WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ
• wnos.iniファイルおよび username.iniファイルのパラメータ, 1 ページ
wnos.ini ファイルおよび username.ini ファイルのパラメータ
この章ではwnos.iniファイルおよび {username}.iniファイルで使用可能な、サポートされているパラメータについて説明します。
パラメータの太字の値はデフォルト値です。一部のパラメータには、角カッコ []内に表示されるオプションがあります。オプションに太字の値(デフォルト)がある場合は、パラメー
タでそのオプションとデフォルト値が自動的に使用されます(太字の値がないオプションも使
用できますが、パラメータで自動的に使用されません)。また、パラメータとオプションを
使用する場合、デフォルト値のままにするか、表示される別の値に変更できます。
たとえば、次のような場合を考えます。
ParameterX={yes, no}
[Option1={0, 1}]
[Option2={1, 2, 3, 4}]
ParameterXを使用している場合、Option1に太字の値(デフォルトの 0)があるため、Option1とそのデフォルト値 0が自動的に使用されます。 Option2も使用できますが、Option2にはデフォルト(太字)値がないため、Option2とパラメータが自動的に使用されることはありません。
重要
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1
すでに説明したように、「ユーザプロファイル」パラメータ({username}.iniファイルにあります)は、通常は、同じ名前の「グローバル」パラメータ(wnos.iniファイルにあります)よりも優先されます。ただし、一部の「グローバル」パラメータはこれを許可しません。具体
的には、次の表にアスタリスク(*)で示したパラメータはこの「ユーザプロファイル」の上書きを許可しません。したがって、*の付いているパラメータが {username}.iniファイルとwnos.iniファイルの両方で使用されている場合、wnos.iniファイルに含まれるパラメータが、{username}.iniファイルに含まれる同じパラメータよりも優先されます。
たとえば、パラメータ Resolution=1024x768が {username}.iniファイルで使用され、同じパラメータ Resolution=1280x1024が wnos.iniファイルで使用されていると、wnos.iniファイルのResolution=1280x1024が {username}.iniファイルのResolutionパラメータよりも優先されます。したがって、{username}.iniファイルでパラメータ Resolution=1024x768を使用する場合は、wnos.iniファイルで Resolutionパラメータを使用しないでください。
注意
次の表で 2個のアスタリスク(**)が付いたパラメータが、{username}.iniファイルで使用された場合、これらのパラメータはユーザのログアウト後に、wnos.iniファイルのパラメータで設定された値に戻ります。
たとえば、{username}.iniファイルにパラメータMouseSwap=1がある(マウスボタンを左きき用に切り替える)ときに、ゼロクライアントからログオフすると、MouseSwap値は wnos.iniファイルに含まれているMouseSwapの元のデフォルト値0(MouseSwap=0)に戻ります。したがって、ログインする他のユーザは独自の「ユーザプロファイル」を使用できます(管理者
が wnos.iniファイルのデフォルト値を変更していない場合)。
ヒント
一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)次の表に、一般設定に使用されるパラメータ(およびオプション)を示します。
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
表 1:一般設定:wnos.ini および {username}.ini ファイル
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
AdminMode:Privilegeパラメータレベルが highに設定されている(Privilege=high)ときに、高い特権のゼロクライアントコンフィギュレーションを取得するためにユーザ名とパスワードの使用を指
定する yes/noオプション。
admin-username:admin-username=encrypted_usernameの場合に指定し、暗号化されたストリングが admin-usernameに使用されます。
admin-password:admin-password=encrypted_passwordの場合に指定し、暗号化されたストリングが admin-passwordに使用されます。
[AdminMode]を右クリックすると、ショートカットメニュー項目にアクセスできます。
(注)
AdminMode={no, yes}
[admin-username=encrypted_username]
[admin-password=encrypted_password]
[Username=username]
[Password-password]
BootpDisable:BOOTP要求をディセーブルにする yes/noオプション。WTOSはネットワークコンフィギュレーションの取得でDHCPとBOOTPの両方をサポートします。最初の2回の試行では、DHCPだけが要求されます。次に、DHCPと BOOTPの両方が要求されます。一部の環境では、BOOTP要求はDHCPサーバからの IPの取得を遅延させます。DHCP要求だけを実行するには、BootpDisable=yesと設定します。この設定は、次のリブート後から有効になります。
BootpDisable={no, yes}
カスタム情報の設定や保存を指定する yes/noオプション。CustomInfo=yesの場合、次のオプションによって設定されたカスタム情報がNVRAMに保存されます。CustomInfo=noの場合、NVRAMのカスタム情報はクリアされます。
例:
CustomInfo=yes custom1=11 custom2=2 custom3=3 location=ciscocontact=peter
CustomInfo={yes, no}
[Custom1=custom1_str]
[Custom2=custom2_str]
[Custom3=custom3_str]
[Location=location_str]
[Contact=contact_str]
デスクトップの背景色をRGBストリング形式で指定します(引用符で囲む必要があります)。rrr、ggg、bbbは 0~ 255の 10進数です。このパラメータをwnos.iniファイルで使用した場合、wnos.iniファイルで EnableLocalが yesに設定されていると、このパラメータがNVRAMに保存されます。
**DeskColor=「rrr ggg bbb」デフォルトはDeskColor =「16 100 36」(グリーン)
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Desktop:ローカルデスクトップの壁紙として使用するビットマップファイルを指定します。このファイルは 4ビット、8ビット、または 24ビットBMPファイル、標準GIFファイル、あるいは標準 JPEGファイルです。このファイルは FTPサーバの wnos\bitmapディレクトリに置かれている必要があります。デフォルトはシスコの壁紙で
す。このパラメータをディセーブルにするには、値を空白のままに
します(Desktop=)。
Layout:Desktopパラメータで指定されたビットマップファイルのデスクトップ背景での配置を指定します(自動ダイアルアップが設
定されている場合、Layoutは無効です)。 centerを指定した場合、イメージはサイズを変更せずにデスクトップの中央に配置されます。
tileを指定した場合、イメージはデスクトップ全体に複製されます。stretchを指定した場合、イメージはデスクトップいっぱいに表示されるように修正されます。
デュアルモニタモードでは、壁紙はモニタごとに複製さ
れて指定されます(2台のモニタが共有するのではありません)。
IconTextColor:アイコンテキストの色を RGBストリング形式で指定します(引用符で囲む必要があります)。rrr、ggg、bbbは 0~ 255の 10進数です。
(注)
**Desktop=bitmap file
[Layout={center, tile, stretch}]
[IconTextColor="rrr ggg bbb"]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Extract:抽出アクションでは、次のようにCMOSの内容がファイルに保存されます。
$PF_cmos.$VER
($PF:プラットフォームの名前。「ZC0」)
($VER:BIOSのバージョン。「1.0B-0407」)
WTOSログありの場合:「CMOS: extract to $PF_cmos.$VER」
Restore:復元アクションでは、CMOSの内容がファイル「$PF_cmos.$VER」から更新されます
WTOSログありの場合:「CMOS: restore from $PF_cmos.$VER」
この機能を使用する場合、「cmos」などの特別な INIユーザ名が必要です。関連する ini/cmos.iniには、「Device=cmos Action=extract」という 1行を含める必要があります(注:wnos.iniなどのグローバル INIファイルには「Device=cmos Action=extract」を含めないでください。グローバル INIファイルに含まれていても実行されません)。
管理者は、テンプレートユニットの CMOSを設定した後、WTOSの「cmos」アカウントにログオンして、書き込み可能なファイルサーバのwnosディレクトリの cmosファイルにCMOSの内容を保存する必要があります。
次に、「Device=CMOSaction=restore」を使用してwnos.iniを設定し、すべてのターゲットユニットが、リブート後にテンプレートの装置
と同じ CMOS設定に更新されるようにする必要があります。
復元処理完了後、「Device=cmos Action=extract」および「Device=CMOS action=restore」の両方を、関連する INIファイルから削除する必要があります。
Device=cmos [Action={extract, restore}]
yes/noオプションによって、システム設定を工場出荷時の設定にリセットするかどうかを指定します(このオプションが初期化される
のは、ファームウェアの変更ごとに一度だけです。ただし、noに設定してからリブートすると、オプションがもう一度初期化されま
す)。
FactoryDefaultパラメータ値が yesに変更されると、ゼロクライアントはユーザへの通知なしでリブートします。
注意
FactoryDefault={no, yes}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
{username}.iniファイルのみ。このパラメータの位置に、別の INIファイルを組み込むことを指定します。組み込みは、1レベルだけ(ネストなし)可能で、ファイルは{username}.iniファイルだけです
*Include=path/filename
KeySequence:複数キーオプションをイネーブルにする yes/noオプション。
Ctrl+Alt+Del:ユーザがパスワードを使用してログインしている場合にCtrl+Alt+Delによるゼロクライアントのロックを有効にするyes/noオプション(ユーザがパスワードを使用せずにログインしている場
合、このキーシーケンスは機能しません)。
Ctrl+Alt+Up:Ctrl+Alt+↑によるフルスクリーンモードとウィンドウモードとの切り換えを有効にする yes/noオプション。
Ctrl+Alt+Down:Ctrl+Alt+↓による選択タスク切り換えを有効にするyes/noオプション。
Ctrl+Alt+Left:ユーザがパスワードを使用してログインしている場合にCtrl+Alt+←によるゼロクライアントのロックを有効にするyes/noオプション(ユーザがパスワードを使用せずにログインしている場
合、このキーシーケンスは機能しません)。
Ctrl+Alt+Right:ユーザがパスワードを使用してログインしている場合にCtrl+Alt+→によるゼロクライアントのロックを有効にするyes/noオプション(ユーザがパスワードを使用せずにログインしている場
合、このキーシーケンスは機能しません)。
KeySequence={no, yes}
[Ctrl+Alt+Del={no, yes}]
[Ctrl+Alt+Up={no, yes}]
[Ctrl+Alt+Down={no, yes}]
[Ctrl+Alt+Left={no, yes}]
[Ctrl+Alt+Right={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Language:デスクトップ表示で使用する言語を指定します。wnos.iniファイルでの指定後、不揮発性メモリに保存されます。使用される
コードは、キーボードの言語コード, (17ページ)のキーボード言語リストに示す文字列と正確に同じである必要があります。
Charset:使用する ISOオプションを指定します。
• ISO-8859-1:Latinアルファベットの標準文字エンコードのパート 1をサポートします。
• ISO-8859-2:デスクトップ表示でチェコ語、ハンガリー語、ポーランド語、ルーマニア語、スロベニア語をサポートします。
• ISO-8859-5:デスクトップ表示でキリル文字をサポートします。
• ISO-8859-7:デスクトップ表示でギリシャ語をサポートします。サポートされるコードの一覧については、キーボードの言語
コード, (17ページ)を参照してください。
ImageSuffix:ローカライゼーションビルドには、キーボード言語によって次のように異なるサフィックスがあります。
jp(日本語)
gb(中国語簡体字)
b5(中国語繁体字)
ko(韓国語)
la(メキシコのスペイン語)
デフォルトでは、上記のキーボード言語について、システムは言語
コードのサフィックスに従って標準イメージを更新します。その他
のキーボード言語について、システムはサフィックスの指定なしで
標準イメージを更新します。
たとえば、Language=jpを設定した場合、システムはZC0_wnos.jpという名前のイメージ(日本語のローカライゼーションビルド)を更
新します。
Language=usを設定した場合、システムはZC0_wnosという名前のイメージを更新します。
ImageSuffixオプションは、デフォルト動作を指定しない場合にイメージ名のサフィックスを指定できます。
**Language=code
[Charset={ISO-8859-1, ISO-8859-2, ISO-8859-5,ISO-8859-7}]
[ImageSuffix={us, gb, b5, jp, ko, la, default}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Locale:システム言語を指定します。
Localeはユーザログオンエクスペリエンス画面(ブートアップとログオンの間に表示される)の言語だけを変更
し、コンフィギュレーションや管理者画面は変更しませ
ん。
(注)
load=yes/noは、言語ファイルをロードするかどうかを指定します。言語ファイルはロケール名で終了させ、ファイルサーバのwnos/localeフォルダの下に置かれる必要があります。たとえば、フランス語を
指定してローカライズされたメッセージをロードする場合、ファイ
ルサーバの wnos/localeフォルダに French.msgという名前のファイルを置き、さらに INIファイルに「Locale=French load=yes」を追加する必要があります。
中国語簡体字、中国語繁体字、日本語、韓国語のローカライ
ゼーションでは、ファイルサーバの wnos/fontフォルダにフォントファイルを置く必要もあります。たとえば、シス
テム言語を日本語に指定する場合、ファイルサーバの
wnos/localeフォルダに Japanese.msgという名前のファイルを置き、ファイルサーバの wnos/fontフォルダに Japanese.fntという名前のファイルを置いて、それから INIファイルに「Locale=Japanese load=yes」を追加する必要があります。
重要
.msgおよび .fntファイルは cisco.comのファームウェアイメージにバンドルされています。
Locale={English | us | French | fr | German | de |Chinese Simplified | gb | Chinese Traditional | b5 |Japanese | jp | Korean | ko | Spanish Mexican | la}
[load={yes | no}]
LocaleList:ユーザが必要に応じてシステム言語を切り替えることができるように、ロケーションのリストを指定します。すべての値は
GUI([System Preference] > [General] > [Locale])に表示されます。Localeパラメータの説明に記載されているように、適切なフォルダの下に必要なファイル(たとえば German.msg、Japanese.msg、Japanese.fntなど)を配置してください。
LocaleList={English | us | French | fr | German | de |Chinese Simplified | gb | Chinese Traditional | b5 |Japanese | jp | Korean | ko | Spanish Mexican | la}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
ログオンパスワードとしてパスワードを指定します。
wnos.iniファイル内:デフォルトパスワードに設定されると、システムはユーザ名、パスワード、ドメインの各入力を待たずに自動的
にログオンを行います。
[username].iniファイル内:ユーザの暗号化パスワードになっている必要があります。そうでないと、システムはログオンできません。
許可されている場合は、ログインダイアログボックスでユーザがこ
れを変更できます。
encrypt:INIファイル内のパスワードにクリアテキストではなく暗号化ストリングの使用を指定する yes/noオプション。 encrypt=yesの場合、INI内のパスワードはクリアテキストではなく暗号化ストリングになります。例:
Password=ciscoatc@123
または
Password=NCAONIBINMANMLCOLKCNLL \ encrypt=yes
**Password=sign-on password
[encrypt={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
**PRIVILEGE=[None, Low, High]
[LockDown= {no, yes}]
[HideSysInfo={no, yes}]
[HidePPP={no, yes}]
[HidePN={no, yes}]
[HideConnectionManager={no, yes}]
[EnableNetworkTest={no, yes}]
[EnableTrace={no, yes}]
[ShowDisplaySettings={no, yes}]
[EnableKeyboardMouseSettings={no, yes}]
[KeepDHCPRequestIP={no, yes}]
[SuppressTaskBar={no, yes, auto}]
[EnablePrinterSettings={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Privilegeは、オペレータ特権と、ゼロクライアントリソースへのアクセス権を制御します。
None:このアクセスレベルは、kioskや他の使用制限付き配置に適しています。デスクトップメニューで [System Setup]を選択できません([Setup]サブメニューが表示できません)。 Connect Managerは、デフォルトでディセーブルになっています
(HideConnectionManager=noオプションを指定すると、ConnectManagerはイネーブルになりますが、接続を新たに作成したり、既存の接続を編集したりすることはできません)。ユーザはゼロクラ
イアントを工場出荷時の設定にリセットできません。
Low:このアクセスレベルは、標準ユーザに割り当てられます。[Setup]サブメニューで [Network]を選択できません([Network Setup]ダイアログボックスを開けません)。ユーザはゼロクライアントを
工場出荷時の設定にリセットできません。
High:管理者のアクセスレベルによって、すべてのゼロクライアントリソースが無制限に使用できます。ユーザは工場出荷時の設定に
リセットすることができます。
Noneまたは Lowが使用された場合、[Network Setup]ダイアログボックスは使用できません。このダイアログボッ
(注)
クスにアクセスする必要があり、Noneまたは Lowの設定を NVRAMに保存しない場合は、ネットワークコネクタを削除してリブートしてください。
LockDown:ゼロクライアントのロックダウンを許可する yes/noオプション。 yesが指定された場合、システムは特権レベルをフラッシュに保存します。noが指定された場合、システムは、特権レベルをフラッシュからデフォルトのロック解除状態へリセットします。
ゼロクライアントが高い特権レベルなしで LockDownに設定された場合、起動時に Gキーによるリセットがディセーブルになります。
注意
LockDownは、ゼロクライアントのデフォルト特権の設定にも使用できます。たとえば、LockDown=yesの場合、特
(注)
権は永続レジストリに保存されます。LockDown=noの場合、特権レベルは永続レジストリでデフォルトのhighに設定されます。つまり、システムには永続レジストリに保存
されているデフォルトの高特権レベルがあり、wnos.iniファイルまたは {username}.iniファイルに特権を指定していないか、ネットワークが有効になっていない場合、LockDownの設定が反映されます。これは句で修正できます。たと
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
えば、wnos.iniファイルまたは {username}.iniファイルのprivilege=<none|low|high> lockdown=yesにより、デフォルトの特権が指定されたレベルに設定されます。
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
HideSysInfo:システム情報をビューで非表示にする yes/noオプション。
HidePPP:Dialup Manager、PPPoE Manager、PPTP Managerをビューで非表示にする yes/noオプション。
HidePN:PNAgentアイコンまたはPNLiteアイコンをビューで非表示にする yes/noオプション。
HideConnectionManager:ConnectManagerウィンドウをビューで非表示にする yes/noオプション。
前述のように、Connect Managerは、Privilege=noneの場合デフォルトでディセーブルになっていますが、
HideConnectionManager=noを使用すると、ConnectManagerはイネーブルになります(表示されます)(ただし、接続
を新たに作成したり、既存の接続を編集したりすることは
できません)。
(注)
EnableNetworkTest:ネットワークのテストをイネーブルにするyes/noオプション。
EnableTrace:トレース機能をイネーブルにする yes/noオプション(アクティブな項目が、Privilege=Highレベルでデスクトップの右クリックメニューに追加されます)。
ShowDisplaySettings:ポップアップメニューで [Display Settings]をイネーブルにする yes/noオプション。
EnableKeyboardMouseSettings:キーボードとマウスの設定をイネーブルにする yes/noオプション。
KeepDHCPREquest:要求に失敗し、[Network Setup]ダイアログボックスが表示されない場合に、DHCPサーバから要求された同じ IPアドレスをそのまま保持する yes/noオプション。
SuppressTaskBar:タスクバーを非表示にする yes/no/autoオプション(autoでは、タスクバーの自動表示/非表示が使用されます)。このパラメータをwnos.iniファイルで使用した場合、wnos.iniファイルでEnableLocalが yesに設定されていると、このパラメータが NVRAMに保存されます。
EnablePrinterSettings:ユーザの Privilege=Noneの場合にプリンタコンフィギュレーションを有効にする yes/noオプション。
(続き)
**PRIVILEGE=[None, Low, High]
[LockDown= {no, yes}]
[HideSysInfo={no, yes}]
[HidePPP={no, yes}]
[HidePN={no, yes}]
[HideConnectionManager={no, yes}]
[EnableNetworkTest={no, yes}]
[EnableTrace={no, yes}]
[ShowDisplaySettings={no, yes}]
[EnableKeyboardMouseSettings={no, yes}]
[KeepDHCPRequestIP={no, yes}]
[SuppressTaskBar={no, yes, auto}]
[EnablePrinterSettings={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
**ScreenSaver={0, 1, 5, 10, 15, 30, 60, 120, 180}
[LockTerminal={0, 1, 2}]
[Type={0,1, 2}]
[Image=imagefile]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Screensaver:非アクティブ(開始するまでの待ち時間)の制限時間に達したときに、ゼロクライアントをスクリーンセーバー状態にす
ることを指定します。スクリーンセーバーを開始するまでの値と待
ち時間は次のとおりです。
• 0:ディセーブル
• 1:1分
• 5:5分
• 10:10分
• 15:15分
• 30:30分
• 60:1時間
• 120:2時間
• 180:3時間
LockTerminal:スクリーンセーバーが起動しているときのゼロクライアントの LOCK状態機能を指定します。
• 0:無効。
• 1:スクリーンセーバーが起動しているとき、ゼロクライアントを LOCK状態にします。ユーザはロック解除用ダイアログボックスにログインパスワードを入力して、ゼロクライアン
トのロックを解除するように求められます。LockTerminal設定は、LockTerminal=1とEnableLocal=yesがwnos.iniファイルで設定されると、NVRAMに保存されます。
• 2:スクリーンセーバーが起動しているときに、ゼロクライアントをLOCK状態にします。ただし、ロック解除用ダイアログボックスは表示されず、デスクトップはスクリーンセーバーと
してブランク画面を使用します。
ロック操作を有効にするには、ユーザはパスワードを使用
してログインする必要があります。
(注)
KeySequenceを設定すると、Ctrl+Alt+←またはCtrl+Alt+→を押すことで、ユーザはいつでもゼロクライアントをロッ
クできるようになります。
(注)
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Type:使用するスクリーンセーバーのタイプを指定します。
• 0:ブランク画面
• 1:フライングバブル
• 2:移動イメージ
Image:移動イメージスクリーンセーバーとして使用する、bitmapサブフォルダ(homeフォルダの下)に含まれるイメージファイルを指定します。
Type=2を指定し、イメージを指定しなかった場合、デフォルトのシスコロゴイメージが使用されます。
(注)
ユニットをシャットダウンするときのシステム状態を指定します。
standbyに設定すると、WTOSシステムは一時停止状態になります。ユニットがブートアップされると再開します。 BIOSを経由しないため、高速に起動します。 turnoffに設定すると、システムはオフになります。ユニットがブートアップされると、最初に BIOS、その後WTOSを開始します。デフォルトは turnoffです。
Shutdown={standby, turnoff}
ShutdownCountまたはShutdownCounter:アクティブセッションが存在するときに、ゼロクライアントの電源ボタンを使用したシャット
ダウンシーケンスが開始されるまでにカウントダウンを行う秒数を
指定します(デフォルト値は10ですが、シャットダウンをただちに開始して、カウントダウンのポップアップダイアログボックスを表
示しないようにするには、値を 0に設定してください)。
**ShutdownCount={0~ 60}(秒)
または
**ShutdownCounter={0~ 60}(秒)
yes/noオプションによって、さまざまな情報(システムのバージョン、端末名、IPアドレス、MACアドレスなど)をシャットダウンウィンドウに表示するかどうかを指定します。
ShutdownInfo={no, yes}
TimeServer:時刻の取得に使用する SNTPタイムサーバを指定します。
TimeFormat:使用する時刻形式を指定します。
DateFormat:使用する日付形式を指定します。
EnableLocal=yesがwnos.iniファイルに設定されていると、wnos.iniファイル内の TimeFormat設定と DateFormat設定が NVRAMに保存されます。
(注)
GetBiosDT:タイムサーバが有効になっていないか接続できない場合に、BIOS/CMOSから時刻を取得する yes/noオプション。
TimeServer=server_list
[TimeFormat={"24-hour format", "12-hourformat"}]
[DateFormat={yyyy/mm/dd, mm/dd/yyyy,dd/mm/yyyy}]
[GetBiosDT={no, yes, 0, 1}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ一般設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
デフォルトでは、WakeOnLANの設定は yesにセットされています
WakeOnLANパラメータを使用するには、シスコ VXCの BIOSバージョン 1.0B-0407以降を使用する必要があります。
WakeOnLAN=yesの場合、Cisco VXCはリモートウェイクアップ用のWake-on-LAN(WoL)パケットに応答します。
WakeOnLAN=noの場合、CiscoVXCはWake-on-LAN(WoL)パケットに応答しません。
WakeOnLAN={yes, no}
キーボードの言語コード
次の表に、Language=codeパラメータでサポートされるキーボード言語コードを示します。
表 2:キーボードの言語コード
アラビア語(バーレーン):Ar_bahアラビア語(アルジェリア):Ar_alg
アラビア語(イラク):Ar_iraアラビア語(エジプト):Ar_egy
アラビア語(クウェート):Ar_kuwアラビア語(ヨルダン):Ar_jor
アラビア語(リビア):Ar_libアラビア語(レバノン):Ar_leb
アラビア語(オマーン):Ar_omaアラビア語(モロッコ):Ar_mor
アラビア語(サウジアラビア):Ar_sauアラビア語(カタール):Ar_qat
アラビア語(チュニジア):Ar_tunアラビア語(シリア):Ar_syr
アラビア語(イエメン):Ar_yemアラビア語(アラブ首長国連邦):Ar_uae
カナダ多言語:ca_mlブラジル:Br
中国語(繁体字):b5中国語(簡体字):Gb
チェコ語:Czクロアチア語:Croat
オランダ語:Nlデンマーク語:Dk
英語(オーストラリア):Auオランダ語(ベルギー):Nl_be
英語(ニュージーランド):Nz英語(3270オーストラリア英語):au3270
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータキーボードの言語コード
英語(米国)(デフォルト):Us英語(英国):Uk
フランス語(ベルギー):fr_beフィンランド語:Fi
フランス語(フランス):Frフランス語(カナダ):fr_ca
ドイツ語:Deフランス語(スイス):fr_sf
ドイツ語(スイス):de_sgドイツ語(IBM):de_ibm
ハンガリー語:Huギリシャ語:el
イタリア語(スイス):it142イタリア語:It
韓国語:Ko日本語:Jp(下記の注を参照)
ポーランド語(214):Plノルウェー語:No
ポルトガル語:Ptポーランド語プログラマー:pl_prog
ルーマニア語:Roポルトガル語(ブラジル):Pt2
スロバキア語(QWERTY):sk_qスロバキア語:Slovak
スペイン語:Esスロベニア語:Sloven
スウェーデン語:Seスペイン語(メキシコ):La
トルコ語(QWERTY)turk_qトルコ語:Turk
U.S.インターナショナル:us_int
この表中の日本語は、JPではなく、日本語入力システム(MS-IME2000)を意味します。(注)
ロシア語キーボードはサーバ入力でのみサポートされ、ローカル入力ではサポートされませ
ん。
(注)
周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)次の表に、周辺設定(キーボード、モニタ、マウス、プリンタなど)を行うために使用するパラメータ(およびオプ
ション)を示します。
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
表 3:周辺設定:wnos.ini および {username}.ini ファイル
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
デフォルトのプリンタを指定します。デフォルトとして設定されてい
るプリンタが有効であることを確認します。そうでない場合、設定は
無効になります。
**DefaultPrinter={LPD1, LPD2, LPD3, LPD4,COM1,COM2, LPT1, LPT2, SMB1, SMB2, SMB3,SMB4}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
ローカルのゼロクライアントの音量を指定します。
volume=
high:最大音量
middle:中間の音量(デフォルト)
low:最低音量
0~ 25の値は、より詳細に音量レベルを設定します。
mute=
0:ミュートしない(デフォルト)
1:音声をミュート
2:音声とシステムビープ音をミュート
3:システムビープ音をミュート(ビルド 7.0.1_13で導入)
mic_vol=
high:最大音量
middle:中間の音量(デフォルト)
low:最低音量
0~ 25の値は、より詳細に音量レベルを設定します。
mute=
0:ミュートしない(デフォルト)
1:音声をミュート
min_cache={1 - 50}:「min_cache」はWTOS音声再生の最低バッファ量の設定に使用します(10ミリ秒単位)。「min_cache」は、音声をスムーズに再生するのに十分なネットワーク帯域がない場合に使用で
きます。このような場合、「min_cache」を高くすると、WTOSは音声再生前により多くの音声データをバッファします。
デフォルトでは、「min_cache」は 1です。
1:WTOSは音声再生時に最低10msの音声データをバッファします。
...
50:WTOSは音声再生時に最低500ms(0.5s)の音声データをバッファします。
Device=audio
volume={low, middle, high}または {0~ 25}
mute={0, 1, 2}
[mic_vol={high, middle, low} or {0-25}]
[mic_mute={0, 1}]
[min_cache={1-50}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
ローカルのゼロクライアントのカメラ設定を指定します。
format:rawビデオタイプのみサポートします(format=rawは固定です)。
width:ローカルカメラがサポートする解像度の幅。
height:ローカルカメラがサポートする解像度の高さ。
fps:ローカルカメラがサポートする解像度の fps(フレーム/秒)。
optimize:幅、高さ、fpsを 320 X 240、10 fpsに最適化する yes/noオプション。つまり、optimize=yesとした場合、幅、高さ、fpsの個別の設定にかかわらず、ローカルカメラ設定に 320 X 240、10 fpsが使用されます(カメラが 320 X 240、10 fpsをサポートしている場合)。
optimize=yesで、カメラが 320 X 240、10 fps設定をサポートしない場合、WTOSのイベントログにエラーが出現します。
optimize=noの場合(デフォルト)、個別の幅、高さ、fpsが使用されます(カメラがサポートしている場合)。
Device=camera
[format=raw]
[width={カメラでサポートされる幅}]
[height={カメラでサポートされる高さ}]
[fps={カメラでサポートされる fps}]
[optimize={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Device:ローカルのキーボードを指定します。
numlockoff:キーボードのNumLockをオフにする yes/noオプション。
repeatrate:キーボードのリピート速度を指定します。
• 0:低速
• 1:中速
• 2:高速
repeatdelay:リピート開始までのキーボードの遅延時間を指定します(秒単位)。
• 0:1/5
• 1:1/4
• 2:1/3
• 3:1/2
• 4:3/4
• 5:1
• 6:2
• 7:リピートなし
wnos.iniファイルで EnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定がNVRAMに保存されます。
(注)
**Device=keyboard
[numlockoff={no, yes}]
[repeatrate={0, 1, 2}]
[repeatdelay={0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7}]
USBシリアルポートで使用できる最初のCOMポート番号を指定します。
たとえば、ゼロクライアントの最初のUSBシリアルポートはデフォルトで COM2ですが、INIファイルで COM3(Device=UsbSerialStart=COM3)に変更できます。
Device=UsbSerial Start=COMx
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
DisableMouse:ディセーブルになっているマウスポインタを画面に表示する yes/noオプション。マウスによる何らかのアクティビティが発生すると、ポインタがイネーブルになります。
または
MouseDisable:ディセーブルになっているマウスポインタを画面に表示する yes/noオプション。マウスによる何らかのアクティビティが発生すると、ポインタがイネーブルになります。
**DisableMouse={no, yes}
または
MouseDisable={no, yes}
オンボードマイクブーストを有効にする yes/noオプション。デフォルトは noです。
MicBoost={no, yes}
1~ 9の範囲のマウス速度を指定する値で、1が最も低速で、9が最も高速になります。デフォルトは 6です。リリース 7.0から、MouseSpeedはこのパラメータに置き換えられました。
**MouseNewSpeed={1-9}
0/1オプションによって、マウスボタンを入れ替えます(左きき用など)。
• 0:No
• 1:Yes
**MouseSwap={0, 1}
NetworkPrinter:『Administration Guide for Cisco Virtualization ExperienceClient 2112/2212』の [Printer Setup]ダイアログボックスについての説明と同様の方法で、ネットワーク(LPD)プリンタのコンフィギュレーションを指定します。 hostパラメータと queueパラメータで、プリンタの IPアドレスとキュー名を定義します。
PrinterID:Windowsのプリンタドライバ名を指定します。
Enabled:ネットワーク(LPD)プリンタをイネーブルにするyes/noオプション。
NetworkPrinter=host/queue
[PrinterID=Window driver name]
[Enabled={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Printer:設定するローカルプリンタを指定します。
Name:プリンタの名前を指定します。このオプションを使用する必要があります。
PrinterID:指定しない場合、デフォルトの Generic/Text Onlyが使用されます。
Class:TPAutoconnect(プリンタをクライアント側からマッピングする ThinPrint技術)の ThinPrint印刷で使用されます。これによって、ThinPrintサーバ側で同じテンプレートを使用できるようにプリンタがグループ化されます。ストリングPCL5、PS、TXTは事前定義済みのクラスです。クラスは 7文字のストリングで指定します。
Enabled:プリンタをイネーブルにする yes/noオプション。
EnableLPD:LPDサービスをイネーブルにする yes/noオプション。
パラメータは以下の順序で指定する必要がありま
す。
(注)
Printer={COM1, COM2, LPT1, LPT2}
[Name=<name>]
[PrinterID=window_driver]
[Class=classname]
[Enabled={no, yes}]
[EnableLPD={no, yes}]
Printer:設定する LPDプリンタを指定します。
LocalName:プリンタの名前を指定します。 LocalNameが指定されていない場合、Queue名が使用されます。
Host:プリンタのホスト名を指定します。
Queue:プリンタのキュー名を指定します。
PrinterID:プリンタに使用するWindowsドライバを指定します。指定しない場合は、デフォルトの Generic/Text Onlyが使用されます。
Class:TPAutoconnect(プリンタをクライアント側からマッピングする ThinPrint技術)の ThinPrint印刷で使用されます。これによって、ThinPrintサーバ側で同じテンプレートを使用できるようにプリンタがグループ化されます。ストリングPCL5、PS、TXTは事前定義済みのクラスです。クラスは 7文字のストリングで指定します。
Enabled:プリンタをイネーブルにする yes/noオプション。
wnos.iniファイルでEnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定が NVRAMに保存されます。
パラメータは以下の順序で指定する必要があります。 LPDは LPD1として使用されます。
(注)
Printer={LPD1, LPD2, LPD3, LPD4}
[LocalName=name]
[Host= host]
[Queue=queue]
[PrinterID=window_driver]
[Class=classname]
[Enabled={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Printer:設定する共有Microsoftネットワークプリンタを指定します。
LocalName:共有プリンタの名前を指定します。
Host:ホストがMicrosoftドメイン内で設定されている場合に、\domain\hostで指定される共有プリンタのホスト名を指定します(Microsoftドメイン内に設定されていない場合は、ホストは \\hostで指定されます)。
Name:共有プリンタの共有名を指定します。
PrinterID:プリンタに使用するWindowsドライバを指定します。指定しない場合は、デフォルトの Generic/Text Onlyが使用されます。
Class:TPAutoconnect(プリンタをクライアント側からマッピングする ThinPrint技術)の ThinPrint印刷で使用されます。これによって、ThinPrintサーバ側で同じテンプレートを使用できるようにプリンタがグループ化されます。ストリングPCL5、PS、TXTは事前定義済みのクラスです。クラスは 7文字のストリングで指定します。
Enabled:プリンタをイネーブルにする yes/noオプション。
EnableLPD:LPDプリンタをイネーブルにする yes/noオプション。
Username:SMBプリンタを使用可能なユーザのユーザ名を指定します。
Password:SMBプリンタを使用可能なユーザのパスワードを指定します。
Domain:SMBプリンタのドメイン名を指定します。
Printer={SMB1, SMB2, SMB3, SMB4}
[LocalName=name]
[Host=\[domain]\host]
[Name=share_name]
[PrinterID=window_driver]
[Class=classname] [Enabled={no, yes}]
[Enabled={no, yes}]
[EnableLPD={no, yes}]
[Username=username]
[Password=password]
[Domain=domain name]
リピート開始までのキーボードの遅延時間を指定します(秒単位)。
• 0:1/5
• 1:1/4
• 2:1/3
• 3:1/2
• 4:3/4
• 5:1
• 6:2
• 7:リピートなし
**RepeatDelay={0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ周辺設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
キーボードのリピート速度を指定します。
• 0:低速
• 1:中速
• 2:高速
**RepeatRate={0, 1, 2}
Resolution:ローカルのディスプレイ解像度を指定します。デフォルトの表示解像度を選択するために DDCオプションを指定できます。
Yケーブルを使用する場合、デフォルトでは両方のモニタでDDCが適切に動作します。
重要
Refresh:ローカル画面のリフレッシュレートを指定します。
Resolutionパラメータまたは Refreshパラメータの値が変更されると、ゼロクライアントはユーザへの通知なしでリブート
します。
Screen:Resolutionパラメータのモニタを指定します。モニタごとに独自の解像度を設定できます。各モニタは、Screen=オプション(デフォルト値は 1)で設定されます。
注意
Screenオプションは Resolutionパラメータの前に配置する必要があります。例:
screen=1 resolution=1280x1024 refresh=60 rotate=none
重要
*Resolution=[DDC, 640x480, 800x600, 1024x768,1280x1024, 1360x768, 1400x1050, 1440x900,1600x1200, 1680x1050, 1920X1080, 1920X1200]][Refresh={60, 75, 85}]
[Screen={1,2}]
接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)次の表に、接続設定に使用されるパラメータ(およびオプション)を示します。
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
表 4:接続設定:wnos.ini および {username}.ini ファイル
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
yes/noオプションによって、ユーザが使用できるメモリの増加を可能にする新しいキャッシュメカニズム(Citrix Presentation Server 4.0およびWindowsServerで開発されたもの)をディセーブルにするかどうかを指定します。 noに設定すると、新しいキャッシュメカニズムが有効になります。
**AltCacheDisable={no, yes}
yes/noオプションによって、ファイアウォールを通過するために ICAマスタブラウザから返される代替 IPアドレスを使用するかどうかを指定します。 wnos.iniファイルで EnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定が NVRAMに保存されます。
**Alternate={no, yes}
AutoSignoff:最後に開いたセッションを閉じる際に、ユーザを自動的にログアウトさせる yes/noオプション。
Shutdown:ゼロクライアントをシャットダウンする yes/noオプション。 Shutdownが yesに設定されていると、システムが停止するまでのカウントダウンを制御するためにShutdownCounter値が使用されます。
Reboot:ゼロクライアントを再起動する yes/noオプション。 Rebootがyesに設定されていると、システムがリブートされるまでのカウントダウンを制御するために ShutdownCounter値が使用されます。
**AutoSignoff={no, yes}
[Shutdown={no, yes}]
[Reboot={no, yes}]
yes/noオプションによって、不揮発性メモリに格納されている TSCALライセンスをクリアするかどうかを指定します。これはFixLicense=cleanで置き換えることができます。
ClearLicense={no, yes}
クライアントの設定に INIファイルを使用する場合、このConnectパラメータを使用する必要があります。
重要
Connect:接続プロトコル。 ICAオプションリスト(ICA接続オプションを参照)または RDPオプションリスト(RDP接続オプションを参照)に従います。接続に使用するオプションはいずれも同じ論理行内
になくてはなりません(行の継続に「\」を使用できます。WTOS INIファイルの規則と推奨事項を参照)。
Connect={ICA, RDP}
接続ブローカの種類を指定します。 VDM XMLサポートをイネーブルにするには、VMwareを選択します。 VMwareと入力すると、VMwareロゴがログイン画面に表示されます。
VDMは使用しないでください。この値は廃止されています。
注意
ConnectionBroker={default,Microsoft, VMware}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Device:イーサネット使用を指定します。
Speed:Ethernet速度を Auto、10M HD、10M FD、100M HD、100M FDのいずれかに指定します。 Speedがwnos.iniファイルで設定されている場合は、{username}.iniファイルのSpeed文がディセーブルになります。
Deviceおよび Speedパラメータは、EthernetSpeedパラメータで置き換えることができます。
(注)
KeepAlive:アイドル接続を維持する期間の値(5~ 600秒)を指定します。
Warning:アイドル接続について警告する yes/noオプション。指定されたKeepAliveの期間(秒)、tcp接続がアイドルでWarning=yesの場合、そのセッションに対して 1つのログが印刷されます。例:
device=ethernet keepalive=20 warning=yesMTU:最大伝送単位の値(500~ 1500)。
Speedパラメータ値を変更した場合は、ゼロクライアントをリブートする必要があります。
注意
*Device=Ethernet
[Speed={Auto, 10MHD, 10MFD, 100MHD,または 100M FD}
[MTU=mtu]
[KeepAlive={5~ 600}]
[Warning={no, yes}]
Device:デフォルトではリダイレクトされないローカル USBデバイスの IDを指定します。
ForceRedirect:サーバへのローカル USBデバイスの強制リダイレクトを指定します。このパラメータは ForceLocalよりも優先されます。
ForceLocal:ローカルUSBデバイスをサーバにリダイレクトしないことを指定します。
DeviceIDはイベントログで確認できます。たとえば、「HDX USB:Local Device(0x04f2,0x0112,0x03,0x01,0x01)」とある場合、次のようにパラメータを設定します。
Device=vusb ForceRedirect=0x04f2,0x0112,0x03,0x01,0x01Type:ICAのみ。 ICA環境では、USB仮想化用に HDXの使用を強制できます。
例: Device=vusb Type=HDX
Device=vusb
[ForceRedirect=DeviceID]
[ForceLocal=DeviceID]
[Type={HDX}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
yes/noオプションによって、ローカルに設定されたエントリを ConnectManagerリストに表示するかどうかを指定します。ローカル NV-RAMで定義された接続は、Connect Managerに表示される際にはアスタリスクが付きます。EnableLocal=yesがwnos.iniファイルに含まれていると、グローバル情報が NVRAMに保存されます。グローバル情報には、wnos.iniファイルの SEAMLESS、ALTERNATE、Reconnect、IcaBrowsing、LowBand、NoReducer、時刻設定、プリンタ設定があります。
HideDefault:デバイスに存在するデフォルトの ICA接続および RDP接続を非表示にする yes/noオプション。
**EnableLocal={no, yes}
[HideDefault={no, yes}]
EthernetSpeed:EthernetSpeedを Auto、10M HD、10M FD、100M HD、100M FDのいずれかに指定します。指定後は不揮発性メモリに保存されます。このパラメータは、Deviceパラメータおよび Speedパラメータで置き換えられます。
EthernetSpeedパラメータ値を変更した場合は、ゼロクライアントをリブートする必要があります。
注意
*EthernetSpeed={Auto, 10MHD, 10MFD, 100MHD, 100M FD}
yes/noオプションによって、ICAセッションの切断にF12キーの押下を使用するかどうかを指定します。
FastDisconnet={no, yes}
ICAセッションを切断する切断キーを指定します。FastDisconnectKey={F1, F2, F3, F4, F5, F6, F7,F8, F9, F10, F11, F12, Pause\Break}
不揮発性メモリに格納されている TSCALライセンスを置換するオプションを指定します。
OldFormat値は、バージョン 5.2.xと同じ TSCALライセンスフォーマットを保持することを指定します。
(注)
FixLicense={Factory, clean, yes, no, OldFormat}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
yes/noオプションによって、接続ホストまたは IPの情報を非表示にするかどうかを指定します。
次に例の一部を示します。
•デスクトップ上で、接続アイコンの上にマウスカーソルを移動すると、ホスト名の代わりにバルーンヘルプポップアップに「…」が表示されます。
•再接続のメッセージウィンドウや ICAエラーメッセージウィンドウが表示されると、ホスト名の代わりに接続の説明が表示され
ます。
• PNアイコン上にマウスカーソルを移動しても、接続している PNサーバは表示されません。
HideIP={no, yes}
デフォルトのブラウジングプロトコルを確立します。この設定は、各
接続プロパティ内のパラメータ HttpBrowsingで上書きできます。選択したブラウジングの方法は、アクセスしているサーバから提供される方
法と一致している必要があります。wnos.iniファイルでEnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定がNVRAMに保存されます。
**icaBrowsing={udp, http}
ICMPプロトコルを設定します。
DisableTStamp:DisableTStamp=yesとすると、システムは ICMPタイムスタンプ(13)要求を反映しません。
DisableEcho:DisableEcho=yesとすると、システムは ICMPエコー(8)要求を反映しません。この場合、装置は pingできません。
IPProto=ICMP
[DisableTStamp={yes、no}]
[DisableEcho={yes、no}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
IEEE8021Xを使用する yes/noオプション。
一般規則:
1:IEEE8021Xが noに設定されている場合、後続のすべてのパラメータは無視されます。
2:ネットワークが設定されていない場合、この設定は無視されます。
3:等号左側のキーは大文字と小文字が区別されますが、等号右側の値はクレデンシャル情報を除いて大文字と小文字が区別されません(ユー
ザ名、パスワード、証明書ファイル名など)。
4:eaptype設定にかかわらず、すべての EAPクレデンシャル情報が保存されます。
5:太字の値がデフォルトです。
6:暗号化パスワードは、暗号化されていないパスワードを上書きします。暗号化パスワードと暗号化されていないパスワードの両方が設定
された場合、暗号化パスワードが暗号化されていないパスワードを上書
きします。
例:
IEEE8021X=yes network=wired eap=yes eaptype=eap-tls tlsclntcert=user.certlsclntprikey=user.pfx tlsclntprikeypwd=12345678
IEEE8021X=yes network=wired eap=yes eaptype=eap-tls tlsclntcert=user.certlsclntprikey=user.pfx tlsclntprikeypwd=12345678 leapun=user1 leappwd=1234peapmschapun=user1 peapmschappwd=12345 peapmschapdm=cisco.com
IEEE8021X={yes、no}
network={wired}
[eap={yes、no}]
[eaptype={None、EAP-LEAP、EAP-TLS、EAP-PEAP}]
[leapun={EAP-LEAPのユーザ名}]
[leappwd={EAP-LEAPのパスワード}]
[leappwdEnc= {EAP-LEAPの暗号化されたパスワード}]
[tlsauthtype={user, machine}]
[tlsclntcert={EAP-TLSのクライアント証明書ファイル名}]
[tlsclntprikey={EAP-TLSの秘密キーを持つ証明書のファイル名}]
[tlsclntprikeypwd={秘密キーのパスワード}]
[tlsclntprikeypwdEnc={秘密キーの暗号化されたパスワード}]
[peapeap={EAP-MSCHAPV2、EAP-GTC}]
[peapidentity={PEAPの ID/ユーザ名}]
[peapmschapun={EAP-PEAP/EAP-MSCHAPV2のユーザ名}]
[peapmschappwd={EAP-PEAP/EAP-MSCHAPV2のパスワード}]
[peapmschappwdEnc={EAP-PEAP/EAP-MSCHAPV2の暗号化されたパスワード}]
[peapmschapdm={EAP-PEAP/EAP-MSCHAPV2のドメイン}]
[peapmschaphidedm={yes、no}]
[peapsinglesignon={yes、no}]
[peapgtcun={EAP-PEAP/EAP-GTCのユーザ名}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
[peapgtcpwd={EAP-PEAP/EAP-GTCのパスワード}]
[peapgtcpwdEnc={EAP-PEAP/EAP-GTCの暗号化されたパスワード}]
タイムアウトするまでの非アクティブな時間を指定します。アイドル
タイムアウトしない場合は 0に設定します。非アクティブ範囲は、10分~ 480分の間で設定できます。
**Inactive={0, 10~ 480}(分)
yes/noオプションによって、音質の低下や、プロトコル別のキャッシュサイズ減少などの低速接続用の最適化を(すべての接続において)イ
ネーブルにするかどうかを指定します。 wnos.iniファイルでEnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定がNVRAMに保存されます。
**LowBand={no, yes}
LPDプリンタに送信する前に、すべてのデータをバッファリングするためのスプールのサイズを指定します。
LpdSpool={0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}
yes/noオプションによって、圧縮をオフにするかどうかを指定します。デフォルトは noで、圧縮がイネーブルになります。圧縮をオフにするには、yesと入力します。
このパラメータがここで使用されると、すべての接続に対するグローバ
ル文になります。 NoReducerのデフォルト値が設定されます。
デフォルトでは、ICAプロトコルとRDPプロトコルの両方でそれぞれのデータが圧縮され、ネットワークを通過するデー
タの量が最小になります。この圧縮は、未圧縮のデータスト
リームと比べて、テキストベースのアプリケーション(たと
えば、Microsoft Word)では 50%程度になり、グラフィックアプリケーションでは 40%未満になることがあります。
Encryption:(ICAのみ)ICA接続すべての暗号化レベルのデフォルト設定を指定します。最高レベルは128ビットセキュリティです。最低レベルは Basicです。デフォルトは Basicです。
(注)
**NoReducer={no, yes}
[Encryption={Basic, 40, 56, 128, Login-128,None}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
PnliteServer:IPアドレスまたはホスト名と、任意指定の TCPポート番号またはPNAgent/PNLiteサーバのURLのリストを指定します(デフォルトではリストが空です)。
任意指定のポートが含まれたエントリは、Name-or-IP:portで指定します。:portは任意です。指定しなかった場合、ポート 80がデフォルトで使用されます。 80番以外のポートを使用する場合は、IP:portまたはname:portの形式でサーバの位置を含めて、ポート番号を明示的に指定する必要があります。指定後は不揮発性メモリに保存されます。
Citrix MetaFrameサーバのステートメント PNAgentServerと、Webインターフェイスは、このステートメントと同じです。
PnliteServerパラメータと DomainListパラメータは{username}.iniファイルでも使用できますが、一般的にはwnos.iniファイルでのみ使用されます。
(注)
PNAgent/PNLiteサーバリストと関連ドメインリストは、DHCPサーバオプションの 181と 182にそれぞれ入力することもできます。両方の場所に入力されている場合は、この表のエン
トリが優先されます。ただし、パラメータが同じでも値が異
なるものが{username}.iniファイルに存在する場合は、wnos.iniファイルよりも {username}.iniファイルが優先されます。
(注)
Multifarm=yesの場合は、#を使用してフェールオーバーサーバを区切り、カンマ(,)またはセミコロン(;)を使用して別のファームに属するサーバを区切ります。
(注)
ReconnectAtLogon:ログイン時の再接続機能を指定します。
• 0:オプションはディセーブル
• 1:切断されたセッションのみ再接続
• 2:アクティブセッションと切断されたセッションを再接続
ReconnectFromButton:再接続コマンドボタンからの再接続機能を指定します。
• 0:オプションはディセーブル
• 1:切断されたセッションのみ再接続
• 2:アクティブセッションと切断されたセッションを再接続
PnliteServer={IP address, DNS names,またはURL}のリスト
[ReconnectAtLogon={0, 1, 2}]
[ReconnectFromButton={0, 1, 2}]
[AutoConnectList={*/ appname1;appname2;appname3...}]
[timeout=5…300]
[CAGRSAAuthMethod={LDAP, RSA}]
[CAGAuthMethod={LDAP, RSA}]
[RequestIconDataCount={0-65535}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
AutoConnectList:ログインに PNAを使用している場合、自動的に起動される PNAアプリケーションを指定します。 AutoConnectList=*の場合、すべての PNAアプリケーションが自動的に接続されます。
Timeout:到達不能であることがレポートされるまで、クライアントが接続を確立しようとする時間(秒単位)を指定します。
CAGRSAAuthMethodまたはCAGAuthMethod:CAGAuthMethodオプションは CAG認証コンフィギュレーションに使用します。
このオプションは CAGRSAAuthMethodを置き換えます。CAGAuthMethod=RSA(前の「CAGRSAAuthMethod=RSASecurid」と同じ)とした場合、ユーザ名/パスワード/ドメインを除いた追加のパスコードフィールドの入力が必要です。 CAGAuthMethod=LDAPとした場合、パスコードフィールドは不要です。
(注)
RequestIconDataCount:RequestIconDataCountは 32ビット色のアイコンを要求するために使用されます。アイコンのカウント要求だけを意図
したカウンタです。デフォルトの数は 10です。たとえば、RequestIconDataCount=0と設定すると、アイコンデータは要求されません。 RequestIconDataCount=5と設定すると、5個のアイコンだけが要求されます。
(続き)
PnliteServer={IP address, DNS names,またはURL}のリスト
[ReconnectAtLogon={0, 1, 2}]
[ReconnectFromButton={0, 1, 2}]
[AutoConnectList={*/ appname1;appname2;appname3...}]
[timeout=5…300]
[CAGRSAAuthMethod={LDAP, RSA}]
[CAGAuthMethod={LDAP, RSA}]
[RequestIconDataCount={0-65535}]
yes/noオプションによって、サーバの切断後のアプリケーションへの自動再接続をイネーブルにするかどうかを指定します。wnos.iniファイルで EnableLocal=yesが設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定が NVRAMに保存されます。
secondsの値は、接続解除後に自動的に接続を再開するまでの待機時間です。値が負の場合、起動時のみ再接続します
絶対値の有効範囲は 1~ 3600です。絶対値が 3600を超える場合、20に設定されます。
**Reconnect={no, yes, seconds}
WTOSイベントログが、最後にマウントされたUSBディスクに保存されることを指定します。
イベントログ情報の保存に使用するファイルはWTOS_log.txtという名前で、USBディスクのルートパスにあります。
SaveSysinfo={usb}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
次のログを制御するビットマスクです。
• 0x1:コンテキストログ
• 0x2:ハンドルログ
• 0x4:ステータスログ
• 0x8:転送ログ
ScardLog=0xF
Seamless:ICAのパブリッシュ済みアプリケーションのデフォルトの解像度を、ICA接続パラメータのSeamlessに設定するyes/noオプション。
HideTaskbar:シームレスウィンドウを最大化する際のタスクバーのステータスを指定します。
0:タスクバーを非表示にします
1:シームレスウィンドウをフルスクリーンに最大化したときにタスクバーを非表示にします。マウスを画面の一番下に移動すると、タスク
バーが表示されます。 EnableLocal=yesが wnos.iniファイルで設定されていると、wnos.iniファイルのこの設定(FullscreenReservedパラメータは含まない)が NVRAMに保存されます。
Seamless=yes HideTaskbar=2が設定されていると、タスクバーの自動非表示機能はなくなりますが、HideTaskbar=1と同様の方法で、ICAサーバにフル解像度がレポートされます。
Seamless=yes HideTaskbar=3が設定されていると、最大サイズにはタスクバーは含まれません。ただし、サーバサイドのセッションサイズは
フルスクリーンサイズとしてレポートされます。
Seamless=yes FullscreenReservedが設定されていて、アプリケーションがフルスクリーンモードで設定されている場合は、アプリケーションは
シームレスモードではなくフルスクリーンモードで起動します。
**Seamless={no, yes}
[HideTaskbar={0, 1, 2, 3}]
[FullscreenReserved={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
SelectGroup:ログオン時に [Log on]ダイアログボックスのグループリストからの選択をユーザに許可する yes/noオプション。 Yesの場合、グループリストボックスに descriptionが表示されます。
groupname:グループ名はディレクトリおよびファイル名を含め、グループを識別するために使用されます。これが定義されていない場合、
descriptionがグループ名になります。
次に例を示します。
SelectGroup=yes \
description="Dev team" groupname=dev \
description="Sus team" \
description="SQA team" groupname=sqa \
description="guest"
Group 1: Description="Dev team" groupname=dev
ファイル \wnos\ini\dev\dev.iniがファイルサーバに作成されている必要があります。 dev.iniでは、ブローカ、ドメインリスト、または接続をdevチームに定義できます。
Group 2: .Description="Sus team"ファイル \wnos\ini\Sus team\Sus team.iniがファイルサーバに作成されている必要があります。 Sus team.iniでは、ブローカ、ブローカリスト、または接続を Susチームに定義できます。
Group3...4...n...以下同様。
ユーザがグループを選択すると、システムはグループの iniファイルをまずロードし、その後 \wnos\ini\{group_name}\username.iniをロードします。
グループディレクトリのusername.iniが見つからない場合、以前と同様に \wnos\ini\username.iniのロードを試行します。
グループリストが異なるブローカを定義する可能性があるため、
SelectGroup=yesに設定された場合 SelectServerListステートメントは無効になります。
SelectGroup={no, yes} description=group1
[groupname=name1] [description=group2]
[groupname=name2]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
SessionConfig:すべてのセッションに対する、オプションの接続パラメータのデフォルト設定を指定します。
unmapprinters:プリンタのマッピング解除用 yes/noオプション。
unmapserials:シリアルのマッピング解除用 yes/noオプション。
smartcards:スマートカード使用のための yes/noオプション。
mapdisks:ディスクのマッピング用 yes/noオプション。
disablesound:音声のディセーブル用 yes/noオプション。
unmapusb:USBのマッピング解除用 yes/noオプション。
DisksReadOnly:大容量ディスクを読み取り専用としてマウントするyes/noオプション。
MouseQueueTimer:ICAまたは RDPセッションでのマウスイベントのデフォルトキュータイマーを指定します(1/100秒単位)。これを使用して、ネットワークの帯域幅を調整できます。
OffScreen:(ICAのみ)すべてのセッションについてオフスクリーンサポートをイネーブルにする yes/noオプション。このパラメータをwnos.iniファイルで使用した場合、wnos.iniファイルで EnableLocalがyesに設定されていると、このパラメータがNVRAMに保存されます。
UnmapClipboard:すべてのセッションに対してクリップボードリダイレクトをディセーブルにする yes/noオプション。 ICAセッションとRDPセッションでは、クリップボードにリダイレクトするかどうかを指定します。EnableLocalがwnos.iniでyesに設定されていると、wnos.iniファイル内のこの設定が NVRAMに保存されます。
DefaultColor:セッションで使用するデフォルトの色深度を指定し、0=256、1=High Color、2=True Colorになります。
VUSB_DISKS、VUSB_AUDIO、VUSB_VIDEO、VUSB_PRINTER:USBリダイレクションが有効の場合に、USBデバイスが ICA/RDPUSBリダイレクションを使用してサーバにリダイレクトされるかどうかを指定し
ます。デフォルトでは、これらのデバイスは、ローカルデバイスとし
て設定されます。たとえば、ネットワークのディスクとしてUSBディスクを使用する場合、「SessionConfig=all mapdisks=yesVUSB_DISKS=no」と設定します。サーバ側のデバイス(セッションのDeviceManager上に表示される)としてUSBディスクを使用する場合、「SessionConfig=all mapdisks=no VUSB_DISKS=yes」と設定できます。
FullScreen:デフォルトの画面モードを指定します。
**SessionConfig=ALL
[unmapprinters={no, yes}]
[unmapserials={no, yes}]
[smartcards={no, yes}]
[mapdisks={no, yes}]
[disablesound={no, yes}]
[unmapusb={no, yes}]
[DisksReadOnly={no, yes}]
[MouseQueueTimer={0~ 99}]
[OffScreen={no, yes}]
[UnmapClipboard={no, yes}]
[DefaultColor={0, 1, 2}]
[VUSB_DISKS={yes, no}]
[VUSB_AUDIO={yes, no}]
[VUSB_VIDEO={yes, no}]
[VUSB_PRINTER={yes, no}]
[FullScreen={no, yes}]
[Resolution={default, vga_resolution}]
[DisableResetVM={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
Resolution:セッションの解像度を指定します。たとえば、640 X 480など(サポートされる解像度を参照してください)。
DisableResetVM:DisableResetVM=yesに設定すると、「ResetVM」機能をディセーブルにします。デフォルトでは、この機能は VMware Viewや Citrix PNAなど、サーバ側によって制御されます
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
SessionConfig:すべての ICAセッションに対する、任意指定の接続パラメータの ICAデフォルト設定を指定します。
desktopmode:ICA PNAgentログインを使用する際に、ICAが公開しているデスクトップの表示モードを指定します(デフォルトは、PNAデスクトップアプリケーションのフルスクリーンモードです)。
mapdisksunderz:Zドライブにディスクをマップするかどうかを示すyes/noオプションで、デフォルトのドライブ文字を置き換えるドライブ文字を指定するための値を持ちます。たとえば、MapdisksUnderZ=Xとすると、ディスクはすべてZドライブではなくXドライブになります。
mapdisksunderz=yesは、mapdisks=yesの場合にのみ有効です。
(注)
DiskMapTo:ディスクを文字シーケンスにマッピングするよう指定します。
文字のシーケンスは DiskMapToによって使用できます。各文字は1つのディスクに順番にマッピングされます。たとえば、RTNMがシーケンスの場合、Rが最初のディスクにマッピングされます(WTOSではD:/)。Tは2番目のディスク(WTOSではE:/)にマッピングされ、以降も同様にマッピングされます。「a」から「y」および「A」から「Y」の文字だけが使用できます(すべての小文字は大文字に変更されます。その他
の文字はスキップされ、重複する文字は無視されます)。た
とえば、#GGefZzedAF1JaEは GEFDAJにマッピングされます。セッションにマッピングされるディスクの数は、提供さ
れる有効な文字の数により異なります。文字が指定されなかっ
た場合は、デフォルトのドライバ文字を使用して、すべての
ディスクがセッションにマッピングされます。
(注)
OutBufCount:ICAサーバとクライアントの出力バッファカウントを指定します(デフォルト値は 0x2cです)。
SysMenu:シームレスウィンドウのタスクバーボタンを右クリックする際のシステムメニューモードを指定します。 remoteの場合、システムメニューはリモートサーバのものになり、そうでない場合はローカ
ルメニューになります。
SessionReliability:セッション信頼性をイネーブルにするyes/noオプション。
**SessionConfig=ICA
[desktopmode={fullscreen, window}]
[mapdisksunderz={no, yes, A-Z, a-z, A:-Z:, a:-z:}]
[DiskMapTo=a character sequence]
[OutBufCount=count]
[SysMenu={remote, local}]
[SessionReliability={no, yes}]
[ondesktop={no, yes, all, none, desktops,applications}]
[ProgressiveDisplay={no, yes}]
[BranchRepeater={no, yes}]
[DisableIcaPing={no, yes}]
[AudioQuality={default, high, medium, low}]
[USBRedirection={ ICA|HDX}]
[CGPParseMessageLen={yes, no}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
ondesktop:デスクトップに接続アイコンを表示するためのオプションを指定します。
• AutoConnectListが PNLiteServerステートメントに設定されていると、AutoConnectListパラメータに設定されたすべての接続がデスクトップに表示されます。
•デフォルトは noで、ondesktopのプロパティはサーバで管理されることを意味します。ただしその場合でも、接続はConnectManagerリストと PNAメニューリストに必ず追加されます。
• no以外の場合、接続はローカルのゼロクライアントで制御されます。接続アイコンがデスクトップに表示されないように設定され
ていると、接続アイコンは Connect Managerリストにも PNAメニューリストにも追加されません。
all:yesと同じで、すべての接続がデスクトップに表示されます
none:どの接続も表示しません
desktops:接続のみをデスクトップに表示します
applications:アプリケーションのみを表示します。接続は ondesktop_listとして処理されます。たとえば、ondesktop="word; excel"と設定すると、「word」および「excel」アプリケーションのみが表示されます。
CGPParseMessageLen:フルパッケージを受信する前にCGPに着信ストリームを分析させる yes/noオプション。デフォルトでは、CGPはストリームを解析します。
ProgressiveDisplay:ICAで Progressive Displayサポートをイネーブルにする yes/noオプション。
BranchRepeater:Reducer V3と High Throughputを含むブランチリピータ機能をイネーブルにする yes/noオプション。
DisableIcaPing:pingをディセーブルにする yes/noオプション。デフォルトは noです。
AudioQuality:ICAセッションの音質を指定します。
音声シナリオには medium音質を推奨します。例:SessionConfig=ICA AudioQuality=high
(注)
USBRedirection:usbデバイスリダイレクションのチャネルを選択するオプション。デフォルトは ICA|HDXです。古い設定の「device=vusbtype={HDX}」をこのオプションに置き換えるよう推奨します。
(続き)
**SessionConfig=ICA
[desktopmode={fullscreen, window}]
[mapdisksunderz={no, yes, A-Z, a-z, A:-Z:, a:-z:}]
[DiskMapTo=a character sequence]
[OutBufCount=count]
[SysMenu={remote, local}]
[SessionReliability={no, yes}]
[ondesktop={no, yes, all, none, desktops,applications}]
[ProgressiveDisplay={no, yes}]
[BranchRepeater={no, yes}]
[DisableIcaPing={no, yes}]
[AudioQuality={default, high, medium, low}]
[USBRedirection={ ICA|HDX}]
[CGPParseMessageLen={yes, no}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
SessionConfig:すべての RDPセッションに対する、任意指定の接続パラメータの RDPデフォルト設定を指定します。
MaxBmpCache:ビットマップキャッシュの最大数を指定します(RDPセッションのメモリ使用量に影響があります)。
DefaultColor:自動(0)、16ビット(1)、32ビット(2)のいずれかのオプションを指定します。
EnableNLA:RDP7でネットワークレベルの認証機能を使用するためのyes/noオプション(デフォルトは yes)。(Build 7.0.0_30で導入)
ForceSpan:RDPのマルチモニタ機能をディセーブルにする yes/noオプション。デフォルトは noです。
EnableTSMM:RDP7マルチメディアリダイレクトをイネーブルにするyes/noオプション。デフォルトは yesです。
EnableRecord:ローカルからの記録の RDP機能をイネーブルにするyes/noオプション。デフォルトは noです。
USBRedirection:usbデバイスリダイレクションのチャネルを選択するオプション。デフォルトは TCXです。
シスコ VXC 2112/2212は TCXをサポートしません。
重要
RDPScreenAlign4:RDPScreenAlign4=yesとすると、強制的に RDPセッション幅を 4ピクセル単位に揃えます。デフォルトは noです。
例:
SessionConfig=RDP MaxBmpCache=1024 DefaultColor=1 EnableNLA=yesForceSpan=yes EnableTSMM=no EnableRecord=yes EnableRFX=noRDPScreenAlign4=no
オプション「WallPaper」、「Dragging」、「Animation」、「Theme」は、RDP experienceを設定できます。デフォルトは yesです。
**SessionConfig=RDP
[MaxBmpCache={128~ 1024}]
[DefaultColor={0, 1, 2}]
[EnableNLA]={no, yes}]
[ForceSpan={no, yes}]
[EnableTSMM={yes, no}]
[EnableRecord={yes, no}]
[USBRedirection={TCX, RDP}]
[RDPScreenAlign4={yes,no}]
[WallPaper={yes, no}]
[Dragging={yes, no}]
[Animation={yes, no}]
[Theme={yes, no}]
TCP接続の再送信回数を設定します。このオプションのデフォルト値は 5です。
TcpMaxRetransmission={2~ 12}
yes/noオプションによって、一度に1つだけ接続を起動するかどうかを指定します。
**UniSession={no, yes}
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)
説明パラメータ
* グローバルは同じ名前のユーザプロファイルを上書きします
** ログオフ後に、ユーザプロファイルはグローバル値に戻ります
VDIBroker:VDIブローカサーバ(httpと httpsの両方をサポート)を指定します。 vdi_broker_urlが httpまたは httpsで始まっていない場合、使用されるデフォルトプロトコルは httpです。 https接続の場合は、1つの URLのみが使用できます。
VDIBrokerパラメータ値が変更されると、ゼロクライアントは新しいサーバに再接続できるようにユーザへの通知なしでリ
ブートします。
注意
AutoConnectList:VDI/VDMログインを使用している場合、自動的に起動される VDI/VDMホストを指定します。値が *の場合は、すべてのVDI/VDMホストが自動的に接続されます。
VDIBroker=vdi_broker_url[AutoConnectList={*|host1;host2;host3…}]
Virtual Centerサーバ(httpと httpsの両方をサポートするもの)を指定します。 virtual_center_urlが httpまたは httpsで始まっていない場合、使用されるデフォルトプロトコルは httpです。
INIファイル内の VirtualCenterが元の URLと異なる場合、ゼロクライアントは新しい URLを有効にするためにリブートします。
注意
Virtual Centerの機能をイネーブルにできるのはこの設定だけです。
(注)
VirtualCenter=virtual_center_url
VNCPrompt:ユーザへのVNCのシャドウイングプロンプトをイネーブルにするかどうかを指定する yes/noオプション(VNCPromptを yesに設定すると、VNCのシャドウイングが始まる前に常にプロンプトが表示され、ユーザはシャドウイングを承認または拒否します。VNCPromptを noに設定すると、ユーザはシャドウイングの承認も拒否もできません)。
Accept、Reject:クライアントデスクトップがシャドウイングされるまで、ユーザがVNCシャドウイングプロンプトを承認または拒否する必要のある期間(秒単位)を指定します。
ViewOnly:シャドウイングされているデスクトップを参照できるユーザを、シャドウイングをしているユーザに限定するかどうかを指定する
yes/noオプション(キーボードイベントやマウスイベントで、シャドウイングされているゼロクライアントに干渉することはできません)。
ActiveVisible:VNCセッションが終了したら、VNCセッション終了通知を表示するかどうかを指定する yes/noオプション。
**VNCPrompt={no, yes}
[{Accept, Reject}={10~ 600}(秒)]
[ViewOnly={no, yes}]
[ActiveVisible={no, yes}]
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WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ接続設定(wnos.ini および username.ini ファイル)