TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2010
■ 研究の動機
普段目にしているカビについてどのような環境に強く、
増殖して、 どのような環境に弱く、減少するのかを調べて、
カビの性質を知りたいと思ったから。そして、その性質から
悪いカビに対する対抗策ができれば良いなと感じたから。
■ 研究の方法
カビの中でも代表的な風呂場、押入れ、壁などに生息
するスズカビ、空中に多く、食品、建物、衣類などにも生息
するクロカビ、風呂場、キッチンに生息するオーレオバシ
ディウム、野菜、果実、パンなどを腐らすアオカビ、野菜の
腐敗の代表的なアカカビ、目に見えないほどの大きさのト
リボスコロンなどの中からできるだけ多くの種類のカビを、
弱酸性、強酸性、弱塩基性、強塩基性、の溶液に漬けて
繁殖するかしないかを調べて、そこからカビの性質を調べ
ていく。 ●乾燥した環境でも生えるカビ群 ・ユーロチウム ・アスペルギウム ・ペニシリウム
●湿った環境に多いカビ群 ・クラドスポリウム ・アルテルナリア
●最も湿った環境に多いカビ群 ・リゾプス ・ムコール ・トリコルデルマ ・ケトミウム ・フザリウム ・オーレオバシデウム
●身の回りのカビの種類 (風呂場) ・クラドスポリウム
・レジネ ・オーレオバシデウム ・プルランス (新築マンションの青畳のカビ) ・ペニシリウム ・フレクエンタンス (湿った畳) ・ケトミウム ・グロボーサム
■ 研究の結果
まだカビを液体に漬けている段階で、カビが繁殖する
かしないかすら分かっていない。時間のかかる実験なの
で、がんばってやっていきたい。
■ 今後の課題
まだ増殖するかしないかの段階だが、カビの増殖が多
い方を中心に調べていきたい。時間があれば、市販のカ
ビ取り洗剤などの、カビへの影響を調べたいと思う。
生物
カビの成長に対する酸性・アルカリ性の影響
代表発表者 �� ���� ���� 所 属 茨城県立日立第一高等学校 二年次 問合せ先 〒317-0063 茨城県日立市若葉町 3-15-1 TEL: 0294-22-6488, FAX: 0294-21-4490 [email protected]
■ キーワード: (1) 塩基性 (2) 酸性 (3) カビ
高P-35
-156-