、ドイツ語アプリケーション、国際社会演習②文化の表出原理を、言語と言語以外のテクストについての理論的考察を通して解明する

③インターカルチュラリティは、新しい概念であり、多くの文化が共存するための重要な概念です。

熊田 泰章 教授

インターカルチュラリティ

①原子から宇宙までⅠ・Ⅱ、相対性理論と宇宙

②エネルギー論、サイエンスコミュニケーション

③大きく文化社会が変わるときです。

小池 康郎 教授科学は文化だ

①英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)、英語圏の文化Ⅷ(英語の歴史)

②英語学、音声学、言語学③ことばをないがしろにしない態度を身につけることは、とても重要です。ともに学び、成長していきましょう。

輿石 哲哉 教授AD ASTRA PER ASPERA

①スペイン語、スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ、言語文化演習

②文化人類学:ペルーの文化 最近はペルーの祭りに登場する様々な舞踏について調査・研究中

③自分の世界を広げたい人、4年間の学びの旅へ一緒に出かけましょう!

佐々木 直美 准教授

インカを探して

①宗教社会論Ⅱ、宗教と社会、ジェンダー論、国際社会演習②歴史学(アメリカ文化・思想史)、ジェンダー研究、帝国主義研究

③異なる文化や多様な価値観に自分を開いていこう!

佐々木 一惠 准教授

強く・明るく・たくましく

①ロシア語、ロシア語アプリケーション、ロシア・東欧の文化、言語文化演習、ロシアの文化と社会Ⅰ・Ⅱ②ロシアの文学、映画、芸術理論③結局、人は自分が望んだとおりの生き方をしてしまうようです。

佐藤 千登勢 准教授粛 と々

①ディジタル情報学概論、ゲーム構築論、情報アプリケーション、情報文化演習

②ユビキタスコンピューティング、ユーザーインターフェース

③人生は七転び八起き、くじけそうになった時も、あきらめずに頑張ればきっといいことがありますよ。

重定 如彦 教授国際文化一のフレッシュマン

①比較表象文化論、英語、表象文化演習②欧米における能の受容、および文学・演劇理論を適用した謡曲分析

③分かっていた筈の事がふと分からなくなる不思議な浮遊感を、大学で存分に味わってください。

竹内 晶子 教授

動十分心、動七分身

①ドイツ語、ドイツ語圏の文化I、映像と文学、表象文化演習

②ドイツ語圏文学、ドイツ語圏文化学・文化理論、日独文化交流史

③未来は皆さんの手の中にあります。皆さんの時代です、皆さんの人生がチャレンジに満ちた豊かな人生でありますように、応援しています!

林 志津江 教授何でもやってみようよ

①スペイン語、言語文化演習②スペインの文化的活動を原語資料を用いて幅広く研究する

③国際人、って何でしょうね?その具体的な姿がなんとなく見えてくる、そんな学部です。

田澤 耕 教授カタルーニャのことなら私に

① English CEA、言語文化演習、他②現代アメリカ文学、映像文化③世界を見る目、伝える力を共に養っていきましょう。

栩木 玲子 教授

ことばと映像は文化のかけ橋

①スポーツ総合演習、スポーツ科学Ⅰ・Ⅱ、スポーツメンタルトレーニング論、スポーツ学入門②スポーツ心理学③多くの人、物、事に接して自分を磨いてください。

中澤 史 教授

人生は選択の連続

①国家と民族、地域紛争とエスニシティ、他者イメージ論、国際社会演習、文化人類学Ⅰ・Ⅱ、文化人類学方法論

②文化の理論、ナショナリズム・エスニシティに関する理論、コロニアル・スタディ、開発と文化、インドネシア研究

③人種・民族・宗教紛争研究というゼミを行います。各授業で取り上げた問題をさらに深めます。

中島 成久 教授

文化の三角測量

①英語圏の文化Ⅵ、英語②19世紀以降のイギリスの小説と文化・社会

③皆さんにお目にかかれることを楽しみにしています。

中和 彩子 教授

折木奉太郎ファンです

18 Faculty of Intercultural Communication 2017 19Our Professors

Page 12: 17 0 2 2017 - SITE · 国際文化学部では、英語名Faculty of Intercultural Communication からも分かるとおり、異なる文化間の架け 橋となるようなコミュニケーションについて深く学びます。異

Q派遣留学制度、認定海外留学制度を利用した留学が可能です。国際文化学部では、留学を2年間までは修業年限として認めていますので、SA後、3年次で1年間の留学をしても、必要単位を満たしていれば4年間で卒業することができます。

SAのほかにもう1年留学したいのですが可能ですか?

Answer

Q英語だけでなく、全ての言語でSAに参加した3~4年生を対象とした「アプリケーション」という授業を開講しており、この科目は基本的に外国語のみで行われます。SAで習得した語学力の維持・向上を目指します。諸外国語にはさらに「上級アプリケーション」があり、英語には英語で専門的な内容を学ぶ専攻科目も置かれています。また、交換留学生を対象とした授業は全て英語で行われていますが、選抜試験に合格することで、学部の学生もこれらの授業を履修することができます。

英語で行われる授業はありますか?

Answer

Q国際文化学部の専任教員は「オフィスアワー」という学生のための時間帯を設けています。この時間には教員は研究室で学生の質問や個人的な相談にあたることになっています。また、学部窓口にはQ&Aシートが用意してあります。ここに書かれた意見、質問にはきちんと回答します。

授業などについてわからないことがある場合にはどうしたらよいですか?

Answer

学費 2017年度入学 授業について

SAプログラムについて

SA各種データ (2015年度実績)

奨学金 国際文化学部の奨学金制度

インフォメーションInformation

Q&AQuestions and Answers

アクセスAccess

注1.上記費用は、2015年度プログラム実績金額です。2016年度以降はSA先大学のプログラム変更、それに伴うプログラム費用の変更、為替の変動、航空運賃・保険料などの影響により、大幅に異なる場合があります。

注2.SA費用合計には、現地授業料、宿泊費、往復の渡航費、ビザの取得費用、海外旅行保険料などが含まれます。注3.SA先大学および滞在期間等は、さまざまな事情により予告なく変更になる場合があります。注4.SA先の国によっては、留学ビザ取得申請や入国審査のために、学生本人の留学中の経費支弁能力を証明する「残高証明書」を提出する必要があります。2015年度の実績では、    

イギリス100万円、アメリカ約80~225万円(大学により異なる)、フランス約70万円、スペイン約70万円、韓国約100万円が「残高証明書」の目安額となりました。注5.韓国外国語大学は2016年度から実施予定のため、概算金額を掲載しています。

注1.授業料は2回に分けて納入していただきます。   注2.この他に諸費用として20,000円程度かかります。   注3.SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。

1年次

2年次

3年次

4年次

SA奨学金

SJ奨学金

シェフィールド大学

リーズ大学

カリフォルニア大学デイヴィス校

ミシガン州立大学

ボストン大学(長期)

ボストン大学(夏期)

ヨーク大学

トレント大学

ブロック大学

モナシュ大学

ザンクトガレン大学

西部カトリック大学

サンクト・ペテルブルク国立大学

ペテルブルク国立交通工科大学

上海外国語大学

バルセロナ大学

韓国外国語大学

30

28

22

17

10

5

26

14

17

19

13

19

1

1

11

21

約4ヶ月半

約5ヶ月

約4ヶ月半

約4ヶ月

約3ヶ月半

約1ヶ月

約3ヶ月半

約3ヶ月半

約3ヶ月半

約4ヶ月半

約5ヶ月

約5ヶ月

約5ヶ月

約5ヶ月

約4ヶ月

約5ヶ月

約5ヶ月半

ホームステイ

学生寮

ホームステイ

学生寮(一部ホームステイを含む)

学生寮

ゲストハウス

ホームステイ または 学生寮

学生寮

ホームステイ

ホームステイ

フラット

ホームステイ

ホームステイ

学生寮

学生寮

学生寮・民間寮

学生寮

¥1,502,615

¥1,927,357

¥1,574,657

¥2,055,328

¥2,174,192

¥933,625

¥1,336,844

¥1,288,804

¥1,016,754

¥1,539,053

¥1,772,179

¥1,244,546

¥1,363,005

¥674,364

¥683,730

¥1,475,669

¥784,051

¥240,000

¥1,008,000

¥504,000

¥1,008,000

¥1,008,000

¥38,000

¥22,000

¥38,000

¥38,000

¥264,000

¥136,000

¥264,000

¥264,000

¥1,550,000

¥662,000

¥1,310,000

¥1,310,000

学年 入学金 授業料 実験実習料 教育充実費 合計

国名

イギリス

アメリカ

カナダ

オーストラリア

スイス(ドイツ語)

フランス

ロシア

中国

スペイン

韓国

大学名 参加人数 滞在期間 宿泊形態 SA費用合計

A SA参加者に、一律25万円を奨学金として支給します。B SA参加者のうち一定条件を満たし、選抜された者に上限60万円程度を奨学金として支給します。 (2013年度実績43名、2014年度実績66名、2015年度実績49名)

留学生入試経路で入学した、国際文化学部に在籍する留学生のSJへの参加に際し、10万円を限度に研修費、宿泊費、交通費を含むSJ諸費用の全部または一部を支給します。

CAMPUS

市ケ谷キャンパス〒102-8160東京都千代田区富士見2-17-1  Tel. 03-3264-9345

[JR線]●総武線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分[地下鉄]●都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分●東京メトロ有楽町線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ南北線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分

Q大学の授業時間は90分です。時間割も、必修科目等の一部の科目以外は自分で決めることになります。もちろん勉強の進め方にも様々な違いがありますが、心配はいりません。国際文化学部の1年生は全員、高校と大学の橋渡しを行う「チュートリアル」という科目を受講します。ここで、論文の書き方や図書館の利用の仕方など、大学での勉強の進め方を学ぶことができます。

高校の授業と大学の授業では、どのような違いがありますか?

Answer

Q 英語以外に外国語を学んだことがないのですが、諸外国語圏のSAに参加することは可能でしょうか?

諸外国語圏のSAに参加する学生の大半は、大学に入学してからSA先の外国語を学び始めています。SAに参加するまでに、現地で必要とされる語学力が身につくように授業が設けられていますので、心配しなくても大丈夫です。

Answer

Q諸外国語圏(英語圏以外)のSAを希望する場合には、入学した年の4月に決定します。英語圏のSAを希望する場合には、4月に英語圏に留学することが決定し、1年春学期の成績と7月もしくは8月に行うTOEIC®-IPの結果などをもとに、11月に英語圏のどの大学に留学するのかが決定します。

SA先はいつ決定しますか?

Answer

QSA費用は、学費とは別に法政大学にお支払いいただくことになります(寮費など一部現地払いもあります)。支払方法は、「一括払い」と「分割払い(2回払い)」を選択することができます。支払時期はいずれも2年次で、一括払いおよび分割払いの1回目が「7月」、分割払いの2回目が「12月」を予定しています。支払金額は、法政大学

SA費用の支払いについて教えてください

AnswerがSA先大学に海外送金したのち決定しますので、毎年6月頃のご案内になります。SA参加者を対象とする奨学金制度も用意されていますので、p.20の詳細をご確認ください。なお、SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収しません。

20 Faculty of Intercultural Communication 2017 21Information


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