Trigger~The begininng~
建築設計デザインコース2班
リーダー 白井 倭人
サブリーダー 沼田 聖弥
書記 栗﨑 未羽
発表 成田 柊斗
Trigger ~The beginning~
CONCEPT
7883091592 98745 96726 103665 108550 112164 118290 113333
19953 21815 2204931925 37081 43179 47319 50243 46637
020000400006000080000
100000120000140000
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
利用者数︵日︶ 年
1日の利用者数
成田空港 羽田空港
左にある 1日の利用者数のグラフを見てみると成田空港は 1.5 倍、羽田空港は 2.5 倍利用者数が増えているのが見受けられる。
羽田空港 成田空港 茨城空港 静岡空港
この茨城空港の問題について茨城県の方針を調査したところ、県の方針として公共交通機関の発達を望んでいること、周辺地域の開発も視野に入れていることから空港の今後の方針と茨城県今後の方針が一致していることに気づきました。また県の方ではつくばエクスプレスを茨城空港の方まで延伸する計画が上がっていました。現在の計画の状況としては延伸するルートが大体の位置が決まった状況です。
私達の身近にある空港として羽田空港、成田空港、茨城空港、静岡空港があり、これらの空港の中でも羽田空港、成田空港の2つが主として利用されています。この2つの空港は年々利用者数が増加傾向にあり、空港の規模を拡大しないといけない状況にあります。
しかし、この2つの空港は、現状便数を増やすことが難しいため規模の拡大が困難な状況にあります。そこで、この問題を解決するために地方空港である茨城空港をセカンダリー空港として規模を拡大する計画が上げられていました。私たちはこの計画に着目し、この計画で、なぜ静岡空港ではなく茨城空港を拡大しようとしているのか、茨城空港の状況、茨城県の方針について調査することにしました。なぜ茨城空港になった理由について調査したところ、静岡空港は、これ以上公共交通機関の利便性を上げることが困難などの理由により静岡空港より茨城空港の方が良いとされています。
また、調査を進めている中で日本国内の空港の多くは、空港付近に駅があることが分かりました。現在の茨城空港を見てみると空港の近くに駅はなく、利用者はバスやタクシー、自家用車で行く手段がありますが、バスは行き先が少ないため、使う人が限られてくること、タクシーは利用者の行く場所として水戸やつくばなどの行き先が多くバスのルートと被ってしまっているため、タクシーを使うよりバスの方が料金的面で安いため使う人がほとんどいない状況です。そのため、茨城空港の利用者の大多数は自家用車を利用している状況にあります。
第3駐車場 第1第2駐車場
茨城空港は、羽田空港や成田空港に比べて利用者は少ないですが、茨城空港の利用者数は年々、増加傾向にあり、また北関東地域における『空の玄関』として健闘し始めています。しかし、利用者が増加している一方で多くの利用者から「空港までのアクセスが悪い」「利便性が悪い」 などの不満の声も多く上がっていることが分かりました。茨城空港の今後の更なる発展を望むためにはこの問題の解決が必要不可欠であると考えました。
仙台空港駅 大阪空港駅
ルートしては色々と候補が上がっていますが、有力なものとしては、つくば駅から石岡駅の方へ向かって、そこから茨城空港へと向かうルートが良いとされています。
私たちは、この茨城空港の問題を解決をするために、この延伸計画をもとにアクセス性に優れた駅を計画し、さらに駅内部に商業的機能などの他、茨城の魅力を伝えることのできる空間を計画します。この駅によって茨城空港の新たなシンボルとなり、利用者が増え空港がにぎわう茨城空港と駅が合わさることで「茨城の新たな玄関口」として発展していくきっかけになってほしいという思いを込めて、テーマを『 Trigger 』サブテーマを『 The beginning 』とし茨城の魅力を伝えることのできる駅を提案します。
有力な延伸ルート
小美玉市
茨城県
N
茨城空港は茨城県小美玉市に位置しており、茨城空港という名称は百里飛行場の別名であり自衛隊が管理する飛行場でしたが2010年に民間共用化され茨城空港としての営業を開始しました現在は国内4か所、海外3か所の定期路線が就航していて、茨城の空の玄関口となっています。
茨城空港
茨城空港周辺地図
Trigger ~The beginning~
私たちが計画する敷地は、小美玉市与沢にある茨城空港前にある第1、第2駐車場及びバス停留所などを含む約 7008.81 ㎡です。 外観のデザインは、この駅が茨城のさらなる発展の始まり、新たな船出という意味も込めて、茨城が発祥といわれている霞ケ浦の「帆曳船」をイメージして計画しました。 さらに、茨城空港に隣接しているため海外からの利用者と県内外からの利用者がこの施設で茨城の魅力について触れ、知ることのできる場所にしたいと考えます。内部の計画として、利用者が迷うことのないよう動線はあまり複雑なものにはせずに直線的で単純なものとする事により利用しやすい駅となるようにします。
PLAN ≪概要≫使用用途 駅構造 混構造(鉄骨造、鉄骨 鉄筋コンクリート造)階数 4階
≪面積表≫敷地面積 372000 ㎡床面積 7713.35 ㎡建築面積 7708.81 ㎡容積率 2.07 %建ぺい率 1.88 %
茨城空港
Trigger ~The beginning~
東立面図
西立面図
南立面図
北立面図0 10 20 30
Trigger ~The beginning~
ピロティ
茨城空港の駐車場は利用率がとても高く第1駐車場は基本常にほぼ満車となって
います。そのため駐車場を活かしたままにするためピロティ空間としました。
G L 面からスラブ下端までの高さを5mにすることにより、利用されていく上で
行われる道路の修繕にも対応できるようにしています。
1F PLAN
ピロティ
現在の茨城空港前駐車場 計画後の茨城空港前駐車場
Trigger ~The beginning~
多目的広場茨城の特産物を展示するイベントなどいろいろなイベントを開催できる空間となっており茨城空港の2階と繋がっています。そのため、茨城空港を利用する人々の通り道となるので空き時間に少しでも触れることのできるようにこの場所に配置しました。デッキ子供たちの遊び場や外に触れる空間となっておりベンチで本を読んだり景色を眺めたりすることができるようにしました。フードコート茨城の名産品が食べることのできる店舗の設置、茨城空港のフードコートの規模が小さいということがあり計画しました。また、食事をしながら外を眺められるようにガラス張りにしました。商業空間空港利用者の声の中に、空港には待ち時間にすることがなく時間を持て余してしまうというものがありました。
2F PLAN
フードコート
カフェから見る(イベント)茨城空港側から見る(イベント)
多目的広場4
1.多目的広場2.商業空間3.フードコート4.デッキ
商業空間
1
2
3
デッキ
Trigger ~The beginning~
1
2
カフェカフェは店内とカフェスペースとなっており店内は落ち着いた空間カフェスペースでは外や多目的広場を眺めたりできる賑わいが感じられる空間となっています。トラストラスを使用することにより柱の本数を減らしつつ大きな空間を確保できるため圧迫感を軽減できより開放的な空間を演出することができます。また、柱を使用した場合よりも細い部材で構造を持たせることができるため駅内部からの景観を損なうことがなく採光も得やすくなっています。化粧柱茨城県には全国初の植樹行事が行われた歴史があることから、ホーム階を支える柱に樹木をイメージして計画することにより茨城のアピールになると共に柱だけの無機質な空間から木を使用することにより柔らかな雰囲気を作り上げることができる。
3F PLAN
トラス
外側から見たトラス 内側から見たトラス
カフェ
店舗内カフェテラス
31.カフェ2.コンビニ3.改札4.駅事務室
柱
4
Trigger ~The beginning~
1 1.待合所2.ベンチ
2
ホームから屋根を見た ホームを見た
屋根
霞ケ浦の伝統漁法である帆引き船の帆をイメージしています。アーチ構造にす
ることにより柱を使用することなく曲線の屋根を架けることができるためイメ
ージに近い屋根にすることができます。帆引き船は風の力を利用して動くとい
うところから、屋根の隙間から風を入れ、ホームを利用する人たちが心地良い
風が当たるよう設計しました。
4F PLAN
帆引き船 外から見た屋根
Trigger ~The beginning~
1
12 3
4 5
1.デッキ 2.フードコート 3.トイレ 4.商業空間 5.多目的広場
6 4
3
5 2
1 6 6
1.改札 2.カフェ空間 3.駅事務室 4.トイレ 5コンビニエンスストア 6.吹抜
12 3
1.ホーム 2.待合所 3.ベンチ
21
1. 駐車場 2.ロータリー
1
12 3
4 5
1.デッキ 2.フードコート 3.トイレ 4.商業空間 5.多目的広場
6 4
3
5 2
1 6 6
1.改札 2.カフェ空間 3.駅事務室 4.トイレ 5コンビニエンスストア 6.吹抜
12 3
1.ホーム 2.待合所 3.ベンチ
21
1. 駐車場 2.ロータリー
2F
1F
3F
4F
0 10 20 30
N