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神奈川県
ISO14001 研修会
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ISO14001 ISO14001 研修会研修会
代表取締役社長 堀籠 利典TEL:03-3814-6001、FAX:03-3814-6002e-mail:[email protected] page:http://www.emtc.co.jp
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(株)イ-・エム・テック
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目 次
1.組織活動の目的
2.環境の変化
3.これからの社会
4.ISO14001が求めているもの5.方針管理による全体管理
6.環境内部監査による部門への徹底
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1. 組織活動の目的
• 事業活動の永続的継続
• 社会、自然と調和した事業活動 CSR(企業の社会的責任)
・ 地球環境対応の持続可能な経営
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私達は何のために働くか
• 家族のため
• 自分のため マズローの5段階説 生理、安全、社会、自我、自己実現
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2. 環境の変化
①長期的
●温暖期、氷河期
②短期的
●急速な地球温暖化
・無計画な工業化 → エネルギー消費
・化石燃料の消費 → 温暖化ガス
・人口増加 食料不足 → 森林破壊
環境汚染
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最近の環境影響問題
• 天然資源の枯渇 ・オゾン層破壊• 地球温暖化 ・酸性雨• 野生動物種の減少 ・砂漠化• 海洋汚染 ・熱帯林の減少• 有害廃棄物の越境移動• 環境ホルモン
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最近の事故事例
• 工場の火災• 有害物質の流出 ↓
• 地道なプロセスの管理の欠如• 重大な環境への影響
• そうならないように、運用管理、内部監査を徹底する。
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3.これからの社会(その1)
・循環型社会形成への提唱
・地球的責任経営の時代
再生可能な資源・エネルギーへの転換
化石燃料使用の時代の終焉
・再生可能:
太陽エネルギー及びそれとのやりとり
(森林、バイオ等)
風力、潮力 等
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循環型環境マネジメントシステムのコンセプト循環型環境マネジメントシステムのコンセプト・廃棄物の発生抑制 ・製品中の有害物質の削減・製品中の有害物質含有量・再生資源使用量などの表示
(出典) 「中央環境審議会答申」(平成9年11月)より引用
跡地管理
・廃止基準、跡地管理 基準の明確化・跡地管理に関わる 法制度のあり方も 含めた検討
上流への要請の 明確化
最終処分
・最終処分基準 などの強化
・有害物質の環境保全上 適切な回収・再利用 ・再生関連施設の環境 対策の徹底
再資源化処理
再 生
製 造
原料採取
目標の明確化情報提供市場の活用
流通・販売
・製品に関する 情報の伝達・引き取り回収 システム確立
使 用
収集・輸送
・回収ルートの制度化・再生品の利用拡大・ 分別排出・製品の長期使用
図1.2 循環型環境マネジメントシステムのコンセプト
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これからの社会(2)
• 環境市場経済へ ノンフロン冷蔵庫、エコカー等
・環境負荷軽減経済へ
機能を売って、物を売らない
物は、回収し、再使用、リサイクル
・子孫に残したいもの
快適な生活環境
再生可能、持続可能な地球
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4.ISO14001の求めているもの
• 体系的なアプローチと環境マネジメントシステム(EMS)の継続的改善よる、健全な環境パフォーマンスの達成 (ISO14004 序文)
• 健全な環境パフォーマンスを達成し、実証する。審査登録の目的、自己宣言の目的のために客観的に監査しうる要求事項
(ISO14001 序文)・ ボランタリーな活動、自分たちのできるところから実行
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・品質マネジメント・システム 品質マニュアル,文書,記録
・経営者の責任 品質方針,目標の展開 マネジメント・レビュー
・資源の運用管理・製品実現 顧客要求~引渡し後の活動
・測定,分析及び改善 監視,監査,分析,改善
ISO9001:2000ISO9001:2000 ISO14001:1996ISO14001:1996
・環境マネジメント・システム ・環境方針・計画 環境側面,目的及び目標
・実施及び運用 体制・責任,文書,運用 緊急事態対応
・点検及び是正処置 監視,是正・予防処置,監査
・経営者による見直し
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5.方針管理による全体の管理
(1)方針管理と日常管理
(2)実施計画
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(1)方針管理と日常管理(1)方針管理と日常管理
業務 改善活動改善活動 維持活動維持活動
管理 方針管理方針管理 日常管理日常管理
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(2)実施計画(2)実施計画
何を、いつまでに、誰が
年度計画書と月次計画書
重点指向で計画
管理項目、管理値の設定
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前年度方針
前年度施策
実施結果
反省点
方針展開フォーマット例方針展開フォーマット例
今年度方針 重点施策
部門長方針 重点施策
実施計画(項目,責任者,スケジュール,進捗確認法等)
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6.環境内部監査による部門への徹底
(1)環境内部監査の目的
(2)環境内部監査・改善の目標
(3)環境内部監査の視点
(4)問題点への対応
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(1)環境内部監査の目的
• マネジメントシステムの完成度向上• マネジメントシステムの遵守度向上• マネジメントシステムの改善度向上
ISO14001認証取得後の環境内部監査の目的は改善を進めることに尽きる。
訓練を繰り返すことにより、問題を感じる感性(プロブレム・センシティビティ)を向上させ、実効ある内部監査にする。
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(2)環境内部監査・改善の目標
• 業務の効率化• 環境負荷低減 エネルギー、廃棄物、化学物質
・ 環境に優しい活動の推進
↓
・経営指標の改善
・生活環境の維持・改善
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(3)環境内部監査の視点(その1)
①関連法規制は確実に守られているか
・各部門は遵守すべき事項を理解しているか
・付帯設備・生産設備の運転状況は適切か
・敷地境界での管理すべきことは守られている
か
②廃棄物は減少しているか(廃棄物は経営上の損失である)
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環境内部監査の視点(その2)
③各業務は計画どおり遂行されているか
・生産は計画どおり行われているか
・不良品は発生していないか
④監視あるいは日常の測定値に、異常また はいつもと違うことが発生していないか
統計的手法の活用による異常の早期 発見
(グラフ、管理図、チェックシート等)
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環境内部監査の視点(その3)
⑤環境マネジメントプログラム、方針展開の 実施状況で未達成の項目はないか
⑥結果の記録を時系列でみる
・改善は進んでいるか
(ムリ、ムラ、ムダの排除)
・異常値を見落としていないか
・1年前に比べて何が改善されているか
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(4)問題点への対応
予算管理の差異分析と同じで、コストパフォーマンスの改善を図る視点でみる
① 日々のデータの監視
② 原因(工程)の絞り込み
③ 原因の追求
④ 是正・予防処置
⑤ 改善の効果
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①日々のデータの監視
• グラフ• 管理図• チェックシート• 作業者の感性
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②原因(工程)の絞り込み
・ 統計的手法の活用
(ヒストグラム、パレート図等)
・ なぜなぜ5回(真の原因に近くなるように)
・ 三現主義(現場、現物、現実的)
・ 層別(人別、場所別、機械別、日別等)
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システムへのインプット
高等学校のマネジメントシステムをプロセス(手順)で現し、分析して、課題を見出す
高等学校のマネジメントシステムをプロセス(手順)で現し、分析して、課題を見出す
週指導案作成する
授業カリキュラムを作成する
時間割表を作成する
高等学校指導要綱
教科書を選定する
担任・専科を決定する
教職員を準備する
システムからのアウトプット
システムからのアウトプット
再履修
入試問題を作成する
試験問題を作成する
願書を出す
審査する
入学試験を受ける
合格者を発表する
公募する
募集要項を定める
グリーンエンジニアグリーンエンジニアを育成するを育成する
採点・評価する
1年生の授業を受ける
終了試験・評価する
2、3年生 ・・
再チャレンジ
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③原因の追求
・ なぜなぜ5回
・ 統計的手法の活用
(特性要因図等)
・ 過去の事故事例
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④是正・予防処置
・是正処置とは、
発見された不適合の原因を除去して
再発防止を図ることである
・予防処置とは
起こりうる不適合の原因を除去して
未然防止を図ることである
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是正処置要求書
• 不適合内容 発見された事実
対応する基準
結論
• 不適合の原因(真因の追求) QC手法
なぜなぜ5回
仕組み(プロセス)の欠陥
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是正処置
• 仕事の手順の変更• 部品、材料の変更• 機械、治工具の使用、改善• 再教育・訓練
「注意を喚起した」は是正処置にあたらない
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⑤改善の効果
a) 業務効率の向上(売上高、利益等)
b) 環境パフォーマンスの改善
(廃棄物減少、エネルギー使用量の減少
水資源等資源の使用量の減少、
法規制値遵守状況の改善等)
c) 環境に優しい製品、活動の活性化
(グリーン購入促進、植林促進、
環境に優しい製品開発の活発化等)