敬愛 三中生に身に付けさせたい力
校長 高岡 麻美
9月は、陰暦で長月とも言います。語源として、夜がだんだん長くなるから「夜長月」、雨が
多く降る時季だから「長雨月」等様々な説があるようです。1か月前の猛暑が嘘のように、秋の
訪れがひそやかにやってきました。
<校内研修会から>
7月末の校内研修会で、私たちは、「府中三中生に身に付けさせたい
力」について全教員で改めて考えてみました。三中生の良いところや課
題と考えられることを日ごろの子どもの様子や様々なデータから分析
し、学年や教科を越えて、活発に議論しました。
その結果、様々な意見が出ました。「当たり前のことを当たり前にで
きるようになって欲しい」「人を思いやる心や公共心が育ってほしい」「忍耐力や継続する力を身
に付けてほしい」等々。中には「失敗する勇気をもってほしい。そのためには、大人があまり指
示せず、我慢することも必要ではないか」とか「成功体験を積み上げることで自己肯定感を育
つ。そのことが個を確立することにつながるのではないか」などの声も出ました。また「府中か
ら世界に飛び立ってほしい。そのためには、自信をもつ。異文化を認める。それは、『自他の敬
愛』につながるのではないか」という校訓に結びつく考えも出ました。
これらは、日ごろ子どもたちとともに過ごし、時に悩み、喜び、指導について語り合ってい
る教員だからこそ出た数多くの意見でもあると思います。限られた時間ではありましたが、同じ
方向性で子どもたちを見ていく一つの機会として、大変中身の濃い有意義な時間を過ごすことが
できました。
<主体的に学び、自分の考えをもつことで、個を確立させる>
まとめとして「三中生に身に付けさせたい力」を、「主体的に学び、自分の考えをもち、個を
確立する力の育成」としました。「学習において、主体的に考え、自分の考えをもつ」「集団の中
で自分の力を存分に発揮し、自分自身を高めようとする」ことを目標に、今後も全生徒に指導し
ていきたいと思います。
8月末の校内研修会では、このテーマに沿って模擬授業も行
い、2学期からの授業改善につなげる手立てとしました。
また、三中生の良さを伸ばす教育活動は、当然私たち教員だ
けでなしうるものではありません。子どもを真ん中にして、保
護者・地域の皆様とともにこれからも深く連携してまいりたい
と思います。
2学期もどうぞよろしくお願いいたします。
府中市立府中第三中学校 学校だより ≪第 5 号≫平成 30 年 9 月 25 日
ホームページ http://www.fuchu03c.fuchu-tokyo.ed.jp/
校長 高岡 麻美
〒183-0027 府中市本町 4-16
☎ 042-361-9303
陶芸教室 7月30日実施
奥田 りいな教諭の指導の下、地域小
学校の親子33組が参加しました。三中
の美術室で製作し、約1時間半で、見事
な作品が出来上がりました。その後、素
焼き、上釉を塗った本焼きを窯で焼き上
げて完成。8月23日に参加者の手元へ
届きました。
水泳教室 7月30日、8月1、
2日の 3 日間のべ75
人が夏季水泳教室に参
加しました。また、3年伊藤琴羽さん
が、第58回全国中学校水泳競技大会
(女子 200mバタフライ)出場、全国
JOC ジュニアオリンピック夏季競技大
会女子 200mバタフライで第6位入賞し
ました。東京都中学校
選手権水泳競技大会で
も第4位入賞でした。
おめでとうございます。
部活動 がんばりました!
テニス部 8月16日
東京都ジュニアチャンピオンシップ
女子の部 A チーム 第3位
清水愛凜さん、竹内まゆかさん
渡邊優奈さん、飯嶋小夏さん
吹奏楽部 8月6日
第58回東京都中学校吹奏楽コンクール
銀賞
剣道部 8月20日
第38回第9ブロック中学校夏季
剣道研修大会 女子団体戦 第2位
教員の校内研修 先生たちも、子どもたちに負けない
ように、7月20日、23日、8月
28日の3日間、授業改善や特別支
援教育について研修をしました。
三中の
夏
親子早朝徒歩ラリー
7月 21 日(土)、青少年対策第三地区委員会主催で行われました。「さわやかな朝 風
の音を聞きながらあるきませんか」のお誘いに、三中生 43 名を含む 203 名が参加し
ました。三中校庭を出発,下河原緑道を通って多摩川土手、是政橋東グランドで、スイカ割
をし、さわやかな夏休みのスタートでした。
修学旅行 9月6日(木)~9月8日(土)
3年生は京都・奈良方面に修学旅行にいきました。
1日目は、京都をバスでクラス別行動でした。
A 組:平等院・二条城・北野天満宮
B 組:北野天満宮・金閣・龍安寺・天龍寺
C 組:伏見稲荷大社・平等院・北野天満宮
D 組:上林三ツ星園(抹茶体験)・平等院・北野天満宮
E 組:伏見稲荷大社・銀閣・金閣
F 組:伏見稲荷大社・万福寺・平等院
最後に、妙心寺に集合して、座禅体験をしました。
2日目は、京都を36班に分かれて班行動をしました。
夜は、宿舎の聖護院御殿荘で京漆器絵付け体験をしました。
3日目は、大仏のある奈良公園を班行動で見学しました。
帰りは新幹線で東京駅に着いた後、中央線・南武線を
乗り継いで、分倍河原で解散しました。
事後学習で、まとめの班新聞を作成します。京漆器の
絵付け体験の作品と新聞は学習発表会に展示します。
ホームページをリニューアルしました
ぜひともご覧ください。http://www.fuchu03c.fuchu-tokyo.ed.jp/
「学問に王道なし」 主任教諭 池田貴子
「先生、勉強って何のためにするの?」と聞かれた経験は数え切れないくらいある。確かに
これは、学んでいる学生にとって永遠のテーマだと思う。「勉強のしかたがわからないんです。」
「英単語がなかなか覚えられないんです。」これもよく言われる。もちろん、かつて自分が中
学生だった頃にも同じように感じていた。 定期考査の度に、こうやってみよう、ああやって
みよう、と試行錯誤を重ね、 「この教科にはこの勉強のしかた」というのがだんだんと固ま
っていったように思う。しかし、いろいろやってみるけれど、勉強に行き詰まってしまった時
期もあった。
「どうやったら楽に勉強ができるようになるんでしょうか。」担任の先生に聞いてみた。返
ってきた言葉は一言、「学問に王道なし!」
これは古代ギリシャの数学者ユークリッドの言葉で、「学問には簡単に習得できる近道とい
うものはない。」という意味だそうだ。楽して勉強ができるようになろうとした自分が恥ずか
しくなった。要領よく学ぶことは大切だし、教科によっては、当然覚えておかなくてはいけな
いこともある。しかし、暗記に頼っていたツケは、「応用問題になると苦手」なところにしっ
かりと表れてしまっていた。簡単に覚えられたときほど、身についたつもりになっていただけ
で、真に理解したとは言えなかったのだと思う。
勉強でもスポーツでも楽器でも、急にできるようにはならない。「地道な努力」を重ねてこ
そ身につく。年齢を重ねても、この「学問に王道なし」という
言葉は真実だと感じている。
道 徳 の 窓
NO4
部活動表彰 おめでとうございます!
サッカー部 第42回府中市少年サッカー大会 中学生の部 優勝
テニス部 第61回府中市民体育大会 秋季大会 庭球競技
少年の部 中学生男子シングルス 澤井智紀くん 第3位