Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (1/13)
Multi Dimensional Acquisition (多次元データ取得) Multi Dimensional Acquisitionを用いることで次にあげる最大 6次元の情報を任意に組み合わせ、画像取得を容易に行うことができます。
※フィルターホイール・Z 軸モータ・XY ステージなどの制御をするためには、それぞれの機器用のデバイスドライバが必要です。
• CCDチップによる 2次元情報(X・Y) • フォーカス面情報(Z) • 波長情報(λ) • 時間情報(T) • ステージポジション情報(P)
1次元 4次元
2次元 5次元
3次元 6次元
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (2/13)
ダイアログ内の各ボタンの説明
(Snap) Wavelengthsタブで設定されているイルミネーション・露光時間・自動露光有無・オートフォーカス有無に基づいて画像を 1枚スナップ撮影します なお取得画像は、自動的には保存されません
Snap, Acquire を用いた画像取得時のビニング(Binning)の設定を行います。
(Live) Wavelengths設定を使用してライブ画像表示を開始します。再度クリックしますとライブ画像表示を停止します
ライブ画像取得時のビニング(Binning)の設定を行います。
(Full Chip) 使用している CCDカメラの全画素を用いて画像取得します
(Center quadrant) 使用している CCD カメラの中央部(全体の 1/4 画素)のみを用いて画像取得します
(Active Region) Snap ボタンで取得した画像に興味領域ツールでエリアを作成し、そのエリアを用いて画像取得します
(Preview) プレビューを実行します
データ取得を開始します
次のタブへ進みます。
前のタブへ戻ります。
Multi Dimensional Acquisitionダイアログボックスを閉じます
データ取得設定に関する情報を表示します
データ取得設定を条件ファイルとして保存します
保存済条件ファイルを読み出します
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Multi Dimensional Acquisitionの設定の流れ
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Timelapse(t):タイムラプス
Stage(p):多点撮影
Wavelengths(λ):多波長
Z Series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 3
手順 4
手順 5
手順 6
Yes
Yes
Yes
Yes
手順 1
手順 2
手順 7
手順 8
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (4/13)
Main:取得データの設定(t,p,λ,z)
取得次元データ項目一覧に対して、必要な項目にチェックを入れることで、それぞれの次元項目のタブが表示され、設定を行う事ができるようになります。 上記画面では Timelapse・・・タイムラプス撮影 Multiple Stage Positions・・・多点撮影 Multiple Wavelengths・・・多波長撮影 Z Series・・・Z軸スキャン撮影 以上の組合せでの多次元データ取得設定をとなります 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Timelapse(t):タイムラプス
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 1
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (5/13)
Saving:データ保存設定 Select Directoryのボタンで保存先を指定し、Base Name欄に保存名を設定します。 Increment base name if file exitsにチェックが入っていると、以後のデータ取得には Base name+n(Incrementな数値) という形式で保存が行われます *注意 多次元データの保存先(Select Directory)には C:¥***¥***¥デスクトップ¥新しいフォルダ の様に日本語フォントが使用されているディレクトリには指定しないでください。保存は行えますが、保存したデータをレビューする”Review Multidimensional Data”で読み取る事が出来ない為です 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Timelapse(t):タイムラプス
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 2
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (6/13)
Timelapse(t):タイムラプスの設定 ①Experiment Lengthボックス内の Number of time pointsに何ポイン ト画像取得を行うかを設定します “0”と入力した場合は、オペレータが 実験を終了させるまでデータ取得を続けます。 ②タイムラプス実行時の画像間インターバル時間を Time Intervalで設 定します なお、インターバル時間が短すぎた場合は、警告メッセージ が表示されます ③Duration(実験総時間)は、上記設定に基づき自動計算されます。 Durationに数値を入力することも可能です。その場合は Number of time pointが変更されます。 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 3 ①
②
③
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (7/13)
Stage(s):多点撮影の設定 ①目視あるいはライブ画像を表示( をクリック)させながら電動 XYス テージ付属のジョイスティックを用いて登録したいステージポジション を探します。 ②位置が決まりましたら Position Label欄に適当な名称をつけ、 ボタン または F11キーを 押します。この操作を登録したいステージポジション 数回、繰り返し行います。 Offset Z for travel to this positionにチェックを入れてポジション登録す ることで、 このポジションに移動する際、Z travel offset欄で指定したス テージ量だけあらかじめ 対物レンズを退避させた後にステージ移動を行 います。この機能は、正立顕微鏡でWELLプレートを使用する場合など に大変有効です。 ③登録されたポジションを選択し、 を押すと、その位置に ステージが移動します。 各ボタンの説明 ・ 現在のステージポジション位置を Positions:リストの最後に追加し ます。追加時すでに同名のステージラベルが存在する場合はメッセー ジボックスが表示されるので、上書きしてよければはい(Y)をクリッ クします。 ・ Positions:欄のハイライトされているポジションのあとに現在のステ ージポジション位置を追加します。 ・ Positions:欄リストより不要なステージポジションを削除します。 ・ Positions:欄のハイライトしたポジションを上方に移動します Positions:欄のハイライトしたポジションを下方に移動します。 ④この項目にチェックを入れると、各ポジションごとに異なる撮影条件を設 定することが可能です(次項参照) 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 4
②
③④
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (8/13)
Stage(s):各ポジションごとに異なる撮影条件を設定する ①設定を変更したいポジション及び波長名のセルをクリックします ②Parameters より、露光時間、ゲイン、使用する対物レンズや Journal 等 の項目をチェックボックス選択後、各数値等を入力し、Apply ボタンを押 すことで、そのポジションの撮影において、本設定を有効にします *入力されたパラ―メータが見にくい場合はポジションセルを伸縮する ことで見やすく表示することができます ③入力したパラメータを取り消す場合はチェックボックスからチェックを 外し、再び Apply ボタンを押してください
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 4’
①
②
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (9/13)
Wavelengths(λ):多波長撮影の設定 Wavelengths(λ):多波長撮影の設定 ①Wavelengthsのタブより、取得したい波長の数を入力します。入力数分だ けW1、W2・・・と各波長での露光時間等の設定を行うタブが追加されます ②W1,W2・・・のタブをクリックし、Illuminationのリストから撮影に使用す る波長設定を選択します。 ③Exposureに選択した波長設定における露光時間を入力します。 ④Auto Expose欄で自動露光に関する設定を行います。蛍光およびタイムラ プス撮影時は Neverを選択してください。 ⑤現在の波長設定において、タイムラプス撮影の設定を行います。 毎ポイント撮影、最初だけ撮影、最初と最後だけ撮影、n回毎に撮影とい った設定が行えます(*タイムラプス撮影との併用時のみ) ⑥Auto Focus欄でオートフォーカスに関する設定を行います。 Z軸スキャンとの同時組合せ及び、Zフォーカスモータが装着されていな い場合は選択することが出来ません ⑦現在の波長設定において、Z軸スキャンを行うか否かの設定が行えます。 チェックが入っているとこの波長設定において Z軸スキャンを行います (*Z軸スキャンとの併用時のみ) 以上の操作を取得波長設定ごとに行います。 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 5
①
②
③
④⑤
⑥⑦
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (10/13)
Z Series(z):Z軸スキャンの設定 ①Z軸スキャンを行う際の基準面を確認します。ライブ画像を表示( を クリック)させながらサンプルの焦点が合った場所を探します。 ②データ取得中に使用しているシャッターを解放したままにしておきたい 場合は、Keep shutter open between stepsにチェックを入れます。(デー タ取得速度は向上されますが、サンプルへのダメージが大きくなります) *Mulitiple Wavelengthsと併用時のみ、以下のメニューが追加されます Ⅰ.Zステップ毎に波長を切り替え撮影します。同じ Zプレーン上で波 長間のタイムラグが小さくなります。 Ⅱ.1setの Z軸スキャン毎に波長を切り替えて撮影します。Ⅰと比べ、撮 影全体の速度が速くなります。
③Settings for acquisition series欄のRange Around Currentにチェックを 入れます。 ④Rangeにスキャン幅(um)を入力します。 Rangeに入力すると自動的に Number of Stepsを計算します。逆に Number of Stepsを指定すると自動的に Rangeを計算します。 ⑤Range Around Currentのチェックを外すと有効になります。 Set Top To Current、Set Bottom To Currentボタンが有効になりますの でライブ画像を表示( をクリック)させながら、スキャンを行う上限 位置(Top)ならびに下限位置(Bottom)でそれぞれのボタンを押し、レンジ 設定します。 ⑥Step Sizeに Z軸の撮影ステップサイズを入力します ⑦Number of Stepsに撮影枚数を入力します。 *Range Around Currentで撮影の場合は、撮影枚数は奇数にして下さい 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
②③ ④
⑤
⑥⑦
ⅠⅡ
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 6
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (11/13)
Display:データ表示の設定 Image display settingsボックスで取得画像表示設定を行います。 ・Default: 標準的な設定で画像表示を行う。 ・Minimize Images during acquisition: 画像取得中に画像を表示しない。 ・Custom: Preview をクリックしますとプレビューウィンドウが表示され、 表示画像の倍率・スケール調整ならびに表示位置を調整できます。 調整が終わりましたら Startをクリックしますと画像取得を開始します。 なおこのダイアログボックス内の Liveをクリックしますとライブ画像を 表示できますので、 実験開始前にフォーカスの再調整やサンプルの位置 確認を行うことができます。 Cancelをクリックしますと画像取得をキャンセルします。 ※Customを選択した場合は、そのまま画像取得を開始します。Default, Minimize Images during acquisitionの場合は、次の Summaryタブで確 認または Acquireをクリックして画像取得開始します。 設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確認
手順 7
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (12/13)
Summary:設定の総合確認
Summaryタブで画像取得全体の設定を確認します。 プリンタを接続している場合は、 ボタンを押す事で、現在の設定の一覧を印刷する事が可能です。 Acquireをクリックしますと画像取得を開始します。
Timelapse(t):タイムラプス
Main:取得データ設定(t,p,λ,z)
Saving:データ保存設定
Wavelengths(λ):多波長
Stage(p):多点撮影
Z series(z):Z軸スキャン
Display:データ表示設定
Summary:設定の総合確
手順 8
Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (13/13)
画像取得が開始されると下記左のダイアログボックスが表示され現在の状態が表されます。 Escキーを押しますと途中で画像取得を中止することができます。 インターバル時間中に Pause をクリックしますと下記右ダイアログボックスが表示されますので、ここでインターバル時間の変更や各波長におけるライブ画像(Liveをクリック)の表示が行えます。
また、多点撮影の場合は Stageダイアログが表示されます。
Positionで登録した任意のポジションを選択し、Go toボタンでそのポジションに移動します。
Liveを表示し、ジョイスティック、フォーカスハンドルで微調整を行い、Set to currentボタンを押すことでそのポジションが調整した XYZポジションへ上書きすることができます。
タイムラプス中に標本が動くなどしてズレが起きた場合に再調整を行うのに非常に便利です。 また、Enabledのチェックを外すとそのポジションは再びチェックを入れるまで撮影を行いません。 タイムラプスの途中でそのポジションの撮影が必要無くなった場合にご利用ください Resumeをクリックしますと画像取得を再開します。
Cancelをクリックしますと途中で画像取得を中止することができます。 *注意: Pause中もインターバルタイムのカウントダウンは続いています。インターバルに余裕が無 い場合、Resume解除直後に撮影がされることがありますが、この場合、設定したインター バルタイムをオーバーしていますので、ご注意ください
・撮影中の操作について