Date post: | 01-Jul-2015 |
Category: |
Design |
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A Practitioner’s Guide to User Research
Observing the
User Experience
UXAnalytics Lab主催UX Book Club
17th Oct, 2014@Yahoo! JAPAN
https://www.facebook.com/events/244045012462035/
Chapter 8
More Than Words:
Object-Based Techniques
“The stuff that dreams are made of is
often difficult to express in words but
may be imaginable as pictures in your
head.”
- Elizabeth Sanders, Generative Tools for CoDesigning
Object-Based Techniques
• 写真から情報を引き出す方法(Photo elicitation)はリサーチャーと参加者の意見交換を促すテクニックである
• コラージュとマッピングは参加者が抱えている考えや感情を外に向けて表現するようにする生成的(Generative)テクニックである
• カードソーティングは参加者にオブジェクトを組織・整理してもらい、彼らがどのように世の中の仕組みを理解しているかを明らかにする連想的(associative)テクニックである
When to use them
• 正確な質問に対する決まった答えが得られる訳ではないので、生成的・会話的テクニックは何かを形成したり、探求するためのリサーチに向いている
• 人々が自分の生活についてどのように考え、感じ、知っているのかを理解することができる
• 仮説を検証したり、プロダクトの方向性を決めるための戦略的質問をして答えを得ることには向いていない
• あまり色んなことがかっちり決まっていない初期フェーズにて、決まった選択肢の中で何か一つの方向を決めないといけない状況より、ゴールがまだ調整できる状況の方がこれらのテクニックを使うのに向いている
Dialogic Techniques
• Photo Elicitation–目的
• 言葉の代わりにイメージを使うことではなく、鮮やかで、具体的で、有意義な言葉へ導くために写真を使うこと
–概要• 参加者はリサーチャーが提示するイメージに返答する
• 写真の積極的な解釈が必要となる
• 参加者たちが写真をどう見るのかを理解し、その解釈をプロジェクトに反映させる
Generative Techniques (1/3)
• 感情と考えを現しているオブジェクトを作り出すことで、それらを外面化させるテクニック
• 参加者が作ったオブジェクトについて議論することで、説明しにくい欲求、感情、希望について知ることができる
Generative Techniques (2/3)
• Collage
–目的
• 曖昧なものを一貫性のある明確なものにすることが目的ではない
• コラージュとそれに続く議論を通じて、参加者の表現を助けることが目的である
Generative Techniques (3/3)
• Mapping– 目的
• 参加者の習慣と嗜好に対する具体的で面白いデテールが得られる
• 視覚的に解析・比較しやすい• 参加者の空間とモノに対する認識を知ることができる。空間をどう定義するのか、どうカテゴライズするのか、どう感じるのかなど。コンテキストを考慮しないといけない例えばモバイルアプリをデザインする場合、人々が空間をどう見るかに対する理解は必ず必要
– 種類• Spatial Mapping
• Social Mapping
Associative Techniques
• Card Sorting– 人々がどう情報を組織するのかを知ることができる– 単語やフレーズが書かれているカードを参加者たちがソートする– グルーピングの結果やラベルの定義を見ると、参加者がどのようにコンセプトをカテゴライズするのかがわかる
– どのような情報を提供すべきかは決まっているけど、その出し方(固定された情報アーキテクチャやインターフェースデザイン)が決まっていないときに最も役に立つ
– ユーザーが理解しやすいビジュアル・構造を作る時に役に立つ• タスクやアクティビティの設計• データベース構造• ナビゲーション設計• 機能やインターフェースの名前決め
– OpenとCloseの二種類ある– Qualitative/Quantitativeな解析方法がある
Chapter 9
Field Visits:
Learning from Observation
• シャワーヘッドの改善のために、nudistたちがシャワーを浴びる場面を観察した実例がある
http://images.businessweek.com/ss/05/06/idea2005/source/135.htm
• プロダクトはサービスも人々の生活に入ってから価値を発揮するものなので、プロダクトが生活の中でどのようにユーザー体験に直接関係しているのかを考慮すべき
• ユーザーリサーチはただプロダクト要求を発見するためだけではなく、どのように人々が暮らしていて、どのように変えると良いかを把握するためにも有効である
What Are Field Visits?
• オフィスを飛び出て、人々(ターゲットオーディエンス)が最も自然にプロダクトを使っている場所に行ってリサーチを行う
• プロダクトが実際人々の生活の中でどのようにフィットしているのかについて、より良く理解することができる
How Are Field Visits Used?
• 解決しようとしている問題や状況に対する新しいアイデアが形になってから試す場合が多い
• 開発サイクルの合間に、Redesign目的に現在プロダクトがどのように使われているのかを知るために実施することもある
• 例)長距離トラック運転手たちの入力エラーが多かった件
Outcome
• 実際どのように使われているのか、具体的なデテールまで特定することができる
• 見えにくいものを明らかにする
• 今までの仮説をひっくり返す
“Ethnography”
• 外で行う定性的調査のことをEthnographyと呼ぶことが多い
• Ethnographyは社会科学・人類学用語であり、テクニックやメソッドではなく、むしろゴールに近い概念
• Greek “ethno” (people)+“graphy” (writing) つまり、対象をどのように表すかについてのフレームワークのようなもの
• ただターゲットを観察するだけのことをEthnographyと呼ぶことは社会科学的には間違い
• Michael Agar’s The Professional Stranger がおすすめ
The Field Visit Process
• Selecting Participants
– Typical User Strategy
– Extreme/Lead User Strategy
• Recruiting
• Scheduling
• Learn the Domain
• Make Your Expectations Explicit
• Preparing for the Visit
• Establishing a Relationship– 良い関係/良くない関係
• Structuring Your Time– Introduction
– Main observations period
– Wrap-up
• What to Look For– AEIOU Framework
– Contextual Inquiry
– Pay (More) Attention to the Environment
– Seek out Workarounds
– Collect Artifacts
Note Taking
• ノートをとるのに集中しすぎると、大切なこと(会話、表情、ジェスチャー)を見逃したり、リサーチにネガティブな影響を与えかねない
• フォローアップクエスチョンは別の場所に記録したり、目立つようにマークしておく
• 自分の価値観やバイアスを反映しないように、事実と意見を分けて書いたり、[これ]や**これ**のように引用マークを使う
Why Can’t You Just Ask People?
• よくあるフィールドリサーチへの懸念
–時間かかりすぎ
–コストかかりすぎ
–マーケティングリサーチとフォーカスグループでもっと早くできるから、必要ない
– 一人で行って、長らく見てればいいのでは?
–結果を一般化できない!
–どんな結果をもたらすことができるんだ?
Conclusion
• 明らかなことが常に表面に出ている訳ではないので、フィールドで人を観察する
• 近い距離での観察や解析でしか得られないものがデザインを良い方向をもっていくのに役に立つことが多い
• 時間やコストがかかるやり方だが、他のどんなテクニックでも見いだせないことが見えるようになるはず